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この口コミは試食会・プレオープン・レセプション利用など、通常とは異なるサービス利用による口コミです。
Instagramのストーリーズを見て、「新商品候補の『貝だしラーメン』試作分」を頂きました
本日(令和4年3月27日、日曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。
同店をたづねるのは、昨年12月20日(月)以來の事であり、「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘、7囘目です。今年になつてからと云ふものゝ、一度も同店には來てゐなかつたのですね……。
昨日、御店の方が上げられてゐたInstagramのストーリーズに據ると、本日の御晝、「新商品候補の『貝だしラーメン』試作分が數食」あるとの事です。メニュー等には記載されてをらず、興味があれば、註文の際、御店の方に聞いて見ればいゝとの事です。値段は850圓で、追ひ飯も可能との事です。
と云ふ訣で、「貝だしラーメン」を目當に、同店に向ひました。11時5分に到著しますと、既に御店のまへには5名の行列です。御店は11時30分開店ですので、暫く、待ちます。私の後の御客も多數です。
御店は定刻どほりに開店して、私も店内にはひります。「數食」との事で、私のまへの5名で賣切れるかなとハラ/\しましたが、その私がどうやら最初の註文だつたやうです……。と云ふ訣で、私の註文は「貝だしラーメン」(850圓)、「麺大盛り」(100圓)です。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
通常のメニューに於ける「醤油ラーメン」に就いて、私は一通りのメニューを食べてゐますが、その中で貝が使はれてゐるのは、「オレンヂと貝」ですね。此方は昨年7月に食べてゐるやうですが、スープに就いては、以下のやうに記してゐます――
同じ御店の「醤油ラーメン」のスープですから、その風味の系統も同じではあると思はれます。たゞし、今囘、註文した「醤油ラーメン オレンジと貝」に就いては、矢張り、貝の出汁に據る旨味を、仄かに感じます。貝を用ゐると、その旨味に、貝特有の苦味や匂ひが附隨して了ふ事がありますが、匂ひは全く感じられず、苦味も極力抑へられてゐます。人間一個人でもさうですが、長所は短所に、短所は長所に通じてゐるのが、世の常ですが、貝の長所である旨味が活かされてゐます。
オレンジに就いては、スープの味はひに影響を及ぼしてゐるとは、私には思はれず、スープを飮んでゐると、時折、柑橘系の爽やかな香りを感じます。微妙なスープの甘味に就いては、當店が使はれてゐると思はれる特製醤油、香味油、みりん等に據る加糖が擔つてゐるものと思はれます。が、前囘「のどぐろ」を食した時よりも、甘味は抑制的な印象を受けました。
ピリ辛の味附に就いては、偶にそのやうに感ずる程度ですが、スープの深部に至るに從つて、そのピリ辛の頻度が増して來ました。スープの風味としては、特製醤油によるタレの味はひ、貝が主體である出汁の旨味、オレンジの香り、味の「アクセント」としてのピリ辛等が合はさり、「革新的」かどうかは扨置き、非常に面白い試みである事は慥かだと思ひますし、スープ自體も美味しいです。
――と云ふ風にです。「オレンヂと貝」が、貝のだし、オレンヂのかをり、ピリ辛の味附がThemeであつたのに對して、「貝だしラーメン」は、文字どほり、貝だしに特化したラーメンと云ふ事でせうか……?
開店して12分程で「貝だしラーメン」「麺大盛り」が屆きます。
まづは【スープ】のみ飮んで見ます……。「オレンヂと貝」の際には、貝だしに據る旨みを仄かに感じた、と記してゐますが、今囘の「貝だしラーメン」では、貝だしによる旨みを以前よりは強く感じます。と云つて、決して押附けがましい感じではなく、滋味に富みながらも、繊細な風味です。最初にスープを飮んだ一口、ほんのわづかに苦味を感じますが、そのほんのわづかな苦味と旨みとは、コインの裏表のやうな表裏一體な關係でせう……。匂ひは全くと云つていゝ程なく、返しや香味油も、貝だしの風味を損はない程度、抑制的に用ゐられてゐます。だしに據る旨みと仄かな甘味とが特徴のスープですが、決して薄いと云ふ事はありません。ですので、中細である麺の存在感に、スープが負けると云ふ事はありません。絶妙な味附が特徴のスープです。
【麺】は中細で、全粒粉が用ゐられてをり、加水は中庸です。モチモチした食感が特徴です。
