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店名 |
アーベン(ABEND)
|
---|---|
ジャンル | パン |
お問い合わせ |
073-422-0141 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
和歌山駅から469m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
利用シーン |
|
---|---|
公式アカウント | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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奈良&和歌山旅行は順調に日程をこなして、2日目を迎え、この日は午前中和歌山市内観光に時間を費やしました。
と言っても、和歌山城を中心にした狭いエリアでしたが、既にレビューに記載した通り、新たな発見もあって、楽しい時間を過ごせました。
観光の後は、ランチをとり、その後土産物購入、カフェ休憩と過ごして、最後は、和歌山でのベーカリー巡りということになります。
私は、かねてより休日の食べログ活動ではベーカリー巡りというのを一つの柱にしていますが、そのことは旅行先においても同様です。
前日は、奈良でパンを調達して(シャトードール 本店)、和歌山のホテル(カンデオホテルズ 南海和歌山)へ持ち込んだのですが、それは、和歌山のホテルがある南海和歌山市駅近くには、目ぼしいベーカリーが無かったからです。
和歌山市駅にこだわらなければ、和歌山にも気の利いたベーカリーは複数あり、この日はその中からJR和歌山駅から十分徒歩圏にあるこちらのお店を利用することにしました。
実は、和歌山城からけやき大通りをJR和歌山駅方面へ向かっていたところ、途中にもう1店、そそられるベーカリーを発見したのですが(パン工房 ラ ブランジェリー アンファン)、当店と比較対照の結果、当店の方を選ぶことになりました。
もちろん食べログの評価が影響していたこと(当店=3.51点、同店=3.13点)も否定しません。
当店の創業は1985年(昭和60年)ですので、老舗の部類に属するベーカリーだと思います。
創業者のKさんは、元々靴職人の家に生まれたそうで、順調に後継者としての道を歩んでいたところ、とある出来事をきっかけにして、パン職人への転身を志すようになったそうです。
そのある出来事と言うのは、某ブログの記事を参考にすると、県外にある親戚のベーカリーを訪れたことなんだそうです。
そこで焼き立てパンの美味しさに目覚め、それを職業としたいと思ったと言いますので、人生分からないものですね。
転職を思い立った時の年齢は35歳で、それから2年間和歌山のベーカリーで修行を積み重ね、前記の創業に至るわけです。
当店の場所は、JR和歌山駅から和歌山城方面へ伸びるけやき大通り沿い。
グリーンの庇にピンク色の縁取りの扉が目立つお店ですが、庇に書かれている店名は「BAECKEREI」(ベッカライ)で、「BAKERY」(ベーカリー)でも「BOULANGERIE」(ブーランジェリー)でもありません。
このことからはドイツパンのお店?という感じもしたのですが、必ずしもそうではないみたいですね。
店名のABENDが、ドイツ語の"Guten Abend"(グーテン・アーベン=こんばんは)から来ているような気もしますので、その並びでBAECKEREIとしたのかもしれませんね。
店内は、奥へ長い造りで、奥には工房があって、数名の人が働いているのが見えます。
その手前、両側に棚が設置されており、パンが並べられています。
事前情報では、当店の名物は、あんぱんやクリームパンとされていますので、BAECKEREIとなってはいるものの、いわゆるジャパニーズ・町のベーカリーに近いのかもしれませんね。
実際並んでいるパンも、あんぱん、クリームパンの他、食パン、バターロール、カレーパン、ウインナーロールなど比較的古典的なパンをベースにしたものが多い印象です。
それでも、ベーシックなパンでも一捻り入れたり、ピッツァなどの今風のアイテムも揃えており、時代の流れを意識しているのは感じられますね。
お値段は、名物のあんぱんが@190円など、比較的財布に優しい設定になっています。
今回は、以下3点を購入しました。
・ウインナー@240円
・テーブルロール@90円
・ごまミルキー@210円
合計540円
廉価なテーブルロールが入っているとは言え、平均単価@180円ですので、リーズナブルだと思います。
持ち帰って、翌日の朝食に供しました。
ウインナーは、レンジで15秒チンしたあと、650Wのオーブンで3分間加熱していただきました。
見た目はあまり大きなサイズのパンではないのですが、ウインナーがぎっしり詰まっていることもあり、見た目以上に食べ応えがあります。
そのウインナーはシャキッとした食感でジューシーさもあり、ほんのり甘いロールパン生地ととても相性が良いです。
美味しかったです。
テーブルロールは、レンジで10秒チンした後、650Wのオーブンで2分間加熱し、マーガリンをつけていただきました。
ウインナーを包んでいたロールパンそのものだと思いますが、上品な味わいで口の中でとろけるみたいな感覚があります。
基本中の基本のパンだけに技術がはっきり出てしまうパンですが、当店の技術の高さが証明されていましたね。
ごまミルキーは、黒ごまを練り込んだソフトフランスパン生地にミルククリームをサンドしたパンです。
黒ごまの風味と優しい甘さのクリームが調和しており、なかなか美味しかったです。
旧来型の街のベーカリーの良さも生かしつつ、新しい発想も取り入れたベーカリーで、こういうお店だと世代交代も上手くいくんだろうなと思われました。
前述の創業経緯の通りだとすると、現在、創業者はかなりのご高齢になっていると思われますので、その思いを是非次の世代に紡いでいってもらいたいですね。