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天井からガンガンaglioがぶら下がっていますが、飾りではなく乾燥中です
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お店のカード
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primi
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primi
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carta di menu
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carta di menu
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なぜか店内には「忍耐は肉体を支配する」と書かれてますが美味しいもの食べるのに忍耐はいらないような・・・
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primi
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secondi
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secondi
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antipasti
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テヴェレ川を渡る橋にはいくつかありますが、トラステヴェレ地区に一番近い橋が歩行者専用(だけどバイクも渡っちゃう)のシスト橋です。
テルミニ駅からは一番頻繁に出ている40番のバスに乗って遺跡をぐるりと囲ってあるLargo di Torre Argentinaあたりで降りて、のんびりテヴェレ川に向かって歩いていくといろいろと面白いお店があって楽しいです。
シスト橋を渡るともうトラステヴェレ地区ですから、細い路地などを散策しつつ、鼻腔を大きく膨らませて歩いてください。
15時過ぎくらいから仕込みの良い匂いのする店が沢山あります。
トラステヴェレ地区は川のそばですから下町です。東京だと墨田区や台東区のイメージです。
ですから下町っぽいとよく言われますが下町そのものです。
観光地化して久しいのですが、その風情は依然として変わらず、リストランテやオステリアも沢山あります。
石畳ばかりですが全体的に平坦で、歩き疲れるような広さではありませんから、歩き回って五感で美味しそうな店を見つけるのも楽しみの一つです。
お腹が減ってきて、そろそろ何か食べたいなぁ、今日は揚げもんか、トンノのグリルにビアンコだななんて考えていたら、どこぞからふわ〜んとフリットの香りがしてきて吸い寄せられるように入ったのがこの店。
入口は小さいというか通りすぎてしまいそうな佇まいですが、店内はかなり広く、真っ白なクロスがきちんとテーブルに設えられていて、カメリエーレのおっさん達も揃いのユニフォームでなかなかエレガントです。
ですが、天井からは大量にニンニクがぶら下がっており(笑)、これはデコレーションではなく乾燥させている最中とのことでした。
ちゃんと料理に使うからどんどん入れ替わっているそうです。ご安心ください。
で、日本人なのでこちらが注文する前に「うちではこれを食え!」的なプレゼンが必ずあり、まあどうしてもこれを食べたいというものがフリット以外なかったので、定番中の定番、カチョ・エ・ペペとカルボナーラを中心にメニューを組み立てるとローマの下町料理のストライクゾーン真ん中高めが運ばれてくることになります。
日本人って律儀なので、Antipastoはこれを頼んで、これとの相性を考えるとprimiはこれにして、secondiはワインを赤にするからやっぱりお肉で、dolceのお腹も残しておかないといけないな・・・なんて考えたりしますが、コースをコース通りにいく必要はさらさらないので、primiでお腹いっぱいにしてsecondiは軽く若しくは食べず、dolceもパスしてcafeとdigestivoでおしまい・・・でもrinfrescoは食べちゃお、もありです。
むしろ行ったり来たりして食べている客を面白がって「こんなのもあるけど食べる?」と紹介してくれる店は素敵だと思います。
この時はpolpette e fiori di zuccaとbaccala frittoを出してくれました。
どちらもものすごく美味しくて写真撮るのを忘れました(笑)。
食べ進めていくうちに店内もお客さんで賑わっていき、良い意味での雑音というか活気が心地よく感じられる店です。
天井が高くて店が広いので、混み合ってきても窮屈な感じはしません。
こういう店は何回も通っていろいろ食べて、味を舌に覚えさせておくと自分なりのローマ下町料理の基準が出来上がってくるので、他の店で食べた時に好みがわかるようになります。
この店に限らず、どこかに「自分の店」を置いて浮気しないで食べるとどんどん楽しみが増えるのが、ローマの下町料理店の良さです。
お店に知り合いができるともっと楽しそうなんですが、完全に他の店に浮気できなくなりそうで(笑)、逡巡しています。
他にもたっくさんあるんだよなぁ・・・行ってみたいお店。