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The Tabelog Award 2024 Bronze 受賞店
食べログ イタリアン WEST 百名店 2023 選出店
多比良/イタリアン、イノベーティブ
イタリアンをベースとし島原半島の食材や文化を題材に発酵を効果的に組み合わせたここでしか得られない食体験 全てが素晴らしかったが最も印象的だったのはモリで突き海中で神経締めしたスジアラのフリット わざわざ訪れる価値のある畑のなかのレストラン
2023/08訪問
2回
信州の食材を中心に北欧の名店で学んだ発酵とイタリアンなどの技術を組み合わせた進化するローカルガストロノミー 初訪問の秋メニューから前回の夏メニューを経て今回は春の食材をテーマとしたコースです スタートの菜の花畑をイメージしたタルトは見た目はもちろん口に入れた瞬間にその光景が目に浮かぶほど春を感じさせてくれるアミューズでした 蜂が運んだ菜の花の蜜を使っているのも粋な演出です 軽井沢の気温ではまだまだ眠りについてるらしいツキノワグマのお肉と山菜のスープ 手打ちのタヤリンは蛤と発酵させたホワイトアスパラガスが美味しかった そしてスペシャリテの信州サーモンは今回も健在 料理に合わせる自家製のノンアルコールドリンクも相変わらず面白い仕上がりで驚きもあります 序盤からすっかり心を掴まれてしまいました 後半はさらに印象的なお料理ばかり シーズン毎の定番となっている野菜を使った再構築は雪下にんじん ひとりあたり2.5本ぶんの人参を使って発酵した人参のアイスクリームやチップス、パウダーにローストなどひとつの食材をいろいろな調理法で作り上げる 人参の持つ甘味や旨味をいろんな食感や香りとともに楽しめるこのコースのハイライトディッシュでした 次のイワナのフリットもすごかった ついに敷地で飼い始めたイワナを直前で締めて高温で一気に揚げ、発酵キャベツのソースに文旦の組み合わせも絶妙でした メインには信州峯村牛 セリや山わさびなどとソースも美味しかったです そして極め付けはついに蕎麦まで打ち始めた鈴木夏暉シェフ 長野だから蕎麦という構想はずっとあったそうで提供できるレベルまで温存してたそうですが、そのクオリティは想像以上 そば処を開店できるレベルのそば打ちで発酵大根のトッピングも素晴らしかったです 2024年はもちろん2025年も満席とのことで、移転も決まっていて次の訪問は移転後 どんなパワーアップをしているのか楽しみでたまらない
2024/04訪問
3回
岡山の名店、ひさ田さんが京都に新たにオープンされた「きう」 噂には聞いていたが久田大将のユニークさ柔軟さから繰り出される一品料理の数々にひたすら感心させられる 九条葱のソースや牛蒡のピューレなどイタリアンやフレンチの技法を用いながら素材を組み合わせるも完全に和食として存在している イノベーティブ・フュージョンとカテゴライズされるレストランの中にはフレンチなのに和食を食べた気分になり複雑な心境になることが多いが「きう」さんの料理の提案の方が個人的に好みです 久田大将の感性、引き出しの多さにお鮨への期待が高まります 握りですが酢飯はホワイトバルサミコとバルサミコ、フランスのお塩という驚きの構成 これがしっかりバランス取れていてネタとの相性も素晴らしい 普通に今まで通りの酢飯にすれば何も苦労しないのにこの新たな組み合わせを考えて形にできるのが久田大将のユニークなところでしょうか 巻物はご飯はほんの少しでぶっといきゅうりにコショウ イメージとして大味な感じになるかと思いきや、しっかりた実が詰まったきゅうりは何とも不思議な感覚を与えてくれとても美味しかった 〆のラーメンとデザートまで隙がなくどれも高い完成度 岡山の体制は維持しつつも、京都の食材と岡山の吉田牧場さんや梶谷農園さんなどもしっかりフィーチャーしており大将の人柄含めてとても素敵な空間でした 51歳にしてあの肌艶は見習わないと行けないなと 笑 久田さんの技術とクリエティブさにとても刺激をもらった食体験となりました
