”最後の砦”だったのに5月末で閉店です！(ﾉД`)ｼｸｼｸ　 : 平成軒

2020.5月　再訪

平成の初めに一世を風靡した名店「平成軒」の”最後の砦”に
8年振りの訪問。
行くきっかけ作ったのは悪友”サトチナ”氏。

氏が先日ここのレビューをした時に
「スープがぬるい！」って駄々こねたので
検証しに来たって訳。

そしたら店に入った途端目の前に飛び込んだのは
「５月末で閉店します」の張り紙！

マジっすか(ﾟдﾟ)！

すかさず店主に聞くと
「時期的に新型コロナの影響と思われがちだけど
健康上の理由です。」
なんでも何時どうかなっても不思議じゃない満身創痍的状態だとか！

なまらショックで
このショックは琴似の「ふくべ」、
余市の「じょぐら」以来だけど
唯一の救いは閉店前に食べられた事かな。
そういう意味ではサトチナ氏に感謝感謝、頭ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ。

「平成軒」は言わずと知れた「蜂屋」の流れを汲む店でして
私は丘珠時代から味噌オンリーでしたので
今回もそれにしますよ。

・味噌ラーメン(800円)
まずは懸案だったスープですが
確かにぬるいと感じる人いてもおかしくない温度ですが
これはここと同じ系譜である西区の「味の万雷」にも
共通して言える事ってのは偶然でしょか？
ただ、私にはグレーゾーンの範疇と言っておきましょう。

8年振りに食べた感想はスープに関しては
麺啜ると物足りないかなとも思えるけど
スープだけ飲むと汁完したように良い塩梅ですので
日々の微妙なズレの範囲内ではないかと。

店の評価は前回と変えてません。
だってあと半月で閉店するのに今更
細かい点であーだこーだ評価してもしゃあないしょや(笑)

これでまた一つ名店が消える訳ですが、
この味を教えてほしいと申し出る人？企業？もいるようですが、
かつてここがチェーン展開した時に
本店と味が違うって事で次々に支店を閉めた経緯があるように
作り手が違えば同じ味にはならない事は
過去に支店を任されてたここの店主は
百も承知ですから一切教えないとの事ですので。

平成の時代に一気に駆け抜けて
令和になってからも頑張ってた「平成軒」さん、
今迄お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。

２０１２、７、８　再訪

日曜のお昼に家族でおじゃましました。

ここは二度目ですがポイントカードが何故か（？）５個スタンプ押してありギョーザが無料です＾＾；

私は今回も味噌ラーメン、それとチャーシュー飯を。家内は正油を。
それとギョーザ（ポイント５個でサービス）

正油ラーメンは味見させてもらいましたが、旭川ラーメン特有とでもいいましょうか
魚介が強く感じられる味でした。

個人的にはやっぱりここは味噌の方が好きです♫
ただ前回とは少しだけ味のブレを感じましたがさほど気にせず。

平成軒では多分初めてチャーシュー飯を食べましたが見た目ほどはクドさはなく
あっさりとしながらもしっかりした味で、これも美味しくいただきました。

これからも昔の味を懐かしんで時々食べに来ますが
ここは平成軒「最後の砦」という言葉がふさわしいと思う店ですので
どうぞがんばって「伝統の味」を守り続けてください。

ファンの一人として応援してますので＼(^o^)／

････････････････････････････････････････････････････････････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・

２０１２、３、６

昼前に中札内で蕎麦を、お昼に帯広でラーメンを食べて小樽に帰る途中
もう一軒行っておきたい店があるので高速道路北郷ICで降りてこちらにおじゃましました。

この店は先日口コミした熱きレビュアーのzinさんにより詳細がわかり
なつかしさのあまり居ても立ってもいられなくなり訪問した次第です＾＾；
これでダイエットは夢のまた夢となってしまった(゜д゜；)
（どこかからダイエットしてたんですか！と声が、、、気のせいか？）

その名は「平成軒」、、、今ほど色んなラーメン屋さんがなかったその昔
丘珠にあったころはよ～く通いました。

その後あちらこちらでチェーン店化しましたが今残っているのはこちらだけみたい。

やられているのは名物社長ではありませんが、丘珠の店では何度か見かけた顔です。
聞けば当時は他の店を任されていて定期的に味の総仕上げの確認のために
丘珠まで出向いていたようです。

丘珠店も最初は旭川の加藤製麺を使用していたそうですがチェーン店化に伴いスープのほかに
麺まで自前で作るようになったそうです。

各店には８割がた出来上がったスープを供給して残りの２割を各店で１００％に仕上げる。
店によって微妙に味が違うのは残りの２割が作り手によるものか、、、、


本題に戻ります。

こちらには15:30ころにおじゃましました。
この時間ですからお客さんはゼロで店主ひとりだけです。

店主・・・・・「さっき電話くれた人かい？」

飛んだ・・・「はい、そうです。味噌ラーメンの麺硬めで御願いします」

店主・・・・・「硬めって、、、うちのラーメン食べたことある？」

飛んだ・・・「丘珠では食べましたけど、、、」

店主・・・・・「丘珠も作る人によって違うからな～。うちのはもともと硬めに茹でてるよ」

飛んだ・・・「そうですか、、、ならおまかせします」

最初はこんな会話からスタートしました。


待つこと６～７分くらいでしょうか、待望の味噌ラーメンとのご対面です。

容器が茶色だぁ！
（丘珠時代はたしか赤いドンブリでした）

でも見た目はほぼ昔のまんまです。
（チャーシューが同じバラ肉でも昔のは巻いた状態でした）

いただきます♪

う～ん、、、う、う、う、う、う、うま～～～～～い！！！！

なつかしい思いも半分ありますが、でもやっぱりこの味です。

ここの味噌はちょっぴり辛味が効いてるのが良い感じのアクセントになってて
ここでしか味わえない複雑な味わいはまさに、オンリーワンです！

麺はzinさんの情報では現在さがみ屋製麺さんの特注だそうですが
なかなかうまく仕上がってると思います。

お昼に蕎麦とラーメン食べてきましたがなつかしさもあり、完食、完飲であります♪

このあと１時間くらい店主と雑談させていただきました＾＾；

今のラーメン屋さん事情、店に来るいろんなお客さんのこと、などなど、、、

そんな中名物社長のことを伺ったところ、今でも元気でさっきもこの店に奥さんと
来たそうです（ちなみに丘珠のときお店で接客してた女性は奥さんではないそうです）


平成軒は旭川の老舗名店である蜂屋の流れをくむお店であります。

材料も蜂屋同様ゲンコツ、鶏がら、魚系（アジ・鰹節）などを使用
１６時間煮込んで仕上げるこだわりのスープとタレ。

同じ旭川の加藤ラーメンはゲンコツではなくて違う豚骨の部位を使っているそう。

ここの店主は昔、老舗ラーメンチェーンの○龍にもいたそうでラーメンの
スープやタレのとりかた、原価的なことまでさらりと教えてくれます＾＾

接客のことをいろいろ言われている事もご存知でしたが
実際話してみると話し好きで気さくな人でしたよ＾＾

今回いろいろとお話聞くことができましたが
自分も今まで食べログ上でやれコスパがどうのとか上辺だけで判断してた部分も
ありましたが、実際に作り手の想いや苦労を感じると評価することへの重みというか
責任みたいなものを非常に痛感した次第であります。

これからもこのお店と店主さんには
この伝統の味を守り続けてほしいと思いました。

お店を出ると空はすっかり薄暗くなりました。
久々に西の方角にある大倉山にむかって雄たけびを、、、

「このお店、飛んだ決まった！K点超え～～～～～～～！！」