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魚介豚骨つけ麺 オールスター:つけダレの素朴さ!焼豚達の迫力!中太麺の盛り上がりと質感高さ!ハッとするほど纏まってる!
【期間限定】冷しもろこしらーめん:味わいは確かに洋風!仕上がりはどこか和風感じる落ち着き!冷んやりと優しく広がる上品な甘味!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/09/02/120000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/LgiaArqcOaU
<2022.06> 冷しもろこしらーめん + キリン一番搾り 中瓶
※7月実食・・・・遅レビューアップでスンマソン!
<冷し拉麺の名手!東小金井にあり!>
10年前は、冷やしらーめんてとてもマイナーな存在だったような気がしますが、今や夏の定番ですね。今や都内の数ある実力店が、盛夏となるとあちこちに繰り出される冷やしらーめんですが、私は「平右衛門@東小金井」をこの際アピールしたいです。
ここは、開店してから早いうちに冷やし系を限定で出してるイメージですが、グリーンピースのビシソワーズみたいな冷やしらーめんが、ここではウリ!。そして徐々に年を重ねてバリエーションが増えて、とうもろこし系や和出汁系もナイスなのです。
今回は「冷しもろこしらーめん」をトライ!。時期で限定冷やし系が入れ替わるので食える時に食っとくべきです。ちなみに過去のここでの他の冷やし実食は以下の通り。どれも中々ハイスペックで、この夏に定点観測するならご参考まで。
https://www.ramentabete.com/entry/20160706/p1
https://www.ramentabete.com/entry/2020/08/06/000000
<酒> キリン一番搾り生ビール!6月末の猛暑!汗がカキカキで苦いビールが甘くも感じる旨さだぜ!
定番だが最初の一口はマジで旨し!ほてった身体にも冷気が沁みいるような気がして、身体全体が喜びを感じるほどで、頭がクラクラしそう。五臓六腑に染み渡るとはこのことで、じわじわと身体はクールダウンされ、ゆるゆるとアルコールが脳に回って麻酔感すら覚えますな。あまりの気持ちよさで、気がついたら一本空けてしまったのだった・・・。
<全体> 彩り鮮やかで一見冷えたクノール感覚?ポップな洋風感覚なれど実は質感高いプレゼンス!
「冷やしとうもろこし」と言えば「庄の」や「ソラノイロ」のイメージもあるが、こちらはポップな美しさの中に、拉麺たる素朴さを微かに保つようす。色合いだけ見れば、馴染みあるクノール系のイエロー。ところが細かい部分で気配りあるよね。パセリはイタリアンのフレッシュ系。とうもろこしは焼きが入って見た目旨さ感あり。低温調理の肉は艶かしくも、そばにあるのは何と一般にはラーメンで無縁のジャガイモ。
<スープ> 味わいは確かに洋風!仕上がりはどこか和風感じる落ち着き!冷んやりと優しく広がる上品な甘味!
とうもろこしの味わいだろ!?・・・と、そう単純な話ではありません。確かに旨味として主導する甘味は、とうもろこしの味わい。でもスッキリてて甘味がそう単純じゃない。冷えると味の感覚が鈍るとか聞くが、冷えてるのに温かみのある甘味が秀逸です。ベースはあっさり系な鶏豚だとしても、こうもすっきりと感じさせるのは和出汁の溶け込みなのか?。香味油もライトで植物系なコクがいいね。氷はやがて溶けるが味の薄まり知らず。
<麺> 自家製麺!弾む歯応え!品やかで適度な引き締まり!そして出汁と絡み易く持ち上げもナイス!
冷えてていつもとは感じ方が違うが、いつものイメージ通りに加水は中程度。しっかりと麺帯を感じるような風合いを感じるし、よく噛み締めるとふわっと甘味にも思う部分あり。ストレートさがキッパリとしており、白めな地肌感で、全体としてとても凛々しく映ります。
冷やし系なので、引き締まりがあって、弾力も明確でハードなれどモチモチした明るさがあり。引っ張ると縦方向にも伸びるようで、冷やし麺の特徴を持ち合わせてる。冷やしでもゆっくりとは汁に浸透して、しなやかさを増し汁の持ち上げも一層得意になりましょう。出汁と絡み易く持ち上げもナイス!。
<チャーシュー> 冷製拉麺の王道!低温調理系豚肩ロース!出汁に浸して旨し!
この店、実は肉も得意。低温調理系の豚肩ロースです。割と脂身がしっかりと多めに差した部位で、程よい塩気と赤身の肉本来の旨味、そして脂身の甘味がナイスバランス!。ビールに合う旨さでありますが・・・すでに飲み干してたわー・・・。
今回は、せっかくなのでスープにもしっかり浸してもみますが、冷たいのであまり溶け出したり吸い込んだりせず、本当に単に濡れたって感覚。でもそれもサッパリさが加わったようで実にナイスな旨さでした!。
<他具材> 赤黄緑と華やかな具材!トマトは果実の如く甘し!微笑ましいオクラの淡い味と食感!炒めたコーンの香りと甘さが存分!
