この界隈で美味しいつけ麺を食べるなら･･･。 : 大勝軒 千代原口店

【2017年5月7日　再訪】

久しぶりの大勝軒さんです。
以前のレビューの頃から、席のレイアウトが変わっていて、
入口側のカウンター席をつぶして４人掛けのテーブル席２組を配置されていました。
これだとお客さんは多めに入れるでしょうが、
店員さん、お客さんともに、奥のカウンター席に移動するのはひと苦労です(笑)。

今回も濃厚つけ麺220gをあつ盛りでいただきました。
ドロリとした濃厚な味わいは以前と変わらず、美味しいです。
削り節がデフォルトで入っていますが、嫌な粉っぽさは感じません。
以前は肉味噌が机上に置いてあってこれをたっぷり入れて食べていましたが、
これはもうなくなっているようでした。
う～ん、残念です。
麺はつけ麺にはめずらしく多加水の中太タイプ。
つるつるしこしことした食感ながら、つけ汁が濃厚なので、よく絡みます。

この界隈で美味しいつけ麺を食べれるお店はあまりないので、
やはりこの大勝軒さんは存在感がありますね。
ごちそうさまでした。

【2014年11月6日　再訪】

息子と２人で大勝軒へ。
つけ麺好きの息子はここのがお気に入り。
これまで私は元祖つけ麺と中華そばを食べてきましたが、
息子オススメの濃厚つけ麺880円（税込）だけはまだ食べたことがなかったので、
それに狙いを定めて行ってきました。

注文するときに失敗したと思ったのは、あつもりを指定しなかったこと。
これでは冷え冷え問題が残ってしまう悔やむも後の祭り。
あきらめて冷もりでこの濃厚つけ麺をいただきました。

このつけ汁は魚介系のかなり濃厚なもの。
最初から削り節が入っていますが、机上にある削り節を追加してさらに濃厚にすることもできます。
いつものように辛味という名の肉味噌をたっぷり入れていただきましたが、
その濃厚さゆえに、麺を入れて食べると「つけ麺」というより
「和え麺」とも言えるくらい麺との絡みがすごい。
それゆえこのつけ汁の濃い味を存分に楽しめます。
あまりの絡みのよさのため、最後にはつけ汁が少し足りなくなってしまいました（笑）。

意外だったのは、つけ汁が冷えても美味しくいただけたこと。
つけ麺の冷え冷え問題をずっと気にしてきましたが、
こういう濃厚タイプのつけ汁は、冷えてもそれなりに楽しめるものかもしれません。
まっ、麺自体も美味かったし、好条件が重なったとも言えるかな。
冷もりにしてしまってガッカリしていましたが、新しい気づきを得られたかも…。

美味しかったです。
ごちそうさまでした。


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【2014年7月13日　再訪】

久しぶりに大勝軒さんに行ってきました。
つけ麺を食べたいという家内のリクエストに応えてのことですが、
今回私は、中華そば並680円をいただきました。

スープは魚介系醤油味。
結構オイリーです。
魚介の出汁がよく効いていますが、なんとなくまったりとした味です。
そこに机上に置いてある「辛味」という名の肉味噌を投入すると、
辛さが加わるだけでなく、スープが引き締まります。
私にはこの「辛味」を投入して、ちょうどいい感じですね。

麺は低加水の中太ストレート麺。
細麺にもできるようですが、オーダーの際にいい忘れました。
トッピングにはチャーシュー、ネギ、メンマ、海苔といった
中華そばのスタンダートとも言える具材が並んでいます。
でも、チャーシューはパサパサしていて、旨味はイマイチ感じられませんでした。
やわらかさもやや乏しいので、麺との絡みもあまりよくないようです。
肉味噌もスープの味を変えるにはいいのですが、
肉そのものはあまり質の良いものとは思えず、ちょっと残念でした。
つけ麺に投入していた時はそれほどこの肉質のことが気になりませんでしたが、
お客さんが好きなだけ入れてしまうので、
もしかしたらちょっとクオリティを下げてしまわれたのかもしれません。

そんな私を尻目に、家内は美味しそうに元祖つけ麺を頬張っていました。
このお店でいただくのは、やはりつけ麺＆あつもりなんでしょうね。

ごちそうさまでした。


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【2014年1月某日】

いつも腹を空かせて営業活動に邁進していた東京勤務時代。
いつまで東京勤務でいるのかわからない会社なんで、
「ここにいるうちに美味いもんを食べ尽くしとかな」
と焦りながら、雑誌を片手に池袋の大勝軒に行ったことがあります。

