まさかの復活！『うつぼ屋』の巴里恋(パリッコ)♪ : うつぼ屋 本店

■'11年12月


今さらなネタで申し訳ないんですが、10月1日、30年ぶりに「巴里恋(パリッコ)」が復活。リニューアルし、「復刻 巴里恋」として販売が始まりました！！
　
実は『うつぼ屋』サイドとしては、2年後に控える創業60周年に合わせて復刻版を出す予定だったんだそう。しかし今夏、FM愛媛「井坂彰のGreat Noisy Club」にてリスナーからの投書をきっかけに「巴里恋」の話題に火が点きます。そのラジオを聞いた消費者からの強い要望で、前倒し発売を決定したんだそうな。
　
私は番組を聞いてないのでその辺の件を全く知らなかったんですが、よほどの反響だったんでしょうねぇ。かつて「うつぼ屋と言えばパリッコでしょが!!(笑)」という記事を書いた私も復活を喜んでおりま〜す♪ ヽ(*´∀｀)ノ
　
　
つーワケで、4個入り(税込630円)を購入しました。
　
復刻にあたりパッケージを一新。個別包装のデザインは確かに良くなったけど、箱は以前の方がレトロ可愛くてシャレてたなぁ…
　
中身もリニュしており、かつて白餡だったのを食べ易いミルク餡に変更したそう。他は変わらず、栗粒の入った栗まんじゅうをチョコレートでコーティングし、従来の和洋折衷菓子という方向性を遵守しています。
　
久しぶりに食べた感想は「うーん、こんなだったけ〜。覚えてねえや！！」です(笑)。30年前って私、8歳ですからねぇ。覚えてる方がスゴイって話なワケで(^^ゞ
　
全体にモッサリモソモソした食べ心地で、かすかな栗のつぶつぶ感が。素朴で優しい甘味がやんわり広がります。とってもレトロな味わいなので、お茶菓子としておじいちゃんおばあちゃんにも喜ばれそう。若い方でも、話のネタにはなるかも？
　
冷蔵庫で冷やすとパリっと食感を楽しめるそうです。私は“言葉に代えってぇ〜♪ パリッコー♪ はい♪”と、はにかみながら渡し合う懐かしのCMゴッコして遊びます(笑)。


■'10年5月「うつぼ屋と言えばパリッコでしょが!!(笑)」


うつぼ屋と言えば、坊っちゃん団子。坊っちゃん団子と言えば、うつぼ屋。…と言うくらい、坊っちゃん団子のイメージが強い有名菓子舗『うつぼ屋』。

坊っちゃん団子生産に着手したのは他より遅いですが、シェアはナンバーワン。土産物屋で最もよく見掛ける坊っちゃん団子がココのものです。何せ本社ビルの上には巨大坊っちゃん団子が横たわってるくらいですからね(笑)

しかし、私からすると「うつぼ屋と言えば巴里恋(パリッコ)でしょが!!」と言いたいです(笑)。内気なカップルが“言葉に代えて～♪ パリッコ～♪ はい♪”とパリッコを渡し合う摩訶不思議なCMを、幼い頃イヤというほど見ました。懐かしいですなぁ。
　
◆巴里恋(パリッコ)の懐かしいCMはこちらで見られます◆
http://www.utuboya.co.jp/cm.html

店員さんに聞いてみたのですが、現在商品見直し中のため製造停止、再販は未定とのこと。食べられないと分かると、余計に食べたくなっちゃいますね。白餡＆チョコの和洋折衷菓子で、レトロおしゃれなパッケージ。再販を心待ちにしたいと思います。

贈答に最適な箱詰め商品はもちろん、柏餅など季節の和菓子も受け付けてくれます。店内には無料でお茶が飲めるコーナーも(狭いですが)。土産購入はもちろん、ドライブ旅行の途中に寄っても良いかと。


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以下、代表的な商品をチカラの限りレビューします。

【タルト/2本入り(1260円)】
切り目が入っており、開封後すぐ食べられ便利です。巻き始めにギュッと圧をかけているようで、カステラが餡に直角に突き刺さっているのが特徴的。
カステラ生地は、空気を十分に含んだふんわり系。ほんのりした甘みがあってなかなかイイですが、ちとパサパサした食感。対照的に餡はむっちりと歯応えがあり、水分量多めでキメ細かい感じ。餡の割合が少なめですが、だからこそトータルバランスが取れており、甘さもほど良く、喉の渇きもあまり感じさせません。なかなか美味しいかと♪

【坊っちゃん団子/2本入り(190円)】
最近こんなパッケージングなんですね。たっぷりの餡で小ぶりな厩肥を包んだ、あんころ餅。緑(抹茶)+黄(卵黄身)+茶(小豆餡)の3色団子が串に刺さっています。3つの色合いがくっきりで、色鮮やか。
一部では甘さ控えめと言われていますが、私からすると十分に甘たいです。食感はややザラっとしていて、かすかに塩味がすると思ったら、ちゃんと原材料に塩が入ってました。塩で甘さを和らげているようです。中の求肥はややベッタリしますが、あまり存在感はありません。『道後温泉本館』では、ここの坊っちゃん団子が出て来ます。

