ワンタンの如くすするピロピロの幅広麺も大盛り無料 : らぁめん大山 水戸店

＜料理＞
■特選あごだし醤油（大盛り）…税込900円
「店長オススメ!！」のポップが付いていたラーメン。
細麺と平打ち麺は大盛り無料だそうなので、大盛りでお願いしました。
スタッフに食券を渡してから3分弱で配膳。
はやっ！この速さは助かります。
ちょっと年季の入った雷紋入りの丼での提供。
あご（トビウオ）のだしを使ったスープに平打ちの縮れ麺。
スープは想像していたより甘味のあるこってりとしたスープ。
麺をすするとあごの味わいが鼻に抜けます。
…が、化調も結構効いていて食べ終える頃には舌に刺激が。
麺は菅野製麺所製の、割り箸の先端より幅のある高加水の平打ち麺。
店頭の看板に「ワンタンの如くすすって下さい!！」と書いてありましたが、流石にそれは…でもラーメンの麺としてはかなり幅広な麺。
ピロピロとしていてすすりがいもあり、美味しい。
麺量不明ですが、体感的には230gくらいかな…と。
具は豚バラ肉のチャーシュー2枚にメンマ、焼き海苔、長ネギ、葉ネギ。
山盛りの長ネギがスープに良く合い…幸せ。
駅ビルという立地を考えると致し方ない部分もありますが、大盛りならCPも妥当かな…と思える一杯でした。


■しおそば（大盛り）…税込800円
シンプルな塩ラーメン。
こちらも麺の大盛り無料対象商品でしたので大盛りで。
黄金色の鶏清湯に加水率低めの細ストレート麺。
未食なので詳細不明ですが、美味しそうでした。

＜お店について＞
こちらは静岡県に本店のある海老系や二郎系のラーメンが有名なお店。
創業者の影島氏は、二郎の味に惚れこんで脱サラし、二郎武蔵小杉店で修行した後、
二郎町田店を開業。
味に定評があり行列の絶えない二郎として有名だったものの、"静岡ラーメンを追及する"ため、
2003年3月1日に彼の地元である静岡県富士市に大山　富士本店を出店。
それがこちらのお店の本店。
そのような流れを汲むお店となるため、
駿河湾産桜海老を使用した繊細な味わいのラーメンも美味しいものの、
その真逆とも言えるような二郎系も美味しいという不思議なお店となります。
店内は黒と赤をベースとしたモダンな色使いで、BGMも流れていました。

・席構成
テーブル席…4名がけ4卓、2名がけ1卓
カウンター席…不明（5席以上はあったかと）

・その他
子ども用取り皿あり


＜料理＞
■つけ大麺（大盛り）…800円
"最強最太の極太麺を濃厚かつマイルドな豚骨スープで食せ！！"
というキャッチフレーズに惹かれて…ではなく、"麺増量は無料"に惹かれて注文。
ただ、食券を渡す際に聞かれたのはにんにくの有無だけで、
麺を増量するか否かについては特に聞かれず、
こちらからおずおずと切り出して大盛りにしてもらいました。
なお、大盛りは麺量1.5倍で450gとのこと。
これはお隣のTETSU壱の木戸で+100円の特盛（確か400g）よりも多く、
花菱や活龍のつけめん大盛りと同じで、私の中では少々気合を入れて食べる量となります。
出てきたのは、太平打ちの縮れ麺450g（茹で上げ前の重量なので、着丼時の重量は600g超かと）の上に
茹でキャベツと茹でもやしがのった見るからにボリューム満点な一皿と熱々のつけ汁。
麺はややかための茹で加減で、着丼時はアルデンテに近い食感。
かたさとボリュームのダブル効果で、だいぶ食べ応えがあります。
つけ汁はあまり粘度はないもののそこそこ濃厚な豚骨醤油味。
ほんのり辛味もありますので、味も締まります。
つけ汁の中には豚バラ肉のチャーシューが沈んでいました。
量の見当が付かず別皿でお願いしたにんにくはすりおろしではなく、粗みじん切り。
わざとなのだとは思いますが、だいぶ粗めで生にんにくのシャキシャキ感が楽しめるという…
それってどうなんだろうというハイレベルなにんにく。
それでもこのジャンキーな一杯には生にんにくが合うので混ぜ混ぜしてしまうわけですが。
駅ビル内でこのボリュームのつけ麺が800円というのはとてもCPが良いと思います。


■えびしおらーめん＋味玉…830円+100円
駿河湾産の桜海老を使用したラーメン。
着丼と同時に、海老の香りがふわっと漂いテンションが上がる一杯。
表面に浮かぶエビの揚げ油効果もあり食べ始めは海老の香りを強く感じますが、
舌で感じるのはベースと思われる鶏の旨み。
後半、スープをレンゲですくっていただくと底の方に沈んでいた海老粉がたっぷりと浮かび上がってくるので、
最後はまた海老味を楽しめます。
麺は着丼後すぐはパツパツとした歯切れの良さが楽しめる低加水の細ストレート麺。
茹で加減も絶妙ですし、さっぱりとした塩味の清湯にもよく合います。
具は、豚バラ肉のチャーシュー、メンマ、水菜、白髪ねぎ、焼き海苔、さらに+100円で追加した味玉。
チャーシューは厚さ5mm程のものが2枚。
味は良いのですが、830円であればもう少し厚みが欲しいところ。
味玉はカットしていない玉子が丸々1個。
黄身はややかための半熟でしたが中までしっかり味が染みていて美味しい。
少々塩分濃度高めではありましたが、海老好きには幸せな一杯でした。


■大山らぁめん…750円
具は豚バラ肉のチャーシュー、メンマ、焼き海苔、茹でもやし、
ニンニクの有無について聞かれたので別皿でお願いしたのですが、
忘れられたのか「つけ大麺」で出てきた別皿ニンニクにこちらの分も入っていたのかは不明。
麺は着丼後すぐはパツパツとした歯切れの良さが楽しめる低加水の細麺。
スープは豚骨ベースに甘味噌を使用したようなまったりとした味わい。
こちらは少し分けてもらっただけなので詳細は不明ですが、
他の2品と比べるとインパクトはあまりありませんでした。