その大勝軒が2013年9月、京都の千代原口に出店。
京都市西部に居を構える私としては、絶好の場所です。
これまでも京都駅の拉麺小路に出店されていましたが、
並ぶのが大嫌いな私は、そもそも拉麺小路にあまり近づきません。
「ここならいつでも行ける…」と思っていたら、
結局全然行く機会が訪れないまま今日に至っておりました。
観光地もラーメン屋も「いつでも行ける」と思っているといつまでも行かないものなんですね（笑）。

そんな大勝軒さん。
開店から半年経って、やっとこさの訪問です。
思い出しましたが、この場所はその昔、CoCo壱があった場所ですね。
車は近くの千代原口パーキング（かなり大きい）に止めておけば、
１時間の無料カードをいただけるので、時間を気にせずにいただけます。

お店に入ると、まず券売機がお出迎え。
大きく分けて、濃厚つけめんと元祖つけめん、中華そば、味噌ラーメンがありますが、
ここはもう、昔を思い出したいということで、元祖つけめんを選択。
といって、もう池袋の大勝軒の味は完全に記憶から消え去っていますが…（笑）。
一番奥のカウンター席に座り、「あつもり」で出してもらうようお伝えしました。

到着を待っている間、席の前に貼り出されている『つけ麺のルーツ』をしみじみと読んでおりました。
（現物の写真もアップしています）
私が人伝に教えてもらっていた通り、
つけ麺はそもそもまかない食であったこと。
よって、つけ汁が冷めてしまった状態で食べるのが当たり前であることが書かれています。
私が常に問題視している「冷え冷え問題」に対して、大前提を突きつけられる文面です。
そして続けて書かれているのが、京都の人からアツアツで食べたいという要望が多かったので、
より美味しく食べてもらいたいという思いから
つけ汁をアツアツの状態にして出すようにしたとのことが書かれています。
厨房を見ていると出す前に電子レンジでつけ汁を再度温め直してから出されているようです。
これに加えて私は「あつもり」で注文しましたので、
これなら私の「冷え冷え問題」はクリアしてくれることでしょう。

さて、前文が長くなってしまいましたが、元祖つけめんが到着です。
「元祖つけめんのおすすめの食べ方」という貼り紙には
別売の生卵50円を追加してその溶き卵にくぐらせてからつけ汁に入れて食べるとありますが、
先日の徳島ラーメンで生卵入りのラーメンを食べてまもないこともあり今回はパス。

そのつけ汁は酸味が強めでオイリー。
魚介系のようですが、あまりトゲトゲしくない味です。
どちらかというと甘みを感じるような…。
これに「辛味」と書かれた壺に入っている唐辛子と挽き肉を合えたものを加えると
いい感じでピリ辛味になります。
つけ汁にはチャーシューの切れ端みたいなのが入っていますが、ほとんど存在感なし。
つけ汁の肉感はこの「辛味」の挽き肉を入れないと無に等しいでしょうね。
そういった点でも、この「辛味」はたっぷり入れてつけ汁の味を整えるのがよいと思いました。
その調整を加えたうえで、このつけ汁はとても美味しいと感じました。

また、同じく机上に置かれた壺に「削り節」というのがありますが、
これを入れると魚介の風味がさらに増すので魚介好きな人はマストでしょうね。
私的には自分で調整できる余地が残されているこういったスタイルのほうがありがたいです。
食べている途中でつけ汁の味に変化をつけれますしね。

つけ汁の具材には、前述のチャーシューの他に、メンマ、なると、ねぎが入っています。
当初はもやしナムルも入っていたようですが、価格高騰により今はなくなっています。
麺は太麺。あまりコシは強くないように感じましたが、
つけ汁との相性はよかったです。
これは断然太麺が合うでしょうね。

食べ終えた印象はかなりよかったです。
つけ麺を苦手としている私ですが、最後までアツアツで食べれましたし、
つけ汁の酸味と甘みと辛味のバランスの良さがクセになりそうです。
池袋で食べた大勝軒はそんなに美味いと思ってはいなかったはずですが、
今回食べた元祖つけめんは私にはとても美味しく感じました。

きっとこれからも利用させてもらうことでしょう。
ごちそうさまでした。