-
瓶ビールは大瓶です
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108029 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108029","content_type":"ReviewImage","content_id":139108029,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
ゆでたん。長さは10cmほど
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108030 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108030","content_type":"ReviewImage","content_id":139108030,"voted_flag":false,"count":2,"user_status":"","blocked":false}
-
ぶれポン
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108031 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108031","content_type":"ReviewImage","content_id":139108031,"voted_flag":false,"count":3,"user_status":"","blocked":false}
-
ぶれポンアップ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108032 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108032","content_type":"ReviewImage","content_id":139108032,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
こぶ酎ロック
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108033 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108033","content_type":"ReviewImage","content_id":139108033,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
左から、なんこつ、ギャラ芯
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108034 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108034","content_type":"ReviewImage","content_id":139108034,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
特製つくP
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108035 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108035","content_type":"ReviewImage","content_id":139108035,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
トマ酎
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108036 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108036","content_type":"ReviewImage","content_id":139108036,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
しきん
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108037 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108037","content_type":"ReviewImage","content_id":139108037,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
ちれ
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108039 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108039","content_type":"ReviewImage","content_id":139108039,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
てっぽう
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108040 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108040","content_type":"ReviewImage","content_id":139108040,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
左から、がつ、こぶくろ、かしら
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108042 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108042","content_type":"ReviewImage","content_id":139108042,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
特製つくPタレ味
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108043 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108043","content_type":"ReviewImage","content_id":139108043,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
しろタレ味
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108044 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108044","content_type":"ReviewImage","content_id":139108044,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108045 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108045","content_type":"ReviewImage","content_id":139108045,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108048 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108048","content_type":"ReviewImage","content_id":139108048,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108050 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108050","content_type":"ReviewImage","content_id":139108050,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108052 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108052","content_type":"ReviewImage","content_id":139108052,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108055 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108055","content_type":"ReviewImage","content_id":139108055,"voted_flag":false,"count":1,"user_status":"","blocked":false}
