お客さんが甲斐甲斐しく働くお店 : 魚拓

夜は初めての訪問。昼営業のお得なランチは折り紙付き。でも、ご主人から「昼間は赤字でやってるから、夜来てよ！」と声を掛けられて、それならとお邪魔した次第です。

開店間際でもあり、入店直後の客は我々二人のみ。厨房から出て来たご主人に、漁にまつわる興味深い話を拝聴しつつ、のっけの注文をいくつか。後から客が入り始め、あっという間に満席になりました。さすが人気店。

○刺身盛り合わせ
（ぶり、ひらめ、ほうぼう、シマアジ）
○焼き鳥（太刀魚）
○枝豆
○かしら焼き
○湯豆腐
○ご飯（湯豆腐に入れておじやに）
○あら汁

○デュワーズハイボール
○焼酎水割り（黒霧島）

最初に出て来たおまかせの刺盛り一発で、マットに沈んでしまいました。切り身は立たなきゃホントじゃないという分厚いぶり。ひらめ、ほうぼう、シマアジとも、活きの良くて美しい切り身が三枚ずつ。もうこれは芸術品ですね。

焼き魚は太刀魚をいただきました。脂がのった太刀魚が、いい具合に焼かれています。柔らかい身は旨味の塊のような味わい。素材の良さもひしひし感じます。

後半に最初に頼んだ「かしら焼き」が満を持して登場。魚の種類を聴くのを忘れましたが、じっくりと火を入れた香ばしい頭です。表面はパリパリに、中にもしっかりと火を通した、文字通り酒のつまみのオヤブン的存在。次回もかならず頼むと思ったメニューです。

締めは湯豆腐で。少し味が濃かったけども、飲んでたから、それはそれであり。締めの締めのおじやで、お腹も満足感でいっぱいに。

と、満足したはずなのに、ランチに付いてくるアラ汁が飲みたくなっちゃった。お願いすると昼とは味付けが少し違うのだとか。それでもいいからと注文。お昼のお兄さんと夜の大将の作り手の違いらしい。これはかなり濃過ぎだったなぁ…で、お昼のお兄さんの勝ち。

ご主人ひとりで切り盛りしているので、常連客が甲斐甲斐しく働くお店。冷蔵庫からお酒を出したり、お酒を作ったり、別のお客さんの注文を取ったりしています。最たるものは、買い出しにも行ったりして。ここまで来ると、ほぼほぼお店の人なんじゃないかと。

超アットホームなお店です。

前回、値上げと魚種の数が落ちて五種盛りだったので、ちょっとガッカリしてました。ご主人がネタを釣ってくる店なので、たまたまタイミングが悪かったのだろうと、間を置かず再び当店へ。

結論。お見事復活しておりました。子持ちの甘海老を含む充実の六種盛り。ひとりが食べるボリュームとしては十分過ぎるほど。また、そのひとネタひとネタが活きが良くて旨い。

もうひとつのあら汁は相変わらず健在。大きな器にあらも汁もたっぷり入った圧巻のあら汁。ヒラメの身を探しながらいただくのは、宝探しのようで、凄く楽しい。

アジフライは売り切れしたようです。刺身よりも人気なのかも。この店でまだ刺身定食以外を食べたことがないので、次回こそアジフライ食べたいと思います。

夜に来て、お酒を飲んでみたいのですが、駅からの距離がネック。集まるのにも、帰るのにも、手段を考えたてしまうシチュエーション。でもどうにかして実現したいものです。

お昼前に、このお店の話をしていたら無性に食べたくなってしまい、結構離れた場所に居たのに、わざわざ水戸まで脚を伸ばしてしました。美味しいモノの吸引力は強い！

○刺身定食（刺身・あら汁・ご飯・小鉢）
　・ヒラメ
　・アカイカ
　・マダイ
　・ホウボウ
　・タチウオの炙り

白身魚中心のお刺し身。本日は五種盛りでした。いつもよりボリューム感無かったような。旨さはに関しては言う事なし。相変わらずあら汁は絶品。宝探しをするが如きあら汁は、これだけでもご飯一杯行けちゃいます。

何もかも値上がりのご時世ですからしょうがないのですが、来るたびに上がっている印象。少し前は８８０円だったのに、前回は９８０円、今回は１０８０円になってました。

昼は赤字だとご主人がおっしゃってましたので、この価格でもギリギリなんだとは思います。確かに、このレベルの刺身定食なら、千五百円前後、観光地価格なら二千円オーバーかも。