いやはや・・・単なる脇役じゃないですよ。コーンは確かに味の主体だが、フルーティーな味わいで和ますプチトマトが無くてはならん秀逸さですよ。そしてオクラはこの季節ならではでしょうが、形が凛々しい反面歯応えが柔らかくて全体に馴染むー・・・絶妙なる箸休め的存在感です。
<ジャガイモ> アンチョビ効いてスーパーサブの旨さ!白胡椒をかけて存分に味わう!
ラーメントッピングで馬鈴薯は珍しいですね。とうもろこしと合わせ考えると、北海道グルメのつながりでしょうか。さてこの馬鈴薯が美味い。ホクホクした歯応えは言わずもがな、アンチョビで炒められた塩気と旨味が、甘味ある出汁に浸って妙に美味い!。そこにホワイトペッパーをかけて味わうも宜しかろうです。スープに溶けてなお旨し!。
総じまして「中央線界隈の極上創作系冷やしらーめん!来年食えるとき絶対食っとけ!」という感動の嵐!。仕込みが大変なのか、夏限定でも例年一時期しか提供しない一杯です。それに超ヘルシーな洋風冷製感覚は、特に貴重な味わいかと!。目と舌で両方味わえるところも秀逸で、この夏カップルで拉麺食らうならこれですよ(爆)。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
飯どきに
沁みる陽射の
強さにて
染みる旨さの
冷製らーめん
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
魚介豚骨オールスター:さらりとしつつも甘味芳醇な魚介感!ポタリとした豚骨エキスが実に相性良し!素朴と優雅が織りなす豚魚!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2022/03/01/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/STFxRMN90VQ
<2022.02> 魚介豚骨オールスター 太麺大盛 + キリン一番搾り生 中瓶
休日だから意地でも外で飲んで拉麺したい!。近場ではそろそろネタ尽きか・・・と思われたところ、たまたま見つけたTwitterで、ルール守りながら麦酒提供中とのことで、今回やってきたのが「平右衛門@東小金井」です。素晴らしい!。そもそも、ルール守ってりゃ酒出せばいいじゃん!っていつも思ってるんだけど、お店毎にポリシーが違うっとことですね。今回こちらは、私の思いと合ったみたいで久しぶりに突撃してみました。
<酒> キリン一番搾り生 中瓶!久しぶりに外で飲む一番搾り!沁みるねぇ〜・・・旨味芳醇麦酒!
へへへ・・・「10番さんビール!」ってな指示に反応して助手さんが、奥からそそくさとビール瓶とグラスを運ぶ!きキターーー!ってな感じで迎えます。嗚呼、明るいうちに飲むビールは、背徳さも伴ってワクワクするね。その泡立ちも綺麗で、こぼすことなく注ぐが・・・グラスも冷え冷えで泡立ちが綺麗!。ふふふ・・・味にもキレが生まれて更に旨いわ!。
<全体> 微かな泡立ちと魚介エキスの貼付き!さらりとしつつ濃ゆさも感じる豚骨魚介感覚!
今回初めて味わう「魚介豚骨」。こちらは「生醤油」のこだわりイメージで、基本的にそれメインで食ってたわけで・・・ずっとスルーしてたメニュー。諸兄のレビューやSNSも参考にしての流れだったけど、ちょっと好奇心が働き選んだ次第だが、これが中々質感伝える麺顔ではないか!
令和の豚魚ミックス系って、平成後期と比べてサラッとしてる感覚ないですか?。しかし薄さは感じせない。微かな泡立ちと魚介エキスの貼付きが見受けられてナイス!。そして全体的に食べやすそうは優しい麺顔も好印象で、さらりとしつつ濃ゆさも感じる豚骨魚介感覚!。今までスルーしてたのが不思議に思うくらい。
<スープ> さらりとしつつも甘味芳醇な魚介感!ポタリとした豚骨エキスが実に相性良し!素朴と優雅が織りなす豚魚!
これ好きだなぁ〜・・・と思わせる豚骨魚介。こちらでは「魚介豚骨」と表現されてるから、サラッとさせたところをアピールしたいのかも知れません。ところが下支えのはずの豚骨が、いい感じにポタリとした感覚があって、面白いまとまりを感じます。
まず魚介は超きめ細かい分、サラサラと感じるようで実は魚介乾物系の旨味が深いです。しつこくない程度に。そこに豚に煮出しが柔らかく滲む展開。ゲンコツ髄液まで滲ませるようなレベルじゃないけど、丁寧な炊き出しを感じましょうか。やや醤油タレも効果的に働いているようで、非常に誰にでも食べやすいライトな纏まりを感じる旨さと申せましょう!。私は好き!。
<麺> 自家製麺!膨らみ帯びた角中太麺!ヌチリとしたハードな腰つきとスパッとした歯切れ!素地の旨味に巻き込む豚魚出汁の旨味が混じる!