【具】は、レア氣味の仕上がりである薄めにスライサーでスライスされた、面積の廣いチャーシューが二枚(?)、短册切りと繊切りとの中間ぐらゐの大きさに縱に切られた白髪ネギ、柚子、メンマ、あをさ海苔(?)と云ふ邊でせうか……。以前、ネギは輪切りに近い形で細かく切られてゐたと思ひますが、私は今囘のやうな縱に切る形である白髮ネギが好みです。海苔も以前は、燒き海苔でしたが、今囘はあをさ海苔へと變更されてゐました。ネギや海苔の變更に就いては、他のメニューでもさうなのか、それとも「貝だしラーメン」のみなのかは分りませんが、私はこのラーメンに就いては、之でいゝなと思ひました。あをさ海苔(?)は、貝だしと相性がいゝでせうし……。
「上海總本店」さんや二郎系のラーメンもいゝですが、最近、繊細な風味であるラーメンを以前より好むやうになりつゝあり、その點、「一麺天に通ず」さんは美味しいなと更に思ひました。御馳走樣でした。
限定メニューである醤油ラーメンの「煮干し」(850圓)、「麺大盛り」(100圓)、「ねぎ」(増しトッピング、50圓)を頂きました
本日(令和3年12月20日、月曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。
「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘、6囘目です。前囘、醤油ラーメンのレギュラーメニューは一通り食べました。今囘は限定メニューで良さゝうなものがあれば、と思ひ、御店に伺ひます。
12時12分に御店に到著すると、行列は3名です。本日の限定メニューは「煮干し」(ラーメン850圓、油そば900圓)であり、(醤油)ラーメンには「追ひ飯」(130圓)が可能との事です。
御店の囘轉は早く、直ぐに入店出來ました。註文は、醤油ラーメンの「煮干し」、「麺大盛り」(100圓)、「ねぎ」(増しトッピング、50圓)です。
【私の「煮干し」に就いてのイメイジ】
扨、私、何時も出羽守のやうな事ばかり云ひますが、今囘もそれらしき事を云ひます。と云ひますのも、ラーメンで「煮干し」と云ふ文字を確認しますと、條件反射で想起するのは、今はなき東京・大久保の「めとき」さん、今も健在である同じく馬場下町(早稻田)の「メルシー」さん、そして最近ですと、同じく水道橋の「勝本」さんです。
「めとき」さんの煮干しが主體だつたと思はれるスープは、煮干しに纏はるゑぐみさへも、同店に於ける風味の長所に迄、昇華されてゐたやうに記憶してゐます。「メルシー」さんは、學生向き、大衆向きの煮干し系、「勝本」さんに關しては、煮干し系ラーメンのUpdate版であると私は認識してゐます。「勝本」さんのばあひ、接客も接客のプロが擔當してゐるとの印象を受けました。
その「勝本 水道橋店」さんのスープに就いては、今年の一月に以下のやうに記してゐます。「スープに關しては、名古屋コーチンなどの鷄、煮干に各種の節、それに鰯などが用ゐられてゐるさうです。その爲、一口スープを口に含むと、若干の苦味をも感じますが、嫌な感じではありません。その後、すぐに鷄や魚介系の旨味を感じ、醤油系の風味をも感じますが、尖つたやうな鹽味は感じず、鹽味を前面に押し出すやうなタイプではない事が分ります。スープには油膜が浮かんでゐる事が一見されますが、この油膜がスープにコクと甘味とを與へてをり、麺、油膜、スープの一體感が素晴らしいです」。
加へて、レヴューは記してゐませんが、新宿ゴールデン街の「凪」さんでも、「煮干し」のラーメンを食べてゐます。此方は店名のとほり、正に「すごい煮干」のスープと云ふ印象です。
何が云ひたいかと云ひますと、「煮干し」と云ひますと、私は「めとき」さんや「凪」さんのやうな、良い意味で「灰汁が強い」スープを聯想し勝ちだと云ふ事です。
【「一麺天に通ず」さんの「煮干し」に就いて】
一方で、今囘、食べる「一麺天に通ず」さんの醤油ラーメン「煮干し」に就いてですが、まづは詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
以下、スープや具材に就いて、前囘の文章をコピペしてゐる箇所がありますが、それは基本であるスープや具材の構成が(ほゞ)同じだと思はれる爲です。
【スープ】は、何時もどほり、黄金色の澄んだ状態の清湯です。適量用ゐられてゐる香味油と思しき油膜が、御店の電燈による光を反射させてゐて綺麗です。鶏が主體のおだしに、醤油ラーメンのIdentityとして、特製醤油が用ゐられてゐる……と云ふのが、同店の醤油ラーメンの特徴でせうか……?
