時の流れと変わらぬ味と : 蕎麦とわいん 関

しばらく来ない間に、変わったこと。
厨房のNさんとソムリエのMさんがいなくなった事。
なんだかとっても寂しい。
人懐こい2人の笑顔が脳裏をよぎる。
元気に次の未来に向けてステップアップしてることを信じて、今日はご飯を堪能しよう。

お通しはたまご焼きと妹尾豆腐店の豆腐です。
たまご焼きは出汁の味がじゅわっと滲み出て、フワフワで美味しい。
これは変わらない味だ。
一方、豆腐はかなりしっかりめ。
茎わさびが堪らないアクセントになってます。
あっという間に食べてしまった。

あー、お通しのたまご焼きを食べて、思い出した。
まだメニウになる前に、Nさんが試しに食べさせてくれたたまごサンド。
出汁の旨味で、しっとりジューシーなたまご焼きのボリュームと柔らかいパンのコラボに驚いたっけ。
だってたまごサンドと言えば、茹でたまごだもの。
おし。
久しぶりに頼もうか。
ん、あれ。
出てきて別の意味で驚いた。
前は生食パンだったのに、今回はトーストした厚さ5ミリ程度のパンで、しかも粒マスタードが塗ってある。
これを２枚重ねて片面とし、合計4枚のパンでたまご焼きを挟んでる。
たまご焼き自体はお味もうっすら。
これはこれでありなんだろうけど、前のと全然違ーう。
聞くと、店内ではトーストしたものを出すとのこと。
うう、そうなんだ。
なんと。
残念。

ルスツ豚の焼売は柔らかくて、豚の脂が甘くていい感じ。
ラー油に蕎麦の実が浸っていますが、浸けて間もないからか、めちゃめちゃ固いw
新生姜の豚バラ巻きは、新生姜の分量が多すぎかも。
小指くらいの新生姜がそのまま使われていますが、これだと辛味が強すぎる。
千切りを巻くか、半分くらいの太さのものと水菜を巻くと丁度いいかも。
かなわオイスターのカキフライは、揚げすぎですね。
焦げた味が口に残るのが残念。
妹尾豆腐店のきつね蕎麦は、ちょっと驚き。
きつね、というともちろんお揚げです。
あたしが想像してたのは甘辛く煮たものでしたが、なんと炙ったお揚げがデンと乗ってた。
こんな食べ方したことないけど、食べてわかった。
これはアリだと思う。
香ばしく大ぶりなお揚げの油が、温かい蕎麦つゆに合う。

店長ご夫妻が切り盛りするお店に変わったけれど、関らしいお味と静かな佇まいを守り抜いて、頑張ってほしいです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

美食家の上司と慰労会。
どこのお店にしようか悩んだ挙句、こちらをチョイス。

久しぶりの訪問でしたが、システムにちょっとした変化が。
なんとお品書きがある。
カニカマの蕎麦寿司、オーガニックアトランティックサーモンのカルパッチョ、だし巻き玉子、羅臼産ソイのフリット、蕎麦屋の鳥焼き、更科と季節の蕎麦2点盛、自家製わらび餅の全7品。

蕎麦寿司はマヨネーズのディップで。
んー。
サラダ的な感覚ではありますが、後で蕎麦が出てくるので、こんなに多くはいらないかも。
小さめの蕎麦寿司、小さい生春巻き、スティックサラダのような3点盛とかの方が嬉しいかもなぁ。
カルパッチョは新鮮でとても美味しいです。
わさび菜もナッツもいい脇役。
だし巻き玉子はこの店の看板メニウですから、ちょい甘めではありますが、美味しいです。
ソイのフリットは揚げた蕎麦付き。
乾麺の梅蕎麦だと思います。
フリット自体はふっくらと上品に仕上がっています。
鳥焼きは味もしっかりついていますが、物足りない時はお塩を少しつけて。
添えられた大根煮が美味い。
もっと食べたいくらい^_^
お蕎麦は梅と更科。
梅、香りはほんのり、といったところ。
デザートは、乳糖不耐症のあたしのために自家製わらび餅でした。
ここのわらび餅はとっても良い。
弾力、甘み、大きさ。
素晴らしい。

また来ます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

新しいお店になってから初めて、旦那さんと訪問です。
メニウも一新されている。
目移りしてしまうね。
でもいつものコースを頼んであるので、単品オーダーはまた今度ね。

定番の燻製枝豆、相変わらず美味しいなぁ。
今日は鶏肉の刺身的なものもある。
繊維質で噛み切れないかと思いきや、柔らかくてジューシー。
蕎麦寿司は乾麺ですかね。
菜の花のおひたしは絶品。
エグ味も上手に取り除かれている。
でも春の香りはフンワリ。
定番の出汁巻き卵、ん、今日は白身がハッキリしてる。
すこーし撹拌が足りないかな。
カキフライは、牡蠣自体の新鮮さもさることながら、自家製タルタルソースがおいしー。
玉ねぎのしゃりしゃり感を残しながら、辛味はちゃあんと取り除かれている。
そして、あたしの好きなモッタリ系に仕上がっている。
素晴らしい。
鶏肉とねぎ焼き、醤油ベースのソースとブレンド塩でいただきます。
そして月替わりのお蕎麦。
今月は炭を練りこんだものと、普通のもの。
手打ちではないけれど、この蕎麦も楽しみ。
炭の方が少し硬いのね。
シメは自家製わらび餅。
お腹にも身体にも優しいスイーツは、甘さ控え目です。

