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餃子定食(計6個 ニラ セロリ 白菜)750円
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防府天満宮の門前町へ行くアーケード内に
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大雑把でバラバラな置き方だけ中華風?
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メニュー表 その1
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メニュー表 その2
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メニュー表 その3
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メニュー表 その4
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火鍋が名物みたいなんで、それ用かな?
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映画『ブレードランナー』の世界っぽい?
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お箸も長めで中華っぽく、いい感じだし
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割と立派な調度品のように見えますけど?
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茶碗の飲み口は欠けてるから、真贋は?
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こっちの小上がり席は明るいんですが ↓
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こっちの奥は真っ暗だから怪しすぎます
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ニラは色もだけど味も緑色っぽいイメージ
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余りに冷たく、ちょっとした冷製スープ?
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人っ子一人いない正にシャッター商店街?
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山口県防府市には太宰府と並ぶ『菅原道真』公を祀る天満宮があり、古くは国分寺が置かれた土地でもあります。
つまり、古くから安定した地盤だったと想われ、江戸期の藩邸があった萩へ向かう萩往還の瀬戸内からの起点でもありました。
今も名が残る三田尻港があり、幕末には長州藩士始め、かの『坂本龍馬』も何度となく降り立ったことでしょう。
古くは『多々良』とも呼ばれており、要は『たたら場』があった、と言ってピンと来ない方なら『もののけ姫』の製鉄所があったということです。
あの映画の『たたら場』は島根県雲南市らしいものの、この防府市を含め、中国地方には何箇所かあり、これこそが日本の成り立ちに大きく関わってると巷間いわれています。
要約すると砂鉄から鋼を作るには莫大な火力が要り、元となる木々を中国や朝鮮、大陸で採りつくしちゃたから、森林豊かな日本に渡り、その渡来人が出雲族とも云われ、我が国固有の海神族らと闘い、やがて混じり合い、大和民族の形成になったということ。
ですから、かなり当時の朝鮮=新羅の経緯にも深く関わり、神功皇后の三韓征伐などになったと思われます。
なんだか今の我々から見れば、当時はまだ原始的だから、遠い大陸との交流など有ろうはずがないと考えがちですが、実は関わりがありすぎるぐらいにあったんですよね?
そんな史実を知らないから、よく漢字も知らぬ無知な『筑豊の裸の王様』が
》日本は二千年に渡って一つの民族
っていう発言を、お大臣なのに軽々としちゃうんでしょうね?
日本人が単一民族でないことは、DNAの世界の分布状況から見ても明らかなことだし、まずそうだったらアイヌや琉球民族はどうなんねん?
ってまあ、筑豊のご自身の関連会社が持ってる山で、夜な夜なオリンピックに出たご自慢のライフルで、ホントの『人間狩り』をしてるという実しやか噂があったぐらい何をしても許されるお大尽ですからね?(注.あくまで都市伝説です)
って、相変わらず話が逸れがちなものの、そんな『たたら場』のあった防府市、昔のこと憶えてる方なら、現在は同市内の大道地区に移った県内屈指のスポーツ強豪校『高川学園』の旧校名『多々良学園』も、ご存知でしょう。
とはいえ、さすがに今は『たたら場』や国分寺よりも天満宮で、そこに続く門前町は商店街になっており、特に旧.国道2号線より防府駅側はアーケードになっています。
もっとも、そこはどこにでもある地方都市、なんたって駅そばに『イオン』さんのショッピング・モールが出来ちゃうぐらいですから、そのアーケード内も写真のようにシャッター商店街のごとく閑散としています。
そんなアーケード内に同店『北京料理 天香茶屋』さんはあります。
ですから専用Pはありませんが、多少歩く気さえあれば『ルルサス防府』という『市街地再開発型複合商業施設』の立体メガPが1時間無料です。
で、そうしたシャッター商店街っぽい雰囲気だけあり、失礼ながら同店も、なんとなく暗くて入りにくい。
他のレビュアーさんによるとパチンコ屋さんだったそうで、なるほどそんな雰囲気ですね。
しかも中華色満載だから、そんな光景からワタシたち世代が憶い出すのは、往年の『九龍城砦』?
とはいえ、別に『倉田保昭』が現地のマフィアと派手なカンフーしてるわけじゃないだろうから、思い切って入店すると、中華らしい円卓に陣取る屈強な男3人組にギロっと睨まれる?
思わずそのまま踵を返そうかとも思いましたが、どうやらその男性3人組もお客さん、つまり先客さんのようで、ワタシが入ってきたことに、向こうも誰も来ないと想ってたからか目を丸くされた模様。
重ねて、まるで屈強でもなかったし、どっちかと言えばワタシの方が太ってて、ガタイがいいぐらい。
要は向こうこそ、いきなり玄関から『サモ・ハン・キンポー』が入ってきたみたいに肝を冷やしたんでしょう。
「ああっ、今日はランチ出来ないよ」
とはいえ、そんなワタシは拒まれてるのか、奥から出てきた同店のご主人のような年配の中国人にそう言われる。
「ああっ、出来ても餃子定食とか、」
「ああ、はい、餃子でいいんです」
「餃子、餃子ね?」
「はい、餃子、餃子定食で」
しかしながら、ってなことで、元から狙いの餃子定食があるというラッキーも重なり、ようやく入店の運びとなりました。
『餃子定食(計6個、ニラ、セロリ、白菜) 750円』
ちなみに、そうしてランチ・メニューが揃ってないのも、伺ったのが会社によってはまだ正月休み、そう言われても文句など言えない、開いてるだけで有難いぐらいな日だったからです。
で、席に着いたはいいものの、普通はやっと一息つけるでしょうが、なんせ薄暗いし、写真のように余りに中華風っぽく、異国情緒が強すぎて逆に落ち着かない。
割と立派な調度品のように見え、そのくせ写真のように茶碗の飲み口は欠けてたりするから、真贋含め、なんだか怪しい?
