超濃厚つけ汁がいやが応でも麺に絡みつく！この店は“こってり”メニューが旨い！ : 初代青樹

【2019.7.20再訪】
午前中に立川で一仕事あったこの日、昼飯時を過ぎてお腹が空いていたので、昼飯を食べて帰ることに。
13：30頃店訪問。昼休み時間は過ぎていますがこの日は土曜日。食事時間が遅くなる方が多いようで、ここ『たま館』は結構なお客さんが入っていました。こちらの店も席が半分くらい埋まっています。
とても蒸し暑かったこの日、熱々のラーメンを食べる気にはなれず、つけ麺をいただく事に。この店はチャーシューの完成度が高いので、せっかくなので「こってり煮干しつけ麺チャーシュー(1150円)」の食券を購入。最近ではチャーシュー増しのメニューは滅多に食べなくなりましたが、何しろ腹が減っていたもので。かうったー席に座り、店員さんに食券を渡すと麺量を問われますので、思わず“大！”とこたえてしまう私。何しろ腹が減っていたので…って今回も食い過ぎです＾＾；

最近つけ麺メニューのレビューをしたばかりなので今回は簡潔に。
豚骨ベースに煮干出汁を効かせた超濃厚つけ汁。煮干粉もダイレクトに投入されていて、その旨みと、少々エグ味を感じるほどの煮干濃度に仕上がっています。しかし根菜？と思しき甘みが効いていて、旨く中和されています。ドロドロのつけ汁なので、いやが応でも麺がガッツリとつけ汁を持ち上げます。
その麺は加水率高めの極太ストレート麺。つけ汁が強いので、麺もこれくらい強いものが良く合います。麺量は恐らく茹で前400gくらいあると思います。相当な食べ応え。
チャーシューはつけ汁の中に賽の目状に刻まれたものがゴロンとかなりの量。そしてチャーシュー増しなので麺の上にも三枚。いずれもバラ肉と思われ、しっとり柔らかく、脂身バランスの良い良質なチャーシューです。ただ、ちょっとこの日のチャーシューは味付けが濃かったですね！つけ汁も濃いめの味付けなので、夏とは言えちょっとショッパ過ぎに感じました。
最後はセルフでスープ割をします。カウンターの端っこに置かれたウォームプレート上の小寸胴からレードルを使って丁度一杯分をつけ汁の器に注ぎます。割りスープは煮干出汁のようですね。
完食の上、スープ割まで飲み干したら本当に腹いっぱいでした。今回も食い過ぎました＾＾；

【2019.5.4　5.6再訪】
GW期間中、立川で何度か仕事があったわけですが、昼休みに食べたのがこちらの店。
何でも4月にラーメンのリニューアルが行われたそうで、メニューが増えています。ベースが“こってり煮干”と“あっさり煮干”に変わったようで、つけ麺メニューも加わっています。券売機のポップが多くてどこに何があるのか分かりにくいです。
前回食べたのはリニューアル前。標準の煮干ラーメンはかなり濃厚でしたので、現在の“こってり煮干”に相当するのかな。ではまだ食べていない“あっさり煮干”にしてみましょう。「あっさり煮干味玉らーめん(850円)」の食券を購入。腹が減るといけないので、ついでに「煮干しごはん(100円)」も。空いている席に座ってしばし待ちます。

概ね5,6分で私の注文の品が到着。食券を回収する際に店員さんが“塩煮干”と言っていた気がしたのですが、あっさり煮干は塩味なんですね。早速スープを一口。
以前食べた醤油ベースのラーメンに比べると甘さ控えめで、なおかつ煮干風味はかなり穏やか。動物系出汁が合わせられているのか、あるいは油の影響か、むしろそちらの方の旨味が強めに感じます。その分飲みやすく、誰でも食べる事が出来そう。その反面、この店の特徴である強い煮干を期待して行くとちょっと物足りなさが感じられるかも。
麺は恐らくラーメンメニューに共通の中細ストレート麺。麺量は茹で前推定140g程度。前回同様ですが、加水率低めでかなり重みを感じる麺。麺量以上に食べ応えを感じます。
チャーシューも同様でした。柔らかくしっかり味付けされたバラ肉。基本で2枚入っているのは良心的。
トッピングした味玉は黄身がゼラチン質で自然な甘みを感じます。メンマはカリッとした食感がしっかり残ったもので私好みです。この店は具の出来栄えは毎回良く出来ていますね。
ちなみに煮干ご飯は、平日のランチタイムはサービスで提供されるそうですが、この日は残念ながら祭日だったので別途食券を購入しました。煮干風味が強く効いた炊き込みごはん風のもの。最後は残ったスープをこいつにかけていただいてみると、煮干し感が強く出た雑炊になります。炊き加減はややかため。恐らくこうしてラーメンスープをかけて食べる事が意識されていると思います。

