青梅の名店゛いつ樹゛の鯛塩らーめんは絶品！ : いつ樹

平日の昼時、久々に青梅方面へ行く機会ができ
たので予てよりBMしていた名店゛いつ樹゛さん
へ車で向かいました。

青梅と言えば青梅マラソンが有名ですが、今年
は第５０回記念大会、今月２１日に開催されま
す。歴史ある大会のコースは青梅を起点に青梅
街道を奥多摩方面に上りの続く過酷なレースで
もありますが、風光明媚なコースで、都心を走
る東京マラソンとは全く異なる趣があります。

今日訪問する゛いつ樹゛さんのある場所は青梅
市街地に入る少し手前の、青梅街道の上り線沿
いにあります。自宅からは一旦、新青梅街道に
出て後はひたすら車を走らせるのみ。途中、箱
根ヶ崎で青梅街道と合流しますが、この辺りに
来ますと車も人通りも少なくなり、喧騒な都会
から解き放たれた気分にもなります。

さて、車を走らせて一時間ほどで、SEGAアミュ
ーズメント(ゲーセンとカラオケ)といつ樹さんの
専用駐車場に到着しました。広い駐車場なので
車は楽々止められました。

お店の前まで行きますと、並んでいるお客さん
は見当たらず、鯛の模様の入ったドアを開き中
に入ると、広々とした空間にはＬ字型カウンタ
ー席が１２席、４人掛けテーブル席が２卓あり
、先客は６人ほどと１２時前ですが、意外に空
いてました。ただ、１２時を過ぎた頃には満席
となり、外待ち客も出てきたので、さすが人気
店だと思いました。

さて、券売機を確認すると、メインメニューは
２種類、鯛塩らーめんと海老つけ麺のみです。
こちらに来る機会は滅多に無いので両方頂き鯛
ところですが、このあと連食する予定があるの
で、鯛塩らーめん(￥７５０)のみポチして食券
を購入。カウンター端席に座り店員さんに食券
を…、おっと、タレントのボビーさん似の店員
さん、米軍基地も近いですし米国の方でしょう
か？、日本語はペラペラですがまだ経験は浅い
ようで、店主とおぼしき方に指図を受けてます
が、フットワークがよく真摯な作業振りは好感
が持てます。

さて、先客の多くがつけ麺のオーダーで配膳待
ちだった為、私の注文した鯛塩らーめんが配膳
されるまで１５分ほど待たされました。タイミ
ングが悪かったのでしょうが、さすがに待ちく
たびれましたが、よーやく着丼！^^

まず、外観すると、スープは淡麗な色合いと思
いきや少し濁りのある薄い黄金色、具はバラチ
ャーシュー２枚、三角切りされた大ぶりの煮竹
の子、おしゃれネギの刻みに、刻みたまねぎが
のっています。

早速、スープを頂くと、うぁ、鯛の豊潤な香り
立ち、そして鯛の旨みの詰まった出汁が口の中
にふわ～と広がります。これは旨いなぁ～。

いや、鯛出汁は鯛めしでその美味しさはわかっ
てましたが、魚独特の癖のある臭いやえぐみが
出やすいので、淡麗な塩らーめんに合うのか？
とここに来るまで半信半疑でしたが、懸念は払
拭されましたよ。お見事！と言うしかないほど
に鯛の旨みだけを引き出してますね～

そして、スープの味わいに深みを感じるのは、
アラ出汁のようであり、そこに絶妙な塩加減。
更に、鶏出汁と思いますが、厚みのある出汁感
が出てます。清湯でもなく白湯でもなく、トロ
ミの出る手前の中間の味わい、ただ、しっかり
とこのコクと厚みが鯛出汁を下支えし、更に旨
みのあるスープに仕上がってます。

ここに合わせる麺は、何と、常識破りの平打ち
の太麺、淡麗なスープには中細か細麺というの
が常識でしたが、スープに合うのかい？とここ
も半信半疑で麺を頂くと、来たーーーー！

さすが、いつ樹の自家製麺！、手揉みしたよう
な縮れ麺がスープをぐいっと持ち上げてくれま
す。鶏出汁に粘度性が若干あるので麺の吸い付
きも良いように感じますし、スープに合います

そしてこの麺が、モチモチしてコシがあり、喉
ごしが抜群にいいんです、たまらんな～。

次に具の豚バラチャーシュー、これが香ばしく
口の中でとろけますやん、たまらんわ～。

三角切りの煮竹の子は大ぶりで、頂くと、噛み
応えは竹の子そのものにして、シャキシャキと
繊維は程よくくずれて、竹の子本来の旨みを感
じる一品です。これもたまらんわ～。

何気なく盛られている刻みたまねぎが、このス
ープに合う合う、新鮮で苦味もなく、シャキシ
ャキとして、これもたまらんわ～。

あっという間に完食！

総評しますと、初の鯛出汁のラーメンにして、
ここで食べたら他では食べる気がしないという
程に完成度の高い鯛塩らーめん、スープ、麺、
具に至るまで手抜きがなく秀逸と言わざるをえ
ない優れものです。

次は、海老つけ麺を食べに来たいですね。

《味の評価》
・スープ◎
・麺◎
・チャーシュー◎
・他の具◎

《全体の評価》
・外観○
・ボリューム○

以上