秋を彩る梨と栗のガトー : パティスリー・サダハル・アオキ・パリ JR名古屋タカシマヤ店

秋限定のガトー3種類を購入しました。
今回は購入しませんでしたが、バンブーやサヤ等の通常販売のガトーも、ついに1,000円を超えてしまいました。


●ポワール キャラメル -Poire caramel-（972円）
濃厚ながらの軽い食感と、心地良い甘味がたまらない、キャラメル味のクレームムースリーヌが秀逸です。
そこに大きくカットされた洋梨のコンポートが違和感なく合わせられています。
アンディビジュアルのサイズ感以上の満足感と食べ応えがりました。

●マロン フリュイ ルージュ -Marron fruits rouges-（1,021円）
フリュイルージュのコンフィチュールが合わせられたモンブランです。
キュッと引き締まる酸味が心地良く広がりながらも、栗の味わいを消すことのないバランスに仕上げられています。

●モンブラン ワグリ ホウジチャ -Mont Blanc waguri houjicha-（1,372円）
栗の名産処として有名な小布施産の栗のクレーム オ マロンの中に、ほうじ茶風味のクレームシャンティイがたっぷり入っています。
ほうじ茶の香りが芳醇に広がり、栗の味わいに寄り添うように引き立ててくれました。

黄色が映える爽やかなガトーに惹かれて購入しました。


●コート ディボワール -Côte d'ivoire-（832円）
初めてのアンディビジュアルです。
ココナッツの食感と風味が豊かな生地の土台に、爽やかな酸味のクレーム パッションの組合せが初夏にピッタリです。
3層構造の一番上のクレーム ショコラ ブランが、全体を優しく包み込むようにジョイントしてくれます。

●タルト オ シトロン -Tarte au citron-（702円）
約2年ぶりのレモンタルトです。
引き締まった酸味がたまらなく心地良い味わいです。
アオキのタルトはシンプルながらも食べ応えのあるたっぷり量のクリームで、それに馴染むシュクレ生地のクオリティが個人的にたまりません。

関西にも烏丸御池店がオープンしたため、久しぶりというわけでもないのですが、名古屋のサダハルアオキは約1年半ぶりです。
バレンタインで賑わう催事場を後にして、大阪への帰路の前に地下へ立ち寄って購入しました。


●ローズ ダムール（832円）
サダハル アオキでは初見のガトーです。
ローズの風味付けがされたクリームとイチゴのジュレの組合せです。
気品のある口当たりで、濃厚ながらも爽やかな味わいが広がる仕上がりでした。
調べた限りでは、国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展愛を描く」を記念した期間限定の商品のひとつのようです。
東京ミッドタウン店限定との案内がされていましたが、なぜか名古屋でも購入できてしまいました。

●センシュエル（994円）
ショコラとフランボワーズの妖艶で優美な組合せです。
フィヨンティーヌの食感と香ばしさのアクセントが心地良かったです。

7ヶ月ぶりです。
名古屋に来る用件があったので、すかさず立ち寄りました。

今回はアンディビジュアルは購入せず、夏らしいものを購入しました。


●タルト ペッシュ ヴェルヴェンヌ（817円）
ピンクのグラデーションが鮮やかです。
クレーム ペッシュの中には、味わい豊かなコンフィ ドゥ ペッシュがたっぷり入っています。
ややしっとりとしたパート シュクレに包まれたクレーム ブリュレ ア ラ ヴェルヴェンヌが心地良いアクセントとして効いていました。

●タルト オ シトロン（648円）
パート シュクレにクレーム オ シトロンという、とてもシンプルな作りです。
引き締まった酸味が特徴的で、夏らしい仕上がりでした。

●ヴェリーヌ フロマージュ パッション（756円）
名古屋高島屋限定です。
パッションフルーツとココナッツを中心に、濃厚なフロマージュを合わせたヴェリーヌです。
爽やかな口当たりに仕上げられていました。

久しぶり過ぎるサダハル・アオキ・パリのプチガトー。
相変わらず大阪には店舗がないので、帰る前に高島屋へ。
B1Fがリニューアルされており、洋菓子と和菓子のエリアが入れ替わっていました。
また、フロア全体が和の雰囲気を感じるデザインに統一されていました。


●ショコラ ピスタッシュ（756円）
ピスタチオは表面のみで、全体的にショコラの割合が多いですが、ピスタチオの風味は豊かです。
クレーム ピスタッシュは非常に濃厚で、品の良い味わいでした。
フランボワーズの酸味がアクセントとして効いています。
ショコラの深みある味わいとのバランスが秀逸でした。

