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0553-88-9151
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winter556さんの他のお店の口コミ
店名 |
のんきばぁーば
|
---|---|
ジャンル | 郷土料理、うどん、日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
0553-88-9151 |
予約可否 |
予約可 |
住所 |
このお店は「山梨市上神内川1546」から移転しています。 |
交通手段 |
JR山梨市駅降りてすぐ左です!! 山梨市駅から611m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
40席 (カウンター5・テーブル35席/個室2部屋) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
有 3台(山梨市駅の共同駐車場10台(無料)も有 ただし30分駐車可とのこと。) |
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、スポーツ観戦可 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、ワインにこだわる |
---|---|
料理 | 野菜料理にこだわる、健康・美容メニューあり、ベジタリアンメニューあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可、テイクアウト |
ホームページ | |
オープン日 |
2003年10月4日 |
お店のPR |
【山梨県推薦のお店】幻!
山梨市駅前ロータリー内に佇む「のんきばぁーば」。 のんきばぁーば特製のモチモチ・ムチムチとしたコシのあるほうとう麺に秘伝のタレで味付けをした゛幻!手打ちほうとう゛は絶品です!! 今では、珍しくなった手打ちほうとう。 山梨県内では10件、山梨市駅前通りはなんとココだけでしか手打ちほうとうが味わえません。 是非、ご賞味下さい!! 他にも、鳥もつ・馬さし・うす焼きなど多彩な郷土料理をご用意しております。 山梨の味をご堪能下さい!! *めん切り体験受付中* ご自分が食べるほうとうの麺を実際に切ってもらう貴重な体験です。 詳細は、お気軽にお問合せ下さい。 皆様のお越しをお待ちしております。 |
初投稿者 |
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山梨市駅南口から徒歩7分。
「ほうとう」をはじめとする郷土料理のお店。
昭和47年創業とのこと。
看板には「宴会 女子会 無尽会」という宣伝文句がある。そういえば愛媛県今治市の無尽会によく使われるという飲食店のことを調べていたときに、関連して山梨県も無尽が今なお盛んな地のひとつだという情報に触れていたことを思い出した。
11時の開店直後に訪ねた。
履物を脱いで座敷に上がり込む。
先客1名。滞在中の後客なし。
今回の目的は、甲斐国・山梨県の粉物文化の一つと言われる「うすやき」だった。
ところが、出されたその日のお品書きに「うすやき」が載っていない。このお店は、混雑が予想される日は提供するメニューを絞り「うすやき」は提供しないのだと知らされた。ところがこちらの落胆ぶりを見かねられたのか、その時点ではまだ混雑が始まっていなかったこともあり、特別に提供してくださるというお心意気を頂戴した。たいへんありがたかった。
・「うすやき」(605円)
お米を至高の穀物と見做すわが国において、かつてはお米があまり豊富に収穫できなかった山梨県では、代わりに、麦、蕎麦、とうもろこし、さつまいも、といったものを食す「代用食」の文化が発達した。とりわけ「ほうとう」が有名だが、「うすやき」も、手軽に作れ、具材によって味を変化させることができ、作り置きや持ち運びもしやすい、などの特長があるため、家でのおやつとしてだけでなく、農作業の合間の軽食として日常的に食べられていたという。
野菜や大葉や豆などの具材を入れることもあれば、小麦粉だけのシンプルなものに砂糖や砂糖醤油をつけて食べることもあったという。基本的に家庭でつくるものであり、家庭ごとにさまざまな特徴があるものだという。「うすやき」といいながらかなり厚く作る家庭もあるとのこと。
本来あまりお店で出すようなものではなかったので、まだお店で出すことはそう多くないらしい。
こちらのお店の「うすやき」は、5mm前後の厚みの円盤状に焼いたもの。放射状に八分割してお皿で提供された。
黄色味を帯びている。焼き目はごく薄くついている。材料は、小麦粉、とうもろこし、玉子とのこと。少し砂糖も入っているのかもしれない。特にソースに類するものは何も付けず、そのままいただく。予想よりもしっとり感があり、プルッとした性状。噛むともっちり感がある。とうもろこしがふんわり香ばしい。仄かな甘みが優しい。
この「うすやき」が、このお店のご主人(ばぁーば)が昔、ご家庭で食べていた懐かしの味なのだそうだ。素朴ながら案外洗練されていてたいへんおいしかった。いい経験をさせていただいた。
・「とりもつ」(660円)
鳥もつ煮も甲斐国・山梨県の郷土料理だとされている。
このお店の鶏もつは、レバー、ハツ、きんかん、ひも、といったもののようだった。砂ズリ(筋胃)は見当たらなかった。ししとうが添えられていた。砂糖醤油で照りが出るまで煮詰めたものだという。
福岡県民である自分は、これが山梨県の郷土料理だと聞くと何か不思議な気がする。地元福岡県ではこんな料理は、家庭でも総菜屋さんでもかしわ屋(鶏肉店)さんでも、身近にありふれていて、幼いころから食べ慣れている何の変哲もないものだと感じている。ならば、山梨県の周囲の都県ではあまり食べられないから山梨県で盛んに食べられているのが目立つということなのだろうか。(そういえば、たとえば東京都では鶏肉は「肉屋さん」で牛肉・豚肉と並べて売るのが普通であって、福岡県でよく見かける「かしわ屋(鶏肉専門店)さん」というのは少ないと聞いたことがあった。)「とりもつ」を特色あるメニューだと感じるかどうかは、出身地によるのかもしれない。
味付に若干の塩鹹さを覚えなくもなかったが、やはり概ね、舌と脳にすんなり馴染む食べ慣れた味わいだった。とくに、レバーが柔らかくあまりパサつかない性状に仕上げられていて、そのおいしさを堪能した。これは、珍しいものに触れたというよりも、親近感を覚えるものだった。
ししとうを添えるのは良いセンスだと感じた。これは福岡県に帰ったら倣いたいと思った。
・「100%ももジュース」(495円)
フルーツの郷に敬意を表し、これもおいしくいただいた。
このお店には、他にも山梨県名物とされる「馬レバ刺し」(980円)、「馬もつ」(660円)などの自分が好むものや、海なし県ゆえの執着などとも説明される「マグロ(とくにキハダマグロ)の消費量が全国指折りであること」を思い出させる「まぐろのぶつ」(880円)といったメニューが並んでいるのが目を惹いた。どうやら、盛りだくさんのご当地色を満喫するのに相応しいお店であることがうかがえた。無尽会につかうような地元の方だけでなく、旅行者にも適しているお店だと感じられた。
なのに、このたびはお腹にも時間にも余裕がなかったので、それらにまで手を出すことは断念した。名残り惜しいことだった。「ばぁーば」の「うすやき」についてのはからいに礼を述べてお店を後にした。