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kurodaさんの他のお店の口コミ
店名 |
総本家 駿河屋善右衛門 駿河町本舗(【旧店名】総本家駿河屋)
|
---|---|
ジャンル | 和菓子 |
予約・ お問い合わせ |
073-431-3411 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR和歌山駅・南海和歌山市駅から和歌山バスに乗り「本町2丁目」下車、徒歩3分 和歌山市駅から712m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
25席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 購入で、近隣の「本町1丁目パーキング」の30分無料チケットのサービスあり。 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い、バリアフリー |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
オープン日 |
1461年 |
備考 |
2015年3月24日営業再開 |
お店のPR |
室町時代から550年の時を経て愛される伝統の和菓子。日本初の煉羊羹を生んだ駿河屋総本家。
「こちらが秀吉公が茶会の引き出物として選んだ紅羊羹で頼宣公が参勤交代の時に携行した本ノ字饅頭です。ぜひ、召し上がってみてください」と取材時に河合部長よりお勧め頂いた。口に入れ静かに目を閉じ歴史ロマンに思いを馳せると上品で優しい甘みに包まれた。日本初の煉羊羹など和菓子文化の醸成に多大な貢献を果たした駿河屋。現代においては和歌山の人々のみならず日本中にファンを持つ。大切な方への想いの込めた贈り物やお土産として「日本の心」をぜひ御利用いただきたい。【取材・文章 ㈱シトラス 西】 |
関連店舗情報 | 総本家駿河屋の店舗一覧を見る |
初投稿者 |
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南海電車の「特急サザン」に乗って和歌山市にやってきました。昼食をとれるところを求めてウロウロ歩いていると、「ぶらくり丁」に行き当たりました。これが有名な「ぶらくり丁」か…和歌山随一の繁華街とされていながらも、そのあまりの寂れ具合に愕然。ランチの時間帯を微妙に過ぎているので、開いてるお店もほとんどありません。
あきらめて「ぶらくり丁」から少し外れたところを当てもなく歩いてると、風格のある大きな店舗を発見、看板には「総本家駿河屋」の文字が…伝統ある和菓子の老舗が、突如の経営破綻により550年の歴史に幕を下ろすことになったため、何度もニュース映像で見たあの店構えです。なんと営業を再開していて、お客さんも入っているではないですか。思わず店内に踏み入れてしまいました。
店内は広くて高級感がある。高級そうな調度や、一角には茶室も設えられているようで、さすが総本家の名を持つ紀州55万石の御用達です。ショーケースには様々な和菓子が美しくディスプレーされているが、あまりの品ぞろえに迷ってしまう。お店の方が相談に乗ってくださり、この駿河屋伝統の「本ノ字饅頭」のばら売り(単価119円)と、一口羊羹の「美似芭里絵」の練、小倉、栗の三種を選びました。用意してもらう間、店内の一画にある床几に掛けて待つ、そしたらすぐにお茶が出されました。さすが高級店。
家に帰っていただいてみます。本ノ字饅頭は、いわば酒饅頭なんだが、表面に「本の字」が焼き印されています。上品な甘さの餡が美味しいですね。生地はやや堅めでほのかにお酒の風味がある。米麹によって発酵した微妙な酸味と、焼かれた表面と蒸しただけの底部との食感の違い。これまた絶品。食べきれない分は冷凍にしました。これからしばらく、食後のデザートになりそうです。
羊羹は一口サイズなんで味見感覚でいただきます。練羊羹は程よい甘さ。滑らかな舌触りは実に上品です。お茶との相性はいいですね。抹茶ではなく、ちょっと上等の煎茶と合わすのがよさそうです。
この総本家駿河屋は、初代岡本善右衛門が1461年に「鶴屋」の名で京都・伏見で開業した事に始まります。紀州徳川家の祖となる徳川頼宣がこの「鶴屋」の菓子を大変好んだことから、頼宣の転封に随伴して駿河に、さらに、紀伊に転封されるとまたそれに従い、1619年にこの地を拠点にしたとのこと。五代将軍綱吉の息女鶴姫が紀州へお輿入れした際、「鶴屋」の名称を憚って返上し、その代わりに徳川家ゆかりの地、駿河の屋号と町名を賜ったという、ただものではない由緒を持つお店なんです。
せっかくの由緒を持つこのお店も、架空増資といういわば不祥事から徐々に体力を失って、2014年に事業停止、全従業員の解雇という、いちどはその歴史に終止符を打ちました。その後、従業員や地元の有志の熱意によって2015年3月に営業を再開し、現在はこのお店のほか、海南店、岩出店、伏見本舗をそれぞれ開店するなど、徐々に復活の道を歩んでいるとのことです。
今回は上品な伝統的な和菓子をいただいたが、ワタシにとって総本家駿河屋といえば夏の贈答用としてお馴染みの缶入りのプリンと水羊羹。なんだか久しぶりにあのプリンを食べたくなってきました。