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【西の堺、東の酒田】庄内を代表する老舗料亭 … 『香梅咲』。
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八寸(蛸、帆立明太和え、ばい貝、鯵素揚げ、白身魚の寄せ物、烏賊)
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造り(鯛、鮪、めばる)
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造り(さざえ、甘海老)
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朴葉焼。
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朴葉を開くと海老、鮭、舞茸、銀杏、栗と色鮮やか…
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伊勢海老のグラタン。
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胡麻豆腐の揚げだし。
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サシも適度に入り美味しい米沢牛。
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米沢牛と野菜のオイル焼。
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肉には山葵をたっぷりとのせて…
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野菜類は柑橘が利いた自家製のタレで戴きます。
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帆立の鍋。
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仲居さんが玉子どじにして青森の貝焼風にし供してくれます。
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もうひと切れ米沢牛が…
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通称 弁慶めし(味噌の焼おにぎりと温海蕪の香の物)に米沢牛。
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水菓子は林檎、柿とねりものの和菓子。
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塗りの座卓もいい味 醸し出してます…
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酒田の政財界人が使われると云う部屋が今宵の席…
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部屋から中庭の紅葉を愛でる…
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中庭の紅葉と太鼓橋。
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太鼓橋は緩やかな【r】を描き…
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現 天皇、皇后さまに献上された料理
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入口を入って直ぐ右手には地酒が…
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長い歴史を感じます。
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格式ある料亭らしい門構え。
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
料亭 香梅咲
|
|---|---|
| ジャンル | 日本料理、郷土料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
0234-23-3366 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
ＪＲ羽越本線「酒田」駅より徒歩１５分 酒田駅から1,158m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥10,000～￥14,999
￥3,000～￥3,999
|
| 支払い方法 |
カード可 （JCB、AMEX、Diners） |
席・設備
| 席数 |
180席 |
|---|---|
| 個室 |
有 （2人可、4人可、6人可、8人可、10～20人可、20～30人可） |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、座敷あり |
メニュー
| ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1854年 |
| 備考 | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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遠い昔、北前船で京の都との交易が盛んに行なわれ活気に満ちていた庄内 酒田。
江戸時代には【西の堺、東の酒田】と称されたと云うことからも当時の隆盛ぶりを
窺がい知ることができると思う。
京都の交易では京の都の文化や風習など数多くの影響を受けていたと云うことは
【酒田舞妓】や東北の地にありながら餅は【丸餅】を喰らうと云うことなどからも容易に
推測できるであろう…。
さて、今宵伺ったのは庄内きっての老舗料亭 香梅咲。
表門をくぐり抜け玄関に辿り着くと和装姿の女将さんが満面の笑みで丁重に迎え入れて
くださいました。
玄関先からも長い歴史と格式が感じられ女将さんの後をついて【r】を描いた太鼓橋を渡り
中庭の良く見える二階の部屋に案内して戴きました。
終盤となった中庭の紅葉を席から愛でながら 香梅咲 の店名の由来は表門に咲く梅の
木が由来となっていると云うことを教えて戴いた。
予約の際に懐石料理は五千円～壱万円まで千円きざみで予算に応じてと云うことだった。
大凡の料理の内容を伺い店とのヤリトリで庄内の地のものが余すところなく戴けると云う
八千円の料理でお願いをしておいた。
乾杯用に頼んだ瓶ビールとともに早速、料理が運ばれてきた。
中庭の紅葉の葉が鮮やかな彩を添えた蛸のあらい、帆立明太和え、ばい貝の煮貝、
鯵の素揚げ、白身魚の寄せ物、烏賊の和え物が盛込まれた八寸。
次いで供された【造り】は鯛、鮪、めばる、さざえ、甘海老と活きの良い庄内の海の幸。
特に【めばる】の造りは珍しいこともあり味もなかなかのものでした。
【朴葉焼】の葉をほどいてみると中には海老、鮭、舞茸、銀杏、栗と色鮮やか…そして
松の実を表面に散りばめて焼き上げられた【伊勢海老のグラタン】と続いた。
【胡麻豆腐の揚げだし】が供された後に【米沢牛の陶板焼】。
厚切りされた旨そうな【米沢牛】が二切れ、仲居さんが焼き上げ給仕してくれました。
ひと切れめは【山葵】をたっぷり乗せて、ふた切れめは焼野菜とともに柑橘が程良く
利いた自家製のタレで戴きました。
ビールの後には上喜元の雄町、銀の蔵の純米吟醸酒、菊勇の三十六人衆の純米大吟醸
を料理にあわせて供して戴き気持ち良い酔いが廻ってきたところで鉄鍋が目の前に置かれ
そろそろ、お食事を…と云う段取りとなった。
食事には當地で【弁慶めし】と云われる所謂、味噌味の焼おにぎりと地場の温海蕪の漬物。
鍋の中身は【帆立貝】であり適度に煮えたところで仲居さんが給仕してくださり吸い物代わり、
更に玉子を溶き放し青森の【帆立の貝焼風】にして戴いた。
口直しの水菓子は林檎、柿と和菓子。
料理は、どれも美味しく戴いたが手間の掛けられた料理とか手のこんだ料理と云うものはなく
良く云えば素材の持ち味を活かした料理、悪く云えば素材の良さに頼りきっている感があり、
当初、頭に描いていた懐石料理とは随分異なった内容だった。
格式ある部屋で、ゆっくりとくつろぎ専任の仲居さんがつき、こまめに給仕の世話をしてくれる
と云う接客は料亭ならではのものである。
遠方よりわざわざ庄内を訪れたならば往年の栄華と趣ある酒田の料亭街の一角に店を構える
老舗料亭で地場の山海の旨いものに舌鼓するのも良い思い出となることでしょう。
また當店で食事を戴きながら【酒田舞妓】の演舞を愉しむことができますが隣接する【相馬楼】と
云う当時、庄内一と云われた料亭の跡地は当時を伝える記念館になっているので、手軽に
当時の文化や【酒田舞妓】のお座敷遊びの雰囲気を体感できる模様…。
天皇、皇后が皇太子、皇太子妃の時代に一度、天皇皇后御即位後に再度訪れられていると
云うことからも庄内一の由緒、格式ある料亭と云っても過言ではないと思います。
観光名所の【山居倉庫】には料亭の味を手軽に味わえるカジュアルな雰囲気の姉妹店
【夢の倶楽芳香亭】もあり。
http://www6.ocn.ne.jp/~kamezaki/houkoutei_index.html