ホントに漸く…食べれました！幻の餃子（！？） : フクロウ餃子

（三ヶ月前の口コミです。ご了承下さい。）

今回も帰省のため、札幌へやって来ました。
で、ふと思う「食べ呑みしたい」、、、。

では何を食べる？
もしかして、あそこのお店、やってないかなぁ〜…

それはもう10年近く前、とある雑誌に掲載された美味しそうな焼餃子。場所は東札幌、最寄りの地下鉄の駅から徒歩で10分の距離とあり、クルマで行ってみたものの、探すのに一苦労…辿り着いたけどお店が閉まっている…これがこのお店へのアタックの始まりでした。
その後、実家への帰省ではなく独りでの札幌食べ呑みの際に交通機関＋徒歩でアタックしましたが、一度、お店の灯りは点いていても「臨時休業します」（その時は多分貸切だったのかと…）となっていた他は、何度行っても全く「やってない」…。電話もしてみましたが「つながらない」、そんな状態が続きました。

このお店には縁がないのか…餃子は好きなのに…。
自分の中に、「諦め」の感じが漂いました。

最後のアタックから半年以上過ぎたこの日…実家にクルマを置いて、午後から街へ。
買い物や用事を済ませて、18時頃、このお店へ電話…つながらない…少し時間を潰して19時過ぎ、再度電話…やっぱりつながらない…。諦めて他のお店に行こうか…
でも「どこか」諦めきれず、大通駅から地下鉄に乗り東札幌駅へ。
駅に着いたのは19:20過ぎ、ダメ元でもう一度電話「でないだろうな…」
ところが「ハイ、フクロウです！」なんと（初めて）つながりました！で、今日は営業していることを確認！（予約は受けていないとのこと）駅から通い慣れた（？）道を、みぞれが降る中急ぎました。そして最後の角を曲がると、看板の灯りが目に入りました。今まで営業しているところに遭遇出来なかったので、ちょっと感動しました！（オーバーな…）

お店に入ると、ご主人サマと女将サマの「いらっしゃいませ！」と明るい声が。カウンターには先客サマがお二人おられました。自分はカウンターの一番奥の席に着きました。
お店は、カウンター６席と、４人がけテーブル席が２組で、ポスター（何故か台湾関係のポスターが多い）や電飾看板などが飾られており、どことなくレトロな感じ（建物自体が古い）ながらアットホームな雰囲気で、自分的に居心地のいい空間です。席に着くとすぐ女将サマによるおしぼりとお茶の提供。その際に早速、生ビール・焼餃子×２・水餃子×１・ほうれん草ともやしのナムル・にんじんとツナのサラダをお願いしました。

すぐに生ビール「キリン ハートランド」が登場！いただきます！あまり飲まない銘柄ですが、スッキリとして呑みやすく、街歩きしてきた体に染み渡ります！
ほどなく、ほうれん草ともやしのナムルと、にんじんとツナのサラダが到着。前菜としていただきます！ナムルは、ごま油がしっかり効いていながらあっさりとした味付け。サラダは、お酢のほのかな酸味がアクセントで、ツナ缶ながらこちらもしつこくない、共に良い前菜・箸休めの一品で、ビールを飲みながらつまんで、メインの餃子の出来上がりを待ちます。餃子が来る前に一杯目がなくなり、餃子の到着前にビールおかわりしました。

少し間があって、水餃子が登場！そのシルエットはまるで「金魚」！かわいい形です。取り皿に醤油・お酢・辣油を注いで、いざ、いただきます！
自家製手作りの皮は、口に入れるとツルッとした舌触りとモチモチの歯ごたえで、その中に、生姜の風味が効いた餡が出て来ており、小さいながら食べ応えのある水餃子です。
そして焼餃子も登場！こちらは焼き目の面がパリッと香ばしく、大きさ的にも次から次へと食べられるもので、ビールが進みます！餡は多分、水餃子と共通か、生姜の風味が効いています。にんにくは効いていないので、お好みで卓上のすりおろしにんにくをタレに入れる感じです。
あっという間に完食して、さらに追加で焼餃子×１・水餃子×１・ライスと、サイドメニューをもう一品頼んでみたくなり、チャーシューをお願いしました。

チャーシューは脂身の少ない部分の肉と醤油で仕込んであり、あっさりながらしっかり味付けなので、どちらか言うとライスよりビールのお供でしょうか。そのライスも普通サイズでも予想より大盛りで、たくあん（鰹節風味）とスープも付いているのがうれしいところ。
ライスのお供には水餃子より焼餃子が合っており、水餃子は皮のモチモチ感が強調されていることから、単体もしくはビールといただくのが良いかと思いました。

お腹いっぱいになり、お会計…3,100円ナリ！これだけ食べて飲んでなら、リーズナブルと言ってイイと思います。
帰りがけにお店の名刺をいただくと、ご主人サマ「また お願いします！」自分「６回目でようやく食べれました。」とご主人サマ「あぁ スミマセン！」と少し申し訳なさそうにされてました。今回の評価「星４.０」は、手作りの餃子と、アットホームな雰囲気、そして何よりレアな営業日に遭遇出来た嬉しさ、と考えて頂ければと…。ただ、お店の立地的にも、営業日的にも自分は簡単には行けないかと思います。ですが、また機会があれば、、、いつ行けるのやら…。
それではまた。ゴチソウサマデシタ！