その名の通り魚介が美味しいイタリアン : 魚介のイタリア料理 murata

かなり久しぶりに行ってみた。決して気に入ってなかったというわけではなかったのであるが、行きたい店があまりにも多過ぎて順番が回ってこなかっただけの話だ。
しばらく行かない間にかなりシステムが変わったようであった。

かつては1コースのみであったが今では3コースあるようだ。ただHPにも書いてあったが家庭の事情で19時以降の客には一番ライトなコースしか出すことができないらしい。事情が事情だけに仕方がないことである。

今回は久しぶりであったので一番良いコースで、と思っていたのだが店に入るのがどうしても19時を回ってしまうのでライトなコースにメインを1品追加する形となった。

この日は

アンティパスト
仙鳳趾の牡蠣
天然とらふぐ　タプナード
雲丹のプディング　イクラ　コラトゥーラ

パスタ
日本海のズワイガニ　雄と雌

リゾット
弱火でじっくり白ワインで蒸したアワビ　その肝

メイン
ノドグロ　香草バター

黒毛和牛ヒレ　炭火焼き

ドルチェ
利平栗の和栗モンブラン　バニラジェラート


どれも派手さはないが素晴らしい味わいの物ばかりであった。仙鳳趾の牡蠣はいろいろなところで食べれる機会も多いので驚きはなかったが雲丹で作ったプディングなどはさすが！と思えるぐらい海の香りを楽しませてくれた。

今が旬の雄のズワイガニと雌のセイコガニ（福井では・・）を組み合わせたパスタは麺とほぼ同量のほぐしたカニが入っており旨味が凄かった。これは絶品だったなあ～～

また鮑のリゾットはアルデンテのライスと鮑の肝ソースがマッチしてこれも素晴らしいものであった。

メインのノドグロの香草焼きも牛フィレ肉も焼きが素晴しく、両方ともしっとり感がたまらない感じであった。

やはりこちらは芯のしっかりした料理を楽しめるようである。かなり久しぶりの訪問ではあったが前回と変わらない美味しい料理を楽しませて頂いた。

これからも末永く通いたい、そんなお店なのである。

前回訪問してからもうすでに３年の月日が経ってしまったようである。時の流れとは無情にも早いものである。こちらのお店には全く悪い印象はないのだが、コスパが良過ぎてかえって心配になる部分の正直あった。友人と行こうと思ってもコースが予算よりもかなり低く逆に心配されるほどだったのである。しかし久しぶりにHPを見たら、以前よりかなり値上げをされているようだし、グレードも良くなっているようだったので行ってみることにした。

場所は国際センターの裏通り、とても分かりづらいところにある。
看板も小さく

「魚介のイタリアン　Murata」

とだけ書かれているのだ。明るい店内は外からも見えるのだがなにぶん人通りのほとんどない裏通りである。中を見る人もほとんどいないか（笑）

テーブル席は3つのみの小さなレストランでご夫婦で営まれている。まあこの規模がちょうどよいのだろう。

今回は期待以上の料理を食べさせてくれた。3年も来なかったのが悔やまれるぐらいである。以前は美味しかったが何か少し物足りなさを感じたのだが、今回は味も量も大満足であった。

前菜は魚介でパスタを含めて9種類であった。最初に白子とトルコ産マツタケのスープ。北海道産3年物の牡蠣、アオリイカの柚子、フランス産モンドールチーズと桜エビ、マサバと柿、毛蟹を使ったサラダ仕立てのリゾット、皮目を炙ったカマスなどなど立て続けに小皿料理が立て続けに出てきた。すべて全く臭みもなく旨味しかない。さすがお店の名前に「魚介のイタリアン」を唄っているだけのことはあると思った。

そしてパスタが２種類、からすみとワサビのパスタ、安納芋のニョッキであった。こちらもメチャ旨だったのは言うまでもない。絶妙なアルデンテが腕の良さを感じさせてくれる。

そして今回唯一の肉、メインは飛騨牛ランプ肉の炭火焼きであった。火入れも完璧。文句のつけようもないものであった。

最後にデザートがゴルゴンゾーラのジェラートで終了。大満足の食事であった。

私が訪問していない3年の間に大きく進化したようだ。素材を徹底的に生かす工夫をし、その旨味を引き出すように手を加えるのは最小限の仕事のようだ。それでいてそのまま提供するのではなく何かしら工夫をしてある。ギリギリの線を見切っているのである。

控えめなご夫婦で営まれている素敵なお店である。こんな素晴らしい料理が1万円ちょっとで頂けるのだ。名古屋の有名イタリアンに全く引けを取っていない。季節ごとに伺いたい、そんなお店であった。

円頓寺の別の店に行こうとしたところ、道を間違えて入ってしまった。すると真新しい看板に「魚介のイタリアン・・」という文字が・・・。さっそく予約を入れ伺いました。2014年8月1日にオープンされたばかりとかで当日の客は我々のみ。隠れ家的なレストランを狙ったのだが隠れ家過ぎて誰も見つけてくれないと笑っておっしゃていた。
他のネット情報では豊橋から移転してきたようである。

さて肝心の料理であるが、盛り付けに華やかさはないが魚介を売りにしているだけあってどれも美味しい。前菜は4品お皿に盛ってあり魚特有の全く臭みもなく新鮮なものを使用しているのがはっきりとわかった。
パスタは３品、カラスミを使用したものとアワビの肝のソース、そしてワタリガニ、また新鮮なホタテガイのフリット、エビにサマートリュフ、アナゴのリゾットにメインはプラス1400円で博多牛とカモの炭火焼きがつく。
これだけ食べてもコースの基本料金5000円にプラス1400円だからトータル6400円、とってもコスパの良いお店である。
ご夫婦であろうか？お二人で料理とホールの方を行われている。とっても美味しいレストランなので是非お試しあれ。