藤崎発、昼呑みの聖地！ : 捏製作所

福岡食べ歩きツアーはいよいよ佳境を迎えて糸島半島から市内に到着。
14時に予約して、ピッタリに到着。
午前中から呑めて、日が暮れると店仕舞い。
そんな潔い昼呑みの聖地とも言うべき捏さん。
今年は3月にも行ったので半年ぶりの訪問。
呑んだお酒は以下のもの。
・旭菊 大地 特別純米
・旭菊 純米酒 六号
・日置桜 特別純米 青水緑山
・辨天娘
・月の井夏純米　1回火入 夏酒
・冨玲 生酛純米 H29/90 黒いラベル

そして食べたものは以下のもの。
・大人のスパサラ
・大人のスパポテサラ
・旬野菜春巻き
・本日のつくね 5種盛り
・海老油の蒸し麻婆春雨
・タロ豚リエット 磯辺巻き
・自家製漬物 盛り合わせ
・蒸し湯葉

この旅初の燗酒。
福岡の旅に相応しく久留米の旭菊からスタート。
お酒が料理に合う合う。
いつも注文する大人のスパサラとポテサラからスタートして、お初の旬野菜春巻きはとうもろこしだった。
そして店名どおりのつくねを食べる。
味は5種類
- 柚子とチーズのつくね
- みょうがとちりめんじゃこのつくね
- 青唐辛子と青海苔のつくね
- 玉葱麹と生姜のつくね
- むかごとコチュジャンのつくね
片栗粉でコーティングされた蒸しつくね。
噛んだらフワッと味が出てくる。
一番好きなのは玉葱麹と生姜のつくね。
やっぱり美味しい。
ごちそうさまでした。

この日のランチと言うか昼のみは捏製作所さん。
12時に予約しての訪問。
すでにほぼ満席状態。
やっぱり人気あるー

この日はカミさんとカミさんのお姉さんの3人での酒席。
初めての座敷席にテンションも上がる。
さて、呑んだお酒は以下のもの。
・天穏 純米大吟醸 改良雄町
・旭菊 大地 特別純米
・十旭日 純米酒 五百万石
・冨玲 山田錦 生酛仕込み R1/89
・山陰東郷 生酛純米 強力65％精米

注文したメニューは以下のもの。
・大人のポテサラ
・海老油の蒸し麻婆春雨
・大人のスパサラ
・春菊とちりめん山椒のナムル
・菊芋チップス
・捏5種盛り合わせ
　- ビーツとチーズのつくね
　- 白菜漬と成清海苔のつくね
　- 玉葱麹と生姜のつくね
　- 春菊とUluru麹醤油のつくね
　- 椎茸と椎茸麹のつくね
・車麩の精進カツ　
・餡掛け銀杏かんもどき
・ポテトフライ あおさ海苔塩
・椎茸醤和え麺
・親鳥の肉そば

◆ 天穏 純米大吟醸 改良雄町
ひやでの提供だが、これが美味い。
天穏のことをよく知っている。

■ 春菊とちりめん山椒のナムル
春菊と山椒が強くなさすぎず美味しい。

■ 大人のポテサラ
里芋にウルカ、あったかいのでバターの風味がよく出てる。

■ 大人のスパサラ
乳感があり、柑橘の酸っぱさとカイワレ大根がアクセント。

◆ 旭菊 大地 特別純米
50度ちょっとの燗かな？
柔らかくてとても美味しい大地。

■ 海老油の蒸し麻婆春雨
海老油の風味が優しくだけどしっかりと感じられる。
底の方に生姜が溜まっているので、混ぜて食べるのがいいかも。

■ 菊芋チップス
温かい！
揚げたて⁉︎
控えめな味だけど、塩が美味しくてずっと食べてられる。

◆ 十旭日 純米酒 五百万石
コクと酸味が美味しい。
少し燗冷ましで苦味と渋味も出てきた。

■ 捏5種盛り合わせ
- ビーツとチーズのつくね
　チーズの風味が美味しい
- 白菜漬と成清海苔のつくね
　海苔が良く出ていて、最後まで残る
- 玉葱麹と生姜のつくね
　玉葱がハンバーグみたい。そこに生姜。
- 春菊とUluru麹醤油のつくね
　春菊がフワッとくる。
- 椎茸と椎茸麹のつくね
　こちらは控えめに椎茸

