バンドマンの彼とは別人シェフ（続） : 洋食 ふたみ

【再訪　2016,4】
この日は、予約して同僚とランチで伺いました。
目当ては、仔牛のカツレツ（チーズのせ）とポークソテーです。
ＡとかＢのランチセットもあったのですが、この店の自慢らしき肉料理系をいただきたい旨を
電話でお伝えして行きました。

昼間の土曜日の逗子は表通りも裏通りも大渋滞で、店に行き着くまでが大変でしたが、何とか
予約時間に間に合いました。

店の一番奥のテーブルに案内されて、予約のメニューをお願いします。
ここは、ランチタイムになると、味噌汁とご飯の和食セットとスープ＆ライスorパンの洋食セ
ットのいずれかをつけることができます。

我々は、揃って洋食セットでお願いしました。

先ず、本日のスープはカップに入ったコンソメです。
塩加減は程よく、飲みやすいですね。

十分近く待って、仔牛のカツレツが来ました。
オーブンで仕上げたそれは、チーズがカツの上で溶けて非常に美味しそうです。
お皿の縁に沿って、ドミグラスソースが敷かれています。

早速いただきましょう。

肉はしっかり叩かれていて柔らかいです。
ソースと絡めていただきますとかなり豊かな味わいが広がります。
そもそも仔牛は淡白な肉ですから、揚げた目の細かいパン粉やチーズ、コッテリ系のソースで
もフィットするのですね。
塩・胡椒が優しいので、塩分を気にする方でも大丈夫な味わいです。

相方のポークソテーは和風の（醤油系の）玉葱を炒めたソースが絡み、肉の味わいを引き立て
ております。

２～３切れをシェアしていただきましたが、ご飯がどんどん進みます。
ライスは１皿までお代りしても無料らしいのですが、中高年は食べ過ぎ注意です。
ここはぐっとこらえて我慢します。
でも、最後はけっこうお腹いっぱいになりました。

食後にコーヒーを追加注文してゆっくりいただきました。

満足度は高かったですね。
この店は、リピートして、また別のメニューを注文してみたいです。
ハードロッカー・シェフの優しいお味を楽しみに･･･。

ご馳走様でした。


【初回レビュー】
どこの町の洋食屋さんも、その数が少なくなって久しいですが、逗子界隈にしてもイタリアン
やイアリア系ワインバー、ピッツェリアなどは増える一方、スタンダードな洋食屋は希少です。

こちら、「フタミ」さんは店頭でポークカツやコロッケの揚げ前のものをテイクアウトできる
窓口を持つレストランです。

こちらのシェフは、趣味がバンド音楽だということですが、厨房に居て調理する姿からは想像
できませんねぇ。
つい先日、久里浜のライヴカフェ『たねや』で女性ボーカルをフューチャーしてツェッペ
リンやオリジナル曲を前後各小１時間やっておられましたね。

凄いパワフルな演奏でしたよ！
歌は勿論、ギターもドラムスもベースも切れ切れで良かったなぁ。
とても中高年バンドとは思えない乗り･･･。
そのサウンドが懐かしくもあり、ハード系な演奏スタイルは一発で好きになりましたよ。

さて、この日は昼飯を食いそびれての帰宅途中で、どうせ晩飯は夜遅いはずだから、我慢の
限界を越えてしまったので立ち寄ることにしました。

夕方18:00はまだ誰もお客様はおらず、一人客のパラは入口から２つ目のテーブルに案内さ
れました。
見れば、私より奥のテーブルは全て予約席で埋まっておりますから、フリで着席できただけ
でもラッキーだったのかも。

メニューを眺めているうちに女性フロア担当（奥様かな？）から「ステーキなどもできます。
それはこちらのメニューで･･･」と見せられました。
が、「今日は軽く行きたいので。」とお断りしてオムライス&蟹クリームコロッケ¥1240を
お願いしました。
（これって、軽いとは言えないジャン♪）

ハード系のバンドミュージックをファイト溢れるスタイルで奏でる彼はどんな料理を提供し
てくれるのでしょう。

　＊本日のスープ･･･セットで付いているんだそうです。トマトクリームのスープということ
　　　　　　　 　ですが、具沢山で自家製のクルトンもサクサクの食感が好ましい。
　　　　 　　　　お味は極めてファミリアで塩分濃度もウェルバランスだと思います。

　＊オムライス･･･玉子が分厚い。薄いペラペラなものより数段良いと思いますが、もう少し
　　　　　　　　 トロッと仕上げてもらっても良いかなと思いました。
　　　　　　　　 中のケチャップライスの味は甘過ぎず強過ぎずよい塩梅でマッシュルーム
　　　 　　　　　や他の具材も程よく入っています。
　　　　　　　　 かけられたケチャップを伸ばしていただきました。

　＊蟹クリームコロッケ･･･揚げたてサクサクで中のコロッケはクリーミーと言うよりしっか
　　　　　　　 り系です。俵型ではなく手でこねた形がそのまま揚がっている感じ。
　　　　　 　　　しかし、この形は短時間で芯まで火を通すにはよい形なのでしょう。
　　　　　　　　 味は嫌いじゃない。程よく蟹の身も見え隠れしており美味しいですね。
　　　　　　　　 ささやかながら、トマト一切れと葉野菜のサラダが付け合わせに盛られて
　　　　　　　 　おります。

次回来店時は、ハンバーグやソテー系、あるいはポーツカツなど注文してみようかなと思わせ
てくれるクォリティでしたね。

スタンダードな洋食を食べさせてくれるお店は意外に少ないので、ここは貴重です。
ご馳走様でした。