●サヤ（897円）
クレーム オ フレーズの味わいバランスは相変わらず最高です。
これだけでも十分な完成度ですが、クレーム ピスタッシュやビスキュイ ジョコンドが組み合わさることで、究極とも言える味わいのバランスを感じることができました。

●タルト ショコラ（648円）
さっくり食感が心地良いパート シュクレ ショコラ。
しっとり滑らかなガナッシュ ショコラ。
キャラメルソースのようにねっとり濃厚なグラサージュ ショコラ。
全てがショコラで作られています。
シンプルにしてパーフェクト。
人生でトップと言っても過言ではないショコラ系のガトーでした。

【CCC ～クリスマスケーキサーキット～ Final Lap】

4日間でのべ11店舗を回ったクリスマス週間。
最後はこちら。
特に意味はないですが、最後の店舗は最初からサダハル・アオキ・パリと決めていました。

最近気付いたのですが、サダハル・アオキ・パリでは一人用にカットされたケーキを "アンディビジュアル（individuels）" と呼ぶそうです。
一般的なフランス語だと "プチガトー（petit gâteau）" なんですけどね･･･
ちなみに、アンディビジュアルは直訳すると「個人」という意味です。

今回は↓の3点を購入。
うち2点は要件先でいただきました。

●バンブー（891円）
鮮やかな緑色と茶色のコントラストが、まさに竹林をイメージさせるようなビジュアル。
抹茶の風味とガナッシュをビスキュイジョコンドが繋ぎ、キルシュが芳醇に全体を包んでいます。
フラッグシップたるクオリティです。
購入する時には、洋酒の風味がすることをしっかりと伝えてくれました。

●ショコラ プララン（781円）
フィヤンティーヌプラリネの食感がアクセント。
全体的にはチョコよりもプラリネの方が強い味わいでした。
コーディネートされたマカロンは、しっかりとした味わいで生地の出来も良かったです。

●サヤ（891円）
購入のみ。

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＜2016年1月訪問＞

青木定治氏のブランドであるサダハル・アオキ・パリ。
パリで成功を収めた数少ない日本人パティシエです。
また、現在日本人で5人しかいないルレ・デセールのひとりでもあります。
青木氏は基本となる生地をいかにおいしく作るかということを大切にしているそうです。

店舗は白色を基調としたスタイリッシュなデザイン。
ショーケースの中は何ともラグジュアリーです。
ほとんどのケーキがエッジの効いたシャープな四角形。
惹き込まれんばかりに洗練されたフォルムのケーキがキレイに陳列。
そして、超攻撃的な値段です。
決して大きいサイズではないケーキに800円～1,000円の金を出すのには、特別な日でもそれなりの勇気と覚悟がいるかも。
テイクアウト用の箱も個性的なデザインです。

他にもチョコやマカロン、焼き菓子やパンと種類豊富に陳列されていました。
名古屋から福岡までの西日本には店舗がないので、手土産として購入される方も多いのかもしれません。
関西に店舗がないのはちょっと意外でした。

今回はケーキを3点購入しました。
どのケーキも、質はかなり高いと感じました。
高い値段を裏切らない出来栄えだと思います。
個人的には、「値段が高い＝CPが低い」という価値観ではないので、購入して良かったと思います。

●センシュエル（891円）
日本上陸10周年記念の限定商品で、2015年12月～2016年2月の期間限定販売商品のひとつ。
クレームショコラオレの甘味とフランボワーズの酸味のバランスが良いという評価が多いです。
個人的にはフィヨンティーヌプラリネの食感と風味が強く、ショコラとフランボワーズはそれほど強くない印象です。
マカロンはまあまあでした。
このケーキは、バレンタインやホワイトデー、良い夫婦の日など、期間限定でハート型のアントルメ（センシュエル クール）として販売されます。
ちなみにセンシュエル（sensuel）はフランス語で「官能的」という意味らしいです。

●サヤ（891円）
クレームフレーズがメインのアンディビシュアル。
ピスタチオとアーモンドがアクセントになっています。
クレームフレーズはホワイトチョコがベースながらも、イチゴ本来の甘みも感じられる秀逸な出来栄えです。
デコレートされたイチゴの質も高く、全体的に上品な仕上がりでした。
このケーキは、青木氏の愛娘であるサヤちゃんの1歳の誕生日に作られたもので、それを商品化した物です。

●チーズ ケーク シトロネ（731円）
クレームフロマージュがベースの爽やかアンディビシュアル。
シトロネとありますが、レモンはほのかにしか感じません。
青木流のレアチーズケーキと言ったところでしょうか。
表面に飾られた細長いチョコはかなりビターで、爽やかさを引き締めていました。
どうでもいいかもしれませんが、何でネーミングがフロマージュじゃなくてチーズなんだろ･･･（笑）