G系の本道 : 自家製麺屋 登夢道

今回は久方ぶりの塩ラーメン。

トッピングはいつものように『2枚/180円』のチャーシューを選択。
しかし以前はG系らしい肉厚のチャーシューだったが現在は同じ料金設定で薄手のものに変更されている。
いわゆるステルス値上げという形。

◇味玉もやしらーめん（中盛）塩 チャーシュー2枚増 ヤサイマシ/1080円

食べ終わった第一感はやはり『塩はウマい』という感想。
全体的にいつもより少しライトな気はしたが、
優しい味わいの中にもインパクトのある旨味とコクは今回もしっかり感じた。

ここはG系というスタイルを採ってはいても基本である「ラーメン」としてのスキルが高いため物量だけでない満足感が強い。
これでチャーシューさえ元に戻ればなにも言うことはない。

今回は先に藤沢【らぁめん 鴇】【うずとかみなり】を廻ったが、
『鴇』は目当ての限定に間に合わず『うずとかみなり』は臨時休業だった。

◇味玉もやしラーメン (中盛) ヤサイマシ アブラ ニンニク チャーシュー1枚増

去年、豚バラから豚肩ロースへと変更されたチャーシューだが若干仕様が変わったようだ。
また残念ながらコールしたアブラは入っていなかった。

［スープ］
ここのスープはG系最高峰に比肩するレベル。
ただ今回は背脂が目立っていていつもの魚介の旨みはそれほど感じなかった。

［麺］
歯応えに秀でたコシの強い感触はいつもどおり。

［具材］
チャーシューは以前のスタイルの方が二郎系らしく好みだ。

［感想］
個人的には料金upしてもらって構わないんで今まで通りのチャーシューが食べたい。
余談だが『登夢道』『菜良』と並んで茅ヶ崎エリアのＧ系店の一つ『自家製麺 佐藤』が急に閉店してしまった。
あそこの豚もG系らしく分厚かっただけに、
今までの登夢道のチャーシューの復活を切に望む次第である。

前回のレビューから間隔は空いたがその間もときおり来ていた。
今回は久しぶりのウィークリー訪店。
店頭はいつものように数人の並びができていた。

この一年で大きく変わった点はチャーシューの部位をバラからロースへと変更したこと。

◇味玉もやしらーめん 塩 中盛・ニンニク・ヤサイマシ・チャーシュー2枚増

個人的にはバラ肉の方が二郎系らしいもののロースに代わってもウマさと満足感は変わらない。
二郎系はまだまだ未訪の店舗も多いが、
ラーメンとしてのウマさは間違いなくG系の中で最高峰のグループにいる。

昨年末、寒川『天王家』で「塩豚骨」を口にして以来、あの味を超えるトンコツ塩味に出会うことは当面ないだろうと思っていた。
ところが立て続けに、平塚『スタミススム』の塩トンコツに驚いたのも束の間、今回はここ『登夢道』でまたも衝撃を受ける。

☆味玉もやしラーメン 塩 中盛 ヤサイチョイ増し 豚2枚増し

G系の中では過去最高峰と言っても過言ではない一杯。
暫くは二郎系を控えた程だった。

前回の限定・つみれらーめんはG系店であることを忘れるくらいウマいニボ系だったが今回は本道のG系。

ここのG系は同じ茅ヶ崎の『菜良』と人気を二分する。
個人的にも甲乙つけ難く両方とも大のお気に入りだ。

☆味玉もやしラーメン 中盛 チャーシュー2枚

見て欲しい。
威風堂々としながらも上品さが漂うこのビジュアル。
これだけ美しさが溢れるG系もなかなかない。

こだわりの自家製の太麺はコシもモチモチ感も共有している。
上手い表現ではないかも知れないがワシワシ食べられるあの食感が二郎系を食べているという満足感に浸れる。

ただ中盛でもすこし物足りなさは感じる。
若い男性にはぜひ大盛を頼んで幸福感に浸かってもらいたい。

湘南のG系店のなかでもウマイ店として評判の隠れたる人気店。

今回はG系店にして繊細なテイストを感じる期間限定のらーめんを目当てに来てみた。

☆期間限定 つみれらーめん/930円

はじめにネガティブなファクターから意見をあげるが他意はない。
思いついたことを先に言っておかないと忘れてしまいそうなだけ。

それほど大きくはない器に140g前後の標準並みの麺量とシンプルな具材に一般的なサイズのツミレが3玉で930円。
単純に食べ終わってものの10分も絶たないうちに腹が減ってしまって仕方なかった。

この点はさいきん二郎系ばかり食べていて胃拡張気味になっている当方の個人的な事情によるところもあるものの、
930円という価格設定は多少の疑問も芽生えるところ。

ただし肝心な味については否定的な感想はまったくない。
評判に違わぬレベルの高いとても美味い一杯だった。

近隣にいくつかあるニボ系の人気店と比較しても個人的には圧倒的に好きな味。
ほのかなダシの風味の中に優しさと旨味が混在するテイストは塩味（えんみ）の塩梅もバランスが取れていて麺と具材を食べ終わっても飽きることはなかった。

期限が終了するまでにもういちど来てみたいが未食の「つけ麺」も惹かれるところではある。