前回訪問して「太麺が選べるんだ」と驚いた。その時は醤油だったので、その選択ができなかったわけだが、魚介豚骨なら、汁系では太麺を選べるのでご参考まで宣伝です。こちら大盛無料なのですが、太麺にしても同じ対応なので激しくオススメ。
主につけ麺向けと思われますが、いやいや・・・中部とも受け取れる太さが、汁系で絶妙に感じます。ヌチリとしたハードな腰つきを感じさせつつ、しなりも感じさせる展開。そこに豚骨魚介出汁を絡める所作が生まれ、ズボッと軽く啜ると、まるで投網を放ったかのように旨味が持ち上がります。絡み上がるようです。
そして歯を当てて千切るが、これがまた快感。スパッとした歯切れが中々爽快で、多加水のモチモチ弾力とも違い、低下水のクツクツ歯応えとも全く違い、妙に気持ちが良いのです。そこには甘味も微かに薫るような麺素地の旨味も感じられ、咀嚼を重ねる毎に出汁の甘味と合わさってゆく旨味あり。
<チャーシュー> 二枚看板の肩ロースとバラ肉!煮豚炙り!低温調理!豚肉の可能性を最大に楽しむ組合わせ!
肩ロースが1枚、バラ肉が2枚。サイズも納得です。半レアぽくピンク色を残す肩ロースは、柔らかさの中に歯応えの楽しさもあって実にナイス!。うっすらと下味に浸った滋味が広がり、貼り付く豚骨魚介出汁との相性もよいです。噛みしめると肉本来の味わいも移ってくる旨さ!。
バラ肉は、半分トロトロの状態で実に柔らかい。箸で持ち上げると脂身と赤身の境目がバクリと割れて、そこへまた汁が流れ込む。そしてへへへ・・・バーナーの炙りがいいね。脂が溶けて甘く広がり、焦げた部分は香ばしさが広がるという展開。さらに出汁に沈めると、半分スポンジ状態のように旨味を吸い込みます。特に脂身の甘味とつけダレの旨味の一体味が最高!。
<味玉> 軽やかな塩気と熟したような濃厚さが旨し! 濃密濃厚な卵黄を豚魚出汁に合わせて旨し!
看板メニューの生揚げ醤油を使った円やかなつけダレに染まってるはず。少し色合いが深い象牙色の地肌を破ると、中の白身は意外と白いです。卵黄は濃密でトロトロさが残り、口に含むと熟したような濃密な甘味ありって感じです。
その一方で、卵本来のフレッシュさもしっかりあるようで、旨味も俄かに感じます。温度感があったら更に絶品なはず!相変わらず旨し!。
総じまして「もっと知ってほしい!やはり東小金井の名店!生醤油だけじゃなくミックス系も激しくオススメ!」・・・と言う感動の嵐!。いやはや、それなりに定点観測しながら通ってたつもりが、こんな質実なメニューを見逃していたとは驚きです。季節限定のメニューも素晴らしいし、実はかなり器用で旨い店。もっと有名になっていい気もしています。近隣の有名専門店、有名町中華もイイですが激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
如月に
寒さ綻ぶ
昼下がり
笑みが綻ぶ
豚魚の旨さ
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
生醤油オールスター:生の風合い豊かな円やかスッキリ醤油!ベースの動物系穏やか!仄かで甘い乾物の広がり
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2021/10/19/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/bIBsgIW2Q00
<2021.10> 生醤油オールスター 大盛 + キリン一番搾り生中瓶
優しい醤油麺ならココ!地元のファンに支えられた名店かと!で、久しぶりにこちらへ。いつもこの近場の七彩系譜の店に入り浸っておりますが、何気にいつも気にかけておりますよ。言葉だけでなく、今回は実行に移しただけで、看板メニューの「生醤油オールスター」と対峙させていただきましょう。行列にはならない程度で、常連客が入れ替わって満席状態キープ。やっぱり地元のファンをガッツリ獲得してる感じですね。
<酒> キリン一番搾り生!少し熱気を帯びた秋空の下・・・勝手に堤真一になりきって一人CM気分!嗚呼幸せぇ〜!
飲めるタイミングなら飲むよ!今回はキリン一番搾り!実は最近この味がまた嬉しくて、自宅では飲みまくってる次第。重すぎず華やかで味わい深いし・・・それなりにお手頃価格。こちらでは520円で中瓶提供で、昨今では実に良心的!?。華やかな麦芽と酵母の風合いを楽しみながら・・・あゝ、幸せ・・・などと、堤真一になりきって店内堪能ですわーーー。青空広がる昼ビールは最高すぎる!。
<全体> 丁寧に作り込まれた質感ありあり!柔らかく透明感ある醤油ブラウン!自家製の優しいオーラ感!
「オールスター」とは具材が全部麺顔フィールドで活躍していると言うこと。千円を下回る設定が嬉しいです。それにしっかり迫力伝わるじゃないか。肉は炙りの入った豚バラ肉と今や定番の低温調理肉。海苔は3枚立てられて、メンマは素朴な質感あり。少し割れ目がご愛嬌なツルツル味玉の表情も美しき哉。そして・・・何と言ってもスープの、柔らかく透明感ある醤油ブラウン!自家製の優しいオーラ感がナイス!。
<スープ> 生の風合い豊かな円やかスッキリ醤油!ベースの動物系穏やか!仄かで甘い乾物の広がりは煮干??