少なからず点いてるライトは何故だか色とりどりで、その色が混じり合うと懐かしの映画『ブレードランナー』の世界っぽいし、写真のように小上がり席の奥は真っ暗だから怪しすぎます。
そんな空気感、決して嫌いじゃなく、東京にいたときは行ってましたけど、一度、新宿にある中華料理店でワタシたちが行った数日後、青龍刀を持った中国人マフィアによる切りつけ事件があり、間違われたら死んじゃうんで、なるべく近寄らないようにしようと。
そことは雰囲気も違うし、なんたって地方都市なんで安心ですけど、そうは言っても『君子、危うきに近寄らず』ですからね?
そんなことを思ってると、時間も忘れそうになったものの、やはり居心地は悪かったから時計を見たら、もう10分は優に過ぎている。
〝まだかなあ?〟
とはいえ、どう見ても中国人ご主人のワンオペみたいだし、だいたいランチないって予め断られてるし、それ以上に何か言って、もしかしたら奥の暗闇から青龍刀を持った輩が現れても怖いんで、成り行きに任せました(って、むろんワタシの勝手な妄想ですよ?)
「お待たせね。ウチの餃子は醤油つけなくても美味しいよ」
そんな調子でご主人から供されたのは約15分後でした。
〝ちかっぱ中華やなあ?〟
今までも本場タイプの餃子はレビューしてきましたが、それらは中国東北部の、いわゆる清の時代の民族が殆んどなような地域なものの、同店のは中央の奥地、真の中華なイメージで、写真のように大雑把でバラバラな置き方もそんな感じです。
ただ違うのは、中華料理って残すのが相手に対する感謝、是とされてるほどだから、やたら量はあるもんだけど、同店のは計6個だし、かなり小ぶり。
見るからに油まみれだし、焼きも強く焦げてるような気もする。
〝ありゃ? なんか熱くないなあ??〟
とはいえ、実食したら熱いどころか、そのままパクパク食べられちゃうほど餃子の温度が低い。
しかも形からして小籠包っぽいのに、餡のジューシーさは余りなく、確かに野菜中心で、ヘルシーちゃヘルシーなものの、力強さは表面を覆う油っぽさ以外にゃ皆無。
ってまあ、なるほどタレを付けなくても食べられるほど野菜の味がしっかり出てますが、白菜ならまだしも、ニラやセロリともなると、やはり好き嫌いはハッキリするでしょう。
ニラは色もそうだけど味も緑色っぽいイメージで、エグいっちゃエグいし、セロリは例の薬っぽい幼い頃の記憶が蘇っちゃう人がいるかもしれません。
ってまあ、まさに本場は白菜なんで、それはそれで美味しいし、個人的にはニラやセロリも好きなんで問題はないものの、残念なのは温度やジューシーさ、大きさや個数でした。
加えて、より深く項垂れたのはスープで、見た目からして中華風、普通なら表面は冷めてても、トロみが付いてて中は熱々で火傷しちゃいそうになったりするから、恐る恐る口を付けてみた
らビックリ!
〝中も冷やいやん ⁉︎〟
と、嘘みたいな話。
〝罰ゲームか?〟
おかしな話、そんな疑問もわいてくるほどで、ヌルいんならまだしも冷たいぐらい、まるで火に掛け忘れたぐらいだったから、まるで意地悪をされてるようにさえ感じられたものの、まあ、外見上は人の良さそうなご主人だし、ほんの僅かに熱はあり、ましてや薬膳っぽい感じもあるから、もしかしたら熱くしすぎたら薬効が飛ぶ恐れがあるからかもしれません。
とはいえ、だとしても余りに冷たく、ちょっとした冷製スープ。
重ねて、前述した餃子の低温も鑑み、そのくせ提供時間が約15分も掛かったのは、いったい何をしてたのか、首を傾げざるをえません。
となると、ご飯まで疑わしくなりますが、それこそ『疑心、暗鬼を生ず』でしょうし、まあ、普通でした。
って、全体的には決して食べられないほどじゃないし、味じたいは悪くないような気もするから、やっぱり料理、特に中華料理って、熱を帯びてないと辛いなあと再認識できたし、よくあるウルサイぐらいの店内で、笑っちゃうぐらいな量の方がまだいいなと首肯けましたね。
やがて退店し、ふと辺りを見回すと、写真のように人っ子一人いない正しくシャッター商店街?
寒風が身に染みましたね。
● 個人的 食べログ 評価点・・・2.7