また行ってしまった。禁断のウニ尽くし・・・ : 蓬左茶寮

実は今年も行ったんです。移転する前にウニ尽くし・・・

もう昨年で行きつくところまで行って、今度はウニだけと言うよりウニと組み合わせた料理が増えてきました。和良鮎とか鱧とか季節の料理にシャトーブリアンうにソースと来て、仕上げはうに丼では無く、うなウニ丼！

写真撮るのを忘れたのが完ぺきなイタリアンでウニのグラタン。名古屋某所で取れる日本のポルチーニ（アカヤマドリダケ）も入っていて、これだけは日本酒ではなく香りも味も良いムルソーを合わせてくれましたが、この料理は味も完成度も凄かったです。

今年の新ウニ尽くしも滅茶良かったです。次は移転後になるかなぁ・・・

忘備録：今年もウニ尽くし

なんと酒類厳禁の緊急事態宣言に合わせて、料理にマリアージュするノンアルコールドリンクを多数開発したとか・・・これは飲みに行かねばと蓬左茶寮です。

料理に合わせてノンアルコールドリンクを提供するお店といえば、大阪のHajimeなどもありますが、あちらはあくまで既存の飲み物を選ぶだけ。こちらは料理に合わせていちいち作ったというのですから頭が下がります。

日本酒があれば当然そちらを飲むので、こんな機会にしか絶対に飲まないだろうと思い緊急事態宣言中に行ってきました。超絶品「恐らくは日本一のウニ尽くし」も始まりましたが、今回は飲み物メインなので季節の料理を選択しました。

名古屋でここまで拘る料理人はトウ・ラ・ジョアの須本さんと、こちら松本さんくらいしか知りません。名古屋メシなど地産地消にも力を入れていますし、そろそろ農林水産省の綺麗なメダル来ますかね・・・。

今年もお店のフェイスブックにウニの写真が載って、いよいよウニ尽くしの始まりです。といってもかみさんがそれほど食べられないので少なめの簡易バージョンですが・・・

先月北海道で意気込んで食べたウニ料理を外してがっかりした際の家族の合言葉は、大丈夫「名古屋に帰れば蓬左茶寮のウニ尽くしがある！」でした(^^)

今年も、写真のように最初から最後までウニを食べまくりです。最後のウニ５種丼で、北海道のウニ丼がウニ１００ｇだったことが話題になると大将がおもむろに計り始め・・・蓬左茶寮ウニ丼もウニ９２ｇでした。ご飯は１５０ｇで、ウニ対ご飯が２対３くらいが限度かという話になりました。余市でもそれ以下にご飯が減るともうウニ丼ではなくなると店主が話してましたが、実際今回かみさんはご飯を少なめに盛ってもらいウニとご飯が一対一になり、こうなると丼と言うよりも、口にウニを流し込む感じになります。

最初は殻付きウニ食べ比べですが、産地によって味も食感（ねっとり感）も全然違っていて、こういうのはやめられませんね！

ウニクリームコロッケも、中はほとんどウニと言う感じでウニ感満喫。人気の夏鱧焼きにもウニを乗せ、最後のすき焼きに至っては大量のウニが入った卵で食べるスタイル。

途中出てきたウニの葛寄せ椀も、熱の加わったウニの風味が抜群で絶品でした。

麦茶シャーベットと水ようかんのデザートも美味しくて、もうしばらくウニ食べなくてもいいやと思うくらいウニを食べつくして、お腹もいっぱいで幸せ気分で店を出ました。

内容を考えると値段も信じられないくらいお値打ちです！

名古屋の日本料理（カウンター割烹）では、本山の「八泉」とこちら今池の「蓬左茶寮」は、別格だと私は評価しています

７月末は何と言ってもウニが最高！！！facebookに載ったウニの写真を見てすぐに予約して食べに行ってきました。

北は日本海側の利尻島のバフンウニ
天売島の最高級ブランドウニ「はだてのうに」はムラサキウニ
津軽海峡・大間の通称「瓶ウニ」は「ムラサキウニ」
太平洋側に来て、岩手と宮城の殻付き「バフンウニ」
地元愛知師崎の「キタムラサキウニ」と超貴重な幻の「赤ウニ」
同じく地元・答志島の赤ウニ少し下って尾鷲の「海女ウニ」(ムラサキ)
中国地方へ行って山口と唐津これは赤ウニ。唐津は劇レア！

と写真のように、カウンターにはウニがずらりと並びます。ご主人に聞いたら契約して毎年送ってもらうのではなく、毎日市場に仕入れに行くそうで！！！

料理は殻付き地元と宮城ウニ食べ比べで始まり、
自家製ウニ豆腐（自家製海苔とおくら入り）、
今や泣く子も黙る「羽立」の天売島ムラサキウニと利尻島エゾバフンウニの日本最高ウニ寿司食べ比べ！！！
山口の赤ウニを使って松茸とお椀
５種の白身で殻付きウニを巻いて食べる絶品お造り
鮑、蛤、ウニの湯葉巻き揚げ
全部のウニを乗せた究極のウニ丼！！！はため息をつきながら食べます。

