妻の九州土産（その二） : 千鳥饅頭総本舗 呉服町本店

2011年7月

妻の九州土産第二弾は、福岡の千鳥饅頭です。
東京の千鳥饅頭のイメージが昔九州で食べたものと違う印象でということで、
食べ比べの目的もあり、買ってきたようです。
一箱8個入り（1100円）の物でしたが、自分も妻も今回も一個づついただき、
あとはダイエットの事もあるので残りは御近所さんのもとに行きました。
これもなかなか好評だったようです。

さて肝心の味ですが、まず福岡の千鳥饅頭は白あんのみでした。
以前新百合丘千鳥屋（口コミ済）で千鳥饅頭買った時、白あんと黄色のあんがありましたが、
妻が「九州では餡は一種類だけだったよ」と言ったことが裏付けられました。
日本茶といただきましたが、福岡の方が東京よりややしっとり感があり、
これも悪くはありません。しかし妻によると以前はもっとしっとりしており
今のはややパサツキ感も感じるとのこと。しかし東京千鳥屋より好みだそうです。

さて意見が別れたのが皮の食感。福岡の物は東京よりやや薄い感じで、
自分は歯につくような感じがして、もう一つの感じがします。
しかし妻は東京の方がパサツキ感あり、福岡ぐらいの皮でないと好みでないそうです。
千鳥饅頭対決、自分は東京に妻は福岡に軍配を上げました。

ということでやや意見がわれたものの、各々特色があって面白いということでは一致しました。
こうなるとまたもや大阪の千鳥饅頭食べたいですね。きっと福岡・東京とちがうのでは。

どうもチロリアン以来千鳥屋さんになると語りだす自分が我ながら面白いです。
でも九州土産としておいしくいただきました。
次は皆さんのおなじみのこれまた福岡VS東京のあのお菓子を第三弾といたします。

ごちそうさまでした。


2011年2月追記

東京千鳥屋さんのチロリアンもいただきました。
自分は東京の方をより評価しましたが、あくまで子供時代の
チロリアンに通じるのが東京のほうだったわけで、絶対値の差ではないと思います。
もちろんこちらのチロリアンが好きな方もいると思います。
比較していただくのも面白いかもしれませんね。


2010年12月

妻の実家から実は大原松露饅頭（口コミ済）、さが錦（口コミ済）と共に千鳥屋のチロリアンが送ってきました。
千鳥屋さんは東京、大阪にも店があるようですが、いわゆる一族の暖簾分けで今は別会社のようです。
いわゆる本家は福岡になります。（ひよこもそうですね）
チロリアン食べるのは30年ぶり以上かな。

幼い頃福岡の親戚が買ってくるお土産と言えば、このチロリアンでした。
チロル地方の洋菓子をアレンジしたらしいですが、堅めの皮をまいた中に
バニラと、チョコと、ストロベリーが入ったクリームが入っており、
ポリポリと音を立てて食べると、口の中でクリームの味がしてそれがなんとも
うれしい気分になったのを覚えています。特にチョコが好きだったな。
確かしばらくしてコーヒーも登場したのではないでしょうか。

さて30年ぶりのチロリアン懐かしい気持ちでいただきました。
種類は新しく抹茶、ゴマというのができていますね。ただチョコはなくなっているようですね。
昔のチロシアンは透明なフィルムでまいている包装でしたが、今は写真の通りです。
湿気や酸化を防ぐためでしょう。

さて袋を開けていただきました。まず昔よりやや大ぶりになり食べがいありますね。
皮はやや柔らかくなり、食べ易くなりましたか。洗練されたとも言えますが、
昔とのイメージとやや異なります。でもクリームの感じはやはりチロリアンの味でした。
ですからとても懐かしい気持ちにはなれました。ゴマには皮にゴマが練りこんであり
ゴマの風味も楽しめます。

今のチロリアンも決して悪くはありません。若い方はこれがチロリアンということになります。
でも自分は昔の小振りな堅めの皮のチロリアンが原点なのですね。
そして好物だったチョコがなくなっているのも少し淋しい気がしました。
しかしお菓子自体は楽しめました。また食べてもいいですね。

ごちそうさまでした。

ところで東京千鳥屋のホームページを見たところ、そこのチロリアンの写真は
まさに自分が子どもの頃食べた小振りなもの。種類もバニラ、チョコレート、ストロベリー
というその頃の定番ではないですか。ただ皮の色がかなり茶色っぽい気がしますが。
東京千鳥屋は昭和39年に福岡から進出してきたのが始まりだとのこと。
ひょっとすると幼いころのイメージのチロリアンに近いかもしれません。
巣鴨駅近くに本店があるようですから、今度買ってみようと思います。