おせちもイイけど、カレーもね！ : カレーハウスデリー

♪年ぃ～のはぁじめの験しぃとてぇ～

2018年、明けましておめでとうございます！なのであります。
m(_ _)m
本年も小生の拙いレビューにお付き合い頂けると嬉しいのであります！

さてさて本年一発目のレビューは？
小生のパイセン！デリーさんなのであります。
何ゆえデリーさんなのか？
小生の｢正月ルーティーン｣の一つに｢3日の初買い｣があるのであります。
今年は、甥っ子も3日からバイトが入っていて、一人寂しく？初お買い物⤵️でありますが、仕事用の靴を求めノクチへ参った次第。
首尾よく正月特価で購入し、意気揚々の帰りでありますが｢お腹がペコペコ～！｣なのであります。
おせちやお酒を散々｢鯨食鯨飲！｣
｢何か刺激的なお昼を・・・｣と思案しているところへ、デリーさんの｢営業中｣の札が目に入ったのであります！
｢そうだ！おせち疲れの胃にカレーで喝！｣
｢おせちもイイけど、カレーもね！｣
ヒデキ兄さんの笑顔が脳裏を掠めるのであります。

正月3日から営業されているデリーさん。
往年のCMを知らない若い人たちが、両親からDNAを受け継いだが如く本能的？に来店するのであります！
そして注文は｢カツカレー｣
無論小生も｢カツカレー｣なのであります。(笑)

ステンレス？アルマイト？食器の輝きに相反する｢漆黒のルゥ｣
香り立つスパイスの刺激が小生の胃を食欲を掻き立てるのであります！
サッくりカツにカレールウ♪
デリーさん、49年目の新春を寿ぐ小生なのであります！

想いで備忘録(武蔵溝ノ口編)

デリーさんは｢お兄さん｣だったのであります！
生き別れの？異母兄弟!?
デリーさんを知って、早！30年近く。
今になって知った事実なのであります！
何が？って、アラフィフの小生と｢お店の開業が一年違い｣って事で、デリーさんが｢一つ年上のお兄さん｣って事なのであります。

ひとつ場所(エリア)で約半世紀！
これはも、これはもう！｢老舗｣と呼んで良いのであります！

店内にさりげなく飾られた写真には｢昭和｣の時代の｢東急溝の口駅前｣の様子が～(お店の前で写されたマスターご夫妻の写真も)
そうです！当時は、今のKFCの手前、丁度横断歩道の辺りにお店があり、駅前再開発で交番の辺りに移転、そして現在の場所に落ち着いたのであります。
再開発前、南武沿線道路は、途切れていて、高架下に沿って、戦後の闇市から始まった｢西口商店街｣の細い路地と商店が並び、KFCと東急ストアの間を大山街道方向へ抜ける道路はなく、吉野家方向の東急線高架をくぐってきた道は、武蔵溝ノ口駅前で大きく｢逆への字｣にカーブして、今の餃子の王将の前を通り南武線沿いに進むのでありました。
現ペデストリアンデッキの下には、国鉄武蔵溝ノ口駅と東急溝の口駅を結ぶ｢ヤストモストアー｣があり、通り抜けできる通路は、雨の日などは、何気に便利～
両側に並ぶお店は、文教堂の支店、スギザキ時計店の支店、お茶屋さん、立ち食いそば屋etc…
国鉄武蔵溝ノ口駅前にはバスの発着所(現交番辺り)があり、直ぐに狭い道の商店街が始まっていたのであります。(現スギザキ時計店は、昔とほぼ同位地。)

商店街の入口左脇には、天津甘栗のスタンド、入ってすぐ右には、毒蝮三太遊がCMをやっていた｢味の大関｣(246切通し交差点近くと津田山駅前に店舗がありました。)
スギザキ時計店の手前には、ペットショップ。(火事で焼けてしまいました。)
マルエツがあった十字路、現ハイブキヤのところには、おもちゃ屋さん、その後文教堂に。
その向かいには小さな喫茶店。(川崎駅ビルで売られていた｢ダニエルのお好み焼き｣とほぼ同じ、持ち帰りお好み焼きが美味しかったぁ～)
現ドンキホーテは、サンバード長崎屋、天丼てんやのところは、イトーヨーカ堂が二棟(小生が初めてハンバーグステーキを食べた、不二家スナックパントリーは、ここにありました。)
牛丼松屋のところには、確かスーパーツネマツ。
今でも朧気では、ありますが覚えているものなのであります！
南口に目を向ければ、バスロータリーと商店が少しあるだけで今ほど拓けておらず、正に｢駅裏｣
武蔵溝ノ口駅前を通勤や買い物で見てきた人間には、ここ20年の変貌ぶりに驚くばかりなのであります！

しかし、｢変わりゆく街｣に対して｢変わらない味｣
デリーさんのカレーは、30数年前に初めて食べてから変わらない味なのであります！
具材がない(溶け込んだ？)黒み掛かったルゥは、もったりドロリとしてスパイシー。
おうちカレーともレトルトとも違う｢専門店のカレー｣なのであります！
値段こそ変わりましたが、店内の雰囲気も変わらぬ｢昭和｣の面影…
BGMには、昭和歌謡が流れ、カウンターに置かれた新聞とマンガ雑誌、店頭の食品サンプル、そしてステンレスの洋食器で供されるカレー♪

昭和43年の開店との事ですので、今年で開店49年？
来年には、開店から半世紀！50年なのであります！
マスターもかなりお年を召されて、後継者もいらっしゃらないようでありますが、開店50年に向けて、今しばらく頑張って欲しいのであります！