「煮干し」の特徴としては、その風味を仄かに感ぜられます。最初にスープのみ飮んで見ると、頗る穩やかな煮干しのかをりが口腔や鼻腔に漂ひます。そして、遲れて、香味油に由來するコクと甘みとを認識出來ます。
同店のスープの傾向としてでせうか、返しによる味附や煮干しによるかをりは抑制的であり、上品で繊細なおだしの風味を飽く迄も損はないと云ふスタイルが貫かれてゐると云へませうか。煮干し特有の苦味は全く感じません。
「煮干し」に纏はるかをりや極めて仄かな味はひに就いては、ラーメンを食べ始めて前半の段階で確認出來るやうな仕組であり、その後は、段々とスープのおだしと返しとが存在感を取戻して來ます。スープは、穩やかな風味であり、以前に記した事ですが、「微妙なスープの甘味に就いては、當店が使はれてゐると思はれる特製醤油、香味油、みりん等に據る加糖が擔つてゐるものと思はれます」。
増しトッピングしましたネギと共にスープを食しますと、上述しましたスープの味はひにネギ特有の清涼感と極めて微妙な辛みが加はりますし、「煮干し」には細かく微塵切りされた玉葱もネギの横に添へられてをり、此方はスープの味はひに、玉葱特有の甘みを加へて呉れます。レアチャーシューと共にスープを食しますと、御肉特有の旨みがスープの味はひに加はり、變化を樂しめます。
【麺】に就いては、前囘迄のレヴューに記述を讓りますが、今迄よりも若干太めに感じました。が、氣のせゐかも知れません。
【具材】は、レア氣味の仕上がりである薄めにスライスされた、面積の廣いチャーシュー、微塵切りにされた白ネギと玉葱、メンマ、海苔が一枚と云つた邊でせうか。詳しくは、前囘迄のレヴューに記述を讓ります。
とまれ、御馳走樣でした。
醤油ラーメン「オレンジ」(750圓)、「麺大盛り」(100圓)、「チャーシュー2枚」(150圓)を頂きました
本日(令和3年12月15日、水曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。
「食べログ」にてレヴューを書くのは、今囘が5囘目です。同店のメニューは、醤油ラーメンと油そばとに、大きく別れてゐます。そのうち、醤油ラーメン(限定メニュー以外)に就いては、之まで、「オレンジと貝」、「カツヲ」、「エビ」と食べて來ました。
今囘は、醤油ラーメンのレギュラーメニューである「オレンジ」を食べようと御店に伺ひます。之で醤油ラーメンに就いては、全メニュー食べた事になる訣です。
11時19分に御店に到著すると先客は0名であり、私が一番乘りです。最近は、「夢を語れ 廣島」さんもさうですが、夏頃に比べて、行列が少い印象です。一方で、最近、開店したばかりの「めん 呼白」さんに關しては、中々の人數の行列です。
11時30分ちやうどに開店して、手前奧のカウンター席に案内されます。註文は、上述したとほり醤油ラーメンの「オレンジ」(750圓)、加へて、「麺大盛り」(100圓)、「チャーシュー2枚」(150圓)です。
因みに、長らく、同店の限定メニューは「のどぐろ」でしたが、いつの間にか「煮干し」へと變つてゐました。
註文したメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
今囘の「オレンジ」にせよ、醤油ラーメンと云ふ枠組に變りない事を考へますと、ラーメンに就いての内容は、今迄と重複して了ふ部分が少からずあるものと思はれます。ですので、今囘は簡潔に記します。
註文しまして、9分後にラーメンが屆きます。
【スープ】は、何時もどほり、黄金色の澄んだ状態の清湯です。適量用ゐられてゐる香味油と思しき油膜が、御店の電燈による光を反射させてゐて綺麗です。鶏が主體のおだしに、醤油ラーメンのアイデンティティとして、特製醤油が用ゐられてゐる……と云ふのが、同店の醤油ラーメンの特徴でせうか……?
「オレンジ」の特徴としては、柑橘系の風味が重ねられてをり、「少しピリッとした辛み」が足されてゐる事でせう。最初にスープのみ飮んで見ると、頗る穩やかなオレンジのかをりが口腔や鼻腔に漂ひます。そして、遲れて、わづかな辛みを認識出來ます。
同店のスープの傾向としてでせうか、返しによる味附やかをりは抑制的であり、上品で繊細なおだしの風味を飽く迄も損はないと云ふスタイルが貫かれてゐると云へませうか。
以前、「オレンジと貝」を食べた際には、貝に關する「匂ひは全く感じられず、苦味も極力抑へられてゐます」と記してゐるものゝ、矢張り、その風味を、良くも惡くも感じたのが事實です。が、今囘の「オレンジ」に就いては、當然ながら、貝に由來する風味は存在せず、その分、純粹に柑橘系の風味を樂しめたやうに思へます。
が、「オレンジ」に纏はるかをりや、ピリ辛な風味に就いては、ラーメンを食べ始めて前半の段階で確認出來るやうな仕組であり、その後は、段々とスープのおだしと返しとが存在感を取戻して來ます。スープは、穩やかな風味であり、以前に記した事ですが、「微妙なスープの甘味に就いては、當店が使はれてゐると思はれる特製醤油、香味油、みりん等に據る加糖が擔つてゐるものと思はれます」。