ちょっと煮干出汁に強さが感じられないところが残念ですが、全体的にバランスよくまとまっていると思います。


そして後日、再び立川で仕事があった日に食べてきました。先日お隣さんが食べていて旨そうだった「こってり煮干つけ麺(850円)」をいただいてみます。
着席から概ね7,8分で提供された私のつけ麺。つけ汁が見るからに濃厚！
まずはつけ汁に麺を浸けず、一本だけいただいてみます。ラーメンメニューに使われているものとは違って加水率高めのストレート太麺。かなり腰が強く、この濃厚なつけ汁に負けない麺が選択されています。
続いて麺をつけ汁に浸してズズッと啜り込んでみます。思った通り濃厚なつけ汁！
恐らく豚骨出汁が合わせられていると思われ、少々甘みを感じます。その由来は根菜などではないかと想像してみるわけですが、結論に至らず。そして濃厚な動物系出汁に負けない強い煮干出汁が感じられます。ざらつくような食感が感じられることから、恐らく煮干を細かく砕いて煮干粉にし、投入されているのではないかと思います。この店はやっぱり超濃厚な煮干メニューが旨いですね！
チャーシューはサイコロ状に刻まれたものがごろごろ入っていました。結構なボリュームで良心的です。
そして麺は先述の通り加水率高めで非常にコシが強いもの。ツルッとした食感で、麺自体が強い。なので超濃厚なつけ汁に負けません。麺量は茹で前推定250g前後。結構な食べ応えです。
スープ割はカウンター席の端っこにウォームプレートが置いてあり、そこに割スープが入った小さな寸胴が置かれていて、セルフでよそります。このスタイルは青樹の本店と同じですね。備えつけられたレードル一杯で丁度良い割加減になりました。

この店はやっぱり濃厚なメニューの方が店の特徴が感じられて美味しいです。

【2019.2.9初訪　2.11再訪】
午後から立川で打ち合わせがあったこの日、その前に昼飯を食べに初めて訪問しました。人気店『立川マシマシ』にも惹かれましたが、打ち合わせ前にニンニクはまずいか！…ってことで、昨年の新規開店以来宿題になっていたこちらで初めて食べる事に。

13：30頃店到着。昼休み時間は過ぎていたため、凄い混雑にはなっていませんでしたが、よく考えたら土曜日です。お休みの人が多いのでしょう、中途半端な時間でも食事をする人は多いみたいです。こちらの店はほとんどの席が埋まっていましたが、ちょうど1席空くところでした。
券売機では、初めての店なのでこの店の最もスタンダードと思われるメニューからいただく事に決めていました。「煮干しそば味玉入り(850円)」の食券を購入。店員さんに渡してしばし待ちます。

概ね5,6分で出てきました私の注文の品。スープが灰褐色に濁っていて、いかにも凄い濃度の煮干を感じさせます。早速そのスープを一口。
予想通り！今流行りの超高濃度な煮干スープ。横浜の『ノ貫』などにも通じる味わい。しかしより意図的にエグ味を出すために腸や頭は取り除かずにそのまま煮干を使っているものと思われます。
タレはタイヘイの醤油に煮干や羅臼産昆布などを付け込んで仕込まれているというもの。ちょっと甘みを感じるスープに仕上がりますが、嫌味ではありません。
動物系出汁は一切使っていないということですが、物足りなさは感じない重厚なスープ。それでいてしっかり和風に仕上がっています。なかなか美味しいスープです。
麺は加水率の低い中細ストレート。麺量は推定茹で前140g程度だと思われますが、非常に重みがあり、量以上に食べ応えを感じます。噛みしめると粉の風味も感じられ、適度な歯ごたえとコシも備えた良い麺でした。スープに良く合っています。
チャーシューは肩ロースとバラ肉と思われる部位のものが1枚ずつ。肉の旨味が閉じ込められ、良い出来栄えでした。
トッピングした味玉は黄身がゼラチン質でしっかりとした味付け。これも美味しい。

なかなか良い出来栄えでした。
本店の味とはまた違い、非常に現代的なスープでしたが、私の好みの味でした。煮干が苦手な人には絶対に受け入れられないとは思いますが＾＾；


そして後日、再び立川で打ち合わせがあったので、今度は油そばを食べてみる事にしました。先日と同じくらいの時間でしたが、この日はもっと空いていて、半分くらい空席でした。予定通り券売機で「油そば(680円)」の食券を購入。店員さんに渡してしばし待ちます。
油そばはちょっと出て来るまでに時間が掛かりました。ロットの都合があったのかな？概ね10分ほどで私の注文の品が到着。
タレは丼の底の方に沈んでいるようで、配膳された状態の見た目はとても綺麗。モヤシとゴロンと刻まれたチャーシューが乗っかっています。私の場合、汁なし・油そばの系統を食べる時は徹底的に混ぜてからいただきます。味に偏りがあると、どうしても不満なのです。タレとチャーシュー、そしてモヤシまで、全体的に均一に麺に絡みついたところでおもむろに一口。
スープ有のメニューと違って、明らかに“油”が感じられます。当たり前だけど。それが動物出汁に由来するのか、あるいはラードによるのか分かりませんが、その油によって煮干風味はちょっと弱め。丼の底の方に煮干粉か何かが仕込まれているのではないかと想像していたのですがそうではありませんでした。
前回食べた「煮干しそば」の煮干風味が相当に強かったので、逆に凄くマイルドに感じてしまいます。それはそれで美味しいのだけれど、ちょっと物足りなさを感じて卓上のラー油…「油そばに良く合います」のお知らせあり…を丼に一周回し掛けてみます。確かにちょっとパンチが出るけど、より脂っこくなって煮干感がかえって薄らいでしまった！なので続いて煮干酢を丼に回し掛け、よく混ぜていただいてみると…何だか味がおかしくなってしまった(´;ω;｀)

ベースが美味しいので余計なことをしない方が最後まで美味しくいただけるかも。
出来ればもう少し煮干感がダイレクトにアップするアイテムが卓上にあると良かったな…。