麻辣牛肉麺 : 蘭州拉麺 李 栄店

今夜は食べてから飲むというプランでまずここに来てみた。栄四丁目もほぼ以前と変わらない風景となり外人と路駐をかき分けて進む。お店に着くと満席。ここもリピーターが増え人気の模様。流石に並ぶほどではないが以前の閑散としたイメージはない。

隣は人気の餃子店だし周囲にラーメン屋も多いのであえてここに入らなくてもいくらでも日本人向けな店はあるのだが一度食べるとその麺と独特のスープに惹かれて再訪してしまう。そんな魔力的な店である。

頼んだのはスタンダードな麻辣牛肉麺。元々ピリ辛でさらに辛くしても頼むとなかなかのレベルのものが出てくるので辛党にはお勧め。もちろん辛くしても追加料金はかからない。店員さんは中国の方々だが日本語でもちろん大丈夫。

前回来たときには美形お姉さん一人で調理しており麺の種類も選べなかったのだけど今日はちゃんと店主も厨房に出ており無事平麺を選ぶ事が出来た。注文を受けてから麺を切って入れるのは刀削麺と同じ。そのもちもち具合はまさに麻薬的旨さ。スープは賛否両論ありそうだが大陸の味付けで少しだけ日本向けにアレンジしてある感じ。

これで980円税込は安くはないのだけど実は量がかなり多い。二郎系の並くらいはありそう。なのでコスパも悪くない。今後さらに人気になりそうなので早めに来て辛い麻辣をぜひ。

しばらく前から休業しなぜか新栄に新店を出していた蘭州拉麺李。今夜もそっちで食べようかなと新栄に向かう途中で念のためこちらに立ち寄ってみると‥営業再開していた！
なお定休日火曜日と書いてある。中に入るとやたら暑い‥湿度も高い。これはコロナ対策だろうか？思わず腕まくりをしてカウンターに座った。
スタッフは若い女性一人。以前の若くて爽やかな大将の姿はない。買い物にでも出てらのかなと思っていたら女の子スタッフが注文を取りに来てそのまま作り始めた。一人で切り盛りしている模様。余談ながらマスクで隠れているが結構可愛いと思われる。
頼んだのは麻辣牛肉麺。980円と値段は張るが夜だし肉は多いし何より旨い。女の子は大将と同じように注文を受けてから生地を叩いて切って麺を作り茹でていた。
それほど待つ事もなく10 分以内でラーメンが出て来る。肉とスープは前と同じく実に味わい深く美味い。ただ麺が柔らかくてイマイチ。麺自体は美味しいのだけどちょっと茹ですぎ。やはり大将のようにはいかないようだ。
でもお姉さんが可愛いので無問題。麺の硬さ以外は以前とクオリティ変わらず上質な一杯だった。
最後にこの蒸し暑いのはコロナ対策？と聞いてみると「いえ、麺茹でると暑くなるから‥」との答え。えぇ？？換気するかエアコン付けた方がいいのでは？と思ったが可愛いので（以下略

久しぶりに栄を通過したのでここでランチを取ることにした。12時前だったのですぐに座れたが何しろカウンター5席とテーブル1つの狭い店内のためすぐに待ち客発生。なお自分とホスト風あんちゃん以外オールチャイニーズである。旅行者なのか近隣住民なのか分からないがかなり支持されている模様。
さて今日食べたのはマーラー牛肉麺980円と口水鶏500円。ここは基本は漢方各種ふんだんに入った蘭州ラーメンでそれの牛肉増しが牛肉麺。さらに辛くしたのがマーラー牛肉麺。なお普通の蘭州ラーメンは800円。
麺は細麺、太麺、平麺から選べる。いずれも見ているとオーダーを通した後で店主が切るというこだわりぶりである。そして店主は日本語堪能だが女性スタッフはかなり苦手そう。平麺で頼んだのに細麺だったのはご愛敬。
まあ細麺も実際美味しかったしどんな味わいか試す事が出来たと前向きにとらえたい。味的にはラーメンというよりうどんに近く小麦の風味がストレートに伝わる。柔らかめなのでコシはないが純粋に美味しいと思う。しかしお勧めはモチモチの平麺。
マーラーだけに辛いわけだがココイチの2辛程度でさほどでもない。様々な漢方や山椒の味わいが混ざり合い本場の中華には珍しく旨味もきちんとある。牛肉がゴロゴロ入っているのも嬉しい。さらに量がかなり多い。底までぎっしりと麺が詰まっており大盛りにしたらどうなるのだろうか。
サイドメニューで頼んだ口水鶏について。どんな料理か女性スタッフに聞いてもあたふたするだけで返事がないため思い切って頼んでみたがネットで見るとよだれ鶏の事だった。口水が中国語でよだれを意味するらしい。
こちらは500円にしては大きく辛くビールのつまみにぴったり。他の店で食べた物に比べると甘みがなくいかにも本場中華な味付けだった。次も違うサイドメニューを試してみようと思う。

