インターネットの日陰にある美味しい洋食店。 その立地は、隠れ家の隠れ家なのだ！ : いなぎ SATOYAMA キッチン 本店

美味しいものが食べたい。だから、グルメサイトで高評価のお店を探しては訪問する。当たり前の心理で、ぼくも同じだけれども。美味しくて当たり前も飽きる。 だから時折、変化球を投げる。 グルメサイトの総合評価では表現されていない優良店を掘り出す。
日陰の世界から、太陽がさんさんと輝く世界へ誘う。
今回は、以前にも紹介した、非常に行きにくく、非常にわかりづらい立地にあり、意外性を享受できるレストランを再レビューしたいと思う。
最寄り駅は、小田急線新百合ケ丘駅。 最寄りと表現はするが、駅近の好立地店ではない。
かといって、ロードサイド店でもない、かといって住宅街の中にある隠れ家レストランでもない。
じゃ、どこよ！！
なんと・・・団地の中。
高度経済成長期に建設された昭和な団地のパブリックエリア。昭和から続く、自然発生的な良質のコミュニティの中心をなす、団地内ショッピングモールの中にひっそりと営業するレストラン。
老朽化と高齢化の波に翻弄されながら、その中心にひっそりと営業している。
ご年配のお母様がホール担当、若いご子息がシェフ、奥様がサポート。
この昭和時代的営業形態も最近では絶滅危惧種。
ほのぼの、アットホーム、穏やか、のどか・・・
決してお洒落ではない、決して今風のホスピタリティではない。
でも、そこには、昭和の温もりが生きている。
前置きが長くなってしまったが、こちらのレストランは、平尾団地内ひっそりと地味に営業している洋食レストラン。
その名も！《いなぎ SATOYAMA キッチン 本店》
地産地消を旗印に、食材を活かした優しい洋食を提供してくれるレストランだ。
店内は狭く、テーブル席 4人がけ×3、カウンター席 5席程度。
ランチしか利用したことはないが、久しぶりに今月は2回利用したので、改めて紹介しよう。
久しぶりの訪問になった前回は、ランチに人気メニューのオムライスを。
次の訪問時には、初訪問時に注文したタコライスを。
まずは、前者のオムライス。
もちろんケチャップが使われているが、味付けはしつこくなく、あくまでも優しい♪
見た目プリッとした感のオムではあるが、ナイフを入れると・・・とろんとジューシーなオム崩壊w
ふわとろっ♪
副菜はグラタンだったが、こちらのホワイトソース系が美味しいのは、初訪問時に、シチューを味わっているので認識済み。
味覚に優しいと感じる料理は、食を進めていく中にも、身体に優しいという感覚に満たされる。
良い塩梅なのだ。
量的には、男性には少なく感じるかもしれないが、腹八分目で少し時間が経つと、脳に心地よい程度の満腹感が伝わる。これでいいのだ。
次にタコライス。
添え物のサラダには、ドレッシング3種が選べる。
和風、シーザー、もう1種はなんだっけかな・・・
僕はシーザーを選択。
野菜たっぷりのタコライスは、スプーンで野菜とタコライスを一緒に口に運ぶ。
おう！ヘルシー ボークー！ あ、それはメルシーか！
タコソースの味わいも穏やか。
塩分を感じる料理を常食にされている方は、こちらで味覚のリセットが必要なのでは。 苦笑
不特定多数の方々が通り過ぎるわけでなく、団地の閉鎖空間で誰にも気づかれることなく営業している隠れ家レストラン。
是非、昭和を感じに訪問して頂きたいお店だ。
商店街共有の無料駐車場があるので、車で行っても安心だ。
ご馳走さまでした！ 美味しかったです！

東京都稲城市の里山で採れた美味しい野菜で美味しい料理を♪　《いなぎSATOYAMAキッチン》なんちゅう驚き・・・
お店のネーミングも、その立地も、佇まいも、店内の雰囲気も、全てがイメージとズレズレ・・・
なのに！料理が！うまーーーい！！これぞ、秘密基地。

東京都稲城市と神奈川県川崎市麻生区の県境にある平尾団地。
実に古い団地だが、その中にひっそりと存在する寂れた商店街の中にひっそりと佇む洋食店。
お店の名前は《いなぎSATOYAMAキッチン　http://tabelog.com/tokyo/A1327/A132703/13122881/》
この場所に出店すること自体あり得ないでしょー！！
なぜなの？Why？？？

正直、お店の前に立った時、はずしたと思いました。しかも思い切り(笑)
周辺に、他の飲食店があったら、そっちへ行ってたかも。
が・・・なかったので・・・悔やみつつ入店・・・
店内には、初老の男性が向き合い、テーブルには料理がないまま、お茶なのか、焼酎のお茶割なのか・・・飲んでました。。。
え？洋食屋さんじゃないの？(笑)
多分、地元の常連さん仕様に、多少アレンジを変えてるのかも(笑)
すでに期待は沈み・・・　少々のことでは驚きませんｗ
店内で、お店の方と話していて知ったのですが・・・
こちらのお店は、都内を中心に洋食の腕を磨いてきた息子さん夫婦とお母様で営業しているアットホームなお店。
このエリア出身の息子さんが、食を通じて、稲城市の街おこしをしたいという志をもって、ここにお店を出したそう。
前述のお客さんは、お母様の地元仲間らしい。失礼いたしました♪
さて、お店は、おそらくオープン当初のスタイルから、少し、居酒屋っぽさ(笑)を取り入れてるような雰囲気だが・・・
料理に関しては、メニューをみても、本格的な洋食。
コンセプトは、地産地消！稲城市の里山で採れた美味しい野菜をふんだんに使ったメニューを用意している。

初めての今回、注文したのは、クリームシチュー、いなぎ里山スペシャルタコライス(地元産の野菜がふんだんに盛られ、ヘルシー感大！)。
まず驚いたのは、料理のヴォリューム！女性は、少なめにしてもらった方がいいかも。
そしてメニュー価格もお手頃感ありというより・・・安い！！

料理の味も素晴らしい！！
タコライスにセットでついてきた、じゃがいもの冷製ポタージュをスプーンで一口食した瞬間に、このお店の味のレベルがわかった^_^
安くて、ヴォリュームがあって、美味しい洋食を提供してくれる洋食店は、街おこし、地産地消を旗印に掲げた素晴らしいお店だった。
料理の美味しさに笑顔になれるお店です。　ごちそうさまでした♪
なお、駐車場は、平尾団地商店街利用者用無料駐車場があります。