虎の穴再突入しタイそばに感激 : カンパニスタ

「ダメ出し店再検証シリーズ」の一つにしようかと思ったんですが、やめました。
初回投稿は、私の勝手なパクチー嫌いを書いて低い点数にしただけで、お店に失礼でしたので。

てなわけで、今回女房と再訪です。
もちろん、前回のガッパオライス（今回メニューから消えてました）以外のメニュー食べるのが主目的。
なんですが、なんと！　初回投稿に書いた私の個人的願望がメニューに実現されたのです＼(^^)／

それは、タイ風汁そば。
初訪時に出てきた鶏ダシの清湯スープがおいしかったので、汁そばあったらなぁとレビューに書きました。
そしたら、店主さんそれを読まれたかどうかは知りませんが、タイラーメンをデビューさせてくださった。
なんちゅう、喜ばしい出来事か！

日曜の12時半。小雨の中やってまいりました。
店に入れば、先客一組がカウンターに。私らは運よくテーブル席に座れました。
注文は、私がタイラーメンセット\1200。女房がトムヤンラーメンセット\1250。
セットには、エビかチキンか選べるグリーンカレー付き。私はエビ、女房がチキン。
ドリンクは、オレンジ、パイナップル、ウーロン茶から選べ、私オレンジ、女房パイナップル。

最初にタイラーメン用の調味料4種が来ます。
ナンプラー、唐辛子入り酢、フライドガーリック、そして砂糖。
やや遅れて、最初に麺が登場。
タイラーメンは見た目も麗しい透明なあのスープに、米粉平麺。具はエビ、鶏肉、太もやし、そしてパクチー。
トムヤンラーメンは、対照的に真っ赤なエスニック色。見れば条件反射で発汗します(;^^;)

まず最初に、私が行う儀式は、丁重にパクチーを箸でつまみ上げ、女房のドンブリに移動させること。
これでヨシと(^-^)b

タイラーメン、いただきま～す。
麺滑らか。固さもちょうどよい。熱いので一気にズルズルっといくとヤケドしそう。
スープは、何も入れずにメタルのレンゲで一口。コレですよコレ。淡麗旨口の鶏汁。
調味料なくても、終いまでいけるね。でもせっかくなんで、チャレンジ。
ナンプラー、酢と夫々別々にレンゲに少量滴下して、スープで割って飲む。
あー、なるほどー。こりゃ美味い。
ナンプラーは、例の東南アジアの香りと塩味で、まさに本場の下町屋台で食べる汁そばに変貌。
唐辛子酢は、たしかに辛いけどアクセント付けに最適。サッパリ感も増幅。

ニンニク粉いってみる。これは香り付け。どんな味の麺にも合うね。入れなきゃ損です。
最後に砂糖。こいつは単独よりも、ナンプラーや酢とコラボさせて力発揮するタイプ。
表現下手で申し訳ないが、味に奥行きというか、深みが付与されます。
入れてマイナス方向へは決していきませんので、オススメですね。

いろいろ試した結果、4種全部添加したのが個人的な完成形。ただし、配合量は各自で慎重に研究のこと。
くれぐれもデフォルトの清湯スープの良さを消さないようにネ。

カレーも美味しい。ココナツ風味は当然しますので私はあんまり得意じゃないんですが、
程よい辛さの手助けで、快調に食べられました。女房はヒーハー言ってましたけど。

トムヤンラーメンは見た目強烈ですが、スープの味は日本人向けの酸っぱ辛さにうまいこと調整されてます。
言い忘れましたが、両ラーメンともに、生ライムが付いてますので最初に絞って入れます。

麺もスープも完食完飲、カレーもきれいさっぱりたいらげました。
タンジェリンオレンジの生絞りジュースがうまい。パイナップルジュースも甘口トロピカル。

デザートで、てしまんじぇココナッツ\250を女房だけ追加注文。
小瓶に入った甘いブラマンジェ。一口もらえば、ココナッツの香りはカレーほど強くなかったです。
辛い料理の後には最適な滑らかスイーツですね。

短期間で見事に進化したカンパニスタ。
ご馳走様。汁そば美味しゅうございました。あとは海南チキンライス食べなきゃ。また来ます。

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2014年4月28日　初回投稿　「虎穴に入ってパクチーと対決」

日曜のランチに初訪問。小郡から宇部への帰り、宇部山口道路の阿知須インターで降りて
宇部72アジススパホテル、ペイザン方向に進み、そのちょい先。てしま旅館がやってる店です。
グーグルストリートビューでは、まだ前店の「てしたまご」のままです。

旅館の裏には広い駐車場（ダート）あり。
車を停めて、ちょこっと歩いて店に入れば、カウンター数席とテーブル一卓の小さい店。先客二組。
カウンターに座って、メニュー拝見。
他レビュアーさん投稿のメニュー写真以外では、「温玉ガッパオライス\1000」が新規追加となっていた。

食事は４種。チキンとエビのタイカレー２種、海南チキンライス、そしてガッパオライス。
４種しかなくても悩む。というのも、私はココナツとパクチーに弱いから。
だったら、食べるものないじゃん。ってご指摘、そのとおりであります(>_<)
タイカレーにはココナツミルク、海南ライスにはパクチーと、私の天敵がたっぷりと使ってある。
それを承知で来たわけだから、まあしょうがない。
消去法で、ガッパオライスに決定。サラダ、スープ、ドリンク（烏龍茶かオレンジジュース選択）つき。

レモン水を飲んで待つと、最初にスープとサラダが来た。
スープ旨い。鶏の澄んだダシに具はモヤシ。塩気抑えた私好みの味。
これで、タイ風汁そばでもやってもらえたら嬉しい。
サラダは、豆腐、レタス、ミニトマト、ニンジン。酸味系ドレッシングのピリ辛がいいアクセントになってます。

ほどなく、ガッパオライス到着。
ご飯は長粒タイ米。「ジャスミンライス」という香り米品種だそう。これに温玉が乗ってます。
具は、鶏肉、たけのこ、赤と黄のパプリカが賽の目切りされて炒めてあるもの。
パクチーがちょこっと乗ってるので、端によける。

まずは、米だけ食べてみる。ジャスミンの香りがするのかと思ったら、そうではない。無香です。
パサパサ感は思ってたほどじゃない。ジャポニカ米には遠く及びませんが、ごくわずかな粘りはある。
香り米、私の嗅覚では普通のお米の匂いしかしませんでした。

続いて具と一緒に食べる。具は極めて薄味。もっと南国の濃い目の味を想像してると肩透かし食います。
減塩やカロリー制限してる方向けの健康食風。
バジルは市販の粉末の黒い粒が見えるも、香りは感じられない。
温玉崩して一緒に食べても、玉子の味が加わっただけで特に変化あるわけでもない。
ガッパオって他の店で食べたことないから何とも言えないけど、こんなもんなのだろうか？

食べてる途中で、パクチーに接触していた部分の具の強烈な香りに遭遇。
この料理、まさかパクチー頼みで本場感を出すわけ？
てゆーか、パクチーって葉っぱをミリ単位で食べただけで、その料理の味は完全に支配されるから
旨いも不味いもなくなるってのが、個人的感想。

カレーにすれば良かったと後悔。まだココナツのほうが耐えられる。
味の採点はガッパオライスのものです。