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鮎レディ－？ ～奥多摩の古民家にて鮎釜を食す～
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WEST SIDE
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
ちわき
|
|---|---|
| ジャンル | 郷土料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
0428-85-1735 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
西東京バス 川井より 古里駅から2,681m |
| 営業時間 |
|
| 予算 |
￥1,000～￥1,999 ￥1,000～￥1,999 |
| 予算（口コミ集計） |
￥3,000～￥3,999
|
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー可 |
席・設備
| 席数 |
30席 |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、無料Wi-Fiあり |
メニュー
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 景色がきれい、隠れ家レストラン |
| お子様連れ |
子供可 （HP上にお子様同伴について注意書き有り） |
| ホームページ | |
| 公式アカウント | |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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平日に休暇をとって奥多摩までドライブ。
正確には車でしか行けないような場所にあるこの店に行くためにドライブがてら奥多摩を訪れてきたといったところか。
青梅街道を小河内ダム方面に進み
途中無人駅の川井駅近くの道を右折し細い山道をずんずんと昇っていくと
途中突如現れる荘厳な雰囲気の古民家。
何でも新潟の小千谷市から移築したものだそうだ。
この古民家で頂く夏限定の鮎料理が食べたくてはるばる奥多摩までやってきた訳だ。
店は木々に囲まれていて、大丹波川を見下ろす自然豊かなロケーション。
店の中はまるで老舗の宿のような趣のある空間で静けさがとてもいい感じだ。
天井の高い和室に通されて耳を澄ませば川のせせらぎの音が聞こえてくる。
あぁ癒される。
何だか遥か遠い昔の夏の日の一コマにタイムスリップしてしまったかのような感覚だ。
今回はお目当ての鮎料理満載の夏限定のメニュー盛夏の鮎盆３３００円を頂いてきた。
・鮎のかまど御飯
・鮎の塩焼き
・稚鮎の南蛮漬け
・もろこし餡かけ
・夏野菜の煮びたし
・刺身こんにゃく
・鳥のお吸い物
といった盛沢山で贅沢な内容だ。
これに一日の数量限定の豆腐のケーキなるものデザートに注文してみた。
しばらくして最初に鮎釜が火のついた状態でやってきた。
この鮎釜、注文をもらってから一釜ずつ炊くため火が消えるまでに２０～２５位かかるとの事だ。
火が消えたら食べて良いとの事だったのだがこの火が消えるまでの時間がどれだけ長く感じた事か。
鮎だけにアーユーレディー？ならぬ鮎レディー？と何度も何度も火が消えたかを釜の下から覗き込んで確認するが
なかなか火は消えず。
そうこうしているうちに鮎釜以外の残りの料理がまとまってお盆に乗ってやってきた。
先にこちらを頂きながら火が消えるのを待つ事にしよう。
ホクホク食感の鮎の塩焼きや鮎の南蛮漬けに舌鼓しているうちに
ようやく釜の火が消えていよいよ戦闘態勢が整った。
はやる気持ちで釜の蓋を開けてみるや否や
鮎の芳醇な良い香りが鼻をくすぐってくる。
釜の中には小鮎が丸一匹入っているうえに、鮎のほぐした身も万遍なくぎっしり入っている。
これはたまらない。さっそく頂きましょう。
鮎の風味、旨み、苦味全てが釜の中にギュッと凝縮されていて
これが釜で炊き上げた熱々の御飯にしっかりと絡み
また一緒に入っているスライスされたゴボウが良いアクセントになっていて
この一体感こそがまさに釜飯の醍醐味てもんだ。
期待にそぐわぬ美味しさで一心不乱に食べてしまった。
またその他の料理も素材の旨さをきちんと生かしながらひと手間加えた感じで
どれもこれもとても美味しく頂けた。
中でももろこし餡かけは絶品であった。
デザートで頼んだ豆腐のケーキは
レアチーズの風味と豆腐の風味のどちらも顔をだすちょっと不思議な味なのだが
ブルーベリーソースが喧嘩しないように上手にまとめてくれていて
意外と気に入ってしまった。
すっかりお腹一杯になり店を出た後は下を流れる大丹波川のほとりを散歩してみる。
何だかこんなのどかな時間は久しぶりだ。
身心ともに癒されていくのを肌で感じる。
しかしここが東京なのだから東京都も案外広いじゃないか。
今度は秋限定の栗のかまど飯を必ずや食べにくることを心に決めて奥多摩を後にした。