料理店も不易流行 : 冨久屋

　コロナ禍でしばらく訪れてなかったが、かなり落ち着き、機会あって再訪。
　途中で出された、甘鯛の一口おじや。また、白子の蛤出汁　美味しかった。
　料理店も、不易流行ですね。

その後も行きました。お料理8800円のコース、はじめに出されたスッポンスープのおじや、白子のお澄まし、美味しかった。

　お盆に友人と訪問。
久しぶりです。本日は6000円のコースで。

　この日は、まずスッポンのスープ。盃より少し大きいくらいの器で。昆布出汁に近い？優しい味で、お料理への期待が高まります。
　次がカニの加減酢ジュレがけ。この季節はワタリガニ。美味しいです。この辺りで皆様激賞。
　南砺産の枝豆豆腐を酢飯に乗せて。茶豆ほど香り、酢飯もいい加減。
　大根とアサリの炊合せ。良いお出汁の優しいスープで、素材の良さも引き立ちます。
　甘鯛の揚げ物。パリッ、フワ。どのお料理も小ポーションで、お酒が進みます。

　ウナギと冬瓜の椀物。やはりこちらのお店は出汁が美味い。
　キジエビ、マグロ、ヒラメのお作り。見た目がキレイ。味ももちろん。
　ナスの含め煮。衣をつけない素揚げで懐かしい味付け。
　穴子の白焼き。美味しいものですね。

　トマト。加減酢で。皆さん、美味しいなーと。
　ノドグロの炊き込みご飯、お汁、香の物。小ぶりのお茶碗で1人２杯少し。美味しくないわけがないけど、食べすぎた感のない、ジャストの分量。　
　水羊羹これも優しいお味。

　お酒は、林、勝駒、満寿泉カメ1号、千代鶴、松本、黒龍等。

　安定した美味しさ。
　小ポーションのご馳走が次々と。
　東京なら倍取られるとか。
　ご馳走様でした。

2016年5月31日追記

　その後何回かお邪魔しましたがいずれも安定の美味しさ。
　ミシュラン富山版の話が出てましたが、ご店主は「間に合わないでしょう」と言っておられました。その頃は、まだ調査なかったのかな？

　おめでとうございます！
　見事☆いただきましたね！
　間に合いました！

　でも、これから予約取りにくくなるのかなー？
　でも、目出度いです！

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　ぶらり中央通り裏を歩く機会があり、場所がわかりにくいフレンチの店を探していたら、ここと思われる場所に「冨久屋」という行灯表札。
　横の階段の上り口にお店の名刺なども置いてある。
　知らない店名。ネットで調べてみると手打ち蕎麦で有名な笹津の「寿和楽の長三郎」を手伝っていた息子さんが出した店とか。
　さらに、この息子さん（大屋丈二さん）は食べログ4．2☆の東京・広尾「霞町 すゑとみ」で修行を積んだ方とか。
　どうりで長三郎さんのランチセットの付け合わせ料理が洗練されていたわけだ。まさに、ビックリポンです。

　そこで私が幹事をしている勉強会の懇親会にセッティング。
　味は長三郎で保障付きだし。とある１０月の土曜日でした。
　お料理は、６０００円と１万円のコースのみ。６０００円で頼みました。

　店内は前がフレンチでしたが、シックな和食のお店になっていました。
　２階に上がって少し重々しい木の扉を開けると、１０席ある長いカウンター、その奥にテーブル席。２０人までとあるが、１５～１６人が適度か。この日は１０人でゆとりがありました。

　お料理は、
　炙りホタテ、鶴紫のリンゴ酢。
　ゴボウとアナゴの炊いたん？
　椀もの・白子と丹波シメジ(甘味と香)。濃厚なかつおの香り、やさしいお出汁。
　平目と赤いかのお造り。
　小松菜のおひたし、鮪節の旨味と鰹節の香と。自然な、滋味溢れるシンプルな味付けに感じるが、絶妙。旨味と香の自然なバランス。
　揚げ出し里芋、ネギ香る、出汁しっかりの。
　冬瓜のネギと生姜出汁含め煮。じっくり味わいたい。
　イクラご飯、土鍋炊き、あっさりしたイクラ醤油の味付け、鮮やかなイクラ載せ。
　蓮根餅。
　
　これに、地酒、ワインなど好きに飲んで１人１万円を切りました。コスパも素晴らしい。
　１万円のコースには、松茸、ウニのお料理や、椀物、揚げ物などが付くようだ。

　味付けは全体的に都会の人にはほんの少し濃いかも？
　でも富山県民である我々にはジャストで、気取らずに旨さをストレートに追及していると感じられる。
　まだ、開店早々で、スタッフに慣れない面も見受けられますが、味は抜群、これからが楽しみです。

　ご馳走様でした。