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ゆっくり育てた甘酒麹を使い店内で発酵、だからもっちりしっとり、ふかふか！
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ゆっくり育てた甘酒麹を仕込み、店内の棚で発酵させるから、しっとりふかふか。
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栗の甘露煮が丸々一個。
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艶々の自家製餡(小豆85円)
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栗入は100円、それ以外は85円。
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小豆、味噌、栗小豆
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国道20号線沿い、コモアしおつ入り口の八王子寄り手前。
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店舗基本情報
| 店名 |
大塚酒饅頭店
|
|---|---|
| ジャンル | 和菓子 |
|
予約・ お問い合わせ |
0554-63-0383 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
JR中央本線四方津(しおつ)駅より徒歩10分。 四方津駅から740m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 ２台 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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今も古い佇まいがあちこちに残る甲州街道。
山梨県に入ってすぐの宿場町が上野原(うえのはら)ですね。
中央線の駅からは、河岸段丘の坂を上がって20分も歩く場所に、山間にしてはかなり大きな町並みが広がっています。
街のあちこちに点在するのが、「酒饅頭」の看板。
どうやらこの街でずっと続いてきた、ご当地ならではの饅頭のようです。
街から離れ、四方津駅にも近い一角に看板を掲げるのが「大塚酒饅頭」さん。
小さなお店に入ってみると、数人の客しか入れない「売り場」とは対照的に、ガラス越しの作業場には発酵棚が並び鍋釜が並んでいます。
炊いた米を粥にしてゆっくり発酵させると、ふつふつと音を立てて気泡が立ってくる。
この甘酒状の「生麹」を生地に仕込み、どぶろくを加えて作るのが、上野原酒饅頭の伝統なのだそう。
饅頭の生地を店内の棚でじっくり発酵させるわけで、季節や日々の天候によって具合も違う、まさに「生き物」を育てていく仕事。
自家製の粒餡は北海道の小豆を使って、やはり店内で丁寧に煮上げたもの。
南瓜餡や味噌餡もあって、値段はひとつ85円というご当地価格。
栗甘露煮が丸々一個入る栗饅頭は100円で、たったの15円増しとは良心的ですね。
蒸したてを齧ってみると、「ふかっ」とする弾力。
肉厚で弾けるようにしっかりした皮はモチモチで、とてもコシがあります。
そして、割ったとたんに強く香って来る、米麹ならではの独特な甘酸っぱい香りに、穏やかな酒の香り。
中から出てきた粒餡は、甘さも丁度良くて粒より、艶々。
全体的にとてもしっとりとした自然な旨さは、やっぱり昔ながらの素朴な製法のなせる技でしょうか。
この酒饅頭、いくつもの老舗がそれぞれの味を守りつつも、観光客を呼ぶような位置づけはまったく感じません。
昨今のご当地ブームがありながら、あくまでも地元の人たちの普段の生活に溶け込みながら続いてきたものなのですね。
ご当地の気候風土が長い時間を掛けて育ててきた素朴で旨い饅頭。
これからも、変わらぬ味がしっかり伝承されて欲しいものです。