地元の人も太鼓判の居酒屋さん : 満潮

外観
高知駅南部の繁華街にあり、周囲は飲み屋さんなどが多いにぎやかな地域にあります。
最寄り駅は土佐電鉄の蓮池町通電停から徒歩5分ほど、JR四国高知駅からでも徒歩12分ほどです。
暖簾や看板などに店名が書かれ、お店自体がライトアップされているので、見つけるのは比較的カンタンです。
壁に書かれた貝のイラストが一番の目印かも知れません。

駐車場
観光客などで立ち寄られる方もいると思うので、駐車場の情報を載せておきます。
お店に専用の駐車場はありませんが、周辺は繁華街なので、コインパーキングが点在していますし、お店の2軒ほど隣にもありました。

店内
昔ながらの居酒屋っぽい雰囲気で、ほっとできるような空間です。
各席は掘りごたつになっていて、余計に一息つける感じです。
席は1階と2階があり、全80席とかなり広めです。

メニュー
コース料理が設定されており、全4コースとなっています。
価格により伊勢海老が付いたり、焼物の貝の種類が違うなどがあります。
単品料理での注文もすることができます。
貝や伊勢海老など海産物を、焼物、刺身、揚物などで頂くことができます。

竹コース
お通し
中間に当たる竹コースを予約注文しておりました。
お通しは、つぶ貝の煮貝と蟹豆腐です。
つぶ貝は鮮度良いためか、スルッと中身が取れ、蟹豆腐は蟹味噌の風味がギュッと閉じ込められていて美味です。

刺身
鮑、鰹、白身2種で、刺身の盛り合わせのような感じです。
鮑はサイズは小さめですが、非常に柔らかく、旨味がギュッと詰まっています。
コリコリとした食感で、お酒も進んでしまいました。
鰹の刺身は苦手なのですが、高知で食べるのは別物です。
血生臭さも無ければ、舌に纏わりつくような食感で、鰹の美味しさを実感させてくれます。

海賊焼き
竹コースは全8種類の貝を味わうことができます。(※画像は2人前です。)
とこぶし、サザエ、あさり、牡蠣などです。
テーブルに設置されたガステーブルで焼いていきますが、好きな具材を好きなタイミングでのせることができます。
店員さんは頃合いを見て、「それ大丈夫」とか「周りの色が変わったらね」など、アドバイスをしてくれるので安心感があります。

海老
刺身で食べられる海老ですが、焼いて食べると独特の香りが良い感じです。
新鮮な海老は殻までバリバリと食べられるくらいに柔らかいです。

とこぶし
鮑ほど風味はありませんが、コリコリとした食感と貝独特の美味しさがあります。

アサリ
焼かれて旨味たっぷりな汁が美味しいです。
皿のそこに敷かれていますが、けっこうな数がありました。

牡蠣味噌焼き
細かく切られた牡蠣と味噌を和えた焼物です。
葱を合わせた味噌は甘辛く、火で若干焦げた感じが絶品で、非常に良いお酒のおつまみです。

イカ
タレにつかったイカを豪快に網で焼いていきます。
味噌焼き同様に、焼けた感じが美味しいですし、非常に柔らか食感で何も付けなくても十分美味しいです。

長太郎
お店の方が「長太郎、長太郎」と言われるので、何のことかと思ったら、高知独特の呼び名の桧扇貝(ヒオウギガイ)でした。
身は小振りですが、甘みがしっかりとあって美味しいです。
桧扇貝から出る出汁で、葱を炊いたものです。
これが絶品で! 葱と出汁の旨味が合わさり、クタクタになった葱は非常に美味しいです。

さざえ
オリジナルの醤油仕立てのタレを入れて焼いていきます。
焼いた後でも、苦味が出ることなく、最後まで美味しく食べられます。

貝めし
締めは貝めしと、お味噌汁、お新香です。
お新香は出来合いのもののようですが、味も食感も美味しいです。

お味噌汁はしじみで、あっさりとした味が〆として最高です。
貝めしはアサリの汁で炊かれており、磯の風味をたっぷり感じることができます。
炊き具合なども良く、最後までホッコリさせてくれる一品です。

デザート
コースの最後には、梨と梅ゼリーです。
梅のゼリーが、酸味と甘さがちょうど良く、これも非常に良い合わせでした。

青さの天ぷら
天ぷらの衣が非常に薄く、火の通りも非常に良い感じです。
青さも十分過ぎるほど使われていて、風味が立っていて美味しいです。

鰹たたき(塩)
高知名物の鰹のたたきで、お店ではポン酢と塩があるので、聞き慣れない塩を頂きました。
たたきには葱、玉葱が添えられ、スライスニンニクは好みでいっしょに食べます。
藁焼きされた鰹は香ばしく、刺身との違いがまた楽しいです。
塩麹がのせられ、鰹の旨味と絶妙な塩加減が、さらにお酒を美味しくさせてくれます。

レビュー
絶対!!!!また来ます!!!!