2022/01訪問
2回
モダンスパニッシュのレスピラシオンさん。古い町家をそのまま活かした内装に置かれたオープンキッチンがワクワクを誘う。 ランチの構成は甘えびの頭と脳みそをゼラチン状にし身の部分に被せて一緒に味わう一品は甘えびの風味がグワッと広がってくる「再構築」というタイトルのアミューズからスタート。 次の「補う」というタイトルは旨味がもともとない筍にガストロバックで旨味を入れ込んでいる。 衝撃的な新潟産の椎茸は香りと旨味が半端ない。 県外から来たお客さん向けに出される兼六園をイメージしたサプライズメニューにイベリコ豚を低温で焼いた肉料理。 そしてパエリアは伝統と革新をテーマに夜は魚、11月からの冬のシーズンは香箱蟹とビジュアルを変え楽しませてくれる。 とにかくクリエイション、空間、味どれも素晴らしかった。 金沢に定期的に行くキッカケを与えてくれそう。
2019/05訪問
1回
富山の秘境・利賀村に移転オープンした 「L'evo-レヴォ-」さん 宿泊施設も兼ね備えたオーヴェルジュ型のレストランで先日発表されたミシュランガイドでは2つ星に昇格 金沢駅から車で約1時間半 ケータイも繋がらずレストラン手前の山道では舗装もされてないガードレールもない離合もできない困難な場所 広々と設計されたオープンキッチンでは谷口シェフとスタッフのチームとして動く一体感をショーのように眺めることができます 「L'evo」という店名のように常に進化を求めて前衛的地方料理を追求する デスティネーションレストランのひとつの理想形とも称されすでに多くのフーディー達が訪れている 今年もっとも注目されているレストランのひとつ レセプションから案内され扉が開く瞬間はテーマパークのアトラクションのようでした プロローグのアミューズからスペシャリテのレヴォ鶏、メインの池多牛そしてデザートまでとても美味しくて心地よい時間が過ごせました 特に楽しみにしていた月ノ輪熊は春熊と呼ばれ山菜を主に食べているので赤身中心でさっぱりした味わい 冬のシーズンはこれに冬眠前の熊もコースとして組み込まれていることもあるとか コースの構成としては移転前と大きく変わってないようだがこれから地の利を活かしたここでしか食べれない料理というのがどんどんと生み出されるのではと期待してしまう 季節によって景色も食材も大きく変わると思うのでこれからのレヴォさんの進化がとても楽しみ 是非ともまた訪れたい場所
2021/05訪問
1回
世界で最も多くミシュランの星を持つ巨匠ジュエル・ロブションの右腕として活躍した須賀シェフ率いる完全紹介制のレストラン アジアのベストレストラン50にもランクイン、さらにLa Listeでは世界1位を獲得 先日放送されたドラゴンシェフでも総監督を務めるなどスターシェフとあってもちろん予約は困難になります そんなスガラボに念願訪問 各地を旅して集めた食材を活かした料理とプレゼンテーションは噂に違わぬ素晴らしさで最後まで楽しむことが出来ました 写真でよく見る最中が今回出なかったのは残念だけど、これはリベンジってことかな 笑
2021/08訪問
1回
またもやお気に入りのレストランが出来てしまった 広尾の会員制レストラン「τρεῖς(トレイス)」 4月にオープンしたばかりで住所は非公開 シェフは元ボニュの河島シェフということで注目度も高いです 素材を活かした調理法でどれも美味しかった この日はスペシャルメニューがあるということで出てきたのは鰻 前日にかぶとに行ってたので最初に聞いた時は正直スペシャル感がなかったが実際に出てきた天然の鰻は意識がぶっ飛ぶほどの美味さでした そして河島シェフのシグネチャーとも言えるレタス 近くのスーパーで買ってきたレタスをひとつの作品として昇華する視点は面白い この日は体調が悪くしんどかったにも関わらず食べてる途中から元気になるほど料理とお店の雰囲気とそしてスタッフの空気感にすっかり魅了されてしまった 結局、気づいたら隣のお客様からワインを一杯頂いてフルペアリングで呑んでました 笑 大事な日に行きたい そう思えるレストランでした