「生醤油オールスター」ってメニュー名がいいね。これだけ聞くとキリリとカエシを感じさせる淡麗極まる醤油系だと思わせるが、実は個人的には違った印象。乾物や魚介が溶けて優しく円やかな醤油仕上がりです。確かに非加熱な生醤油らしい、スッキリした醤油感覚。尖らないどころか円やかな塩気です。それを下支えどころか多い尽くすように、別の下味の甘味が溶けてるような印象で・・・ニボらないが煮干の甘味のような気がします。香味油には鶏油の濃厚さは全くないどころか、豚系のやさしい浸透すら覚えるほど。メニュー名のインスピレーションとは違った展開だけど、それがまた旨いのだったわー。
<麺> 自家製麺!引き締まりつつ出汁の吸い込みも得意なストレート細麺!中盤以降の出汁と甘味の一体感素晴らし!
自家製麺に切り替わる前から食ってるお店ですが、当時その完成度に驚いたような記憶です。スープのニュアンスと実にマッチする中程度の加水感。ピンと凛々しいストレート細麺です。素地の風合いは見た目よりも湿った感覚で、素地は風味より甘味を優先した感覚。そこにスープをバクバクと吸い込むと、炭水化物と出汁エキスが一体した昇華した甘味が伝わります。この感覚は中盤以降が如実?いや終盤に近づくほど旨いかも。実はそんな感じで尻上がりな旨さの展開です。
<チャーシュー> 炙りで分厚い豚バラ肉!低温調理で下味浸透見事な低温調理豚肩ロース!特製盛の充実感!
実にしっかりしてます。分厚く大判なばら肉。周囲はローストが脂身に効いており、スライス麺にもハンディーバーナーで仕上げられた焦げ目があって旨そう!。このひと手間が大切で、脂身の溶け出す甘味がしっかり表現されてます。加えて香ばしさも漂いつつ出汁にも薄ら溶ける様子。出汁に浸しきってもまた旨し。さらに、一枚だが低温調理の肩ロースがまた嬉しいですよ。この一枚がなかったら地味に感じたかもしれず、見栄えだけでなく今風の赤身本来の肉味を最大限に引き出した旨さです。もう一枚あったらかなり興奮ものですがー。
<メンマ> なかなか下味感がよくていくらでも欲しくなる!ちょっぴりスリムで長めな極上仕立て!
侮ってるつもりは無かったが・・・メンマも旨し!。これも自家製?柔らかさと微妙なコリコリ感が非常にそそるバランス感。それだけでなく、下味の醤油系の甘めな味わいが、メンマ素材の旨味と実に調和した旨さで、これはメンマご飯にして最適なのではと!。醤油出汁が浸透した加減も絶妙で、次回はメンマ増し確定!。
<味玉> 濃密な卵本来味をマスキングせず!ストレスなく深く浸透!微笑みたくなる濃密で柔らかい味わい!
少し割れガチなのが残念だけど、仕立ては丁寧なのは伝わった!。これはストレスなく薄出汁を浸透させたのがありありです。割った白身の断層は色合い均一で、ふわふわ感が微かに残ってる。卵黄はジュレ状態と言うより、トロトロな粘り腰。味わうと・・・熟成感と言うより、出汁と素材の旨味ありと言う展開です。濃密な卵黄の旨味も伝わる旨さ!。やっぱり味玉はハズレない旨さ!。
総じまして「淡麗なれどハンドメイド感溢れる雰囲気と味わい!凛々しくも優しさ溢れる醤油そば!」と言う感動の嵐!。生醤油の緊張感に魚介出汁の旨いが拮抗する和やかな味風景!しかも自家製麺との相性抜群で語っても及ばぬレベルかと!。意外と地味な存在ですがコアなファンも抱えている様子!。質実極まる醤油そばですよ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
空青く
優しく駆ける
秋の風
優しく染みる
生醤油そば
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
冷しらーめん:オヤジ心を唸らせるお惣菜的トッピング!氷も浮かび冷涼感も満載!
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/08/06/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/F63vhf73ziQ
<2020.08> 冷しらーめん 塩 + キリン一番搾り生ビール 中瓶
とある週末。もう夏っ只中な陽気ではありますが、軽くウォーキングも兼ねて東小金井へ。中央線の高架部分がちょうど日陰を作ってくれるので、気持ちよく軽い有酸素運動が続けられました。しかしちょっと疲れたし、腹も減ったのでこの辺りで昼飯&ビールとさせていただきましょう。「くじら食堂」も「宝華」も満席外待ち状態でしたが、今回は「平右衛門」へ。割と街列が短めだったのもあるが・・・実はこの店「冷やし系」が結構得意なんですよねー。
名物は「冷しピースらーめん」。グリンピースの摺流しを投入した見栄え麗しい一杯が有名。他には冷しとうもろこし」も名作!。どっちかやってないかなぁー・・・とワクワク気分で券売機の前へ立つんですが、ありゃりゃ・・・どちらもやってない!。その代わり「冷しらーめん」とだけシンプルに表示あり。ずい分とフツーになってしまったのねと、実は少々拍子抜け・・・。
しかーし!結論を先に述べると、とんでもなく旨かった!のであります。5年ほど前ならそんなに世間に冷やしラーメンって広がっていなかったイメージですが、今ではフツーにありますよね。なのでそれなりに食ってきた自負はあるんですが・・・これほど「落ち着いた旨さ」を感じた一杯は、すぐには思い出せないほど。激しくオススメと、冒頭でお伝えしたい次第!。
<酒> キリン一番搾り生ビール:夏の楽しみ!ひと汗かいたばかりだから・・・ビールが甘くも感じるぜ!
