スイーツの安定感が素晴らしい不二家 : 不二家レストラン 川崎京町店

川崎区京町にある不二家レストランです。

こちらの不二家は、古株でオープンして３０年以上は経過しています。定期的に内装も改装しているので、きれいですね。今の内装は、テーブル間隔もゆったりとしていて、照明も暗めの暖色系で、ちょっと高級な雰囲気です。
ガストをはじめとする低価格のファミレスが主流となり、差別化のために原点回帰でちょっと高級で特別な家族の食事を提供するファミレスに戻ったのが不二家でしょう。

駐車場も充実しており、建物の脇には高さ制限のある駐車場、裏手にも駐車場があります。

コロナの影響を受けて、入り口付近の客席を持ち帰り用の菓子類の売り場に転換しています。
持ち帰りも売れていますが、店内飲食も人気です。

いただいたのは、
■TRIPLEオープンサンドSET（１，０９０円）
セットにするとドリンクバーが付きます。
３種類のオープンサンドがハーフサイズで盛られています。
タマゴは、ピクルスを使って酸味を加えて味を複雑にしたタマゴサンドで、スライスしたゆで卵とイクラも盛ってあり、お洒落ですね。
パンは１枚の半分ですが、ちょっと厚みがあってふっくら美味しいです。
メインのオープンサンドは、厚切りベーコンのもの、目玉焼きも１個盛られ、トマトも敷いてあります。
食べにくさはありますが、半熟の黄身の味わいで食べるベーコンは間違いなく美味しい組み合わせです。
最後の１つは、生ハムとサラダです。生ハムはパック詰めのものかとは思いますが、切り出したような感じの雰囲気がある良質なものですね。
小さなカップスープが付き、コーンポタージュで粒入りです。
漬物的な箸休めにオニオンスライスがあり、ケイジャンシーズニングで味付けしてバジルも加えてあります。

■苺＆バナナのホットケーキ（９２０円）
注文を受けてから焼くホットケーキです。メープルシロップではなく、ミルキーソースでいただくことで不二家っぽさを出しています。
ホットケーキの間にはカスタードクリームが挟まっていますが、こちらの味わいは甘さ控えめにしてあり、ミルキーソースの濃厚な味わいでホットケーキを食べるように作ってありますね。
散らしてある苺やバナナもいいものが使われていて、プチ贅沢にちょうどいいぐらいのホットケーキでしょう。

■笠間産和栗のモンブラン（３９０円）
こちらは持ち帰っていただいたものです。
スポンジの上に和栗を使ったカスタードクリーム、その上に和栗ペースト入りのクリームを盛ってあります。
和栗は、栗の名産地として名高い茨城県笠間のものですね。
上品の美味しく、ハイグレードなモンブランです。


ボリュームを適度に抑えて美味しく作ってくれている料理もいいですし、本業のスイーツは安定的に美味しいですし、食事にケーキの購入にと使えるお店ですね。

川崎区京町にある不二家レストランです。

このあたりは、飲食店が多く、信号の反対側には松屋　川崎京町店、その先には元祖ニュータンタンメン本舗 京町店と駐車場を用意している飲食店が並びます。

こちらの不二家は、古株でオープンして３０年ぐらいは経過しています。定期的に内装も改装しているので、きれいですね。今の内装は、テーブル間隔もゆったりとしていて、照明も暗めの暖色系で、ちょっと高級な雰囲気です。
ガストをはじめとする低価格のファミレスが主流となり、差別化のために原点回帰でちょっと高級で特別な家族の食事を提供するファミレスに戻ったのが不二家でしょう。
それもあってか、店内では家族での食事のお客さんが多く、私が滞在している間にも２回、誕生日を祝うセレモニーがありました。微笑ましいですね。

いただいたのは、
■エアーズロックハンバーグ（９９０円＋税）
期間限定のハンバーグです。オーストラリアのエアーズロックのようにこんもりと丸いハンバーグです。
ビーフ１００％とのことですが、肉の挽き具合は細かく、丁寧に練ってあり、均質になっています。そのため、ナイフで切りやすく食べやすい仕上がりになっていますね。単価の高めに設定した豪華メニューですが、ファミレスとしてのポイントは抑えてあり、子どもでも食べやすい造りになっています。
世の中のトレンドとしては、お肉の味やボリュームで攻めてくる感じの料理が多いですが、こちらのハンバーグは、お肉ではなく、中に入るチーズが魅力です。ガストにもチーズインハンバーグがありますが、中に入るチーズの質や量も違いますね。やや白みがかったチーズはおそらく、モッツアレラが入っているのでしょう。カットすると、肉汁と共にチーズもあふれ出ます。
デミグラスソースは、やや甘さの強いもので、照り焼きソースに近いような雰囲気です。総じてしっかりしていますが、やはり、ファミレスですね。子どもでも美味しい味わいです。
付け合わせは、ベイクドポテトと人参とクレソンです。まるまる１個でボリュームのあるベイクドポテトが特徴的ですね。
・ドリンクバー
エアーズロックにはドリンクバーが付きます。
最新型の機械が導入されており、タッチパネル式です。また、ドリンクを混ぜることも機械制御でやってくれます。なので、ぶどうジュース＋カルピスソーダなどが、自分で量を調節せずとも混ぜてくれます。
また、アイスティーは、風味が良くて、やはり、こういうところが良質なファミレスですね。

