めちゃコスパ高い和創作ダイニング！雰囲気もバッチリです : 癒宴

栄8番出口サンシャイン栄の西隣のビルにある和食ダイニングです。
めちゃコスパ高い和食のお店があるとの噂を聞きつけ行ってきました。

食べログでは居酒屋の登録になっていたので、いざお店に来たら「えっ、割烹？」と思うぐらい趣のある外観にビックリ。
しかも一歩お店に入ると和モダンな雰囲気の階段があり期待が高まります。

これだけ良い立地条件なのにオープンから10年ぐらい経っているとのこと。
真新しいお店では感じれないシックな雰囲気を醸し出しています。

2Fはカウンター6席と個室が中心、食べログ公称56席とキャパが大きいですが、3Fに大きめの個室があって30席以上の飲み会もできるようです。
でもBGMはしっとりしたボーカル入りの曲なので、デートにも使える雰囲気です。

今回は4人だったので、格子戸付きの2F個室に案内されました。
予約は料理長おすすめコース5000円で飲み放題なしのプランでお願いしています。

みんなのどが渇いていたので、まずはビールで乾杯！
ビールジョッキの形が変わっていてなかなかお洒落。

◆先付
先付けは壬生菜、しめじ、栗の白和えでした。
紅葉をあしらった季節感のあるビジュアルで、上品でまろやかな白和えですが、いろいろな食感が楽しめて良かったです。

◆お造り(4人前)
お造りは素敵な大皿に盛り付け。刺身は銀だら、クエ、さわら、しめ鯖、カツオたたきの5品でした。

まずは一番さっぱりしていそうなさわらからいただきました。
身の柔らかくとろけるような食感に焼き目が香ばしい皮のコンビネーションがすごく美味しいです。

カツオたたきも厚切りで表面の炙り加減が丁度よく、生の食感と焼かれた旨みのバランスが美味しいですね。

しめ鯖は京風におろし生姜のポン酢でいただきましたが、厚い切り口なのに臭みもなく、あまり酢をきかせていないので鯖本来の美味しさを楽しめていいですね。

続いて幻の魚クエ、しかもかなり厚くてビックリ。
高級魚なので普通は薄切りの刺身が多いのですがサービス満点厚みがある分もっちりとした弾力と濃厚な旨みが味わえてすっごく旨かったです。

ラストは銀だら。
鍋ではよく見かけますが、刺身は珍しいですね。
歯ごたえこそクエに劣りますが、このシーズンでもしっかりと濃厚な脂がのった味わいが素晴らしくお酒が一気に加速しちゃいました(笑)

◆白州ハイボール
ビールはあっという間になくなりお酒を追加オーダー。
美味しい和食にはキリッとした白州ハイボールがいいですね。

◆北海道厚岸産牡蠣
続いて北海道厚岸産の牡蠣です。
1人1個で生か焼きをチョイスできますが、お店の方の配慮で真ん中で切って半身でも食べれるようにしていただきました。
なので両方を味わえることに。すごく気が利いたサービスです。

まずは生をいただきましたが、身がメチャクチャ大きい。
プリッとした身からすごく濃厚で甘みのある牡蠣らしい旨みをたっぷりと堪能できます。

続いて焼き牡蠣です。焼いた分、生より多少小さくなりますが、それでも焼き牡蠣としてはかなりBIG。
身が固くならない絶妙な火入れで、さらに濃厚さが増した焼き牡蠣はホント旨いです。
個人的にはお酒に合わせるなら焼きの方が好みかも！

◆海鮮和風サラダ(4人前)
葉物のサラダに色鮮やかなとびっことたっぷりのアルファルファをトッピング。
サラダの中にはカツオを漬けにした刺身が入っていてます。
この濃厚な漬けの旨みがアクセントになっていてすごく良いですね。
アルファルファの爽やかな苦みが私の好みにもぴったりでした。

◆蛤のお吸い物
お吸い物は三重県産のめっちゃデカい蛤入り。
身もプリプリで貝の旨みがたっぷりのお吸い物がとにかく美味しい。
お酒のペースを抑えてほっと一息つける一品です。

◆鰆の焼き物
鰆としてはかなり大きなサイズの切り身で、皮にはしっかり焼き目がついているのに、身はフワフワで柔らかく焼き加減が抜群。
付け合わせは軽く味付けしたサツマイモ。
少し固めの歯応えを残した季節感のある箸休めがいいですね。
焼き物ですが魚の旨みを上手く閉じ込めてあり、箸で身をほぐしてすこし酢橘をたらすとすごくいい香りが楽しめます。
白身の焼き物はさっぱりとしたシンプルな味だけに、火入れと塩梅が難しいですが、絶妙なバランスでホント美味しいかったです。

◆だし巻き玉子(4人前)
お重に入って提供されるだし巻き玉子は高級感たっぷり。
玉子から出汁があふれるようなふわっとした食感がすごく美味しい！
ほんのりとした優しい味にどこかはちみつを思わせるような深い甘みがあってメッチャ気に入りました。

◆サーロインステーキ(4人前)
サーロインですがリブロースに近い赤身の多い部位を使用してあります。
付け合わせは旬の里芋とアスパラですが、お皿への盛り付けがすごく華やか。
鮮やかな肉に紅葉や花、金箔まで添えられていてビジュアル的に高級感もたっぷり。
サーロインの焼き加減は表面をパリッと焼いて中はレアのブラック＆ブルー。
薬味は泡醤油という醤油と卵白をエスプーマしたもの。
元々は京都祇園の舞妓さんが、着物にこぼしたりしないように作られたものだとか。
これだけをアテにしてお酒が飲めちゃいます。
ニューヨーク調の焼き加減に京都泡醤油とわさびというコラボレーションはホント美味し過ぎです。

◆とん平焼き
関西ではメジャーなとん平ですが、このとん平は厚めの豚肉を玉子で巻いた一品。
しっかりした歯応えの豚肉の旨みをたっぷり楽しめました。

◆〆の卵かけご飯
鰹節の半生版であるカツオのなまり節を細かく切ってご飯の上にトッピング。
そこに名古屋コーチンの卵に、多めの醤油を入れてかきまぜた後、サクッとぶっかけしてわさびを載せます。
もう見た目で美味しいのが確定(笑)
カツオのなまり節と卵ってめちゃ合いますね。
〆としては最高の逸品でした。

スタッフの接客レベルも高く、立地もばっちり。
今回は料理をメインに考えたので飲み放題をつけていませんが、めちゃコスパ高い和創作ダイニングです。
もちろん飲み放題付きのプランもあるのでビジネスの飲み会から、ちょっとしたおもてなし、さらにはデートまでと、いろいろ使い勝手のいいお店を見つけました。
ビジネスの飲み会は同じお店ばかりだと飽きてしまうので、ぜひ利用したいと思います。
ごちそう様でした。