日陰歩いてきたとは言え汗びっしょり!。一般的に一時間ウォーキングをすると200kcal 少々消費することになるのだとか。これは奇しくも、瓶ビール一本分に相当。なので飲んで何の問題もないのです!。痩せる気あるのかと刺されそうだが(汗)。
とは言え最初の一口はマジで旨かった!。何だろう・・・苦いビールが甘くも感じるほどに旨かったよ!。きっとオレその時、いい顔してたんじゃないかなぁー。ほてった身体にも冷気が沁みいるような気がして、身体全体が喜びを感じるほどで、頭がクラクラしそう。五臓六腑に染み渡るとはこのことで、じわじわと身体はクールダウンされ、ゆるゆるとアルコールが脳に回って麻酔感すら覚えますな。あまりの気持ちよさに、2分とかからず一本空けてしまったのだった・・・。
<全体> オヤジ心を唸らせるお惣菜的トッピング!氷も浮かび冷涼感も満載!
実はこの一杯、醤油と塩を選択できるのも面白いところ。券売機の横に説明POPが貼ってあり、いかにも醤油イチオシな感じがするのですが・・・天邪鬼な私は「塩」の方を選びたくなる。先日、醤油の冷やしを食ったのもあったんでしょうが、塩を選んだその麺顔はこんな感じです!。
おおお!夏の和食感ありありやないの!拉麺トッピングらしくない惣菜感覚のオンパレード。何となく冷えた出汁で冷や汁ごはんとしてでも成立する・・・そんな落ち着きすら覚えます。そこに拉麺的に成立を感じるのはチャーシューと、スープ表面に漂う香味油の余韻でしょうか。また山葵が味変化アイテムとして別皿で提供され、雰囲気としては一気に和麺スタイルとも感じる。盛り付けも丁寧で・・・これは一気に期待が高まるじゃないか!。
<スープ> 魚介主導の穏やかさ!塩気が淡く煮干の甘味と香ばしさを牽引!?香味油も溶けて円やか!
しっかりと透明感アピールの氷が左右に配置。冷え冷え感満載のスープをまずレンゲで啜るが、最初のイメージとしては、魚介出汁主導。魚介の中でも煮干系の風合いが出てます。独特の香ばしさが滲むもののニボっとした苦味はなし。香ばしさに滲む魚系の甘味がしっとりと溶けた味風景が広がります。塩気はとってもマイルドでこれも尖リは一切なし。ゴクゴクと飲み干せそうな優しい味わい。
そして中盤以降になると、優しい味わいがもっと進みます。おそらくトッピングの旨みが滲むためかと思いますが、椎茸と茄子においてはそれが真骨頂のよう。野菜の優しい甘味が加わると更に迫力が増すのであります。更に茗荷がいい。和風ハーブの真骨頂と申せましょうか、歯応え良し風味良し!。
アニマルオフとは思わなかったんですが・・・さっぱり鶏ガラエキス程度は溶けているのか?それよりも香味油が面白くてそっちが気になりました。見た目オイリーじゃないのですが、風味が円やか。しかしちょっと他の味とは別で・・・胡麻のようでそうでもないし、ふわっと洋風なイメージもなくもない。いずれにせよ・・・香味油の円やかさも、味の決め手のように思えました。
<麺> 自家製麺:しなやかなれど適度な引き締まり!そして弾む歯応え!出汁と絡み易く持ち上げもナイス!