■ 車麩の精進カツ
油で揚げたものをさらに揚げる。
ムニムニした食感は肉っぽさもある。

■ 餡掛け銀杏かんもどき
外側はパリッと、中は銀杏と豆腐の苦味が美味しい。

◆ 冨玲 山田錦 生酛仕込み R1/89
熟成した酸味の旨さ。
少し燗冷ましになるとギュッとしたコクが出る。

■ ポテトフライ あおさ海苔塩
ポテトの味がしっかりしていつつ、ポテチののり塩の味もある。　

◆ 山陰東郷 生酛純米 強力65％精米
旨味の強い枯れ感に伸びのある美味しさ。
加水していてアルコール度数も15度と少し優しめ。

■ 椎茸醤和え麺
THE椎茸！
フィットチーネに鶏肉と椎茸。

■ 親鳥の肉そば
この麺が美味しい。
酔い覚ましとしてもピッタリ。
麺が太めの角麺で、麺を食わす気満々な感じで、親鳥の弾力も良い！

ちょい呑みぐらいのつもりが、ガッツリ食べてしまった。
だけどそれだけ美味い！
優しい燗酒と他では食べられない確立された捏さん味。
年末もう一度行けたらいいなぁ。
ごちそうさまでした。

2年連続で年末は捏製作所さんへ。
コロナがありなかなか行けずにいたが、やっと訪問。
この日も食べたいものを食べ散らかす。
今年食べた物は以下のもの。
・鯖山椒味噌
・大人のポテサラ
・名物唐揚げ
・大人のスパサラ
・海老玉
・つくね5種盛り合わせ
・高菜と豚の玉子とじ
・鶏軟骨唐揚げ
・ミツル醤油中華そば　
・ちりめん山椒和え麺

呑んだお酒は以下のもの。
・高津川
・玉櫻 純米
・竹鶴 純米にごり
・魁
・旭菊 大地

◆ 高津川
ギュッとくる酸味とコク。

◆ 鯖山椒味噌
ご飯に乗せてもよし。
山椒も利きすぎず、鯖味噌メイン。

■ 大人のポテサラ
里芋のポテサラ。
川魚のイクラの硬さがちょうどいい。

◆ 玉櫻 純米
ほっこりした中に辛口なキレの良さ。

■ 名物唐揚げ
チューリップ型になっていて、皮目がパリパリ。

■ 大人のスパサラ
明太子の冷製フィットチーネ。
カイワレ大根と柑橘が美味しい。

■ 海老玉
出汁の餡に玉子も味がしっかりついて、海老が甘い。

◆ 竹鶴 純米にごり
米の旨味がぐいぐいくる。

■ つくね5種盛り合わせ
　- 白菜漬けと柚子のつくね
　　白菜の古漬けの乳感がちょびっと出ている。
　- 玉ねぎ麹と生姜のつくね　
　　玉ねぎの旨味がすごく出ていて、生姜がちょっと香る。
　- かつお菜とじゃこのつくね　
　　福岡らしくカツオ菜。
　- 蒸ブロっコリーとチーズのつくね　
　　こちらは先にチーズで後からブロッコリー。シチューや出汁みたい。
　- 椎茸と柚子胡椒のつくね
　　ピリピリと柚子胡椒とブニンとした椎茸の食感。
　　香りも椎茸。

◆ 魁
玉櫻の別ブランド。
後で調べたら冷酒好きな呑み手に燗酒を勧めたい蔵元の思いから造られた酒。
そう言われると冷酒との違いも呑み比べてみたかった。

■ 高菜と豚の玉子とじ
高菜の風味が意外にも煮炊きしたものに合う。

◆ 旭菊 大地　
しっかりした旨味。
口いっぱいに広がる旨味は、優しさやお酒の伸びを感じる。

■ 鶏軟骨唐揚げ
ピリッとスパイシー。
蒸し麻婆春雨　真似のできない味。出汁麻婆？ホアジャン、黒七味、味噌
挽肉はつくねかな？
ひきわり納豆が入っていて、全体を落ち着かせている。

