ランチ遠征記　芦屋　Ristorante Bellini編　～３０数回目の結婚記念日～ : リストランテ ベリーニ

この日は３０数回目の結婚記念日

今年は､芦屋に在る人気のイタリアン｢Ristorante Bellini｣へ

芦屋川の西岸にたたずむ､瀟洒な一軒家リストランテ

予約をしてランチを愉しみました


●大きな赤いリボンが建物にラッピングされた､瀟洒な一軒家リストランテ

　日本有数の高級住宅地として知られている､芦屋市にお店は在ります
　六甲山麓から大阪湾へ流れる､芦屋川に架かる大正橋近くの西岸の瀟洒な洋館、
　冬の間は､建物全体を赤いリボンでラッピングされるのが街の風物詩となっています

　店内は１階と２階に分かれ､共に欧州のリビングルームをイメージした寛ぎの空間
　２階の窓からは､芦屋川の景観､四季の移り変わりを楽しむことができます
　敷地内を取り巻く庭園は日本のトップガーデナー武部正俊氏の作品
　メインダイニングの他にプライベートスペース”Villa Bellini"､カフェ”Casa Bellini”も併設
　１９８６年創業の芦屋で人気のリストランテです

【Bellini Pasto Ａ 】　３９００円
　■Antipasto 〜前菜〜
　■Zuppa o Pasta ～スープ、又はパスタ料理～　
　■Pesce o Carne 〜お魚、又はお肉料理〜
　■Dolce 〜デザート〜

【Bellini Pasto B 】　５０００円
　■Antipasto 〜前菜〜
　■Zuppa o Pasta ～スープ、又はパスタ料理～
　■Pietanze di Pesce 〜魚料理〜
　■Pietanze di Carne 〜肉料理〜
　■Dolce 〜デザート〜

【Bellini Pasto C 】　７５００円　
　■Antipasto 〜前菜〜
　■Zuppa o Pasta ～スープ、又はパスタ料理～
　■Pietanze di Pesce 〜魚料理〜
　■Pietanze di Carne 〜肉料理〜
　■Dolce 〜デザート〜


●Bellini Pasto B

　ランチのコースは三種類
　品数的に程良さそうな”Pasto B”をセレクト
　
　祝いのランチなので､”スプマンテ”で乾杯すべきなのでしょうが
　スパークリング ミネラル ウォーターの”San Pellegrino”を食事のお供に選びました
　せっかく､妻がハンドルキーパー役を買って出てくれたのですが
　コロナ渦の自粛生活の後遺症と加齢による食や酒への欲が減退しちゃって
　以前ほど､酒が呑みたいって気持ちが湧いて来ないんです
　最近､このパターンが多い気がします

　■Antipasto 〜前菜〜
　　季節の食材を使った前菜が三種類
　　黒く四角い石板の皿に､色鮮やかに盛付けられています

　　・河豚のテリーヌゼリー寄せ
　　　黄色と白のマーブル模様のゼリー寄せ
　　　魚の風味がしっかりと感じられます
　　　ソースはマスタードの様なピリッと刺激と酸味が在ります
　　・イタリアンサラミのサラダ仕立て
　　　ルッコラ等の葉野菜にゆり根､紅芯大根､緑の大根､刻んだトマトが添えられ
　　　サラミがのった上から､パルメザンチーズを振り掛けて在ります
　　・フォアグラのテリーヌ柿のジャムのソース
　　　淡い黄色のフォアグラのテリーに朱色っぽい柿のジャムが添えて在ります
　　　フォアグラの上には､砕いた岩塩と黒胡椒
　　　全体的にクラッシュさせてピスタチオが振り掛けて在ります

　■Grissini　グリッシーニ
　　グリッシーニは､スティック状の細長い形の堅いスナック菓子の様なイメージでしたが
　　ベリーニの自家製は､長く大きく､布ナプキンに包んで提供されます
　　硬いだけのスナック菓子とは違い､表面はサクッと中はふっくらもちっとしていて
　　今までの感覚とは違って､”パン”を認識させる食感で美味しいんです
　　バターを塗ると､更に美味しさが増して､おかわりしちゃいました！

　■Zuppa o Pasta ～スープ、又はパスタ料理～
　　プリモピアットはスープとパスタ数種類から選ぶ事ができます
　　- ルタバガのポタージュ(＋７００円で追加可能)
　　- あさりと茎ブロッコリー トマトソース スパゲティ
　　- 丹波鶏とカリフラワー フジッリ
　　- ウニのクリームソース スパゲティ(＋２０００円)
　　- オマール海老のトマトソース リングイネ(＋２０００円)