いつもの「無料で大盛にできますが?」と言う確認アクションがなかったので、冷やしは適用なしのようです。自家製に切り替わってからもう長いが、これも旨いね。加水は中程度ですが、しっかりと麺帯を感じるような風合いを感じるし、よく噛み締めるとふわっと甘味にも思う部分あり。ストレートさがキッパリとしており、白めな地肌感で、全体としてとても凛々しく映ります。
今回は冷やし系なので、いつものようにしなやかさはあれど、引き締まりがあっていい感じ。そして弾力も明確でハードなれどモチモチした明るさがあるようです。やや引っ張ると縦方向にも伸びるようで、冷やし麺の特徴を持ち合わせてる。冷やしでもゆっくりとは汁に浸透して、しなやかさを増し汁の持ち上げも一層得意になりましょう。出汁と絡み易く持ち上げもナイス!。
だた今回は、冒頭でトッピングたちから冷や汁を連想してしまったので・・・茗荷や揉みきゅうりなどを存分に絡めながら、ザクザクモチモチと歯応えを楽しみながら、遊んで食らい続けましたー。
<具材①> 冷えた和食の感覚:椎茸・さつま芋・蓮根・細メンマ・・・そして茄子の煮浸し
どれもオヤジ泣かせな旨さです。「椎茸」は、いわゆる「どんこ」とも言う乾燥タイプで、戻しがしっかりと処理され歯応えフカフカ。その戻し汁も有効利用しているはずで、グアニル酸が沁みているはずで美味い!。いわゆる滋味深さを堪能です。
続いて「さつま芋」。これは分かりやすい味わい。砂糖を思わせるようなストレートな甘さが自然と食えるからいいね。塩スープ塗れになってる分とてもナチュラルに食えるし、この味わいは心からほっこりとさせるよね。オヤジが童心に還るとはこのことです。
蓮根は好き!。特に穴が好き!そしてシャクリとして少しだけ粘りを感じる歯応え!。これには少し酸味が効いており、酢蓮根のイメージが少し感じられます。その隣には細メンマ 。胡麻油感はここに端を発しているのか?。実にサクサク!クニュリクニュリと軽い歯応えで楽しいです。
そして茄子の煮浸し。プロの仕事。出汁がしっかりと浸透するよう表には細かい包丁が入ってる。茄子自体も肉厚で、繊維の塊がまるで本当に鶏肉のようにも覚えます。これが最高にまた美味い!それに冷えてるのもあって、いつまでもいつまでも食べ続けていたいほど。口に入れて噛むと・・・出汁と茄子の旨味とその冷気が溢れる。
<具材②> 冷やし麺たる演出:茗荷・揉みきゅうり・白髪葱
そのほかに、「麺類」たるトッピング演出もしっかりなされてます。まず冷やし麺としてよくある「茗荷」。もうこれは説明要りませんね。和風ハーブとも言える香りと歯応えの代表格。個人的には大葉と茗荷は大好きです。
そして揉みきゅうりと白髪葱。青葱じゃなくて、揉みきゅうりってところは「冷や汁」を連想させますが、これが麺とも相性良い旨さだったのは、今回の収穫でございます。続いて王道の「白髪葱」。これも説明不要ですね・・・。当然、これも麺に絡めて完食です。
<チャーシュー> やっぱりこれがないとね!拉麺具材の今風王道!低温調理系豚肩ロース!出汁に浸して旨し!
和風惣菜を十二分に堪能とは言え、やはり肉類!ラーメンにはチャーシューですよ。あるだけでやっぱり和むし充実感が増します。こちら・・・肉も器用ですね。低温調理系の豚肩ロースです。割と脂身がしっかりと多めに差した部位で、程よい塩気と赤身の肉本来の旨味、そして脂身の甘味がナイスバランス!。ビールに合う旨さでありますが・・・すでに飲み干してない。柔らかさ、味わい、ボリュームとも満足です。
今回は、せっかくなのでスープにもしっかり浸してもみました。ちょっと魚介の風合いも溶かしてみたかったわけですが、冷たいのであまり溶け出したり吸い込んだりせず、本当に単に濡れたって感覚。でもそれもサッパリさが加わったようで、いい感覚でした。
<味変化> 山葵:辛味と風味をアクセルするだけでなく・・・全体の和風感も一気に高める旨さなり!
山葵は、レンゲの凹みで溶かしてから、全体に広げてゆきます。和蕎麦とまではいかないが・・・これで一気にまた和風感覚が高まりますね。ちょっと冷やしラーメンの境界からはみ出たイメージになるかも。そしてこのお陰で、トッピングの惣菜たちもちょっとキリリとした感じで楽しめる味に変化したかも。
<温泉玉子> 静かに割って・・・麺とスープに絡めて最後に濃厚感で締める!
