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ペコえもんさんの他のお店の口コミ
店名 |
昔のきりたんぽや
|
---|---|
受賞・選出歴 |
2020年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2020 Bronze 受賞店
2019年Bronze受賞店
The Tabelog Award 2019 Bronze 受賞店 |
ジャンル | 鍋、きりたんぽ |
予約・ お問い合わせ |
0186-43-4040 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
東大館駅から920m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥2,000~¥2,999
|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 |
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大館駅に着いたが少し時間あるので、愛機で食べログを検索してみた。
ハイ、みなさん、ご一緒に検索キーワードを入れてみましょう♪
「大館駅」&「ラーメン」で「検索」・・・・イマイチ。
ペコ:そもそも大館市で美味いものは何れしゅか?
ログ:きりたんぽ鍋に決まってるじゃん!
ペコ:(何!)
ということで、大館市で1位評価の「元祖むらさき」と2位評価の「昔きりたんぽや」を探し当てた♪
ペコ:駅から近いのはろっちれしゅか?
ログ:昔きりたんぽや!
ペコ:比内地鶏を使った美味しいラーメン屋しゃんはろこれしゅか?
ログ:・・・
といったところで、2019年3月某日12時頃に出撃した。
昼時なので、サラリーマンで激混みを予想していたが、先客はなかった。
優しそうな女将に小上がり席に通されて、メニューを見て以下を注文した。
・きりたんぽ鍋(1人前):2000円
・比内地鶏たたき:1500円
・瓶ビール:500円
最初に瓶ビールが出て来たが、この値段で大瓶だったので、お約束で小上がり席から転げ落ちた(大爆)。
で、いぶりがっこ、とんぶりと長芋千切り、大根の酢の物もでてきた。
お通しなのか、鍋に付いていたのか確認しなかったが、酢の物の上に鎮座する川海老を含めて美味かった♪
※写真のとんぶりをご覧いただきたいのだが、これはホウキ草の実である。キャビアではないのでご注意ください(超大大爆)。
注文して10分弱程度待っただろうか、主役のきりたんぽ鍋様の御出座! 頭が高い!
「へへーーっ」
具は、比内地鶏、長ネギ、セリ、舞茸、ごぼう。
そして、きりたんぽが出汁の中に鎮座していた。
正直、食べる直前のこの段階になってさえ、きりたんぽ鍋を舐めまくっていた。
「東京でも食ったことあるし、これで2000円は高いかな。でもビールとお通しが良かったから、まぁいいや」などと思いつつ、蓮華でスープを一口呑む。
うっ、うめーーーっ!!!!!(心の中で大絶叫)
さらに脳漿が飛散る程驚いたのは、独特の辛味や苦みのようなクセが魅力の、セリや長ネギに出汁のコクと旨みが全く負けていない。もちろん、醤油が濃くてしょっぱいということもない。
さらに、今が旬のセリのシャキシャキ感を残しながら、長ネギのトロ甘の旨みを引き出す調理技術が素晴らしいので、野菜を出汁ごと噛みしめると、複雑な旨みが口の中に広がる。
また、少し歯ごたえのある比内地鶏を噛みしめた時にも、じゅわぁ~~~~っと比内地鶏の旨みが口中に溢れ出てきた気もして、最高に美味しいと思った。
舞茸、ごぼうも素晴らしいアクセントであった。
そして、真打のきりたんぽ。
ここまで煮てしまうとフニャフニャかと思いきや、しっかりと歯ごたえを残している。
おそらく、いわゆる米をついた時の半殺し加減ときりたんぽの焼き加減が絶妙なのだろうと感じた。
そして、米と醤油は合うものだと実感した。
きりたんぽ鍋を食べ終わって振り返ると、やはり比内地鶏が主役だったと実感させられた。
この比内地鶏、天然記念物の比内鶏と外国産の鶏を掛け合わせたのだが、そこらの鷄とここまで旨みが違うのかとショックさえ受けた。
これで2000円は安すぎると思った。
比内地鶏たたき。
これは鍋の比内地鶏とは別の美味しさがあった。
上手く言えないが、比内鶏の野生味溢れる歯ごたえと、鷄の旨味がきちんと共存しており、噛みしめるとその旨みが溢れ出てくるという感じがした。
そこらの鶏とはまったく違うことを再度実感し、これも美味しくいただいた。
ただ、比内地鶏たたきに関しては鍋と比べると、まだまだ女将も納得していない気もした。
さらに高みを目指して創意工夫をこらして欲しいと感じた。
食後に想いに耽る。
きりたんぽ鍋は単なる秋田の家庭料理である。
が、出汁に比内地鶏を使うようになって、全国に人気が爆発したような気がする。
もしかすると、昔は天然記念物に指定される前の比内鶏を使っていたのかもしれない。
その頃のきりたんぽ鍋をぜひ食ってみたいと思った。ヾ(・・ )テンネン キネンブツ ダロ!!
そんなことを思いつつ、良心的で丁寧で、すごく親切にしていただいた女将に「きりたんぽ鍋がこれほど美味しいものだとは知りませんでした。ぜひまた来たいと思います」とご挨拶して、お店を後にした。
なるほど、秋田大館の名店である。