お酒込みだと少しお高いけれど、食べに来る価値ありですよ。

店の規模的には、あたしは前の店の方が好きだったなぁ。
狭かったけど、それが逆に安心感があったというか。
お店の方達とのコミュニケーションも取りやすかったし。
でもまあ、経営的には新しいお店の方がいいんだろうなぁ。

どちらにしても応援してます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

変わり蕎麦が食べたくなったらここに来ます。
マンスリーで、普通の蕎麦とあい盛りで提供してくれるから嬉しい。

今日もいつものコースでお任せです。
まずは突き出し。
湯むきしたトマトを和風だしに浸し、蕎麦の実を散らしたものと、燻製枝豆と、いぶりがっこ。
湯むきトマトはさっぱりとしてて、美味しい。
燻製枝豆といぶりがっこはいつも通り。
卵焼きは驚きの大きさ。
ダシがしっかり沁みてて、食べ応え満点。
わさびをつけながら食べるのもオツです。
添えられていたのは、蕎麦寿司。
上には土佐酢で和えたズワイガ二。
うーん、美味い。
倶知安じゃがを寝かせた「540」とズッキーニの天ぷらは皮が薄づきで、甘みが引き出されていて絶品。
540、初めて食べたけど衝撃的でした。
そのくらい甘い。
オリジナルブレンドの塩で食べると更に良し。
牛肉はバルサミコソースと青唐辛子の味噌でいただきます。
青唐辛子はそれだけで酒のツマミになります。
そしていよいよ、変わり蕎麦。
今月は竹炭。
イカ墨かと思ったら違ったー。
さっぱりしていてクセがない。
身体が浄化されそうな感じ^_^
タレは辛め。
江戸前よろしく、先だけつけて啜ります。
自家製ではないけれど、普段味わえない蕎麦が食べられるのがいいのよねー。
甘味は、わらび餅でした。
手作りじゃないのが残念だったのと、藁の香りの強いはちみつが、あたし達には合わなかったかな。

でも、いつも美味しい食事と心地よい空間をありがとうです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

季節のそばの桜味がそろそろ終わりですよ、と電話で言われ、慌てて行きました^_^

今日はお通しに続き、だし巻き卵が登場。
出しがシミシミでフワッフワの大きな卵焼き。
焼き焦げも付いてない綺麗な卵焼き。
流石です。
アスパラと長芋の天ぷらは、カラッとあっさり揚がっています。
散らしてある塩でいただきます。
鳥もも肉の塩山椒焼きは、皮目がパリパリです。
うーん、ジューシー。
そしていよいよお待ちかねの桜の蕎麦。
まずは生で風味を楽しみます。
あー、ほんと、桜の香り。
続けて抹茶塩で。
うん、これも合う。
最後はツユで。
あーもう、お腹いっぱい。
でもスイーツもあるのよね。
今日はわらび餅。
和菓子ってホッコリしますね。
しあわせな気分になりました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

友達と3人で訪問。
今日もほぼ満席。
いつもながら、人気店だなぁ。

先付は、いぶりがっこと燻製枝豆とイチジクのパテ。
イチジクのパテ、初めて食べましたが、すっごく美味しい。
作り方知りたいです。
お酒、特に洋酒に合うと思います。
だし巻き卵は甘すぎなくていいですね。
焼いてるはずなのに、低温でゆっくり作っているせいかすっごくジューシー。
そば粉で作ったパテのカンパーニュ、要はそば粉パテパンですが、パンのようなパサパサ感は少なく、パテに凄く近い密度があります。
かかっているソースとの相性もいい。

友達のうち1人は、日本酒好きで、生酒の百十郎を頼んでいます。
2杯目は裏男山。
パッケージも裏にしてあるなんて、粋ですねぇ。
ウィスキー好きのあたしともう1人はハイボールで。
百十郎、香りがイチゴのようですよ、と言われて訝りつつ嗅いだら。
イチゴです。
まさしく。
味はもちろん、イチゴじゃないけど、香りはイチゴ。
こんな生酒もあるんだー。

厚揚げ焼きは、中身もしっかりある厚揚げなので、パサパサし過ぎず、添えられている梅味噌とのコラボが絶妙。
うちでも作ろうっと。
干し魚の焼き物と海苔には、韓国海苔よろしく、粗塩がかけられています。
お酒が進みますね。
鶏つくねと鶏もも肉のローストは、どっちもすっごく柔らかい。
つくねには、軟骨も混ぜ込まれているので、ところどころコリコリしていて、下味もしっかりとつけられているので、食べ応えがあります。
鶏もも肉、上質のものを使っているとみえ、凄くジューシー。
身がプリプリです。
お代わりしたいくらい。
今月のお蕎麦は、梅紫蘇練りこみと更科。
梅紫蘇練りこみは、梅より紫蘇の香りがたっています。
更科もほんのり蕎麦の香り。
ここの蕎麦は是非、添えられた自家配合の塩でいただいて欲しい。
今日のデザートはレモン味。
友達2人はレモンのタルト。
熱々のほうじ茶と共に。
あたしはレモンブリュレ。
牛乳を使わずに作ったブリュレの上には、砂糖で作ったカラメルがパリパリに固まっています。
おいしー。
さっぱりー。