ネギと共にスープを食しますと、上述しましたスープの味はひにネギ特有の清涼感と辛みが加はりますし、レアチャーシューと共にスープを食しますと、御肉特有の旨みがスープの味はひに加はり、變化を樂しめます。
【麺】は、中細で、全粒粉が用ゐられてをり、モチモチした食感が特徴でせうか。麺に就いては、多少の違ひはありませうが、前囘迄のレヴューに記載を讓ります。
【具材】は、レア氣味の仕上がりである薄めにスライスされた、面積の廣いチャーシューが、増しトッピングですので、恐らくは4枚以上、微塵切りにされた白ネギ、メンマ、海苔が一枚と云つた邊でせうか。チャーシューは、味附自體は薄いですが、それだけに肉本來の旨みが感ぜられて、繊細な風味のスープともよく合ひます。メンマも抑制的な味はひながら、コリ/\とした食感が私好みです。
同店の醤油ラーメンは、レギュラーメニューに關しましては、一通り食しましたが、いづれも頗る繊細な味はひや風味です。最後に食べただけあつて、感覺が鮮明であると云ふ條件もありませうが、一番、私が氣に入つたのは、今囘の「オレンジ」です。
とまれ、御馳走樣でした。
「醤油ラーメン エビ」(750圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)を頂きました
本日(令和3年9月17日、金曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。
11時24分に到著すると、御店のまへに8名の行列です。開店時間と同時に店内に案内されます。店内はカウンター席のみで、席數は13です。後のお客も來て、直ぐに店内は滿席になり、御店のまへに行列も出來たやうです。
「醤油ラーメン エビ」(750圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)を註文します。一巡目に入店出來たものゝ、順番の關係上、2ロット目の爲、少し待ちます。と云ふ訣で、14分後にラーメンが屆きます。
上述しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
當店の醤油ラーメンは、限定の「のどぐろ」、「オレンジと貝」、「カツヲ」と食べて來ましたが、いづれもスープの色合ひは、ほゞ同じやうな感じで、黄金色の澄んだ状態の清湯です。共通に用ゐられてゐる薄味のだしに、メニュー毎に異なる香味油、だし等を加へて、違ひを生じさせてゐるのでせう。
今囘の「エビ」に就いては、「數種類の海老の旨味と特製醤油をブレンドした」と書いてあります。
まづは、スープのみ飮んで見ると、基本である和風だしの風味を損はない程度に、エビの旨みと特製醤油とが重ねられてゐると云ふ感じでせうか……。實は前囘、「カツヲ」を食べた際には、少し返しが弱いのでは、とも感じたのですか、今囘はほんの少しだけ濃いかな、と云ふ印象です。
スープは一口目、二口目ぐらゐであれば、海老のかをりも仄かに感じますが、次第に慣れて來ます。個人的には、更にもう少し返しが強くても、許容範圍かなとは思ひますが、それだと基本である薄味のだしやエビの風味が負けて了ふのでせうね。餘りエビの風味が強いと、人によつてはくどく感ずる事でせうし。
廣島の方達には、東京に由來する濃厚な魚介豚骨スープが合はないと云ふ方達や、魚介のにほひが氣になると云ふ方達が、實際にゐるやうでもありますし、薄味で癖のないスープのはうが好まれるのかも知れません。廣島の中華そばも、醤油豚骨ではありますが、意外にアッサリとしてゐますし……。
當店に話を戻しますと、全體として落著いた仕上がりのスープですので、女性にも好まれるやうに思はれます。實際、他のラーメン店に比べて、當店は、カップルでのお客や女性のみのお客が多い印象です。御店も御洒落な雰圍氣ですし。
麺や具に就いては、前囘迄のレヴューで扱つた内容とほゞ同じです。
麺は中細麺で、全粒粉が使はれてゐるタイプです。相變らずもち/\とした食感を覺える事から、加水率は高めの部類ではないでせうか。スープや具との相性はいゝやうに思へます。
具は、低温調理されたと思はれる薄めにスライスされたチャーシューが3枚、メンマ、海苔、ネギ、干しあみえび、トッピングした煮玉子と云つた邊でせうか。チャーシュー、メンマ、煮玉子はいづれも味附は、頗る抑制的です。系列店である「麺屋 會心の一振り」さんのばあひ、具は別皿に盛られてをり、その具も比較的しつかりと味附が爲されてをり、私は御數として食しました。が、「一麺天に通ず」さんの具のばあひ、スープに浸して食べる事を考慮して、作られてゐるやうです。
煮玉子の黄身はトロ/\で、それ自體のこくを味はへ美味しく感ずる爲、私はトッピングとして註文するばあひが多いです。メンマは矢張りコリ/\とした食感が特徴です。毎囘、トッピングして増量するか迷ふのですが、今の處、頼まずです。
