カレーうどんも悪くないけど、いわしやにしては…。 : 本格手打 いわしや 西宮店

12月16日（日）、息子と二人で伺いました。
このところ寒かったものでカレーうどんや釜揚げが続いていましたが、
この日もやはり寒かったので肉カレーうどん（860円）を頂くことに。
かけ（430円）2杯分という、いわしやで最も高いメニューです。
先に揚がったまいたけ天を食べながら10分程待っていると、「3番（私）の方～。」
受け取り口で葱を大盛りにしてもらい、いざ実食。
刻んだお揚げ、お肉、葱がたっぷりと乗っています。
カレー汁は軽～中等度のトロミで、出汁が効いていて軽くスパイシー。
これはこれで、なかなかに美味しい和風のカレー汁でした。
肉は、柔らかく煮込まれていて甘辛いもの…。
実は私、こういう甘辛な肉うどん（そして、きつねうどんも）が苦手でして＾＾；
折角のお出汁が甘辛くなっていくのは、ただただトホホな気分なんです。
カレー汁と合わせてみても、やっぱり駄目でした。
うどんはカレー汁のなかにあってもしっかりとしていて、もちもち感が前面に。
けれども、此方のうどんならではの小麦の風味が味わえない。
肉トッピングは置いといて、カレーうどんは決して悪いわけではないのですが、
いわしやならではの、いりこメインのすっきり出汁、麺の風味がマスクされているなんて、
もったいないという思いのほうが強かったです。
息子も初めて肉うどんにトライし、私と同様の感想。
此処のうどんは、たぶんシンプルなメニューのほうが美味しさが良く分かると思います。

平成30年4月1日から、西宮北有料道路が無料になりました。
（それに伴って、名前も西宮北道路に変わっていました。）
これは、実に有り難い。
430円のひやかけを食べるために、往復500円払っていたのだから…。
4月3日（火）、盤滝トンネルを抜け無人の料金所をスルー＾＾
15時ジャストにお店に到着。
ひやかけ、鶏天、まいたけ天をオーダー。
この時間帯になると陳列棚に天ぷらはなく、
天ぷらもうどんもオーダーを受けてから作ってくれます。
その分待たされはしますが、作り立てが頂けるのでむしろ望むところ。
まず数分で天ぷらが揚がり、鶏天には塩、まいたけ天には醤油。
10分程待って、ひやかけが完成。
この時間には、葱、生姜、天かすのセルフはないので、
受け取り口で「もうちょっと葱を多めに」とお願いしました。
此処の少しピリッと辛い葱は、かなりポイント高いんです！
この日のうどんは弾力があって、硬いというより腰があるという感じ？
うどんらしいと言えばうどんらしいが、いわしやらしくない。
何？路線変更したの？
スッキリとした出汁と葱のコンビネーションは何時もの通り。

4月17日（火）、14時過ぎに伺いました。
西宮北道路の料金所は、既に撤去されていました。
気軽に来れるようになったぶん、冒険もできる。
ということで、冷やぶっかけ（460円）を頂くことに。
お供は、きす天（150円）、ちくわ天（110円）。
ぶっかけは、デフォで葱、天かす、レモンがトッピングされていました。
ぶっかけの汁は薄め、たっぷりで悪くない。
うどんは…、いつもの硬い剛麺に戻っていました＾＾
噛むと小麦の香りがじわっと溢れて、これぞいわしや！

2月14日（火）、盤滝トンネルを越えると路肩に雪が残るなか、いわしやへ。
とある情報筋から「実は釜揚げも美味しい」と聞かされ、気になっていたものだから。
到着したのは15時過ぎで、さすがに客も数人。
天ぷらもおにぎりもなかったけど、オーダーすれば揚げてくれます。
げそ天、まいたけ天をお願いし、釜揚げ（480円）を。
10分程待っていたら、店員さんが天ぷらと釜揚げを席まで届けてくれました。
釜揚げうどんは、水でしめたうどんのキラキラした輝きはなく乳白色っぽい感じ。
釜揚げの入った器の傍につけ汁の器を近づけてと…、
うどんを持ち上げずに、つけ汁の中へ滑り込ませていきます。
ひと口啜ってみると、釜揚げでもしっかりした固さがあるのですが、
なによりモチモチした食感とともに小麦の風味が…旨い！
寒い時に頂くと、暖まりますし。
いや～、これは確かにありですね♪
つけ汁は初めはそのまま、次に葱、最後に生姜を入れて味の変化を楽しみました。
此処は、葱もキリッとした味で美味しいと思いません？
この日は遅い時間帯だったからか、セルフサービスの葱がなくて残念。
たぶん、言えば追加してくれたのでしょうけど…。
小麦の風味は食べ進めるうちに分からなくなってしまったけど、
それでも最後まで美味しかったぁ♪
〆に、つけ汁の茹で湯割りを…。
ひやかけ、ひやあつ目当てで伺っていたので春から秋しか行かなかったのですが、
いわしやに冬の楽しみができた記念すべき日でした＾＾

