鴨汁がかなり旨かった : そば哲 本店

《 2023年10月 再訪 》
家族が新そばを食べたいということで、安平町早来地区の「そば哲 本店」まで。
平日の１１時過ぎ、結構な雨降りだったが、店前の駐車場にはすでに数台の車が。
開店から１時間というところで、限定メニューの「十割りそば」はもう売り切れているとのことだった。
「天ざる」と少し迷って「かもざる」を注文するが、家族のほうは温かい「天ぞば」を・・・。
しばし待って料理が到着、ここの「かもざる」には野菜天が付くんだね。
ジャガイモの天ぷらと、ゴボウのミニかき揚げの２品が付いてきた。
「かもざる」と言いながら、海苔掛けには非ず・・・面白いのは「もり」があって「ざる」が無いのに、「天ざる」と「かもざる」というメニュー構成で、
海苔掛けでは無いのなら「〇〇もり」に呼称を統一したほうが判りやすい気も。
さて、蕎麦自体も安定の旨さだが、今回関心したのは鴨汁の旨さだ。
いわゆる「付け鴨」の付け汁にも色々なタイプがあり、中には鴨の風味だけが・・・などというモノもあるが、ここのは汁の中にしっかりと鴨の旨味が沁みだしていて、しかも鴨肉がたっぷりと入っている。
まあ、「もり」の７００円増しで、「天ざる」と同額の１５００円だから、相応の内容には成るのだろうが、他店と比べてもかなり上位のクオリティという印象だ。
ただ、個人的には前述した野菜天は外して、１４００円に下げてはどうか？という気がしないでも無いがどうだろう？
「そば哲」、遠浅店も良いが、本店には本店の良さがある。
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◇ かもざる 1,500円

《 2018年09月 再訪 》
９月６日未明の「北海道胆振東部地震」、被害の大きかったエリアには、過去に訪れたことのある店もいくつか。
その中のひとつが「そば哲 本店」で、公式サイトをのぞいて見たところ、発災当初の店内は手の付けられないような状態であったそうだが、なんとか１０日には営業再開にこぎ着けたとの事だった。
食材の仕入れの関係もあり、まだメニューは限られたものしか出せないようで、訪れた１５日時点では天ぷらの類は欠品との事だった。
そんな中で頂いたのは石臼手挽きの「田舎そば」というメニュー。
出てきて驚いたのは、かなりの極太ということ。
田舎そばと銘打つところを見ると、おそらくは挽きぐるみなのだろうが、外皮は外してあるので蕎麦の色は予想以上に明るい色をしている。
逆のその色合いと極太にギャップを感じ、これが真っ黒な蕎麦ならむしろ極太でも違和感は無かったかもしれない（笑）
個人的には、蕎麦はもう少し細い方が食べやすいし、味わいも増すような気がする。
土曜日ではあったが、訪れたのは開店直後の１０時過ぎだったので、客は自分ひとりきり。
もしかしてネットなどをあまり利用されない方には、営業再開を知らない方もいらっしゃるのかもしれない。
少しでも利用して、応援したいところだ。
なお、１５日時点では「遠浅店」のほうはまだ営業再開していないとの事だった。

《 2014年11月 追記 》
そば哲の遠浅店がオープンして以来、本店の方はすっかりご無沙汰になってしまったが、今回は店の前を通り掛かる機会があり、久しぶりに立ち寄ってみた。
新蕎麦の時期という事もあり期待大で、今回は「冷したぬき」を注文した。
具材は揚げ玉に加え、刻み海苔、オクラ天、刻んだたくあん？、に山菜そば用の山菜ものっている。
ここまでいくと、「冷したぬき」を超えて「冷し五目」という感じで、個人的には少々やりすぎでは？という気がしないではない。
肝心の蕎麦のほうは相変わらず旨いのだが、若干コシが強すぎる感じがあって、好みが分かれるところかもしれない。
相変わらずの人気店ではあるが、やはり遠浅店のほうが自分の好みに合っているということを再確認させられた。

《 2008年12月 追記 》
食べログにレビューを書くようになってから新規開拓の頻度が上がり、反動でおのずとお気に入りの店を訪れる機会が減ってしまったのは痛し痒しといったところだが、そんな中でも機会を作って再訪したい店の一つが「そば哲」である。
過去に何度か訪れているが今回は基本にかえって「もり」を注文、蕎麦の旨さは相変わらずで、週末だけに開店直後から次々に客が入ってくるさすがの人気ぶり。
基本はニ八のやや太めのそばで、そばのうま味も十分に感じられるもの。
メニューは多くないが基本的なところは押さえている。
セルフながら、食後に無料でコーヒーが頂けるのも嬉しいサービス、店内もなかなか広く、郊外店だけに駐車スペースも余裕があるのはなかなか良い。
店内はテーブル席に小上がりがあるが、奥には座敷もあるようだ。

《 2007年02月 初記 》
そば好きには知られた店の一つで、店主の蕎麦に対するこだわりが感じられる店である。
場所が場所だけに年に数度訪れるのみであるが、どうしてもそば哲の蕎麦が食べたくなって車を走らせることもある。
早来方面へ行く機会があれば、是非とも一度は食していただきたい。

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◆もりそば \700-
◆天ざるそば \1,380-
◆かしわそば \940-
◆ごぼう天そば \940-
　※ 2014年10月 現在