前囘、「カツヲ」を食べた際には、「この纖細な風味のスープには、『追ひ飯』(鰹、海老ラーメン、限定ののどぐろも可能、130圓)を追加註文して、〆としてお茶漬けのやうに食すのが適してゐるのではないでせうか」と書きましたが、今囘(も)「追ひ飯」ではなく、「麺大盛り」を擇びました。
とまれ、御馳走樣でした。
「カツヲ」(720圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)、「ねぎ」(50圓)を頂きました
本日(令和3年8月20日、金曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。
11時11分に御店に到著しますと、竝びはなしです。11時30分の開店まで、御店のまへで待ちます。後のお客も何名か見え、私が食事を終へて御店を出る際にも、何名かの行列が出來てゐました。
11時30分ちやうどに御店は開店です。カウンター席のみで、私は一番乘りでしたので、一番奧の席に著席します。
ホールの店員さんに註文を告げて、支拂ひは後拂ひです。「カツヲ」(720圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)、「ねぎ」(50圓)を註文します。ねぎに關しては、「(追加トッピングではなく)増量ですが……」と云ふ風に確認されましたから、「大丈夫です」と返事します。
待つ事、7、8分ぐらゐで待望のラーメンが屆きます。「カツヲ」(720圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)、「ねぎ」(50圓)に就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
醤油ラーメンのメニューとして、最初に記載されてゐるのが「カツヲ」ですから、同メニューが基本のメニューだと思はれます。
「味はひ深い鰹の香味油と甘味を活かした特製醤油で仕上げた王道の一杯」との事です。言葉に就いて、細かい事を云ふやうですが、茲で云ふ「王道」とは、正しくは「正統派」とでも云ふやうな言葉を用ゐるべきでせうね。
スープは當店らしい黄金色の澄んだ状態です。以前のレヴューに於ても言及しましたが、廣島では珍しい清湯です。私が感ずる限りでは、鶏ガラメインのだしに、特製醤油による返しが用ゐられてをり、水面に確認出來る油膜は、メニューに記載されてゐるとほり「鰹の香味油」であると思はれます。
味はひを下支へしてゐるだしにせよ、特製醤油による返しにせよ、全體的に鹽角がなく、まろやかな印象です。「甘味を活かした特製醤油」との事ですが、甘味が強い訣ではありません。味の感覺は人により千差萬別ではありますが、ともすれば、薄味と受け取られかねないレヴェルの手前で踏みとゞまつてゐるやうな感じです。「鰹の香味油」も風味は控へめです。
麺は中細麺で全粒粉が使はれてゐるタイプです。やゝ多加水率寄りで、モチモチとした食感が樂しいです。今囘(も)大盛にしましたが、若い男性であれば、もう少し、量が欲しいかも知れません。その場合、各種のご飯物を頼めばいゝのでせう。スープとの絡みは良好で、ネギとの相性も良く感じます。
具は、低温調理されたと思はれる薄めにスライスされたチャーシュー、メンマ、海苔、鰹節、増量したネギ、トッピングした煮玉子と云つた邊でせうか。チャーシュー、メンマ、煮玉子はいづれも味附は、頗る抑制的です。スープと味が喧嘩しないやうに考慮されてをり、肉の旨み、煮玉子の黄身のこくとを味はふタイプでせうか。黄身はトロ/\な仕上がりで好印象です。メンマはコリコリとした食感が特徴です。ネギに關しては、50圓だと思ひ、今囘、増量しましたが、私の好みとしては、普通の量でも構はない氣がします。鰹節をスープに浸して、麺と共に食しますと、当然ながら旨みが増します。
スープ、麺、具と全體的にアッサリとした仕上がりのやうに感じました。纏まりには優れてゐると思はれます。この纖細な風味のスープには、「追ひ飯」(鰹、海老ラーメン、限定ののどぐろも可能、130圓)を追加註文して、〆としてお茶漬けのやうに食すのが適してゐるのではないでせうか。
とまれ、御馳走樣でした。
廣島に於ける新進氣鋭のラーメン、接客も素晴らしいです
本日、廣島は胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。當店をたづねるのは、今年の三月以來、二度目です。
11時37分に到著しますと、御店のまへに二組四名の方が既に竝ばれてゐます。開店時間が、11時30分ですので、二巡目の方々が竝ばれてゐる訣です。前囘もさうでしたが、當店は男性客のみならず、男女のカップルや女性のグループも少からずいらつしやると云ふ印象です。
私も行列に加はります。前囘は、限定メニューである「醤油ラーメン のどぐろ」(850圓)と「追ひ飯」(130圓、カツヲ、エビラーメンのみですが、のどぐろも可能)を頂いた爲、今囘は別のメニューにしようと思ひます。「醤油ラーメン カツヲ」(720圓)が、基本のラーメンだと思はれますが、前囘から氣になつてゐたのが、「醤油ラーメン オレンジと貝」(850圓)です。
