濃厚スープとモチモチ麺 : 一陽軒

約半年ぶりに行ってみた。こちらのラーメンは繊細さとは無縁でパンチ力のあるかなりガツンと来るラーメンなのである。塩分も高そうで血圧の高い中高年にはあまり行かない方が良いのかも知れないが、そんなジャンキーなラーメンを食べる背徳感が何ともたまらない、そういう店なのである。

今回もランチでの訪問となった。今はかつてのように行列もなくとても快適に店に行けるのが嬉しいのである。

券売機で味玉ラーメンを購入。すぐ席に座りラーメンを待った。丼の端には「一陽軒」と書かれた海苔が立てられており、これが何ともこの店の良さを感じさせてくれるのである。

ここのところ大将のご実家である好陽軒の方に行く機会が多くつい比較してしまうのだが、ラーメンは全く違うテイストのものである。

スープはかなり濃厚・・好来系の面影はほとんどない。そして麺は極太でしっかりと食べ応えのあるものであった。好来系の面影と言えばメンマの多めのラーメンがあることぐらいだろうか。

かつて私も食べたのだがメンマ処理でお腹がいっぱいになるぐらいであった。

かなり味も濃く若者向けのラーメンだが何か心を惹かれるものがあるのだ。また半年ぐらい後にふらっと行くのだろうなあ～～

久しぶりにこちらのラーメンを無性に食べたくなりランチタイムに行ってみた。この日はまあまあ混んではいたがそれでも席に座るまでには15分もかからなかった。

かつてのように外で30分待ちなんてことは最近ではないようである。

券売機で煮玉子入りを買い、席に座って待つことにした。事前に食券はスタッフの方に渡してあるのでカウンター席に座ってからは3分ぐらいでのラーメンの提供となった。

この豚骨の香りが強い濃厚スープにモチッとした極太麺はよく合うのだ。少々ジャンキーな香りも漂っているがそれはご愛敬・・・ラーメンには必要な要素なのである。

かつて特製の全部乗せをオーダーしてメンマの処理だけで大変で、麺にたどり着いたときにはもうクタクタだった記憶があったのでもうああいうことは2度としないでおこうと誓った記憶が蘇った。

・・というのもたまたま隣に座った中年の女性がそれをオーダーしていたからである。最初は嬉しそうに写真を撮っていたが、私が食べ終わって帰る頃にもまだ表面を覆いつくしているメンマと戦っていた(笑)

「どうぞ頑張って下さい・・」と心の中で呟きつつ、帰途についた。あれは若い人じゃないと無理だろうなあ～～私ももうチャレンジすることはないだろうなあ～～

たまにランチ時にこちらにチャレンジするのだが、かなりの人気店なのでどうしても待つこととになり時間がかかってしまう店である。
そういう理由から最近ではちょっと尻込みをしていたのだが、ふと「夜はどうかな？」と思い前を通ってみると全然人がいなかったので突撃することにした。

券売機で食券を買いすぐに席に着いた。ランチタイムではすぐに席に座れるということは皆無なのである。また私が訪問した日は大将がワンオペで仕事をしておられた。

ただやはり人気店である。ガラガラに空いていたというわけではないが、何となく私の知っている活気がなくて寂しい気もした。

この日のオーダーは普通のラーメンとチャーシュー丼の小であった。カウンターに座って10分ぐらい経つとラーメンがやってきた。

前回はメンマ大盛を食べて失敗したのでこの日はすべて「ほどほど」のものであった。スープはいつものように醤油豚骨の風味がとてもよく、モッチリした麺と絡みとても美味しかった。またメンマも味がしっかりついており量も多くなかったので美味しく頂くことができた。

また初めて食べるチャーシュー丼は肉がパラパラとして、なんだかそぼろご飯のような食感であった。私はしっとり系の方が好きかな・・・

とっても美味しく大満足で帰途についた。でもやっぱり今度はランチに行こうかなあ～～

かつて全部乗せの一番トッピングの多いラーメンにチャレンジしたがあえなく撃沈して、その後は普通のラーメンに甘んじていたが、再挑戦のウォーミングアップと思い味玉ラーメンに400円のメンマトッピングで食べることにした。
こちらではお店に入りすぐに座れることはまずないのであるが、この日はかなり空いていて席に座っていない人は一人だけというたぶん座るまでに時間を要したのが今までで最短記録になった日であった。

今回オーダーしたのが普通のラーメンにメンマトッピングであった。メンマのトッピングが400円もしたので何となく嫌な予感がしたのだが・・これは後で的中することになる。

で着席してから約10分、ラーメンがやってきた。

まずは見て驚いた。メンマ何本あるのだろう？？？・・・・

メンマをかき分けて下の方を探っていくとやっと麺を発見できた。しかしこのメンマやっつけるのがかなり大変そうである・・・

少しメンマを食べてから下の麺を食べることにした。多分すべてのメンマを食べたら麺までたどり着けなくなるそうだったからである。麺を食べスープを飲み、そしてメンマをやっつける・・とても美味しいラーメンだがメンマに関しては半分義務感で頂いていた。しかしメンマを20本ほど食べたところでギブアップ、これ以上食べれないところまで追い込まれてしまった。