　　・Zuppa　ルタバガのポタージュ
　　　＋７００円で追加可能なので､パスタ二品を選び､スープを一人前追加しましたが
　　　小さめのスープ皿二つに分けて提供してくれました　
　
　　　ルタバガって､発音がし難く､聞きなれない野菜ですが
　　　絵本やおはなしに登場する”大きなカブ”のモチーフとなった野菜なんだそうです
　　　北欧などでは古くから食べられて来た､キャベツとカブの仲間でアブラナ科の根菜です
　　　サラっとしたポタージュで､甘みの在る旨みで､何処か懐かしい味わいがします
　　　カシュナッツのフリットが添えて在ります

　　・Pasta　あさりと茎ブロッコリー トマトソース スパゲティ
　　　大粒のあさりと一見グリーンアスパラにも見える”茎ブロッコリー”がたっぷり
　　　殻付きで火入れしても肉厚でぷっくりした濃厚なエキスの浅蜊
　　　グリーンアスパラに見えたのは､茎ブロッコリーの茎部分
　　　噛み応えが在りながら瑞々しく､トマトの酸味と合わさって甘みが旨みに感じます
　　　やや細めのスパゲッティは､茹で加減が程よく､絶妙な硬さが残った食感
　　　たっぷりのトマトソースを纏って食べる事ができます

　　・Pasta　丹波鶏とカリフラワー フジッリ
　　　フジッリは､螺旋状のショートパスタで､ソースと良く絡む､イタリア語で”螺旋”意味が在ります

　　　カリフラワーのソースは､殆ど煮崩れてペースト状になっています
　　　シンプルにカリフラワーの香りがして､旨みもそのまま
　　　螺旋状でソースが良く絡むフリッジは､肉厚でも在るので
　　　たっぷりのソースと共に食べ応えも満点です

　■Pietanze di Pesce 〜魚料理〜
　　サワラのソテーに堀川牛蒡のソースとバルサミコ酢が一緒に
　　サワラの上には､牛乳のメレンゲと微量のカレーパウダー､牛蒡チップが添えられています

　　香ばしく焼き上げられたサワラのソテー
　　内側はしっとりしていて程よい火入れ加減
　　独特な風味で淡い苦味の在る牛蒡のペーストと酸味と甘みの在るバルサミコの相性がピッタリ
　　メレンゲのミルクの風味にカレーも相性抜群
　　牛蒡とミルク､２種類の美味しいが､喧嘩せずに合うのが不思議です

　■Pietanze di Carne 〜肉料理〜
　　肉料理はニ種類から選ぶ事ができます
　　・和牛のタリアータ コンソメソース
　　・和牛ステーキ(＋１５００円)

　　・和牛のタリアータ コンソメソース
　　　品数とボリュームから考えると､ステーキって気分でもなかったので・・・

　　　イタリア語で”切った”という意味をもつ”タリアータ”
　　　焼いた牛肉を薄く切って､皿に盛りつけるシンプルなイタリア料理です
　　　薄切りのローストビーフって感じでしょうか？
　　　ソースは別盛りの小さな器の､コンソメにオリーブオイル､カラシ菜を加えたもの
　　　皿には､赤い唐辛子のペーストが添えたられ､ピリッと刺激的な味わいで愉しみます
　　　葉野菜と一緒にサラダ仕立てで戴きました
　　　野菜の中にハーフカットの芽キャベツが添えて在りましたが
　　　芽キャベツではなく､タラの芽では？と後から妻に指摘されました
　　　結構､食材音痴なのです

　■Dolce　本日のベリーニ特製デザート
　　”Happy Anniversary”の皿へのメッセージと祝いの言葉と共にサーブされ
　　皿には細いキャンドルも灯っていたので､周囲の視線が気になりました

　　ドルチェは､”プロフィッテロール”にチョコレートソースがたっぷり
　　プロフィッテロールはひと口大のシュークリームで
　　日本ではミニサイズ相当ですが､イタリアではこれがレギュラーサイズの様です
　　クリームはバニラエッセンスの代わりにオレンジを利かせて在ります
　　チョコレートのソースりオレンジの風味が相性良く美味しく戴きました

　　カフェは､コーヒー､紅茶､カフェラテ､エスプレッソ､ハーブティ数種から選べます
　　エスプレッソが１番の好みなのですが､ひと口で終了してしまうので
　　カフェラテを選んで､ゆっくり味わいました！


●最後に

　記念日や誕生日の食事って､ギリギリのタイミングで店を決めて予約する事が多く
　過去に､この店も何度か満席で断られた事が在りました
　その経験から､今回は１か月前には予約して席を確保しての来店でした
　自宅から愛車で１０分掛からない､普段のランチを愉しむエリアでしたが
　やはりいつもよりは､特別感を味わいながら食事を愉しむ事が出来ました