この釜揚げの美味しさが忘れられず、後日丸亀製麺でも釜揚げうどんを頂くも不発。
思い余って、3月14日に再訪。
釜揚げうどん、げそ天、かき揚げを頂きました。
お会計のほうは、760円でした。
（ちなみに、道中にすじかまといううどん店があるのですが、
10年くらい前に釜揚げうどんと天ぷらで2000円！払いました＾＾；）
この日は小麦の風味を味わいたかったので、初めは出汁につけずに直接うどんのみを。
あ～、この食感と風味♪
釜揚げって、これで成立しているのか～と自分なりに納得しました。
天ぷらに関しては、げそ天がお気に入りかな。
ところで、隣りで食べておられたお客のわかめうどんがとても美味しそうでした。
綺麗な緑色をした活き活きわかめがたっぷり乗って…

（2015年10月）

10月1日、14時半。
平日のこの時間でも、店内はかなり賑わっていました。
天ぷらの棚に天ぷら皆無。
売り切れっていう訳ではなく、オーダーすれば揚げてくれます。
飛魚だしラーメンを食べたあとに寄ったので、さすがにまいたけ天はきつい…
で、私はげそ天、相方はちくわ天をお願い。
天ぷらを食べないという選択肢がないかのごとく…＾＾；

この日も、ひやかけを頂きました。
10分強待ちましたが、むしろ望むところ。
できたての麺は、エッジが立って活き活きと輝いて、その美しさに思わずはっと息をのむほど＾＾
iPhone で撮った写真も綺麗だったので、と言うかそれだけの理由でレビューを更新した次第です。
いりこメインのスキッとした出汁は、飛魚だしのあとでも遜色なく旨い♪
白庵や穂乃香の冷たい出汁も好きだけど、ちょっとずつ違うよう。
穂乃香のいりこ出汁は田舎っぽくて、朴訥とした本場の味。
白庵のは、もっとキンキンに冷えて（季節によるかも？）、いりこ・節ハーフな感じで上品。
いわしやは、その中間くらいでしょうか？
敢えて選ぶなら、私はやっぱ此処のかな。
ひやかけは、初めから生姜や天かすを入れないようにと進言したい！
麺は、これまでで一番美味しさが分かりました。
よく噛むと、いわゆる小麦の風味がしっかり拡がって♪
この麺をあまり噛まずに飲み込んでいたとは、なんて愚かな…。
で、途中で葱を挟みつつ、執拗に噛んでは味わい続けたのでありました。

ちょっと気になったのが、カレーうどん。
いや、それじゃ出汁も麺も分からんだろ？と思ってしまうのですが、
私の短い滞在中に3～4人がカレーうどんをチョイス。
そんなに美味しいのか、或いは地元民の普段食なのか？
う～ん、冒険してはずしたくないしなぁ…


（2011年5月）

5月8日、甲山から北上。
盤滝トンネルまでの曲がりくねった登り道は、鮮やかな新緑が溢れんばかり。
全開にした窓から車内に流れ込む空気も心なしか濃く感じます。
盤滝トンネルの手前で窓を閉め、エアコンを23.5℃に設定。
少し暑い晴天の日曜日でした。

こんな日は、滅多にない！
ベストと言っても過言ではないほどの、絶好のひやかけ日和です。

幸い店外に待つ人はなし。
店に入り、盆を取っててんぷら棚の前に進むと、
でっかいまいたけ天がポンと棚に置かれました。
まだプチプチ音をたてています。
いっただきぃ～♪
これまたでっかいとり天も皿に乗せ、奥に進んで「ひやかけ大」を注文します。

番号札を受け取って席に着き、早速まいたけ天に着手。
当然、あつあつです＾＾
美味しい～、けどひやかけと合いそうだから残しておこう…
とり天もまだ熱く、柔らかくて美味しい
カラッカラの空腹が少しずつ満たされていきます

やがて、「番号札8番の方～」と呼ばれます。
ひやかけ大を受け取り、ねぎを足して席に戻ります。

「うん！」　すっきりいりこ出汁健在です。
剛麺を2本まとめて手繰り、ズスッと啜り、噛まずに飲みます。
大丈夫、胃カメラ飲めますｗ
やはり、絶好のひやかけ日和だけあって、この日のひやかけ、おいしぃ～♪
空腹が満たされFULLに近づいた頃…
プリオネ？一反木綿？に遭遇しました。
「大当たり～」なのでしょうか？


（2010年11月）
　
土日祝日は、行列のできる人気店です。
11月3日、用事のついでに前を通ってみると、駐車場も空いているし行列もなかったので、そそくさと入店。
店に一歩踏み入れた途端に、いりこだしの匂いが漂います。
入口左手すぐに製麺室、その奥に天ぷらの棚があります。
ちくわ天を取って奥に進み、ひやかけを注文して清算し、番号札を受け取ります（セルフ形式の店なのです）。
席について、ちくわ天にしょうゆうどん用のしょうゆを垂らして食べていると、すぐに呼ばれました。
ひやかけを受け取り、ねぎを足して席に戻ります。

「うん！」　久々でしたが、すっきりしたいりこ出汁は健在でした。
坂出の「彦江」に匹敵する出汁だと思います。
しょうが、天かすのトッピングは控えるべきかも。
ひやかけの麺は、腰があるというより堅いというべきでしょう。
噛まずに飲み込むと、胃カメラの練習になりそうです。
それを嫌う家内は、この日もひやあつを食べていましたが、
私はこの堅い麺を噛みながら出汁を啜るのも好きですし、
出汁のすっきりした美味さは冷やのほうがシャープに浮き出るように思います。
ただ、天ぷらと一緒に食べるのにはひやあつのほうが合います。
あまり込んでない時には、天ぷらとひやあつの後、ひやかけ御替わりというパターンもありですね。