其處で、行列に竝んでゐる際、店員さんから註文を聞かれる爲、「醤油ラーメン オレンジと貝」(850圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)を註文します。「少しピリ辛ですが、大丈夫ですか?」と店員さんからたづねられた爲、「大丈夫です」と答へます。
成程、メニューに據ると、同メニューに就いては、「さつぱりオレンジ風味に貝の出汁を合はせた革新的な一杯 少しピリ辛」と記してあります。因みに他のメニューに就いては、アップロード致します畫像を御覽下さい。
竝び始めて14分で入店出來、更に6分後にラーメンが屆きました。店内はカウンター席のみで、後拂ひです。「醤油ラーメン オレンジと貝」(850圓)、「麺大盛り」(100圓)、「煮玉子」(100圓)に就いて、詳しくは、何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
スープは、この御店らしい、黄金色の澄んだ状態です。廣島では珍しい清湯です。前囘のレヴューに於て、「のどぐろ」に就いては、以下のやうに記載しました――。
鶏がらやのどくろの出汁に、醬油ダレを用ゐたものでせうか。數口、飮んで見ると、慥かに魚介の風味を感ずる一方、他の出汁や醬油ダレの風味は控へ目で、色々な方々がレヴューで言及されてゐるとほり、仄かに甘みを感じます。が、他の味はひを邪魔する程の甘みではなく、魚介の出汁に關しましても、苦味や匂ひは感じません。固より、のどぐろは西日本を中心に好んで食される高級魚ですが、その魚介の出汁と西日本的な味附は、相性が良いのかも知れません。スープには、鶏油でせうか、それとも香味油でせうか、恐らくはいづれかが用ゐられてをり、スープに香ばしい風味を添へてゐます。
――と。同じ御店の「醤油ラーメン」のスープですから、その風味の系統も同じではあると思はれます。たゞし、今囘、註文した「醤油ラーメン オレンジと貝」に就いては、矢張り、貝の出汁に據る旨味を、仄かに感じます。貝を用ゐると、その旨味に、貝特有の苦味や匂ひが附隨して了ふ事がありますが、匂ひは全く感じられず、苦味も極力抑へられてゐます。人間一個人でもさうですが、長所は短所に、短所は長所に通じてゐるのが、世の常ですが、貝の長所である旨味が活かされてゐます。
オレンジに就いては、スープの味はひに影響を及ぼしてゐるとは、私には思はれず、スープを飮んでゐると、時折、柑橘系の爽やかな香りを感じます。微妙なスープの甘味に就いては、當店が使はれてゐると思はれる特製醤油、香味油、みりん等に據る加糖が擔つてゐるものと思はれます。が、前囘「のどぐろ」を食した時よりも、甘味は抑制的な印象を受けました。
ピリ辛の味附に就いては、偶にそのやうに感ずる程度ですが、スープの深部に至るに從つて、そのピリ辛の頻度が増して來ました。スープの風味としては、特製醤油によるタレの味はひ、貝が主體である出汁の旨味、オレンジの香り、味の「アクセント」としてのピリ辛等が合はさり、「革新的」かどうかは扨置き、非常に面白い試みである事は慥かだと思ひますし、スープ自體も美味しいです。
麺は中細で、全粒粉が用ゐられてをり、加水は中庸です。モチモチした食感は、左記しました麺の作り方に據る要素が大きいものと思はれます。全粒粉麺は、ヘルシー且つ榮養價が高く、女性にも人氣であるとの事です。スープとの相性も良好です。今囘、「大盛り」にしましたが、私の實感ですと、200グラムぐらゐでせうか。
具は、レア氣味の仕上がりである薄めにスライスされた、面積の廣いチャーシューが二枚、微塵切りにされた白ネギ、メンマ、海苔が一枚、追加トッピングの煮玉子が一つと云つた感じでせうか。當店の煮玉子を始めて食しましたが、黄身は、半熟と固茹での中間ぐらゐの状態です。食べるのを後囘しにして了つた爲、スープの熱により、そのやうになつて了つたのかも知れません。下味は控へ目でして、玉子自體の味はひを優先する仕上がりです。微塵切りにされた白ネギは、上述したスープ、麺との相性が拔群です。
總じて美味しく頂けました。また、御店の方々の接客も丁寧で、寧ろ、此方が恐縮するぐらゐです。
當店(「一麺天に通ず」さん)、「ラーメン屋 るっきー」さん、「廣島つけ麺 ぶちうま」さん邊は、もう少し「食べログ」に於ても、評價が上がつても良からうものに、と私は思ひます。
とまれ、御馳走樣でした。
大阪の系譜に當たるラーメンを廣島にて食す
私は、95年の初上京以來、長らく東京都とのご縁があります。それゆゑ、文化や食文化に關しましては、東京の影響下にある事、多大であります。
が、それでゐて生まれや育ちは廣島でありますし、仕事の爲、福岡にゐた事もありますから、西日本と私とも縁があります。短い日數ではありますが、仕事の爲、神戸の三宮に滯在した事もあります。