■ 蒸し麻婆春雨
捏さんでの好きなメニューベスト3に入る。
蒸していることで、麻婆を柔らかく優しくしてくれて山椒などがより美味しくなる。

■ ミツル醤油中華そば　
醤油が優しい。海苔が美味い。
軽快なスープにモチシコな麺。
出汁にジャコを使っているのかな？

■ ちりめん山椒和え麺　
山椒が先に来てジャコと出汁の味。

◆ お茶　
熱すぎず、柔らかい苦旨味。
「ゆっくり帰ってください」とも取れるお茶が、最後まで居心地良く居させてもらえた。

やはり福岡の燗酒のお店では捏製作所さんは外せない。
来年は何回来られるか？
またお邪魔したい。
ごちそうさまでした。

年末の帰省に合わせて捏製作所さんにお邪魔する。
30日が年内最後とのことで、手作りおつまみの販売も兼ねて14時からの営業だったので、福岡空港に着いて、直行する。
14時ちょうどに入店したが、すでに2組の先客があり、人気の高さが窺える。

注文したお酒は以下のもの。
・天穏 純米にごり五百万石
・十旭日 純米酒 五百万石
・高津川 純米酒
・竹鶴 純米にごり
・睡龍

フードメニューは以下のもの。
・きつねおろし
・砂肝の塩ユッケ風
・大人のポテサラ
・大人のスパサラ
・お揚げの炊いたん炙り焼き
・酒肴盛り合わせ
・捏10種

◆ 天穏 純米にごり五百万石　まず最初は冷や（常温）での一杯は天穏から。

■ きつねおろし　鬼おろしと一緒に食べる。大根に辛味がなく、最初は「白菜かな？」とも思った。

■ 砂肝の塩ユッケ風　胡麻油と砂肝のレア感が美味いサッパリしているのに味わいがある。
卵黄のマッタリ感が十旭日の燗冷ましにピッタリ。

■ 大人のポテサラ　マス？川魚の卵が混ざっていて美味い。

■ 大人のスパサラ　酢橘がグッとくる。次いでカイワレ大根の清涼感。スパゲッティにコシがある。生パスタかな？
サラダというより冷製スパゲッティだけど、それだと酸味が強すぎるかな。

■ お揚げの炊いたん炙り焼き　フワッとしているのに香ばしい焼き目の味とどん兵衛の揚げよりジューシー。

◆ 十旭日 純米酒 五百万石　熟成感と酸があり温めることで柔らかく呑める。

◆ 高津川 純米酒　扶桑鶴のブランド。甘さと酸が混ざった独特の味。燗じゃなきゃ美味しくない！

■ 酒肴盛り合わせ
　-ちりめん湯葉　塩っ辛くない。旨味がジワっと来る。
　-牡蠣の汁のおから　甘さを抑えて旨味成分が染み込んだおから。
　-白菜の中華風　漬物みたいだが水気がなく、白菜の旨味や甘みが濃くなっている。
　-干し柿の味噌　確かに干し柿の味噌。赤味噌と干し柿の中間の味になっている。
　-自家製の餡子とクリームチーズ　干し柿とは違った甘みで、甘さが重ならない。

■ 捏10種
　-古漬け白菜とチーズのつくね　白菜の古漬けと言うのがよく分かる。
　-紫にんじんと黒にんにくのつくね　意外にも野性味があり、人参の甘み
　-椎茸とマッシュルームのつくね　椎茸味が小籠包を思わせる。
　-揚げ納豆とお餅のつくね　納豆が麦味噌のような風味に返信している。
　-しらすと柚子のつくね　柚子の香りがほんのりとあっさり味。
　-かつお菜と塩豚のつくね　かつお菜をお雑煮以外で食べたのは初めて。かつお菜が活きる味。
　-やりいかと青唐辛子酢のつくね　食感も含めてイカが先に来てから青唐辛子の辛さが来る。酢は全体をまろやかにしているのかな。
　-海老と有明海苔のつくね　海老のぷりぷり感と海苔の天ぷらの様な風味が口の中に広がる。
　-鰯の糠炊きと生姜のつくね　鰯の味が糠と生姜で旨く臭みを消している。鰯の旨味がしっかり出ている。
　-つくねの磯辺揚げ　軽い揚がり方。鰹出汁の味がする。