ちなみに、坊っちゃん団子は小説「坊っちゃん」の人気にあやかって作られたのが始まり。ですから「坊っちゃんが食べた」とか「夏目漱石も愛した」というアオリ文句は誤りです。詳しくは私のブログをご参照下さいm(__)m
http://blog.livedoor.jp/zingo/archives/50893428.html

【梅ヶしょうゆもち/2本入り(210円)】
松山の味「しょうゆ餅」を、梅・黒ゴマ・醤油の3つの味が楽しめるひとくちサイズにアレンジ。フラットだったり、ねじられているものが一般的ですが、串にささっているのは珍しいです。梅はトロ～ッとした食感で、ほのかな味わい。黒ゴマは弾力があって、淡泊な中にもかすかなゴマの香ばしさ。最後の醤油が松山人に一番馴染みのある味ですが、醤油を利かせ過ぎかな？ 全体的にいまひとつ。

【坊っちゃん列車サブレ/5枚入り(500円)】
驚くほど淡泊な味わいで、食べ進めるうちに香ばしさが増す感じ。やや固めですが、年配の方からお子様まで、万人に受け入れられる味かと。パッケージがなんとも言えませんねぇ♪

【新坊っちゃん/1個(80円)】
直径5cmほどの平らな和洋菓子。中の餡にはハチミツが練り込まれており、旨味たっぷり。マイルドなミルキーさで、美味しいです。コレ、好きだなぁ♪

【みつ豆どら焼き/1個(120円)】
「みつ」は「三つ」と「蜜」をかけているようです。大納言、うぐいす、手亡の3種の豆を使ったどら焼き。蜂蜜入りのしっとりしたこし餡に豆が混ぜ込まれ、かじると黒・鶯・白の3色が見え隠れ。餡は嫌いじゃないんですが、カステラ生地がいまひとつです。表面の焼き印は、うつぼ屋のマーク。

【遥か雲/1個(120円)】
『坂の上の雲』にちなみ、カステラ生地を「空」、そこに浮かぶ「雲」を栗で、「大地」を大納言小豆に置き換え、明治の大いなる志を表現したという一品。カステラは非常に淡泊な味わいで、ややしっとり。カステラに隠れた栗や下部の小豆など、口の中の水分を取られるような食感で、私は苦手かも…

【坂の上の雲(500円)】
上記に引き続き『坂の上の雲』にちなんだ和菓子。そのままズバリなネーミングです。栗の代わりに伊予柑ピールを用い、カステラ生地を「空」、伊予柑ピールを「雲」、大納言小豆を「大地」に見立てたそう。7分割にカットされています。
上記「遥か雲」に比べるとと、口の渇きが格段に少なく、伊予柑の爽やかさが心地よいです。悪くないかと。


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以下、週末限定商品をレビューします。平日は販売してないのでご注意を。

【坊っちゃん団子「心」(1本189円)】
週末限定商品。和三盆蜜を使用したプレミアムな坊っちゃん団子です。竹串に刺さってる以外見た目は変わりませんが、餡の水分量を増しており、かなりシットリした食感。冷やして食べると非常に爽快です。中の厩肥が和三盆で茶色くなっており、とろりとした食感と蜜のコクがほのかに感じられます。なるほど、ノーマル坊っちゃん団子より美味しいです♪

【生どら焼き(126円)】
週末限定商品。フレッシュ生クリームを挟んだどら焼きです。テロッとした舌触りの生クリームに小豆が溶け込んで、紫色を呈しています。洋菓子感覚でいただける品。

【抹茶生ロールケーキ(525円)】
週末限定商品。紙包みを開けると、ボコボコした表面に驚かされます。抹茶スポンジは空気を含んで程好いやわらかさ。苦味はかすかです。生クリーム多め、小豆も多めで、誰もが食べやすいオーソドックスな感じです。クリームがもうチョイ美味しかったらイイんだけど…


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実は上記「生どら焼き」と「抹茶生ロールケーキ」は、三越や高島屋などの百貨店で常時販売しています。高島屋ではさらに下記のような商品も購入できました。
　
【生どら焼き/抹茶入り(126円)】
上記どら焼きの抹茶バージョン。クッキリした甘さで、後からほのかに苦味が来ます。
　
【いよかん生どら焼/媛の愛(157円)】
伊予柑ピールをサンドした生どら焼き。御覧の通り「愛媛」を名に冠しており、よほどの自信作と見えます。伊予柑ピールの爽やかな酸味＆苦味が、いかにも愛媛らしい味わい。悪くないです。


【うつぼ屋 本店】
　　■住所：愛媛県松山市平田町230
　　■TEL 089-978-1611
　　■営業時間 8:30～19:00
　　■定休日：火曜
　　■駐車場：有り
　　■http://www.utuboya.co.jp/index.html
　　■http://item.rakuten.co.jp/nadja/c/0000000202/