宴席と遭遇　待って待たせて･･･ : 本むら庵 荻窪本店

‘24/02　めずらしく三人で週末予約なしで訪問｡多少は待たされるモノと覚悟の上で入店｡店内待ち席ほぼ満席｡見れば奥の座敷で宴席が二組おられる様子｡他の客は全てテーブル席での喫食になるため｢店内待ち多数｣となっている模様｡それでも十数分で席へ案内されノンアルビール､たらの芽の天ぷら､菜の花辛し和えを先に｡蕎麦はそれぞれ｢おろしそば｣｢生湯葉おろしそば｣自分は｢鴨せいろ｣をオーダー｡ほどなく提供｡宴席は賑やかでホールさん同士のかけ声も聞こえにくく大声に･･･｡ソレを捌き切るんだからたいしたもんだ｡寒い時期なのに三人とも冷たい蕎麦を喰う｡初めて連れてきたコは｢生湯葉｣が至ってお気に召したようで絶賛｡鴨せいろも濃厚なつけ汁が絶妙に蕎麦と合う逸品｡いつも｢おろしそば｣傾向があるヤツは都合でゆっくりとしか食べられないが､それでも残さず完食｡退店時には店内待ちが更に増えていて､ゆっくり滞在してしまって申し訳なかったが､存分に時間を楽しませて頂いた｡
ごちそうさまでした!

'23/05　穏やかな日差しで過ごしやすい平日､予約なしでツレとふたり､ランチ訪問｡正午前だったが幸いにも座敷(テーブル仕様)の二人がけに通された｡ツレとは過日､他所で｢慌ただしく放り出すよう｣な残念な食事をしてしまったので､今回はホールさんの手腕を知っている｢ゆっくり｣できるコチラをチョイス｡ツレとは食と心の関係が相通じるので傷を癒やしたく｢予算なし｣で｢ゆっくり｣するのが目的｡まず､ノンアルビール｡クルマなのと酔うのが勿体なくて｡お通しに｢蕎麦の実のあられ｣｡お供に｢鰹のたたき｣｢海老野菜天ぷら｣そして｢田舎そば｣｡それぞれ｢ふたりでシェア｣の旨を伝えると､やっぱり出来るホールさん｡｢取り皿は､それぞれ､お二人分ですね｣っと返してくれる｡そして｢テーブルに載せきれないので先に田舎そばをお持ちします｣とのこと｡更に｢天ぷらは包丁を入れてくれ｣ともお願いしたら｢では海老を切ってお持ちします｣と｡薬味たっぷりでポン酢＋藁焼きの｢たたき｣美味美香｡即刻ノンアル追加｡呑んだ気には､なりたいから｡天ぷらは｢海老､カボチャ､インゲン､アスパラ､そして千切りニンジンのふんわり､でも､しっかり､の､かき揚げ｣おろし大根も二人分添えられている｡勿論､海老はカットされ尻尾側をツレが欲しがりシェアする｡田舎そばは｢挽きぐるみ｣なので色が濃く歯応えも強い出来｡そうしている中､メインを決めツレは｢ごまだれせいろそば｣を､自分は｢白えび天おろしそば｣｡実はコレが先に決まっていての蕎麦前｡そしてノンアル追加｡メインも｢ソバ猪口｣などでシェアして頂く｡つゆが徳利の別添えで出され,天ぷらがつゆを吸っていないので､かき揚げではない白えび天は､海老一匹々々が別々で単体､蕎麦と一緒､おろしと合わせ･･･､と愉しみながら食べるコトができる仕掛け｡香り高いごまだれも濃すぎず薄すぎず美味｡最後に季節のシャーベット｡器の色彩とのビジュアルがステキ｡で､〆｡思いっきり｢ゆっくり(2時間ほど)｣させて頂きました｡
ごちそうさまでした！

’22/09　前回同様､同じツレと平日ランチ訪問｡12時半を回っていた所為か時間とともに混雑していた店内が静かになり空席になってゆく｡すぐ横に店内待ちさんがいた前回より少しゆっくりできそうだ｡オーダーは今回は｢ノンアル･ビール｣｡そしてツレが｢天ざる｣自分の気分は｢なめこおろし｣だったが面倒がなかろうと｢天せいろ｣｡海苔は好きだが持病の所為でクチビルに張り付いても感じないので､誰かと外食する際は避けている｡ビールとともに出されたモノ｡蕎麦の実のあられ｡コレを箸でつまめと言うなら｢罰ゲーム｣｡なので手に取って口へ放り込む｡予想通りの食感･風味｡油の切れも良く時間が経っても食感は変わらない｡暫時有り到着｡海苔＝ざるがツレ｡海苔ナシ＝せいろが自分｡天ぷらは海老､ししとう一本､インゲン一本分を切って二本｡天つゆとそばつゆは別｡どちらもまろやかで尖っていない｡海老もカッとされ上品に鎮座｡一本まるごとに齧りつくのも醍醐味だが､上品に･･･というのも有りかな｡穏やかな時間と穏やかな蕎麦｡気持ちと香りを味わって退店｡
ごちそうさまでした！

'22/03　平日ツレと二人でランチ訪問｡正午前だったが､あっという間に､ほぼ満席｡四～五十年前､共に荻窪在住だったので､その頃は､しばしば寄らせて頂いた｡当時は｢少量｣で｢高級(高価)｣､かつ提供まで､かなり時間がかかったので｢せいろ｣は最初から二枚お願いするのが常だったが､今の規模の駐車場を構える大店になってからは二度目｡前回の記憶も曖昧･･･｡オーダーはツレは｢天ざるそば｣2.220円､当方は｢鴨せいろそば｣1.560円｡価格は想定内｡提供までの時間は昔の1/3ほどに短縮され､量は｢大昔｣の記憶と比べればせいろの大きさは二割増ほどか･･･｡春ということで｢たらの芽の天ぷら｣も頂いた｡｢鴨｣というと｢鴨ロース｣を思い浮かべるが､｢見た目｣には｢薄切り豚しゃぶ｣的なビジュアル｡程良く｢あく｣も残して長めに切られた｢南蛮｣と共に盛り付けられている｡二人とも昼酒は嗜まないので蕎麦以外のモノはよくわからないが､総じてそつのない仕上がり｡待ち客もあり早々に退店｡
ごちそうさまでした！