◆ 竹鶴 純米にごり　香りが甘酒。燗冷ましが旨味を凝縮させて旨い。

◆ 睡龍　熟成感よりもコクのある感じ。

本当は炭水化物系で締めたかったが、まだこれから第二部もあるので、ここで終了。
酒もフードも美味しく、居心地もいい。
いい店です。
ごちそうさまでした。

前回の2月での美味しさが忘れられず、カミさんとカミさんのお姉さんと3人で再訪。
今回は3人なので、気になるメニューを食べてみることにした。

注文したものは以下のとおり
・トマトともずくのナムル
・酢モツ
・大人のポテサラ
・蒸し鶏の自家製納豆オイル漬け
・蒸し麻婆春雨
・アボカドのり
・いちじくと無垢クリームチーズ和え
・つくね
-ししとうと土佐醤油のつくね
-オクラと自家製XO醬のつくね
-バジルと山椒のつくね
-玉子とチーズのつくね
-レモンとパセリのつくね
-やりいかと赤紫蘇のつくね
-蛸と青唐辛子のつくね
-海老としめじのつくね
-くるみとミツル醤油のオリのつくね
-つくねの磯辺揚げ
・麦切りのひやかけ
・ミツル醤油と自家製麺の中華そば

呑んだ日本酒は
・天穏
・弁天娘
・睡龍
・竹鶴 純米にごり
・生酛のどぶ

◼︎天穏
最初は冷酒でいただく
◼︎トマトともずくのナムル
酸×酸
◼︎酢モツ
皮のジューシーさと砂肝のコリコリ感
砂肝は少しスパイシー
◼︎大人のポテサラ
里芋とヤマメのうるか ここでしか食べられない逸品
◼︎蒸し鶏の自家製納豆オイル漬け
パクチーと納豆オイル漬けの相性がいい
◼︎弁天娘
◼︎蒸し麻婆春雨
黒七味と鳥の淡い旨味
◼︎アボカドのり
実は海苔が主役
◼︎睡龍
◼︎ いちじくと無垢クリームチーズ和え
無垢は日置櫻の板粕を半年以上寝かしたもの
◼︎ししとうと土佐醤油のつくね
ししとうの緑感の後に辛いししとうが攻めてきた
◼︎オクラと自家製XO醬のつくね
たしかに粘る
◼︎バジルと山椒のつくね
バジルからの山椒が一気に来る
◼︎玉子とチーズのつくね
癖は少なく玉子の黄身はうずらかな
◼︎レモンとパセリのつくね
レモンパセリソーセージと同じ爽やかさ
◼︎やりいかと赤紫蘇のつくね
イカ×赤紫蘇 普通の紫蘇ではなく、赤紫蘇の理由が分かる
◼︎蛸と青唐辛子のつくね
蛸からの青唐辛子の辛さ 汗が出る
◼︎海老としめじのつくね
もっとも具材とつくねの味が混ざっている
◼︎くるみとミツル醤油のオリのつくね
くるみがちゃんと入っている 粒感があるのだが、そこまで主張してこない
味の掛け算が楽しい
◼︎つくねの磯辺揚げ
カリッ塩気で味わいに軽快感が出た
◼︎竹鶴 純米にごり
甘酒のような香りに 飲んでみると酸が一切なくミルキーな味わい
◼︎生酛のどぶ
酸が立ち、辛さもある
見た目通り骨太な味わい
◼︎ 麦切りのひやかけ
◼︎ミツル醤油と自家製麺の中華そば
麺は自家製で、伸びがある
スープをしっかり拾い上げるので美味い

お酒ではなく食事メインになったが、つくね10種は満足できた。
ずっとつくねだけを食べてみたい。
ごちそうさまでした。

啜り呑み旅2日目の夕方は捏製作所さんでの夕方呑み。
ヌワラエリヤさんの後に白糸酒造に行き、糸島半島をドライブして藤崎で捏製作所さんに行く。

数日前に予約をして16時の開店と同時に突入した。
店は驚くぐらいひっそりとあり、周りには商店も少なく、レストランも並びに中華料理屋さんがあるものの、賑やかな方ではない。