■ダブルチーズのエアーズロックハンバーグトマトソース（１，０９０円＋税）
ハンバーグの素材は同じですが、酸味のしっかりとしたトマトソース仕立てになっています。それに加えて、ハンバーグの上にもチーズが１枚載せられているので、より、チーズの味が強い印象です。
トマトの酸味とチーズの相性が良く、こちらは大人向きのエアーズロックです。

■スープセット（３５０円＋税）
エアーズロックには、主食が付いていないので、こちらをいただきます。ライスとスープのセットです。
スープも立派なもので、ちょっと、繊維が残る感じで本物な雰囲気もあるスープです。

■コブサラダ（９２０円＋税）
こちらも、不二家が新開発した、ちょっと高めだけど高品質なメニューのひとつです。
野菜もたっぷり、アボカドも切りたてでいい色をしています。
味は、チキンが胡椒が効いていてなかなかの美味しさがあり、ドレッシングのスパイシーさもあって、これは大人なサラダですね。お酒を飲むときや主食を食べずにヘルシーに食事をしたいときにおすすめのサラダでしょう。

■鶏の唐揚げ（４２０円＋税）
熱々の鉄板に盛り付けられた唐揚げです。
柔らかくて、美味しいですが、「普通」って感じです。やはり、ある程度の予算をかけないとお店の個性は出てこないようですね。

■フライドポテト（２９０円＋税）
こちらも「普通」な感じのサイドメニューです。
ヘルシーにあっさりと揚がっていて、むしろ物足りなさを感じますが、一般的なファストフード店のポテトが油（脂）と塩分がが強いからで、こちらのものは良心的かつ誠実なつくりなのかと思います。


お客さんが飽きぬように短期間で限定メニューを入れ替えて、常にお客さんの注意をひいている不二家です。定番のケーキもいいですが、店内での飲食も魅力的ですね。これからも頑張って、新メニューを開発し続けていただきたいものです。

バブルの頃は、高価格帯のファミレスとしてもてはやされ、食事の後に本格ケーキを楽しめる付加価値が人気のお店でした。
その後は、時代の変化についていけず、また、不祥事問題もあり、人気が下降気味だった不二家ですが、近頃は大変人気で混雑しています。

いただいたのは、
■ハンバーグステーキ特撰ビーフシチューソースのお得なセット（１，０９０円）
ライスとドリンクバー付きでこの価格なのが驚きです。また、このメニューは期間限定のものであり、創業祭的なシリーズの第１０弾です。このシリーズは次々と魅力的なメニューを低価格で出してきます。
今回ものは、ハンバーグ＆味のしみこんだビーフシチューの肉のダブルメインの肉好きにはたまらない品です。
味は、もちろん文句の無い味わいで牛肉の脂身のところの旨さもたまりませんし、赤身のしっかりとした味わいもたまりません。また、シチューと一緒に食べるハンバーグもボリュームがあり、全部をご飯にかけてガッツリいただきたい味わいでした。

■ぶどうとおさつのミルキーソフトサンデー（２９０円）
上記セットを注文した際のみ食べられる限定デザートです。ソフトクリームはミルキー味で、カントリーマアムが少し温かい状態で添えられおり手が込んでいます。
この２種の使用は、低迷したレストラン部門ではなく、根強い人気の物販部門の主力商品をレストランでも積極的に使用することにより、レストラン部門の人気向上を狙っているものです。
さすが、不二家の定番で構成されたこのデザートは、誰にでも親しみやすいいい味しています。

■紅ずわい蟹のクリーミー焼きごはん（１，２４９円）
秋限定のドリア風の料理です。一般的に秋メニューで魚介類となると安定供給しやすい牡蠣などになるところですが、ずわい蟹というチョイスが珍しいですね。
実際の味のほうは、これがなかなか良くて、クリームソースにもダシが効いていて美味しいですし、メインのずわい蟹も結構な量が入っていて、味もちゃんとしています。脇役のまいたけも歯ごたえが感じられる大きなサイズで入っていますし、材料をけちらない豪華な仕様で作ってあるので満足感があります。
量としては、女性ならこの１品で満足でしょうが、男性だとちょっと物足りないぐらいですが、不二家は基本的にデザート付きで注文するのがセオリーでしょうから、ちょうどいい量かと思います。

■ぶどうと不二家ネクターゼリーのミルキーソフトサンデー（ドリンクバーとセットで４２０円）
こちらもミルキーソフトですが、組み合わせるのはネクターを使ったゼリーとこちらも物販部門の支援を受けてる商品です。
ネクターゼリーは、桃の繊維を感じるしっかり感でとても美味しいですね。
ぶどうが飾られていますが、このぶどうは、シャーベット状に凍っており、にもかかわらず甘みを感じるので、結構いいものを使っているかと思います。

本格洋食と物販部門の不二家ブランドを使った甘味で人気回復中の不二家です。週末になるとお店の前に結構な量の自転車が並び繁盛ぶりがうかがえます。価格もそれほどでもないので、安いファミレスに飽きた人にはぜひともおすすめしたいですね。