温玉まであるんですね。これは冒頭で割ってしまうと一気にスープと全体が濁ってしまうので、かなり終盤で試してみました。イメージとしては割って麺に絡めて・・・まるですき焼き風イメージで食うこと。これもちょっとした味変化の要素もあって斬新で楽しめます。
また少し前に溶かした山葵の風合いと、塩出汁の味わい、そして卵黄の濃厚なコクが一体となり、立派な麺料理の味わいにも昇華!。麺とスープに絡めて最後に濃厚感で締める!実にいいエンディングでキメることができました!。
総じまして「オヤジも旨さで唸るしかない!実に内容が濃ゆいぞ!崇高和風冷やし麺!」と言う感動!。いやー・・・これは最初から最後の最後まで、本当にいちいち味の発見みたいに楽しむことができました。本当に緻密な味の組み立てって感覚で堪能できる。冷やし系なので、麺が伸びる心配もあまりなく、ゆっくり味わい食えるのもいいかも。お酒をいただきながら食らう・・・ってのが本当はいいのでしょう。既に次は醤油バージョンを食う日程を考えているオレです。実にいい仕事ぶりがあちこちに見受けられる一杯!ご夫婦揃って夏らーめんってシーンにはまさにバッチリですよ!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
梅雨抜けて
光あふれる
青い空
冷たく沁みる
夏色涼麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
生醤油オールスター:実に円やか醤油!生揚げ醤油の優しいエッジングに、魚介の旨味がゆったりと・・・
とまそんのブログ: https://www.ramentabete.com/entry/2020/02/21/000000
とまそんのYouTube: https://youtu.be/16FEtnF9dMQ
<2020.02> 生醤油オールスター 大盛 + キリン一番搾り生 中瓶
いつでも食えると思ってスルーしてたら3年も訪問を放置してしまった:汗。開店当初はそこそこ通ったんですが、雨の休日であることもあって近場のラーメン活動。久しぶりにこちらへとやってまいりました。もうここでは食うもの決まったも同然でやって来たんだが・・・「季節限定:鯛そば」が異様に旨そう。店先までその鯛の煮出しの香りが漂って、激しくそそりまくり:汗。ただ鯛そば大盛不可とのことだったので、やっぱり当初の狙い通りに、生醤油をチョイス!。売り上げ貢献に特製に当たる「オールスター」にバージョンアップし、ビールも追加いたしましょう!。
<酒> キリン一番搾り生 中瓶:明るいうちの生搾りは沁みるねぇ〜
助手さんが、奥からそそくさとビール瓶とグラスを運んでくる。きたきたーー!ってな興奮を覚えつつ、受け取る手が震えているオレ(アル中か!?)。明るいうちに飲むビールは、少し背徳感もスパイスとなっていつもより旨く感じるものです。
今日は泡立ちも綺麗で、こぼすことなく注げたぜ。グラスも冷え冷えだけど清潔に保たれてる証拠だね。やはり泡立ちが綺麗だと、味にもキレが生まれて更に旨いよ。自宅では自分専用のビールグラスは、自分で洗う徹底ぶりなオレ。ヲタクっぽさがどこまでも消えない・・・。
<全体> 肉々しい迫力と優しい醤油ブラウン・・・それがオールスター
おおお!相変わらずの肉迫力!これぞ平右衛門のオールスター!開店当初から定点チェックしておりますが、時折変化を見せるもののいつも相当高い質感の肉を豪勢にトッピングしてくれるのが嬉しいです。またここは限定も面白いんだが、やっぱり醤油がオススメ!。ブラック系とは真逆の本来的な柔らかさを見せつける醤油感。肉迫力とは裏腹なんだが、やっぱり優しく染み入る出汁の感覚が、これまた旨そう!。これも平右衛門のオールスターの特徴!。
<スープ> 実に円やか醤油!生揚げ醤油の優しいエッジングに、魚介の旨味がゆったりと・・・
まず味わうと・・・期待を裏切らない優しさに萌えますよ(笑)。香味油がしつこくないのもありますが、醤油の塩気と言うより、円やかな出汁と言う感覚の醤油。メニュー題名は「生醤油」とありますが、これは「❌:きじょうゆ」であり、「⭕️:なましょうゆ」と読むのが正しいと思います。同じ漢字表記でも後者は熱入れをしていないので円やか・・・。塩気のピッチリしたのが好きと言う人もありましょうが、優しい醤油感が私は好きなのです。
しかし本当は「生揚げ醤油」ではなかったか?。店内の蘊蓄説明を探したが・・・不明(以前あったはず)。「なましょうゆ」は濾過したものだから、発酵微生物を減らしてしまう。その濾過すらしないのが生揚げ醤油で、醤油スープを作り熱いれする寸前まで生きていた醤油。間違っていたらごめんなさい。確かそんな味わいで、この店ではこのメニュー一択に近いほど惚れ込んでおります。
麺顔の肉迫力から想像つきにくいかもですが、魚介の甘味がしっとりと広がっております。豚骨鶏ガラの清湯をベースとしてますがかなりあっさりとした動物感。魚介の甘味をマスキングすることなく、イキイキとしておる味風景です。食い進めて行くと次第に麺の風合いも移り、やや霞んでくる。そこからも甘味が一段うっすらと増したような感覚で、益々旨味が深くなる一方・・・汁の完飲へと一気に誘います。
<麺> 自家製麺:汁を吸い込んでもダレず・・・甘味をしっかりと伝えるナイスなストレート細麺!
自家製麺に切り替えてから、もうかなり年月が経ちましたかな?。切り替えて大正解でしたね。ここは肉トッピングと、醤油ダレの惚れ込みだけでなく、「自家製麺が旨い店」でもあります。おそらく有名国産ブランド小麦を使いブレンドしてることでしょうが、麺の味わいが本当にするから好き。
密度感がそこそこある中加水麺。序盤はクツクツとした歯切れですが、ゆっくりとそして着実に汁を吸い込み始めます。中盤以降は完全に汁と麺が一体化した味わい楽しみます。この際少し膨れて滑らかな腰付きにはなるんだが、汁ノビ・熱ダレしたような気怠さが一切見当たらず、汁を吸い込んでも妙にフレッシュに食い続けることができるのが痛快!。
今回は特製だから海苔も多め。また性懲りもせず、海苔で巻いたり、メンマや薬味を絡めたりと、麺の味わいにバリエーションを加えて遊びながら食い切りました。
<チャーシュー> いつも迫力の厚み!肩ロースとバラ肉!皮を残した脂身の甘さがたまらん旨さ!
