【味噌】改めて純すみ系シリーズ（18） : らーめん 三ツ和屋

.
今や、札幌ラーメンの代名詞となった「純すみ系ラーメン」。
改めて「純すみ系」をしっかり食べるシリーズです。
第18回目は、札幌東区の「らーめん 三ツ和屋」
さんを紹介します。

=================================

◆ 深夜ラーメンの隠れ純すみ系♪

昨年（2022年）放送されたチーム・ナックスのTV番組で、夜営業のラーメン店のキングを決める「KING OF 深夜 RAMEN」において、すすきの以外のお店で唯一エントリーされたのがこちら、
「三ツ和屋」さん。

10年前の平成24年（2012年）オープン。
深夜営業ながら、地味にファンを増やして来た人気店です。

シャイで寡黙な山内店主は、ナックスの面々から修業先を聞かれても、決して言いません。

以前、「おにやんま」の回でも紹介した
「純すみ系」の定義（鷲尾独自の見解）の中で、
あくまで「純すみ系」はラーメンファンが勝手にそう呼んでいるだけで、お店側は自らを「純すみ系」とは公言しないと書きましたが
まさに「三ツ和屋」さんはそんなお店の一つ、
「隠れ純すみ系」と言うべきお店です。


お店は
札幌市東区北33条東5丁目。
札幌新道沿い、内回り側ですね。

駐車場は
店頭前に数台分が辛うじて停められます。


開店時間は
基本18時半という夜営業で、
定休日も不定休。
お店に行っても開いていないことも多く
いつしか「幻のラーメン店」と呼ばれたりもしておりました
(;^ω^)。
なお、サッカー日本代表の試合の日は、お休みになるそうです。


本日は、仕事帰りの19時半に入店。
前回、食べログでも紹介していますが、
それから3年振りの訪問になります。

お店に到着すると、ぼんやり灯りが灯っている。
今日は無事に営業しております♪


TVで放送された影響もあって、店内はまずまずの混み具合。


メニュー構成は
「味噌らーめん」と「とんこつらーめん」の
二刀流。

前回は「とんこつ」を食べたので、本日は
「味噌らーめん」750円
をお願いします
（※訪問当時の価格です）。


中華鍋でガシガシと具材とスープを炒める音を聞きながら、およそ5分程で着丼。
「熱いのでお気をつけください」と丁寧な対応。

真っ黒でシックな丸い多用丼の中には
濃厚な味噌スープに、生姜、チャーシュー、もやし、ネギ、そしてラードの油膜が輪郭を描く。
非常に美しいビジュアルのラーメンです
(*⁰▿⁰*)。


それでは早速、いただきます♪

ではスープから。
おおお、熱熱♡♡ 味噌いなぁ♪
甘めの味噌ダレに、ニンニクの効いたスープ。
スープに潜む挽肉の旨味に、キリリとした生姜の爽やかさが加わり、二重三重に旨さを重ねていきます。


麺は
札幌の王道、中火縮れの黄色い熟成卵麺。
まさに、プリプリのツルツル♡
コシ、歯触り、スープとの相性も抜群。
スープの旨味に、負けず劣らず、麺がしっかりとマッチしています♪
麺の提供は、サーちゃんのさがみや製麺です。


チャーシューは
小さな豚バラが1枚。
脂がのって、こちらも旨し。


この他、具材は
炒めたモヤシにネギ。
タマネギ、メンマはありません。
それでも、十分旨さを感じるから不思議ですねw


あっという間に、麺と具材完了。

それでは今回も、
最後の一滴までスープを飲み干し、
うま～(*´∀｀*)
またもや完食完飲。

いやはやなんとも
「これぞ王道、シンプルなのに絶妙な旨さの札幌味噌ラー」。
札幌ラーメンの旨さの真髄を伝える一杯。

丸い麺鉢が掌にスッポリと収まって、持ち心地も実に良いです。

油膜があるけど、湯気も出ています。
実に旨い味噌ラーメン。
シンプルだけど、何だろう。
とても不思議な満足感(*´꒳`*)

旨いラーメンを食べた後は、
何とも言えない多幸感に包まれます
╰(*´︶`*)╯

寒い冬の夜に冷えた体を暖める
至福の札幌味噌ラーメン。

旨かった♪ごちそうさまでした


※2022年の197杯目／トータル822杯目

（2022年12月27日訪問）

（2023年12月26日投稿）

オホーツク方面への出張最終日。
予定していた遠軽のラーメン屋さんがまさかの臨時休業で、今回もフラれたため、ラーメンホームの札幌に帰ることにした。

札幌北インターを降りたのが20時半。
向かったのが、すぐ近くの「らーめん三ツ和屋」さん。

お店は札幌新道沿い。北インターを降りて東に戻った、東5丁目、新川訪問に向かって左側にあります。

こちらは夜営業のみの上、不定休も多い、なかなかハードルの高い人気店。
まぁ『開いていたらラッキー』くらいの軽い気持ちで行くと、本日は無事に営業中w。ラーメン屋さん巡りって、ほんと運とタイミングがありますね…。

暖簾を潜って入店。
カウンターのみの店内。先客1名。ご主人と女性（奥様？）の2オペです。

メニューは
「味噌らーめん」と「とんこつらーめん」の2択。それに「チャーハン」と「ライス」。
実にシンプルです。

味噌が人気のようですが、「とんこつらーめん」750円を注文します。

待っている間、情報をググってみたら、ご主人は「すみれ」さんと「まるは健松丸」さんで修業と書いてます。コレは期待大。「まるはBEYOND」さんの亡きご父君のお店ですね。

５分程で着丼。
器は綺麗な真っ黒い鳴門丼。
クリーム色の豚骨スープに、黒いマー油、チャーシュー、海苔、ネギ、白ゴマといった出で立ちが映えます。
熊本系の九州ラーメンといったルックス。

では、いただきます♪

さっそく、スープから。
うん♡。濃厚なのに、まろやかでコクのある豚骨スープ。
気になる豚の臭みもさほど感じず、飲みやすい印象。
仕上げのマー油が、食欲をそそるいい香りを運んできてくれる。

麺は
九州定番の細麺ストレート。加水率低めの固茹でで、プチンとした歯切れの良い食感。
啜り心地、喉越しがいい感じです。

チャーシューは小さな豚バラが2枚。脂が詰まっていて旨い。
具材としての主張が少なく、このらーめん全体を盛り上げるいぶし銀の名脇役って印象ｗ。

スープのエキスが浸み込んだ海苔がいいなぁ。

麺を啜った時に鼻に抜ける、マー油、ネギ、そして白ゴマの「ラーメン香味（こうみ）」。
♬Fall in love とんこつの神様 どうもありがとう～♪
と、つい口ずさみたくなるほど、よい香り。

あっという間に麺終了。うん、量は少なめ。
替玉小が50円なので迷ったが、今日は止めとこう。

さて今回も、最後の一滴までスープを飲み干し、
うまぁ～(*´∀｀*)
またもや完食完飲。

いやはや何とも「ホームで食べる、旨いとんこつのラー」。

やはり地元で食べるラーメンが一番口に合っている。
これは職人さんの腕だけではなく、スープに使われている水だったり、食材だったり、地元の慣れた外気や空気感、環境、ホッとする安心感だったり、いろんな要素がごちゃ混ぜになったうえでの実感。

今回は、定番の九州ラーメンを食べた訳だけど、キチンと札幌の味に仕上がっている。

腹八分目でちょうど良し。
次回は、ぜひ一番人気の味噌を試してみたいですね。

ごちそうさまでした♬


※2020年の109杯目

（2020年9月25日訪問）