【上尾らぁめん】家系Vol.54-2　上尾にある、埼玉県では珍しい店炊きな壱系の家系。 : 上尾らぁめん 本店

＊2022.05再訪＊（2022年＝111杯目/新規56店）

久しぶりに伺いました。
約6年半ぶりの訪問です。

こちらは壱六家系譜のお店ですね。

壱六家なのか壱八家出身なのかはわかりませんが
どちらかでしょう。
埼玉では唯一の店炊きの壱系です。

以前は大宮にも系列店がありましたが
そちらは閉店しました。

14時40分くらいに訪問。

券売機でラーメン730円。海苔増し100円を。
麺硬めでお願いしました。

店内はⅬ型カウンターが9席。
間引いてるのか少し余裕があります。
あとは4人掛けテーブルが3卓。

先客3名。後客も4名。
この時間でもコンスタントにお客さんが入ってきます。
店主と女性の2名で切り盛りされていました。
ホールの女性の接客というか愛想がいいですね(^.^)
わざとらしくなく、自然なでいい感じです。

厨房内には大寸胴と小寸胴が1つずつ。
スープはしっかり炊いていて木ベラでグリグリしています。

長多屋製麺の麺箱があり麺はテボで茹でていました。

スープを注ぐ時はザルでカンカンやってて
系譜を感じますね。

6～7分ほど待って着丼しました。

まずスープ。
うん。豚骨先行型とバランス型の間くらいかな。
鶏油は気持ち多めでいい香りがしました。

少しトロみのあるスープはほどよい豚骨感。
いい余韻が残るけど、系譜の中ではライト。
遠くにクリーミーさを感じますが甘みは控えめ。

醬油感は見た目ほどしょっぱくはなくちょうどいい強さ。
マイルドでクセのない万人受けするバランスのスープです。
これは苦手な人はいないでしょうね。
とても飲みやすく美味しいです。

長多屋の麺はちょっと細めで長さのあるストレート麺。
しっかり硬めで提供されます。

長多屋らしい硬めの食感と独特の香りがする麺ですね。
噛むとプツっと切れるような食感。
モッチリ感はないけど喉越しのいい麵です。
割と麺量が多い印象を受けました。

チャーシューは肩ロースでおおきさや厚さは普通。
柔らかく味付けは控えめだけど、ちょっと肉臭さを感じます。
クラシック系であるようなチャーシューでした。

ほうれん草は量は普通。
食感、風味ともに良かった。
ほうれん草本来の味わいがして美味しかったです。

海苔は増して6枚。増しは3枚100円です。
少し大きめの海苔は厚さは普通。

光沢のある海苔はスープに浸しても強めでしっかりした食感でした。
風味はなかなか良かったです。

半味玉は黄身がちょっと硬め。
味付けはちょうど良く美味しい。

薬味のネギは先入れの微塵切りが少なめで主張しません。

気持ちライトだけど美味しいですね。

埼玉にも町田商店とか壱角家とかその他諸々
壱系CKのお店は腐るほどあるけど
店炊きはここだけ。

これからも頑張ってほしいですね。

ごちそうさまでした。

【海苔の評価点=3.2】

・コスパ＝2.0　@33
・大きさ＝3.5
・厚み　＝3.5
・強さ　＝3.5
・風味　＝3.5

＊2015.09初訪＊

こちらの支店である「蕨らぁめん」に向かうものの、
閉店したのか移転したのかそれらしい店が見当たらず…

勢いでそのまま上尾まで行ってきました。

旧中山道沿いにあるものの、
看板が無いとちょっと入りにくい感じのお店です。

15時頃に訪問。先客2名。

ラーメン680円麺固めと、半ライス100円をお願いしました。

カウンターとテーブル席がいくつかあって20席くらいかな？
全体的に暗めのお店です。

メニューは塩、味噌、魚介塩、つけ麺、
セットメニューやお酒まで豊富です。

カウンターの壁の高さが高く、背伸びして中を覗いてました。

大きい寸胴からグツグツ煮ています。
グリグリかき混ぜてますね。
麺茹ではテボです。
麺箱は長多屋製麺のものが置いてありました。

丼にスープを入れる時に、寸胴からすくった豚骨を少し振ってました。
先日行った壱八家さんに少し作り方が似ていますね。

そして間もなくラーメンが着丼。

スープが少なめで、
麺が「こんにちは」しちゃってますねー(-_-)

なぜか真ん中に蓋をするように海苔が1枚（おまけかな？？）
他の方の写真と違う。
よって海苔は計4枚です。

デフォルトで煮玉子が半分入っています。
うずらは無かったけど、トッピングメニューにはありました。

まず、真ん中の海苔をどかしてスープ。

うん。白濁したスープは豚骨感はしっかりしてますね。
若干粘度もあって、気持ちクリーミーさを感じる後味。
あんまり熱々じゃない…

鶏脂は少ないのかあまり主張しません。
そして何となく見た目からわかるように、かえしが弱い。

もう少し塩分や醤油感が欲しいかなあ。
マイルドなバランスで、豚骨を感じる割に後味が軽い印象。
軽いというか、薄いというか…

麺は長多屋製麺の、家系としては気持ち細めで丸い断面の麺。
硬めですがモチモチした感じは無いです。

ここは硬さを選ぶ時に、
「ハリガネ」とか「粉落とし」とか、九州ラーメン的な選択肢があったけど、
この麺の太さで粉落としとかって…生じゃないのかな？大丈夫？

ロースのチャーシューは脂身がなく、
箸でさわると崩れてしまうようなタイプ。柔らかいです。

ほうれん草は量もそこそこ。味もまあまあ。

のりは最後までしっかり、風味も悪くなかったです。

煮玉子はちょっと塩分が強め。ネギは大きさがランダムでしたが主張しない程度。

最後に海苔とごはんを頂きましたが
ごはんは炊き加減が少し水っぽく、もっちりしていてマイナス。
スープが弱いから海苔巻きにしても相性もイマイチ。

脂多め、味濃いめくらいならいいのかなあ？

この界隈も
壱角家さんや壱虎家さんなど、
新興クリーミー家系が続々と進出。

スープの感じや製麺所からして
俗に言う「壱系」だとは思うけど
グツグツ煮込んでるだけあって、
新興チェーン店とは違う、オリジナリティを感じることは出来ました。

大宮にも支店が出来たようですし、頑張ってほしいですね。