金曜日11時半からのみ営業のお店！ : ベーカリー昴

以前はフルタイムで営業されてて割と人気があったのに、なぜか閉まってた同店『ベーカリー 昴』さん、

〝でも、ヤメたにしちゃ店の雰囲気は変わんないよなあ？〟

と、そんなことを感じながら２〜３回前の道を通ったこと憶えてます。

建物って不思議なもんで、誰も出入りしないと急激に劣化しますが、ここは何か違ってたんですよね。

血が通ってるというか。。。

そう思ってたら、ある日マイレビ様のレビューが上がり、拝読すると金曜日のみの営業になった模様。

理由は詳しく存じませんし、あくまで勝手な想像に過ぎませんが、ご主人が若干ご高齢で、やたら咳をされたんで（むろんマスクされてましたし、例の流行病じゃないでしょう）、おそらくその辺の関係かな？と。

旧友にもいるんですがパン屋さんって大変な重労働で、しかも自身のお店を持ったら全てがのしかかってくるんで身体を壊される場合が多いとか。

ただ、当たれば家の一軒ぐらいキャッシュで買えちゃうぐらい儲かるそう。

その旧友も、お店を始めて４〜５年で一戸建て購入しちゃいました。

ですが、かなり原材料費は掛かるから売れ残りや、なかなか休みを取るのも怖いらしい。

ということで大変だとは思いますが、身体を壊されたら元も子もないから、まあ、ゆっくりでもご自身のペースでされた方がいいでしょう（って、何度も書きますが、あくまで勝手な想像に過ぎませんが）

開店時間も11時半からとパン屋さんとしたら遅めなんで、その辺も注意してください。

場所は鳥栖方面から行くと、県道17号久留米基山筑紫野線の小森野交差点を医大通りへと続く方に右折してすぐの右手、久留米高専の手前で、もちろん筑後川に架かる小森野橋まで行ったら行きすぎです。

そちら方面から行くと、お店は逆側を向いてて、奥まってるし分かりづらいため、パンの幟旗を見逃さないようにしてください。

専用Ｐは結構広く、駐められないことはないでしょう。

もっとも店内は手狭で、３〜４名入ると厳しそうですが、お隣りにこれまた広めなイートイン・スペースがあり、よく分からない造りです。

公共アパートとか寮の居抜きみたいなイメージですが、イートインは上記の関係で現在使えるのか分かりません。

前はパートさんっぽい女性もいましたが、先のようにご主人と奥様 (かな？)のお二人で営まれてるようです。

ですから、売り切り終了だと思われるため、皆さん出足が早いようで、今回ワタシが伺ったのは開店10分後でしたが、ちょうど２〜３組が退店、先客もお二人おられ、ちょっと店内撮影困難かと思われたものの、ちょうど切れてラッキーでした。

退店したら後客が来られましたから、やはり早めに行くのが賢明でしょう。

割と若めな客層で女性が多く、後客も歩いてこられてたから、お隣り久留米高専の学生さんかな？ （って、知らんけど）

高専も最近じゃ女学生の方が多い科もあるようで、往年の頭はいいけど野暮ったいイメージは有りません（おい、また敵を増やすぞ！？）

加えて、筑後川の向こうには九州でも有数の医大タウンがあるんで、その辺からの来客も見込めそうですね？

先程から書いとりますようにワタシは再訪で、といって特に気に入ったわけでもなく無難な程度でしたが、上記の営業形態の変更が何となく想像でき、応援したいのが半分、もしかしたら？ということもないとは言えないから、食べときたかったのが正直、後の半分でしょうか？

どうしても久留米ときたら『来雷軒』さんが横切るんですよね。

縁起でもないかもしれませんが、同日もそうでしたけど、とにかく久留米は夏、死ぬほど暑いですから（そのせいで、後述しますが問題発生！）

ってなことで、今回購入したのは以下の４点です。

① ここにしかない卵サンド ￥280
》 世界一美味な胡椒と岩塩で作る、新鮮卵のサラダ！ コッペパンの生地は、生食パンと同じ湯種生地です。

② キャラメル塩パン ￥180
》 バターと一緒に、キャラメルを入れて焼きました。甘みと塩味の一体感で、尚オイシイのです。

③ ばななまる ￥180
》 しあわせのバナナぱんの生地で焼きました。ビスキーたっぷり＆チョコチップ入り。店長考案デス

④ あんバターコッペ ￥200
》 よつ葉バターと茜丸の十勝小豆あんこの最強あんバターコッペをどうぞ！

①は、ずっしりとは言わないまでも重め。

かなり原型をとどめているくらい卵は粗めにカットされてて、粗挽き黒胡椒と相まって野生的な味わいがします。

もし表すとしたらカントリー調かな？

②は、皮はバリっとしてて（カリっとではない）中はふんわりしてますが、キャラメル・クリームが入ってるんで苦甘塩っぱい（？）

香ばしさだけで言うと、ちょっと群を抜いてるでしょう。

③は上にバナナ味のメロンパンみたいな焼き餡がありますが、味はユルめ。

もっとも中にチョコチップが入ってるんで、一気に幼稚な甘さになります。

ただ、パサパサしてるんで口中の水分を一気に奪われます。

④は、まず見た目。

溶けてもうた！！

って、むろんワタシのミスで、上記のように久留米だということ、すっかり忘れてました。

その日は雨上がりで朝は涼しいぐらいだったものの、久留米に近づくなり、ぐんぐんと気温は上がり、車の外気温センサーでは30℃。

ってまあ、２〜３℃は高く表示されるんで実際28℃前後だったんでしょうが、何度か車から離れたからバターが溶けるのは当たり前田のクラッカー？

面目ないです ⤵︎

とはいえ、おかげで混じり合ったからか、よつ葉バターの優しさと柔らかな甘さの小豆あんなんで、そりゃ不味いわけがない。

個人的に好みな、意外と強めな塩気を感じられますが、有塩バターだからか餡子からか、元はよく分かりません。

それにしても、このパンもコッペ生地だし、先のも流行りのハード系とかはないのに、なぜかトレンドを掴んでるのが同店の魅力でしょうか？

個人的にはハード系、好き嫌いがハッキリ分かれるほどだから、このタイプの方が助かるんだけど、ちょっと余りに品が良すぎるかな？

なんせドブ育ちなもんで、コッペパンにしても柔らかすぎるよりは、多少は噛みごたえがある方が合ってますが、同店のは優しすぎます。

味にしても、美味しいのは間違いないんだけど、もしかしたらワタシみたいなんにとっちゃ素材が良すぎるのかもしれません。

ですから、口汚く言うとサムシングのない平坦なイメージなんだけど、落ち着きがある万人から嫌われないパンだとも言えるでしょう。


● 個人的 食べログ 評価点・・・3.4