無料会員登録/ログイン
閉じる
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
0299-22-2370
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
一升庵さんの他のお店の口コミ
店舗情報の編集
閉じる
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
むつみ食堂
|
---|---|
ジャンル | 食堂、からあげ、とんかつ |
予約・ お問い合わせ |
0299-22-2370 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
JR常磐線石岡駅より徒歩15分 石岡駅から928m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
この店舗の関係者の方へ
食べログ店舗会員(無料)になると、自分のお店の情報を編集することができます。
店舗会員(無料)になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
ここの暖簾をくぐるのはいつぶりだろうか。
道路に面した店の引き戸をガラガラと開けた。
「いらっしゃいませ」
なつかし声だ。
配膳と会計をしてくれるお母さんだ。
胸の中で「ご無沙汰しています」とつぶやいたが
声には出さなかった。
「時間大丈夫ですか」と聞いた。
「いま何時かしら」掛け時計を見て
「大丈夫ですよ」とニコッと笑った。
客席に客はいなかった。
席につくと、お水を運びながら「何になさいますか」と聞かれて即答した。
「カツカレーください」
ここのカツカレーが食べたくて、打ち合わせのあと遠回りをして立ち寄ったのだ。
しばらくのあいだ地元を離れていたので、かれこれ20年ぶりくらいだろう。
厨房の中をのぞいたが大将の姿が見当たらなかった。
大柄で体格の良い30代後半くらいの髭づら男が厨房にいた。
多分せがれさんなのだろう。少しすると同じ体格の女性も厨房に入ってきた。
「代替わりしたのか」
厨房の中から、けたたましくタイマーの音が鳴り響いた。
かつの揚げ時間をセットしたのだろう。間もなくお母さんが運んで来てくれた。
ものすごくご無沙汰の「カツカレー」との対面である。
「カレーの色が違うな」
いつものように手を合わせてから、ネギの乗っていない冷奴からいただいた。
右上の器の中身は、パセリとキューリの乗った千切りキャベツに、
マヨネーズではなくフレンチドレッシングのかかったサラダ。
カツカレーだ。
普通盛りなのに他店であれば大盛りくらいのご飯の量だ。
皿の7割はごはんである。
カレーはごはんの半分からかかっている。
まずはコップの水にスプーンを漬け、ひとくち食べた。
先代のカレーとはあきらかに別物のカレーであった。
かつは生姜焼きに使うような厚さ3ミリくらいの肩ロース肉のカツレツ。
「カレーが全然足りないな」
哀愁に浸ることもなく淡々と食べすすめた。
昔食べたものが突然なつかしく思い出され、ふと食べに行きたくなる時がある。
しかしながら今のご時世、跡継ぎがいなくて引退閉店してしまう店が後を絶たない。
そんな中、跡継ぎがいて店が継続しているだけでも立派なことだと思う。
大半の客は先代の味に惚れて通っている。
しかし、跡継ぎは先代の味を引き継ぐのか自分の味でやっていくのか分かれるところである。
大好きだった店に久しぶりに行って、空き地になっていた時のむなしさと同じものを感じた。