武蔵新城アーケード付き商店街の老舗大衆そば店 : 竹屋

2016年9月10日(土)昼11時45分頃に訪問。

お店は川崎市のＪＲ南武線「武蔵新城」駅から南へと続く
アーケード付きの商店街の中に有ります。
お店の外観からして、昭和の雰囲気が漂っています。

入口正面突き当り奥が厨房となっており、入口左手すぐには
二階へと上がる階段がありますが、二階席は未確認。
一階の客席はテーブル席が２人用が３卓と４人用が４卓、
左手には４人用の小上がり席が２卓有りました。

先客は２人、後客は１０人以上。
ホール係は女性２人ですが、厨房内は見えなかったので、未確認です。

私が口コミ投稿する直前のお店のデータは、
口コミ件数は７件、点数評価は「３．００点」でした。
（夜利用：３．００点、昼利用：３．００点）

一人客なので、２人用のテーブル席に案内されました。
ランチタイムですが、アルコールや蕎麦前（つまみ）を
注文できるか確認すると「ＯＫ」とのことでした。
なので「そば焼酎 ３５０円(税別)」と「山かけまぐろ ７００円(税別)」
をお願いしました。

蕎麦、うどん、きしめんのメニューが揃っていました。
ごはんものも、カレーライス６５０円(税別)、玉子丼７００円(税別)、
親子丼７００円(税別)、カツ丼８００円(税別)など、安心のラインナップ。
かつ丼は「竹 ８００円(税別)」と「松 １，０００円(税別)」の２種類が
ありますが、これはたぶん、他の蕎麦店だと「並」と「上」に該当するかと。
うなぎ丼も同じですが、並と上の違いは、とんかつやうなぎのボリュームの
違いを指していて、材料の善し悪しには関係が有りません。
かつ丼の上とか、親子丼の上、うなぎ丼の上は、並に比べて、とんかつや
鶏肉の玉子とじ、うなぎの量が１．５倍くらい、あるということです。
これ、勘違いしている人が多いと、テレビ番組で放送していました。

蕎麦前メニューは、それほど多くはありませんでした。
てんぷら盛り合わせは、１，５００円(税別)からと、ちょっと高額です。
最安値はお新香の３５０円(税別)。
かつ丼が８００円なので、「かつ丼の頭」を注文しようかと悩みます。
かつ丼のご飯抜きなので、７００円くらいかなと思いましたが、
メニューに書いてある「山かけまぐろ ７００円(税別)」にしたのです。
すると、なんていうことでしょう。
壁に貼られたメニューに「かつ煮 ６００円(税別)」と有るではないですか。
冷奴２５０円(税別)、月見とろろ４００円(税別)、焼肉６５０円(税別)
などと、結構、蕎麦前メニューが有りました。
メニューは、じっくりと見回したり、女将さんに聞いた方が良いと
いう結論になりました。


そば焼酎は、蕎麦湯割りで提供されました。
ただ、蕎麦湯が透明なのが、ちょっと残念。
まぐろの山かけは、まぐろの大きな切り身が５切れ。
写真だと分かりにくいかもしれませんが、結構なボリュームがありました。
でも、「まぐろ刺身 １，０００円(税別)」は、蕎麦店としては、高級品
だと感じました。（注文はしていないけど）
個人経営の蕎麦店だと、アルコールを注文すれば無料のお通しが
提供されるのが普通ですが、こちらのお店では「高菜のピリ辛」が
小皿で提供されました。

テレビは無くて、二階へと上がる階段に大きな古めかしいラジカセが
設置されていました。
小さな子供連れの家族客や、年配の男女の一人客、２５歳くらいと思しき
青年は天ざるを注文するなど、お客さんの層は実に様々でした。
もりそば５００円(税別)を食べる年金生活と思しき男性客が、
焼酎を飲んでいる私を恨めしそうに眺めますが、怯みません(笑)

追加でそば焼酎をお願いしました。
店内で酒を飲んでいるのが私だけというのが、気がひけます。
でも、なんとも思わない気持ちが、勝ちました。

〆の蕎麦は、「たぬきそば ５５０円(税別)」です。
こちらのお店は、そばもうどんも、自家製だと女将さんが言っていました。
まあ、きしめんも含めて、機械打ちだとは思いますが。
かけそば、もりそばが５００円(税別)なのは、平均的な値段設定。
どこ産のそば粉なのかは書かれていませんが、もりそばで１，０００円
するようなお店に比べると、はるかに庶民的で嬉しいです。
そばは、思いのほかに、コシがあるものでした。
一瞬、手打ちなのかと勘違いするほど。
そばつゆは、関東風味ですが、それほど黒くはありません。
これは、実に優しいそばつゆで、関西人でも違和感が有りません。

お客さんの層が実に多彩で、幅広い年齢層から支持されている
老舗の蕎麦店だと思いました。

この日のお会計は２，１０６円でした。
ごちそうさまでした。