小町通り「こもれび禄岸」にある人気の手打ちうどん : 鎌倉みよし

鎌倉みよし

小町通り「こもれび禄岸」にある品のいいうどん屋

2014年12月6日現在　食べログ評価　3.51

鎌倉・小町通り、もうすぐ鶴岡八幡宮、つまり奥の方左にの商業施設「こもれび禄岸」
その敷地の路面に、手打ち釜揚げうどんの店「鎌倉みよし」はあります。
「こもれび禄岸」は通りから奥まった敷地に建てられた複数の低層建築物から成り立っています。
人気の飲食店が揃っているのもポイント。
ピロシキで有名な老舗の露西亜亭、ガラス張りで開放感のあるイタリアンの「Rans kamakura」、独特のカレーで人気の「オクシモロン」、カフェの「ひだまり」
そして…

手打ち釜揚げうどんの店【鎌倉みよし】

いつも店頭に置かれた長椅子で順番待ちをしている客の姿を見かける人気店。
でもこの日は珍しく待ちがゼロ。
暖簾越しに店内を覗いてみると空席が散見。
これはチャンスかもね？てなわけで、今更ではありますが、入店してみた次第。

カウンターのみの店内は15人ほどで満杯になるコンパクトな空間です。
綺麗で清潔な和の造りは、さすが鎌倉っぽく、周囲のグリーンが窓から拝めるので気分的に落ち着く感じ。
ただし席の間隔が狭いので、料理が並ぶと隣と接触しそうで実は落ち着かないという。
あと、荷物を置くスペースがないのが最大のウィークポイント。
トイレは狭いですが店内に併設されているので安心です。

厨房は男性3名です。
1人はうどん専門。
もう1人は揚げ物専門。
そして一番年配の方がサービス全般を担当。
更に途中から接客の女性が戻って来て4名で切り盛り。
厨房の印象がちゃらくないのは好感！
仕事も丁寧でした。
うどんは様子を見て打ち場で打ち切りしたものを茹でるLIVE感があってイイ。
天ぷらも注文が入ってから必ず揚げるので揚げ置きしないのは◎
調理はすべてオープンなので全部見せますな安心感あり。

オーダーは「天ざる胡麻出汁御膳」1,280円＋税に決定。
普通だと「店名」に釜揚げと付いてるので、釜揚げにしたかったところですが、この日が意外と暑くて、冷たいうどんを食べたい欲求が強く、こちらのメニューに落ち着きました。
水で〆た、ざるうどん＋鎌倉野菜の天ぷら盛合せ＋釜揚げしらす丼のセットですね。
つゆは醤油出汁と胡麻ダレのW汁なのがミソ（味噌は付いてません…爆）
提供するのに時間がかかることをあらかじめ告げられます。
全然OKでしょう。
立ち食いみたいに直ぐ出されても逆に困るし！（笑）

少しすると薬味セットがカウンター上にサーブされました。
揚げ玉（あられタイプ）、輪切りの刻み葱（九条葱みたいな）、七味唐辛子、おろし生姜の4点セットです。
これは一人分またはグループ分で使いたい放題になります。

待つこと15分くらい？
つゆ、天ぷら、釜揚げしらす丼、ざるうどんの順に到着です。

うどんは冷水で〆てあり、しゃっきり弾力があります。
お湯で泳いでいないので、歯ごたえはかなりシッカリめでコシ強め。
芯の方はねっちりしていて中々美味。
量的にも問題のないもの。
ただ一本が長過ぎるので箸で持ち上げるとすくい切れず…
大分食べるのに苦労しました（苦笑）

つけの醤油出汁は関東風でしっかり濃いめ。
鰹節がふんわりと香ります。
でもこれだけだと単調なので葱や生姜で変化を付けた方がいいと思いました。
胡麻汁の方がコクがあるので、交互に味わうと飽きが来ず更にいいのでは。
揚げ玉は、その使用方法が微妙。
最後の方で醤油出汁に投入しましたが、しつこくなっちゃいました。
やっぱりうどんはかけがいいなァと痛感。
あげだまも湯汁にこそですね。

天ぷらはカラッと揚げてあり、悪くない出来。
塩が添えてあるのでそれで。
この塩がかなり塩辛いタイプなのでつけ過ぎ注意！
鎌倉野菜かどうかは味では判断できませんでしたがまあ美味。
茄子、ししとう、人参、かぼちゃ、ヤングコーン。

釜揚げしらす丼
しらすは観光客ウケがいいので、これはマストなメニューということなんでしょう。
葱と鰹節と醤油出汁を和えて味つけしたご飯の上に、こんもりと釜揚げしらすが載っています。
これが中々旨かったんですよね。
量的にも丁度いい感じでした。

けっこうお腹いっぱいになりますね！
中々充実しているけれど、1,382円という価格は、なぜかだか「うどん」だと高く感じてしまうのが…
『蕎麦尊うどん卑』な日本の食文化なのですかね？
1,200円（税込）だったらジャストなんだけどなァ…
でも小町通りでこの内容ならまずまずなのかも知れませんね。