安定のクオリティ、行き届いた気配り、何よりもリーズナブルな価格帯、市川の誇る割烹で至福のひと時‼︎ : すずなり

家人の誕生日なのでどこに行きたい?と聞いたところ、こちらを所望されました。予約が取れればラッキーなのですが、ネット予約は土日は全滅⁈ でもずっと先まで埋まっているのもおかしいな?と電話をしたら、土日はネット予約はできないようにしているとのこと、無事に希望日に予約できて一安心でした。
席だけ予約して伺うと、嬉しいことにカウンター席、ここは大将の仕事ぶりが見える特等席なのです。
まずはプレモル(瓶)でハッピーバースデー乾杯‼︎ また家族で集まれたことに感謝です。お通しは海鮮の和え物、海鮮が得意なお店なのでお通しだけで十分アピール力があります。まずはつぶ貝とクラゲの山葵和え 850円、それにこちらに来たら絶対に食べたい 新銀杏揚げ 750円 です。すでにドリンクは日本酒に移行、どれも日本酒との相性は抜群な料理です。
海鮮が得意なすずなりさんに来たら魚料理はマスト、お造り(2名分)3600円 と 新さんま塩焼き 1250円をいただきました。もう刺身の角がピンピンに立っていて、熟成感もある切り身は旨みが引き立ち、素晴らしい仕事を体感しました。今年は小さいと言われてるサンマは丸々として脂が乗って、肝まで秋の味覚を堪能しました。
〆に行く前に天麩羅です。野菜天盛り合わせ 1100円、カマンベールチーズ 450円、ハモ天 900円、海老かき揚げ 800円 をオーダー、目の前で次々と揚げられていく天麩羅を見ながら待ちます。野菜天はいくらでも食べられそうな軽い仕上がり、カマンベールは衣はサクッとして中はねっとりとした濃厚なチーズ、この対比は癖になります。ハモは淡白な白身ですが塩でいただくと魚の香りが立ってきます。サクサクのエビかき揚げも軽くて、本当にこちらの天麩羅はいくらでも食べられそうで危険な食べ物ですσ(^_^;)
〆は エビ焼きおにぎり 550円、じゃこ焼きおにぎり 550円、小嶋屋のへぎそば 850円 です。シェアしていただきましたが、熱々のおにぎりと赤出汁の組み合わせが私のお気に入りなのでした。

どの料理も上質な素材に加えて確かな仕事、配膳にも気配りは抜かりなく、しかも日本酒の種類も渋いラインナップ、美味しく楽しいひと時を過ごせました。一つだけ難を言うと、いつのまにか全席喫煙可能となっていました。幸い今回は煙が気になることはありませんが、そこだけは気になる方はご注意を‼︎ できればいずれは分煙にしていただきたいとは思います。

家人のお祝い事で出かけたのは、今や市川を代表する人気店の一つとなったハレの日に相応しい割烹です。3名なのでダメ元でカウンター席をお願いしました。本来は席の場所までは指定できないのですが、ちゃんとカウンターの角3席が用意されていて感謝です‼︎
最初は 香るエール 680円(全て税込) で乾杯‼︎ お通し 600円は盛り合わせですが、特に肝の出汁煮があっさりしていて美味しい‼︎
スターターは 水茄子お造り 550円、名物すずなりサラダ 980円 でベジタブルファーストです。水茄子はフワシャクな歯触りで、噛むと少し甘みを感じる青々しい茄子の味が薬味の味噌と辛子で旨味すら感じるのでは?というくらい味が化けます。これはすごい‼︎茄子が新鮮で灰汁がほとんど感じられないのも関係しているかもしれません。サラダは根菜、葉物など20種類以上の野菜を出汁につけて冷やした野菜の旨味と出汁のコラボが楽しめる一品、山のような野菜を全て個別に茹でるという気が遠くなるような手間のかかり方に脱帽です。
ここで日本酒にチェンジ、福小町 780円@1合 をお願いし、お供は本日のおすすめである いくらおろし 800円、新ギンナン揚 680円 です。いくらおろしは鮮度抜群の素材が活きていて、日本酒のお供としては最高です。ギンナン揚げはカラッと素揚げされた銀杏に塩をまぶしたシンプルなものですが、秋冬の新物はねっとり感のある銀杏の香ばしさがたまりません。食べ過ぎるとよくないことは知っていますが、止まらなくなるのですよ!!
ここに来たらお造りも外せません。お造り(2人前) 3600円、内容はタイ、金目、マグロ、しめ鯖など、鮮度の良さと包丁の入り方がすばらしい刺身のオンパレード‼︎ 彩もきれいです。
純米芳香辛口の貴 700円@1合 に変えていただいたのは、天ぷら(2人前) 3000円 です。大海老の鮮度がよくぷりぷり感がハンパないのはいつも通り、この状態が「いつも通り」なことに驚きを覚えます。野菜も根菜類はほくほく、舞茸はカラッと揚がって中からエキスがほとばしる秀逸な仕上がりで季節を感じました。
今回初めていただいた 穴子白焼 1000円 は、香ばしく焼き上げられた穴子は中はふっくらしていて、ややもすると泥臭さがでる穴子は上品な白身魚としてきっちり下処理されているに違いありません。
箸休めの セロリ浅漬け 500円、メインの最後となる あん肝ポンズ 780円 には 司牡丹 800円@1合 を合わせました。ねっとりしたあん肝がマイルドなポン酢でさっぱりとして口の中でとろけると、脳味噌までとろけそうになります。
ご飯ものは うに焼きおにぎり 700円 などを各々オーダー、つみれが入ったすまし汁がついたゴージャスな〆のおにぎりで香ばしくオーブンで焼かれたウニの磯の香りがたまりません。

とにかく何をいただいても素材の新鮮さ、手のかけかたが素晴らしく、いくつかはここに来たら私の定番の注文メニューなのに飽きないのはなぜなのでしょう? 今回は日本酒も4種類いただいて一人当たり約8000円と、ありえないくらいお値打ちなお値段でした。最近は予約が取りづらくなってきているとのこと、それでも地元のお店が人気を博していくのはとてもうれしいことです。

家人のお祝いで行きたいところがあるか聞いたところ、和食、日本酒というリクエストがあったので、こちらに伺いました。なんと2名でも前日予約しておかないと満席で入れないところでした。
まずはビールで乾杯、お通しはいつもながらこれだけで一品となるような前菜盛り合わせです。日本酒に移行し、あん肝、トマトのマリネ、お造り、焼き魚、銀杏の素揚げ、天ぷらなど、だいたいいつもと同じような線で料理をいただきましたが、今回初めていただいた卵焼きのクリアな出汁の味が印象に残りました。オーダーを受けてから作るのでかなり時間がかかりますが、これは頼んでよかった‼︎

料理の味、盛り付け、サービス、価格帯などバランスが取れているこちらは、最近では人気が出て予約でないと入れない日が多くなってきました。地元の店が人気店になるのは嬉しいのですが、地元民がフラッと入るのが難しくなるのはちょっと寂しいかも。良いことなんですけど複雑な心境ですね〜(^ ^)