ご夫婦で経営されているようで、京都の大学を出て京都市内で京都捏製作所を開店されたとのこと。
その後福岡に戻るにあたり、京都のお店は知り合いに譲渡し、藤崎で新たに捏製作所をオープンしたとのこと。

この立地は物件を見て気に入って決めたとのことだが、空間にも余裕と清潔感があり、オープンから3年が経過しているが、店をこのような感じに保つのは普段からの掃除や、お2人の性格的なものから来ているのではないだろうか？
店の佇まいがキチンとしている。

お酒は見事に関西以西の晩稲の純米酒がメインであり、季節的なものなのかお燗を勧めている。
普段は生酒が多いものの、家でもお燗をすることを推奨しているので、お酒と呑み方をある程度お任せにすることにした。

最初は旭菊から。
ぬる燗での提供で、米の旨味がたっぷりなお酒。
口当たりも柔らかく、ファーストチョイスにもってこい。
おちょことお銚子が可愛い。
120mlでの提供なのだが、色々呑みたい私たちには量もちょうどよく、お銚子で出してくれるのが有難い。
グラスで呑むより断然美味しく、たくさん呑んだ気にさせてくれる。

肴は砂肝の塩ユッケ風。
新鮮な砂肝をミディアムレアにして、玉子の黄身でコクを出している。
歯応えが良く、噛んだら旨味が出てくる。
量もたくさん入っていて、パクパク食べるが割と長く楽しめた。

次に大人のポテサラ。
里芋をベースにしてヤマメのうるかが入っている。
食べた感じはネットリした里芋に明太子が入っている感じ。
明太子も椒房庵のような少し柑橘系の風味がする上品系。
臭みは全く感じない。
従来のポテサラよりも味の層が2〜3重になっており、奥行きがある。
これもガツガツ食べる系ではないので、ゆっくりいただけた。

次のお酒は天穏をいただいた。
にごりと清酒があったが、旨味好きとしてはにごりをチョイス。
こちらもぬる燗での提供となった。
今回の日本酒の中ではこの天穏にごりが最も美味しかった。
にごりでの酸味、苦味と旨味が、ぬる燗によってまろやかに口の中で膨らむ感じがたまらない。

お料理は3品目でつくね5種が登場。
つくねは焼くのではなく蒸しているので、シュウマイのようなぷりぷり感が特徴。
それぞれ食べてみるとつくねだが、入っている具の味がしっかり出ている。
つくねとして食べるなら磯辺揚げが最も分かりやすかった。
印象的なのはふきのとうと味噌で、ふきの味は煮物で食べるふきがしっかりと出ている。
味噌も強くなく掛け算になっている。
つくねはメインとお店も言っているので、冷めないうちに食べた方がいい。

お酒も3杯目になり、山陰東郷を注文。
説明書きにも「パワフルな旨み」とあったが、確かにアタックが強い。
こちらはお燗の温度も少し上げたような気がする。

このパワフルなお酒に合わせたのが、蒸し麻婆春雨。
蒸すことで麻婆の山椒や唐辛子の辛味を丸くしている。
穏やかだがしっかりした味つけで、日本酒に合うようになっており、特に山陰東郷には合っていた。

次に蕎麦屋風ねぎ天が登場。
普段ならねぎを喜んでは食べないが、この店ならどう出してくるのか興味を持ち注文。
普段から焼き鳥のネギは仕方ないから食べている感じだが、ここのネギは甘味とヌルっとした食感がいい。
天ぷらの衣にも味がある。

ラストの酒は冨怜。
料理は名物唐揚げ。
食べた感じはカリッとフワッと。
骨離れがよく、冨怜との相性も良い。
脂っこいものを流す感じではなく、鶏と米の味の相性が良い。

最後にミツル醤油蕎麦で〆る。
ミツル醤油の中華そばもあったが、迷った挙句蕎麦にした。
醤油の旨味がシンプルに味わえる。
蕎麦と出汁に清涼感があり、シメに相応しい。

色々注文したが、どの料理もオリジナリティに溢れていて美味く、日本酒との相性を考えられており、コスパも良い。
文句をつける所などなく、本当に美味しいものを堪能できた。

ごちそう様でした。