煮え花を食べて、仕上げに松茸ご飯（底には玉子焼き）
桃とアイスのデザート
抹茶

昼から１万８千円でこのコースを食べられると言うのは、もう幸せ以外の何物でもありません。（夜の３万円コースは別の方がレビューされているようです）

最近超高級鮨屋では必ず出てくる「はだて」（北海道森町の羽立水産）のムラサキウニ！北海道出身の我々夫婦は、今までその大きさに驚くことはあっても味に関してはそれほど驚いたことはなかったのですが、今回の天売島産は食べた後口の中に１５分くらい磯の香りが残る強烈なウニ！！！どうしてはだてはだてと騒がれるのかやっと分かったような気がします。

残念ながら唐津の赤ウニは売り切れでしたが、ワカメを食べて育つ唐津や壱岐の赤ウニは昆布を食べて育つ北海道利尻のバフンウニとはまた違う「ねっとりした食感」の絶品なのはよく存じております(^o^)。こちらは来年の楽しみに取っておきます。

お酒は奥さんがこちらの好みを聞いた上で料理に合わせて選んでくれた写真の９種！杜氏の話で盛り上がりましたが、日本酒も分かる人には分かると言う超優れもので見事でした。

食べ終わって感想は、ひたすら溜息・・・来年も絶対に来るぞと心に決めて店を出ました。蓬左茶寮が名古屋にあって、ひたすら幸せです！！！

Ｐ．Ｓ．
八泉は８月の普茶料理に代表される京都の引き算薄味料理。こちら蓬左茶寮は世界各国の料理を学んだ店主の個性ある日本料理と性格は全く違いますが、とにかく美味しいです(^o^)名古屋のカウンター割烹では、あとは、まったく予約の取れなくなった「吉い」と、メニューが豊富でその場で自分で選ぶのが楽しい「ふじ原」でしょうか・・・

昼行くのは二回目ですが、今回はカミさんを連れて行き、前回同様に夜のコースを出してもらいました。お昼は３０００円と５０００円のコースもあります。

夜のコースと言っても、カウンターに座れば、懐石料理のスタイルにこだわることなく、季節の美味しいものをどんどん出してくれるカウンター割烹の感じで、とにかく楽しいです。

今回は、利き酒師と言う女将さんが昼から店にいて、料理に合わせて日本酒を選んでくれました。本日は磯自慢など静岡の日本酒がメインでしたが、写真の９種類！！！。カウンターの中に入って「次は何？」と御主人に料理を確かめながら、お酒を選んでくれました。

この店は、美味しいですし、魚介類の栗きんとん和えとかカベルネ・ソーヴィニョン（赤ワイン用のブドウ）と大根のソースとか面白いものも出てきますし、お酒もそろっていますし、ＣＰは信じられないくらい良いですし、こちらのお腹が膨れるまで徹底的に食べさせてくれますし、素晴らしいです。

天ぷらは上手で、前回の青柳の天ぷらも見事でしたが、本日のどうまんがに（オス）の爪の天ぷらも、味が凝縮されてとても美味しかったです。

７月のウニ食べ比べは残念なことに行けませんでしたが、１１－１２月は蟹食べ比べだそうで、今から楽しみです(^-^)

Ｐ．Ｓ．
最後のご飯は、美味しい煮え花から始まり、今回は松茸ご飯、鱧茶漬け、自家製カレーと、こちらが満足するまでたっぷり食べさせてくれます。本格的な日本料理の店でこれは本当に珍しいですよね(^-^)

仕事で毎週一回１２時前に仲田北交差点を通るのですが、なぜか中年女性がいつも路上にたくさん集まっています。この付近、イタリア料理店のチロと四川火鍋の店はランチをやっていますが、並ぶような店でもないし・・・と不思議に思っていました。

先日takaboさんのレビューで、こちらの店のことを知りFacebookで料理の写真を見て納得！そうかこの店に並んでいたのかと早速電話で予約しました。

火鍋の店が４階にあるビルですが、写真のように２階にあるこちらの店の看板は一切なくて小さな張り紙があるだけ。さらに開始時刻の１２時までは店の入り口に鍵がかかっているので、みなさん路上で待っているようです。雨が降ったら階段に並ぶのでしょうか(^^;)

お昼は３５００円からありますが、せっかくですので季節のおまかせ１万円を電話で予約しておきました。

御主人は名古屋で、和食、フレンチ、イタリアン、タイ料理、ワインバーなど数々の修行をしたうえで現在に至ったそうですが、料理は見事な割烹で、美味しいうえにあまりのCPの良さに拍手喝采です。

今美味しいのは、花山椒と三河の貝と言うことでたっぷりと食べてきました。定番のトリ貝のしゃぶしゃぶはもちろん美味しいですが、青柳の天ぷらがこんなに美味しいとは思いませんでしたし、他にも白海老に柚子の「花」の組み合わせはびっくりでした。

御飯も「煮え花」「トリ貝のチャーハン」「ちりめん山椒たっぷり御飯」「かつおのなまりごはん」と４種類食べさせていただき、もう「余は満足じゃ状態」でニコニコです(^o^)

いやぁ、和食の懐石でお腹が膨れるのはうれしいなぁ・・・

夜は利き酒師の奥さんもいるそうで、また来るのが楽しみです。