本場の味を謳い文句にする店は数多くあれど本当に本場の味を提供する店は数少ない。日本人の口に合わないからだ。その常識を覆してガチの蘭州拉麺を出す店がここ。二度目の訪問となるが前回も現地の人々が美味しそうに食べていたのが印象的だった。
以前はなかった小鉢や拉麺が増えていたので今回はそれを試してみた。まずセンマイのごま味噌。日本では刺身やラー油で食べる生センマイをごま味噌で食べる。500円の割に量が多くセンマイ好きにはたまらない。
コリコリ美味しいいつものセンマイだがごま味噌と合わなくて食べ進むとだんだんくどくなってきて拉麺に投入して平らげた。ラー油も入っていて美味しいのだが二口三口でいいかなという感じ。一人で頼むのはお勧めしない。
そしてマーラー牛肉麺。牛肉200グラムで980円は伊達ではない。肉好きにもたまらないメニュー。頼む時に辛くする？と聞かれて辛くしてもらったが確かに辛い。レンゲですくうと底にたまった粉唐辛子が大量。CoCo壱とは辛さの質が違うのだが五辛より上だろう。それよりも激しい漢方薬膳スメル。中国食材店に漂うあの香りがプンプン。
かなりクセがあるので好き嫌いがはっきり分かれるはず。個人的には美味しいし楽しいし満点なのだけれどグループで来ると残す人もいると思う。マーラー以外にも普通の牛肉麺や蘭州拉麺があるしこのあたりはクセもなく食べやすい。辛さも皆無。
肝心な麺について記載が遅れた。注文を受けてからカットする本場スタイルで素晴らしく美味しい麺だった。牛肉麺は自動的に細麺になるのだが蘭州拉麺は太麺と平麺も選べる。前回食べた平麺は刀削麺のようにもちもちではめる味わいだった。次回は蘭州拉麺を食べながら牛肉盛りをつまみにしてみたい。

恒例の栄パトロール中に偶然発見したので入ってみた。まだ開店して間もないとの事。ピカピカの店内は近隣飲食店の中国人経営者とそのお客さんらしき日本人で賑わっていた。蘭州ラーメンとは初めて聞くが中国人から見ても魅力的なのだろうか。
メニューはシンプルで蘭州ラーメンのみ。肉盛りなど少しだけおつまみもある。飲みに来たのではないため迷わずラーメンを頼みトッピングでネギを頼む。合計850円。
麺が細麺太麺平麺から選べるので平麺をチョイス。するとマスターがおもむろに麺の塊を取り出して切り始めた。その場で切り分けて茹でるとは実に贅沢である。
出て来たラーメンは写真の通り透き通ったスープに牛肉とネギ、パクチー、そして大根スライスが乗っている。これはなかなか個性的なスタイル。
この透き通ったスープには20種類の漢方が溶け込んでいるらしいが全然臭みはなくとても飲みやすい。それほどコクもなくまぁ癖のない塩スープと言える。
そして手打ち麺。これが美味い。味わい的には刀削麺の麺と同じだがきちんと麺の形になっているのでそこは好き嫌いの世界。個人的には刀削麺好きなのでもちろん美味しく頂けた。麺の量がかなり多いのも嬉しい。
パクチー、ネギ、自家製ラー油が絡み合いあっさりスープにいいアクセントを加えている。個性的で良い一杯だった。
そしてランチタイムは同じラーメンにライスと漬物が付いて700円とかなりリーズナブル。これは再訪決定である。