2020/06訪問
1回
外苑前にある二つ星フロリレージュ。アジアのベストレストランでも今年は5位にランクイン。 シェフはドラマ「グランメゾン東京」でも料理監修をしているカンテサンスの元スーシェフ。と言うのは今さら語らずとも知られてる話でずっと行きたかったお店でしたが前日に空席通知が来ての今回はランチにてようやく初来訪することができました。 秋らしく焼き芋の再構築でワクワクとバッカスチーズはめちゃウマ。 シグネチャーは経産牛。 硬くて食べても美味しくないとされている出産を終えた牛をここまで美味しくできるなんて。 トップシェフならみなさん必ず向き合っているフードロス問題を見事にお店の顔として料理に昇華しているアイデアと技術に感動です。 オープンキッチンでまさに劇場型レストラン。 川手シェフがタクトを振ってるか如くずっと見てれられました。 素晴らしい時間。 メインはランチなので豚でしたがこれで牛や他のメインのお肉だったらと思うとたまらないです。 次は必ず夜に伺います。
2019/11訪問
1回
東京・南青山「NARISAWA」 世界のベストレストラン50でもランクインするNARISAWA 最高位は8位でミシュランは2つ星です Inovative Satoyama Cuisine(革新的里山料理)という独自のジャンルでさすがのプレゼンテーション 盃で乾杯をし、まずは里山の風景から ここで森に入る儀式をします 世界のナリサワと称される通り、食材はもちろん、火入れから素材の調和は素晴らしい ハモは骨を抜いているそう モッツァレラとアンチョビ、トマトはひと口で これが特に美味しかった それにしても笑ったのはアコウダイ 成澤シェフがせっかくだからと言って持ってきたのはドデかいアコウダイのお頭 カッチカッチの甲羅みたいな頭を手で剥がしながら食べる様は周りからすると異様な光景だったかと。。。 他の人はどうするのかなと思ったら普通に身の部分 「いや身、喰いてーわ」と心の中で突っ込むもシェフのホスピタリティだと思って美味しく頂きました笑笑 森のパン2010は石釜を使ってその場で発酵してくれる演出 このパンがめちゃめちゃ美味い 苔石を模したバターも美味しかった デザートとナリサワの蜂のアイコンの最中でプレゼン終了 予約サイトには住まいの地域が登録されているが成澤シェフが挨拶の際に「今日は福岡からですね」と仰ってくれたのは嬉しかった 出来上がった料理もシェフが自ら率先して持ってきてくれ説明してくれるし、最高のおもてなし Inovative Satoyama Cuisineというテーマで食材やメニューを構造化してて、料理人でもあるがクリエイティブ・ディレクターの要素を感じた この明解な表現のセンスと素晴らしいおもてなしが海外でも高い評価を受けている理由だと思う
2020/09訪問
1回
2023/11訪問
1回
1日1組だけの特別な空間 アミューズはウニのタルトでスタート パイ生地の中には白子 ビジュアルともに秀逸 ニョロニョロみたいなのはカリフラワー étéさんのブリオッシュはNARISAWAの森のパンに勝るとも劣らない完成度 燻製バターとの相性もよく、薄くこんがり焼かれた外側と柔らかくモチモチした内側の食感のコントラストが素晴らしい スペシャリテは甘鯛の鱗揚げ ホワイトアスパラのスープは水と塩だけ 音まで含めて料理 プレゼンテーションだけでなく味も緻密に計算されている 最後はシグネチャーのマンゴータルト タイミングよく現代アーティストのMADSAKI氏とGirls don't cryのVERDY氏とのコラボレーション中 五感が刺激されたスペシャルな体験