用ゐる言葉に就いては、私はほゞ標準語であらうかと思はれますが、匿名掲示板にて、大阪ではかすうどんと云ひ、食べ物にかすと云ふ言葉を使ふなんて信じられない、と云つてゐる人がゐた爲、でも、天かすなんて云はないですか、と問うた處、揚げ玉だと、澤山のレスポンスを頂きました。ほゞ標準語であるとみづから思つてゐても、西日本的な言葉遣ひが、矢張り、私には殘つてゐるやうです。
(※)いちわう、注記しますが、かすうどんのいはゆる「油かす」と「天かす」とは異なります。ご存知ではない方は、御自身で詳しく御調べ下さい。
言葉と云ふ文化もさうですが、食文化に關しましても、矢張り、私には西日本的な側面が存在してゐます。譬へば、東京で肉うどんやそばと云へば、豚肉ですし、カレーライスのお肉も豚肉ですが、西日本では、その悉くが牛肉です。斯く云ふ私も、牛肉を好みます。肉うどんと云へば、甘辛の味附の牛肉と相場が決まつてゐます。福岡であれば、醬油でさへも甘辛のものが好まれます。
本日、廣島は銀山町界隈にあります一麺天に通ずさんにて、御晝を頂きました。大阪の人氣ラーメン店である、人類みな麺類さんの孫弟子にあたる方が、廣島で開店された御店との事です。
私が食べログにてフォローさせて頂いてゐる方々には、關東の方が多いのですが、さう云ふ方々の人類みな麺類の本店さんや東京支店さんに就いてのレヴューを讀むと、スープが甘い事が言及されてゐます。慥かに、首都圏にあつては、ラーメンにせよ、そばやうどんにせよ、あつさりとした醬油味が好まれる傾向のやうに思はれますし、私もさう云ふスープなり、御出汁も美味しく頂いてゐます。多少、鹽つぱいものさへも、私は好みます。一方で、上述しましたやうに、私は甘みがあるスープや御出汁も好物なのです。
開店の二十分まへに御店に到著すると、既に十名くらゐの竝びです。前に竝ばれてゐる女性二人組の話が聽こえて來ましたが、夜の部は整理券が必要なものゝ、晝は必要ないとの事です。
初囘ですので、基本のメニューを頼むべきかとも思ひましたが、お店のレヴューを讀みますと、限定ののどぐろがお薦めと書いてあるものが多い爲、私も醬油ラーメンのどぐろ(850圓)を註文しました。追ひ飯も可能との事ですが、まづはラーメンを食べてから、追加註文をするかどうか決める事にしました。
カウンターの席のみで、私は偶々、店員さんが調理されてゐるコーナーの前と云ふ齧り付きの席でしたので、調理の樣子が見えました。
暫くして、醬油ラーメンのどぐろが届きました。
黄金色の澄んだスープは、醬油豚骨が主流の廣島では珍しい清湯です。鶏がらやのどくろの出汁に、醬油ダレを用ゐたものでせうか。數口、飮んで見ると、慥かに魚介の風味を感ずる一方、他の出汁や醬油ダレの風味は控へ目で、色々な方々がレヴューで言及されてゐるとほり、仄かに甘みを感じます。が、他の味はひを邪魔する程の甘みではなく、魚介の出汁に關しましても、苦味や匂ひは感じません。固より、のどぐろは西日本を中心に好んで食される高級魚ですが、その魚介の出汁と西日本的な味附は、相性が良いのかも知れません。スープには、鶏油でせうか、それとも香味油でせうか、恐らくはいづれかが用ゐられてをり、スープに香ばしい風味を添へてゐます。
麺は中細で、やゝ縮れてゐて、全粒粉が用ゐられてをり、やゝ多加水寄りです。多加水寄りであれば、食感はモチモチしてゐる筈ではありますが、全粒粉が使はれてゐる爲か、齒應へを感じ、風味は香ばしく感じます。スープとの絡みも惡くはありません。
具は、チャーシューが二枚、白髪ネギ、柚子、メンマに海苔です。チャーシューは、豚バラ肉(?)が低温調理されたものでせうか。今逸りと云はれるレアチャーシュー程ではないですが、レア氣味な感じのチャーシューが、薄めにスライスされてゐます。控へ目な味附です。白髪ネギは、廣島では珍しく思はれます。切り方も丁寧ですし、辛味や香りがスープや麺の味と喧嘩する事もなく、飽く迄も脇役に徹してゐます。柚子は、甘みを感ずるスープとよく合ひます。メンマは、やゝコリコリとした食感には缺けますが、落著いた味はひです。
ラーメンを食べて暫くして、矢張り、追ひ飯(130圓)も追加で註文する事にしました。
ラーメンは、スープ、麺、具の纏りも良く感じました。
追ひ飯を食べる爲、丼にはスープを殘して置きました。小さな椀に、少量のご飯が粧つてあり、お麩、紫蘇、胡麻がトッピングしてあります。椀にスープを入れるのですか、それとも丼にご飯を入れるのですか、と店員さんに聽いた處、どちらでも構はないとの事でしたので、私は丼にご飯を入れました。そのはうが手取り早いですから。追ひ飯も、御茶漬けのやうに美味しく頂けました。
總じて美味しくラーメンを頂けました。御馳走樣でした。
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早稻田の文士
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店名 |
一麺天に通ず
|
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ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