ラーメン自体はとても美味しく楽しめたのであるが、やはり何事も「ほどほど」というのが大事なようである。今後は無謀なチャレンジは避けようと誓い店を後にした。

久しぶりに行ってみることにした。こちらのお店はかなりの人気店であり行くと30分待ちはザラなので、なかなかランチタイムだと時間が読めないため、訪問することが難しいのである。さてこの日は多少時間に余裕があったので並ぶつもりで訪問させて頂いた。店舗の東側にある駐車場に車を停め店に入ると７～８人が並んでいたが、まあこちらのお店にしては空いている方だと思う。食券を買い待つことにした。

15分ぐらい待つと何とか席に案内された。予め食券は渡してあるのでもう作っているのだろう。
そこから5分ぐらいでやってきた。

以前こちらの一番の大盛りを食べて無念にも残して帰ることになったので、この日はそれに比べると小さめのものをオーダーした。まあ現実的にはこれくらいのサイズにしておかないとね～～

まずはやはりスープから。皆さんのレビューを拝見していると賛否両論あるようだが、私はこちらのスープは素直に好きである。ある程度豚骨の臭みも残り、そこに醤油の旨味が加わって良い感じに仕上がっているのだ。また麺はモッチモチでこれぞ「ラーメンを食べた！」と言う気にさせてくれるのである。今回はメンマは少な目ではあったがこれもなかなか美味しい～～人気の秘密はこういうところにあるんだろうなあ～～

最後はスープをすべて飲み干し終了。店主はなかなか無口でどの客とも話はしていなかったが、ラーメンに対するくそ真面目な姿勢はカウンター越しに見て分かるのだ(笑)

一度食べるとまた食べたくなる不思議なラーメンである。近いうちに再訪したい。

かなり久しぶりの訪問である。好系である近所の八事ラーメンが昨年末で閉店し、最近は寂しい思いをしていた。こちらのお店にはランチタイムで仕事の合間に行くには少々距離もあるのだが、この日はどうしても食べたくて遠征してきた。
お店の前に行くと外には一組のカップルが待っているだけで、以前経験した「30分待ち」にはならなさそうであったので早速並ぶことにした。そして10分ぐらい待ったところで店の中に入り食券を買ったのだが、その時何を血迷ったのか、特大サイズの「特上スペシャル」を押してしまった。まあ久しぶりだからいいかなあ～～

あらかじめ食券はスタッフの方に渡しておいたので席に座ると比較的早く着丼した。まずは大きさを見てびっくり！！チャーシューの谷間にメンマがぎっしりで俗にいう「材木置き場」である。この時点では麺は全く見えないのだ。メンマをよけて探っていくと、下の方からやっと極太の麺が顔を出してきた。これはいったいラーメンなのか？はたまたメンマ＆チャーシューなのか？なんだかわからなくなってきたが、とりあえずメンマとチャーシューからやっつけないと始まらないのでそこからスタートした。メンマはしっかりと味が染みてとても美味しかった。しかし数本食べていくうちにすぐに味に飽きてきた。そりゃそうだろうな・・・そしてチャーシューはどんぶりの横にとてもきれいに幾何学的に乗せられていた。あっさりタイプの美味しいチャーシューであった。

メンマを片付けていくうちに下の方からやっと麺を食べることができた。具の多さでスープはかなり少な目である。しかもかなり味が濃い・・・

まあ美味しく頂いたが、普段食べるにはプレッシャーがあり過ぎるラーメンであった。私は年に一度ぐらいでいいかな・・・

最近ラーメン本によく登場している一陽軒。ついに行くことができた。塩釜口のそばにあり車で行ったのだが店の前に数台分の駐車場もあり便利だ。店に入ると１１席あるカウンターは満席で６人ぐらいの待ちが出ていた。入口付近の券売機で食券を購入。一番いろいろなものがのっているスペシャル１２８０円を選択した。「ラーメンで１２８０円は高いな、」と思いつつも待つこと約１５分、着席することができた。カウンターの前は厨房となっているのだが、かなり大きな羽釜がぐつぐつと煮え立っておりスープはそこで作っているようだ。その隣には麺を茹でる釜があるのだが、カウンターのところに「超低加水麺なので茹でるのに５分かかります」と書いてある。確かに麺を投入してから普通の麺を茹でるよりかなり長く茹でていた。
そしてしばらくするとオーダーしたスペシャルが出された。まず見てビックリしたのは海苔である。海苔には白い字で
「自家製麺　一陽軒」と書いてある。海苔に字が書いてあるなんて初めて見た。
普通のラーメン屋のように水はセルフサービスではなく、飲んで少なくなると店員さんが目を光らせていてすぐに継ぎ足してくれる。
店員さんに笑顔はないがこの店には良い店特有の良い緊張感が感じられた。真剣勝負で仕事をしていることがとても感じられる。

スープはかなり濃厚の豚骨だ。ちょっとトロッとするぐらいである。麺は超太麺、ラーメンとうどんの中間ぐらいと言うと言い過ぎかもしれないがそんなイメージだ。もちもちっとしており博多ラーメンとは対極をなす感じだ。スペシャルにはメンマが「これでもか！」と言うぐらい入っていた。チャーシューもいっぱい。外に出ているチャーシューをスープにつけると何だかスープが急にぬるくなった気がしてちょっと残念であった。正直麺はあまり好みではなかったが全体としてはとっても大満足。これは再訪ありだと思った。

帰り際、どのお客さんが帰るときも３人のスタッフの方が

「ありがとうございました。またお待ちしています！！」

と声を揃えて挨拶しているのを聞いてビックリしたのと同時に、ホント日本らしい光景だと思った。
海外ではあり得ない光景だ。
こういうのが外国人観光客の目玉になるかもしれない。

とにかくまじめで気合の入った店だ！！