-
{"count_target":".js-result-ReviewImage-139108057 .js-count","target":".js-like-button-ReviewImage-139108057","content_type":"ReviewImage","content_id":139108057,"voted_flag":false,"count":0,"user_status":"","blocked":false}
はじめての訪問になります。
無意識に点数にバイアスがかかってしまいそうなので、それを極力排除したつもりです。
深層心理の中で、あの名店い志井にしては、という過度な比較が生じてしまい、正しい評価を妨げてしまいそうになります。
今回は、隣町への散歩の途中に偶然出会ったもつ焼き店と考えて評価しました。
15時から開店というありがたいシステム。
宇ち多゛さんの場合は低価格のため曜日に関係なく早い時間ほど混雑しますが、い志井さんの15時はむしろ空いている時間帯。
1階のカウンターの奥の方の席にひとり陣取りました。
まずは瓶ビール。
この店にはホッピーがありません。
串焼きの前に、ゆでたんとぶれポンを発注。
食べログのメニューには、ずい(脊髄)の表記があって、今回いただけることをかなり期待していたのですが、やっぱり店にはありませんでした。メニューにすら載っていません。残念。のっけから落胆しました。
BSE事件以来、ずいを供している店を見たことがありませんから、い志井さんといえども無理なんですね。
つまり、ずいが無いので仕方なくぶれポンを発生した次第です。
ゆでたんは、豚のたん元の柔らかい部位をスープで茹でた料理。一口目からエッジの立った塩味を強く感じます。
たんの旨味はスープに移ってしまっていてたんは抜け殻状態。締めに近い時間帯にいただきたかった一品。
ぶれポンは、串焼きのぶれんずにネギとポン酢をかけた料理。ぶれんずは新鮮で臭みは皆無です。
白子のような旨味は感じませんが、ぶれんず自体にもともとあまり旨味成分がありませんからこれがノーマル。ボリュームもあり嬉しい一品です。
串焼きのぶれんずと違ってポン酢をかけて供されるので、ぶれんず表面の独特な食感は失われます。
あの、ふぐの白子焼きのような、クリーミーな内側を包む膜のようなものがこんがりと焼けた食感が好きなので、次回はぶれんず焼きを注文しましょう。
酒をこぶ酎のロックに変えて串焼きを発注します。
面白いですね、この発想。ありそうで無かった味。
立派な根昆布がたくさん焼酎に漬け込まれています。
わずかに塩味を感じるこぶ酎ロック。
出汁を飲んでいるみたいですが、これはこれで有りだと思います。
塩っぱさを感じる酒はあまり知りませんが、私が知っている塩味を感じる唯一の酒は鰭酒。いやいや、遠い親戚どころかほとんど他人かな。やっぱり何にも似ていない唯一無二、こぶ酎の味。
さあ、串焼きに入ります。
まずは、ギャラ芯、なんこつ、特製つくPを各一本注文。
しばらくして、ギャラ芯、なんこつが供されました。
特に味付けは指定していませんが、味付けは指定がなければ店側で判断していただけるようです。
ギャラ芯は牛の内臓。ここでは、部位をカタカナで表記するものが牛とのこと。
ギャラは牛の胃ですが、芯とは、その胃の中心部を指すよう。同様に豚の胃であるがつにもがつ芯なるものがメニューにあります。
私はギャラにもがつにも一定の歯応えを求めますが、供されたギャラ芯は大変に柔らかいもの。イメージと全く異なりました。てっぽうのような食感。
味付けは醤油。イイですね、醤油味。他店では、もつ焼きの銘店(一例では、みつぼさん、忠弥さん、などなど)でいただけますが、デフォルトで醤油味が供されるのは白金高輪の鈴木屋さんの「がつ」とこの店くらいなものじゃないでしょうか、都内では。
ギャラ芯は良い意味で想像を裏切られて良かった一品です。
なんこつは極々平凡。
この店にはなんこつが全部で5種類あります。中目黒のばんさんですらこれほど細かく分けてはいません。
今回は、最も一般的ななんこつのみしかいただきませんでしたが、これは特筆するところが無かった一品。
あ、いけない、いけない、ややバイアスがかかり始めたかな。注意しなきゃ。
特製つくPはピーマン付き。
祐天寺忠弥さんのパクリかな。
味付けは塩。つくねはなんこつを叩いて混ぜてあるのだろうと想像させるコリコリ感。しかし、残念なことに肉々しさはあまり感じずにつなぎの存在が前に出てしまっている。惜しい一品。
ここで酒をトマト酎に変えて、更に串焼きを追加発注します。トマト酎は大好物。缶のトマトジュースさえあれば、大抵は美味しく出来てしまう不思議な飲み物。タバスコが必須です。
串焼きは、しきん、ちれ、てっぽうを注文。
しきんとは、店員さんが言うには軟骨まわりの皮とのこと。塩で供されましたが、食感こそコリコリで楽しいが、味は小肉に近いもの。珍しい部位だから希少感はありますが、味自体は平凡。まあまあな一品。
ところで、この店では振り塩はしない様子。塩だれを使うようです。これはこれで良いですね。
ちれは脾臓。ちれは私の大好物。
この店のちれには期待していましたが、期待以上のちれでした。
ちれは、最も調理の腕前の差が味にあらわれる部位だと考えています。また、調理人の舌のセンスが表れる部位でもあります。
1番は秋元屋さん。切りつけが秀逸でちれのしゃぐしゃぐとした食感を最も感じられる形に部位が成形され串に刺されています。串に刺された部位は、火力が均等に当たるように計算されています。だから、美味しいのです。
この店のちれは、ちれ本体とちれあぶらに分けて刺しています。スマートに見えますね。
新宿思い出横丁の第二宝来家さんは、ちれとちれあぶらが別なメニューとして扱われていますが、い志井さんではひとつの串に交互に刺されています。
最もポピュラーな形は、ちれにちれあぶらが1割程度くっついた形で刺されたものでしょう。
この店のちれは、ちれとちれあぶらを順々にいただいてもよし、ちれとちれあぶらを同時に口に含むのもアリという素晴らしい構成です。
味付けは塩だれか醤油か判別がつかないレベルに薄く仕上がっています。良し。
食感は想像どおり、しゃぐしゃぐ。あぶらはぺとぺと。良し。血の味が巡ります。いやー、美味しい。本日一番の一品です。
てっぽうも秀逸。
下処理をしっかりとされているようで、余計な脂は無く、てっぽう本来の食感を楽しめます。
もう少し強火で表面をカリッと焼ければモアベターな一品。こちらも醤油味がベストマッチでした。
さらに、がつ、こぶくろ、かしらを発注。
トマト酎をお代わりします。
がつは、この上に上もありますが今回は並串で。
それでも十分な美味しさと柔らかさ。
がつこそ醤油が合うと思うのですが、なぜか塩だれ味でした。
新橋カミヤさんのがつはとろけるくらい柔らかい一品ですが、こちらは歯応えある食感で並串は勝負しています。い志井さんのがつも必要にして十分な美味しさを持つ一品。
こぶくろも良かった。
形の整った、中太なこぶくろ。ひと串に4つ、それぞれがまあるく刺さっています。
臭みは一切無し。柔らかく仕上がっていて、あくまでも子宮のみを串に刺しています。
かしらは期待外れ。
本日唯一の外れ。
豚のこめかみ肉は脂だらけであるはずの部位なのに、い志井さんのかしらは脂がほぼ無く、塩ゆでしたような食感。残念ながら、これは食べられず残してしまいました。
仕上げにタレ味で二本注文。特製つくPとしろです。
特製つくPにかけられたタレは、鮨屋の穴子にかかってくるツメを連想させるタレ。甘味が強いタレで粘度も高い。特製つくPは、塩もタレもどちらも美味しいですが、私はタレの方が口に合うかな。
締めのしろタレは想像どおりのもので、締めにふさわしい美味しさ。しろにはほんのりと焦げ目がつくほどよく焼かれていますが、タレを付けてからの焼き時間が短いためタレが焦げた味はしません。もっと早い段階からタレを付けて、しろもタレも焦げるように焼いて欲しかったと思いますが、それはい志井流では無いようです。
はじめにバイアスがかかると書きましたが、やっぱり少しバイアスがかかってしまったようです。
突然こんなハイレベルなもつ焼き屋に出会えば4.0超は間違いありませんが、やや辛口な感想となってしまいました。
総じてい志井さんは、特製つくPやぶれポンなどの変化球は素晴らしいのですが、かしらやなんこつなど並串の中にやや平均以下の部位があった点が残念ポイントでした。飲み物も含め、味付けも料理の作り方も随所に工夫が凝らされていて、もつ焼きに対するこだわりと誇りが半端なものでは無いことがひしひしと伝わってきて好感が持てます。並串の中にも、ちれのような特筆すべき串もあったので、いずれ全串制覇してからあらためて点数を見直そうと思います。