080-4556-1859 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
銀山町駅から92m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
(カウンター13 席) |
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個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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公式アカウント | |
オープン日 |
2019年7月21日 |
備考 |
支払いは現金のみ。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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本日(令和4年6月29日、水曜日)、廣島市中區胡町にあります「一麺天に通ず」さんにて、御晝を頂きました。同店をたづねるのは、同年3月27日(日)以來であり、「食べログ」にてレヴューを記すのは、今囘が8囘目です。
御店のInstagramを拜見して知りましたが、本日の限定として、「冷やし貝ラーメン」(920圓)が提供されるとの事です。「はまぐり、しじみ、あさり、牡蠣、ほたて貝柱、羅臼昆布などを使つて仕上げた1杯」との事です。
前囘のレヴューでは、試作品である「貝だしラーメン」を食してゐますから、その「冷やし」版でせうか……? たゞし、「冷やし」に關するInstagramの記事には、「今年もやります!」と記してありますから、「貝だしラーメン」よりも「冷やし貝ラーメン」が先行してゐると云ふ事でせう。
11時11分に御店に到著すると、御店のまへに竝んでゐるのは1名です。私も續けて竝びます。後の御客は多數です。11時30分、定刻どほりに開店です。一巡目の席は直ぐに埋まり、外にも行列が出來ます。矢張り、人氣があります。
本日は「冷やし貝ラーメン」と温かいラーメンの限定として「のどぐろ」があるとの事です。私は迷はず、「冷やし貝ラーメン」を註文して、「麺大盛り」(+100圓)にします。待つ事10分で、待望のラーメンが屆きます。上述左記しましたメニューに就いて、詳しくは何時ものとほり、畫像を御覽下さい。「百聞は一見に如かず」と申しますから。
【スープ】
まづはスープのみ飮んで見ます。一口目の印象としては、矢張り、上述しました複數種の貝に據る風味を感じます。香りも、飽く迄、香りであり、匂ひではなく、嫌味な感じがしません。貝に據る旨味が主體であり、醤油系の返しに據る味附は、寧ろ、脇役のやうな印象を受けます。前囘の「貝だしラーメン」の際にも記しましたが、(旨味は)決して押附けがましい感じではなく、滋味に富みながらも、繊細な風味です。
「冷やし」ですので、勿論、スープは冷やされてゐます。スープを飮み進める毎に、みづからの嗅覺が慣れて來て、その香りを當然の事と受け入れて行く感じです。
同店の醤油ラーメン全般に當嵌る傾向かも知れませんが、繊細な出汁に據る旨味が主體として扱はれてをり、醤油系の返しは、その旨味を引立てる爲に存在してゐると云ふイメイジです。この邊、返しの主張が強い東京に於けるラーメンや蕎麥とは、趣が異なり、西日本的と云へるかも知れません。
【麺】
麺は中細で、全粒粉が用ゐられてをり、加水は恐らく中庸です。前囘の「貝だしラーメン」では、モチモチした食感が特徴ですと書いてゐますが、今囘は「冷やし」と云ふ事で、かために茹でられてゐます。或程度、茹でたはうが、小麥の甘みを引出す事が出來るらしいのですが、「冷やし」のばあひ、麺を茹でた後、冷水で〆る工程が這入る事もあつてか(私自身は、その工程をカウンター席から確認はしてゐませんが)、かために茹でるやうに心掛けられてゐると云ふ事でせうか。小麥の甘みではなく、全粒粉を用ゐた麺のハードな食感に著目されてゐる感じです。實際、「冷やし」のばあひ、そのはうがいゝのでせう。
【具】
具は、低温調理されて、薄めにスライサーでスライスされた、頗る面積の廣いチャーシューが一枚、短册切りと繊切りとの中間ぐらゐの大きさに縱に切られた白髪ネギが中々の量、メンマ、帆立の貝柱が二個、海苔、レモンと云ふ邊でせうか……。この白髪ネギのシャキ/\とした食感と辛味を伴ふ清涼感は、冷たいスープ、麺との相性がいゝです。チャーシューやメンマは、スープの旨味とは喧嘩しない程度、控へめな味附が爲されてゐます。
【總評】
昨日、早くも梅雨明けした廣島地方ですが、暑い日に食す「冷やし」は、矢張り、美味しいです。亦、親切な接客をして頂き、此方が申し訣なく思ふぐらゐです。同店では、未だ「油そば」は食してゐない爲、今後、機會があれば、頂きたいものです。とまれ、御馳走樣でした。