今週もお仕事が大変でしたが、この食事で癒されました。
ありがとです٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

また来てしまいました。

あたし達が口開け客でしたが、どのテーブルもお箸がセットされていて、「有難いことに満席です」とのこと。
美味しいもの、満席になるのは当たり前です笑

まずは先付け。
前回も供された、香り高い燻製枝豆と、粕漬け、ワカサギの飴煮。
ワカサギ、久しぶりに食べました。
柔らかくて、味が染みてて、口の中いっぱいに磯の香りが。
こんなに小さいのに、不思議です。
粕漬けは市販だとのことですが、吟味する料理人の舌がいいから、深すぎず浅すぎず絶妙な味わいのお漬物です。
１年ものの厚岸産牡蠣には土佐酢のジュレとレモンピールがかけられてます。
牡蠣は小振りで、味もさっぱりですが、仄かなレモンの味とマッチしてます。
タコの頭は、食べやすく切り、片栗粉をまぶして揚げて、甘めのお出汁を潜らせています。
弾力があってとても美味しい。
お魚は天ぷらと唐揚げの2種類の揚げ方で。
添えられた梅味噌が絶品。
あたしも家でよく、梅味噌を作りますが、それとはまた違う美味しさが。
鴨のローストには、子じゃがと焼きねぎ、コンフィが添えられています。
硬めのローストですが、旦那さんは硬めの方が好きらしい。
あたしは柔らかな方が好き。
でも、サラッと振られた山椒塩との相性は抜群。
シェフオリジナルブレンドらしい。
うーん、分けて欲しいくらい。
締めの三色蕎麦は、シェフの手打ちではありませんが、あまり見た事のないようなお味のもの。
赤いのはワイン、黒いのは竹炭が練りこまれているそうな。
ワインが1番モチモチ。
香りはあんまりしないかな。
竹炭は独特の味わい。
更科が霞んでる笑笑
毎月変わった味のお蕎麦を提供してくれるそうなので、それを楽しみにしようっと。
お出汁の味が丁度よく、今日も食を堪能しました。
デザートはモンブランタルト。
これが、甘すぎず、栗の味が濃厚でどんどん食べられる。
乳製品がダメなあたしのために、シェフが作ってくれた傑作です。

お気遣いをありがとうございます。

今日もまた、ステキな夜を過ごせました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

あちこち食べ歩いているあたし達だけれど、あたし達の舌に合った、すっごく美味しいお店ってなかなか無いものなんです。

が、今日は大当たりでした。
カウンターは5人で満席、ボックスは２つ、カップル席が１つの狭い店内は、白目の木材を基調に、スッキリシンプルに片付けられています。
ほんのり燻製の香りがする、シェフが1人、オーナー兼ソムリエが1人の本当に小さなお店ですが、どちらも仕事は丁寧だし、客を逸らさない対応も素晴らしい。

あらかじめコースを予約してあったので、着席してすぐに先付けが供されます。
昆布締め、いぶりがっこのクリームチーズ添え、枝豆の燻製。
昆布締めは、濃い味付けが苦手であんまり食べたことなかったのですが、ここのは丁度いい。
素材の味も活かされているし、それでいて、磯臭さをギリギリ抑えてあるし、でも旨味は残っている、と言うベストな状態。
いぶりがっこに添えられたクリームチーズには、みそと酒粕と一味が混ぜられていて、これがまた絶品。
今が旬のカレイの刺身はとても新鮮だし、何より甘い。
パテはすこーし脂っこいかな？と思いますが、それはあたしの味覚の問題かな？
旦那さんは、とっても美味しいーって言ってます笑
アナゴの天ぷらは身がブリブリです。
上に乗ってるのはなんと、おぼろ昆布の素揚げ。
こんなことして食べたことない。
おぼろ昆布のぬめり感も無く、苦手な人でもイケると思います。
アイディアに脱帽です。
鶏肉と長ネギの焼き物は、鶏肉の皮がパリッパリなのに、身はジューシー。
ネギは白い部分のみ使っていますが、飾り切りがさりげなく入っているところが心憎い。
口に入れると、水分を失わず、甘みを最大限引き出す頃合いで、焼きを止めているのがわかります。
蕎麦は残念ながら機械打ちだそうですが、更科と田舎の2種類の蕎麦をキンキンに締めて出してくれます。
季節によって、いろんな味を練り込むそうなので、それも是非味わいたいなぁ。
最後に、あたし達へのサプライズを用意してくれました。
旦那さんにはアイスのパフェ風、あたしにはクリームチーズのパフェ風。
心遣いに感謝。

良い店にめぐり合い、すっかりご機嫌になりました。
また来ます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