それでもコスパ良し。ただし、前は特別にお得だったけど、だんだんちょっといいぐらいにレベルダウン。お願いですから、もうこれ以上は勘弁して欲しいものです。

釣り師のご主人が営む飲み屋さん。まだ夜にお世話になったことはないものの、間違いなく旨い酒が飲める店のはず。そんなことを考えながら、本日もまたお昼に足が向いてしまうのです。

今日のランチはいつもより種類が多い。
・刺身定食
・アジフライ
・焼魚
・カキフライ定食
・カツオ刺身定食

刺身一択で暖簾をくぐったのに、予想外の魅力的なラインナップに、想い千々に乱れました。でも結局「刺身定食」を指名。初志貫徹です。

この白身魚尽くしのネタが素晴らしい。本日は、金目鯛の炙り、ヒラメ、真鯛、石鯛、マゴチ、のどぐろの６種盛り。活きの良い魚がたっぷりと盛られた満足度100％の刺身です。

そして何よりあら汁が旨い。刺身と肩を並べるダブル主演。宝探しのように身を探りつつ、濃いめの汁を飲む。これだけでもご飯一膳行けちゃいます。実に素晴らしいお汁です。

別の定食を食べてみたいけど、刺身とあら汁の組み合わせから、どうしても離れられない。それぐらい惚れてしまってます。少し前に値上げしたようですが、それでもめちゃめちゃお得。またすぐに来ちゃうこと必至です。

始めて食べに来た前回以降、お昼になるとここの刺身定食が脳裏にチラついてしまい、我慢出来ずにまた来てしまいました。

ランチは厳選の三品のみ。
・刺身定食
・アジフライ定食
・焼魚定食

どれもお得な980円なり。現物が出て来た途端、こりゃ安いわ！と驚くのは必然です。もちろん注文は「刺身定食」で。（と言いながら、アジフライとめちゃめちゃ迷ったのが本当のところ）

本日のお刺身は、左上から時計回りで、ひらめ、真鯛、タチウオ、かんぱち、石鯛。

これで千円切りは安過ぎだと思います。観光化された漁港あたりで食べたら、もしかすると倍ぐらいするかも？？ご主人が獲ってきた魚を中心に提供しているから出来る芸当なんでしょう。

刺し身は白身の魚尽くし。赤身が入らない刺盛りって、かなり珍しいのでは？最近年齢のせいなのか、とみに白身魚が好きになってきている私には、ホントたまりません。何れも活きが良くて、実に旨いネタばかりです。

大きめの器にたっぷり入ったあら汁が、刺身にも増して楽しみなんです。なんならあら汁定食刺身盛り添えってネーミングにしてもいい。それぐらいの存在感ありです。

夜に絶対来たいけど、障壁は駅から遠いこと。電車組にはちょっと辛い場所です。だからと言ってお魚のお誘いを断る訳にはいかないから、なんとかして辿り着くしかありません。

久しぶりの外食。夏バテ気味で麺類ばかり食べていた反動か、無性にナマモノが食べたくなってしまい、当店をチョイス。電柱に掲げられている「いわしと近海魚」の看板が、めちゃめちゃ気になっていたお店です。

○「刺身定食」　980円

二大看板メニューは、アジフライと刺身定食らしい。一瞬浮気心が頭をもたげましたが、ここは初志貫徹で「刺身定食」。

刺身のネタは、平目、真鯛、縞鯵、金目鯛、鰹の五種。豪華で贅沢でめちゃめちゃ新鮮な刺盛りです。それぞれ大ぶりな切り身が二枚ずつの計十枚。活きが良いだけじゃなく、ボリュームも満点です。

あら汁ももう一つの主役。これは侮れんぞ。大きなお椀に、あら汁と言いながら、身がたっぷり入っていて、かなりの満足感があります。

付け合わせの「シラス」と「野沢菜」がしっかりと脇を固めています。ご飯に乗せて食べれば鉄板。これだけでも行けちゃいます。

夜は居酒屋さんのようです。カウンター数席と小上がりの小さなお店。これだけ魚が美味しいなら、おつまみだって、旨いに決まっています。