肉は、肩ロースが1枚、バラ肉が2枚。全部分厚くて食べ応えあり、サイズも納得感あります。まず半レアぽくピンク色を残す肩ロース・・・これが柔らかさの中に歯応えの楽しさもあって実に好印象。うっすらと生成液に浸った滋味が伝わりますが、スープとの相性もよくどちらの味ともつかぬ円やかな塩味。噛みしめると肉本来の味わいも移ってくる旨さです。これでまたビールが進む。
一方のバラ肉は、半分トロトロの状態で実に柔らかい。箸で持ち上げると脂身と赤身の境目がバクリと割れて、そこへまた汁が流れ込む・・・半分スポンジ状態です。ここを噛みしめると、脂身の甘味とつけダレの旨味の一体味が最高です。
特筆すべきはこのバラ肉、皮に近い部分を極力残していると言う点。脂で一番旨いのが、皮直下の脂でして、これを噛んで味わおうとするとすぐに液体かしてしまい、スーッと甘味が口いっぱいに広がるんですわー・・・。チャーシューの外側って焦げ目とかが旨いんだけど、別の旨さもちゃんと分かってくれてるようで、この肉好きだわー・・・。
<味玉にハズレなし!> 醤油の円やかさがそのまま浸透・・・軽やかな塩気と熟したような濃厚さが旨し!
そして最後に味玉。きっと生揚げ醤油を使った円やかなつけダレに染まってると思う。少し色合いが深い象牙色の地肌を破ると、中の白身は意外と白い。そして卵黄は濃密でトロトロさが残ってます。これを口に含むと・・・やっぱり熟したような濃密な出汁甘味を感じる卵黄。しかしフレッシュさもしっかり感じ取れ、卵の本来の旨味も俄かに感じさせてくれる・・・。きっともう少し温度感があったら絶品の域だったかと思われます。いやぁー、相変わらず旨し!。
総じまして「知る人ぞ知る東小金井の名店!円やか醤油と麺の旨みなら激しくオススメ!」なお店。東小金井駅周辺もだんだん整備がついて、これからも発展しそうな注目スポット。近隣の有名専門店、有名町中華もイイですが、ここも名店と思われますので、まだチェックしてないようでしたら、激しくオススメ!。実は創作系も得意ですので、季節の限定も食べてみてください。旨し!今後も応援し続けますと、興奮抑えきれませんが・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
春雨の
淡い雨音
しみじみと
優しい醤油も
しみじみ沁みる
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
微妙にいつも変化を感じるのだけど、やっぱりこの味!と思える定番醤油系
<2017.05> 生醤油ラーメン 大盛
約一年半ぶりに、こちら「平右衛門」さんへやってまいりました。東小金井駅界隈は、個人的にはどうも「くじら食堂」の引力を強く感じてしまっているので、再訪問の間が空いてしまいました。しかし、この他にも「宝華」と言う中華屋も駅近くにあって、魅力が犇めき合っている。それが東小金井のラーメン事情です。再開発中の駅前で、とても殺風景なのですが、確実に発展してゆくでしょうし、金があったら不動産投資でもしてみたいところです(ウソぴょーん)。
久しぶりに入店すると、ご店主とサブ君とフロア担当女の子という3名体制です。オープンの頃は、おそらくお母さんがフロアを担当してて、とても優しくフレンドリーだった覚えがあます。軌道に乗ってきたという感じがありありと伺えますし、その証拠に「冷しピースらーめん」が今年も夏用メニューとしてラインナップされておりますよ。いつも適当に客が入っており、奥に長いカウンター席もキャパを担保してるし、居心地はとても良い。個人的には、もう少し有名になってもおかしくないと思う反面、この今の状況がこよなく好きかもしれません。
<微妙にいつも変化を感じるのだけど、やっぱりこの味!と思える定番醤油系>
多摩エリアのラーメン本では確実に毎回紹介されるのが、この醤油ラーメンの特製である「生醤油オールスター」。そのデフォルトがこの「生醤油ラーメン」であります。この名称だけ聞くと、「醤油のキレが鋭いタイプ」か「高次元に澄んだ清らか醤油タイプ」かどちらかだ!なんて妄想を重ねるのですが、実はそんなに「醤油が全面」過ぎるわけでもないです。甘い系の煮出しを感じる魚介の風味もしなやかに響き渡ります。照明の関係で、比較は難しいのですが、麺顔を拝見した瞬間から、今回は微妙に濁りが深いな・・・・と思えました。透明度は以前はもう少しあったような気がしてしまう。そしてレンゲで掬い味わうと、これまた優しい動物感と魚介の旨味。そして醤油ダレの仄かさ。生醤油と命名するほどの、優雅なカエシというか、塩気というか、そんなのがじんわりと響き渡ります。
動物系は、豚メインですが、清湯の中に豚らしい甘みも感じる一方で、優しい旨味がとてもナイス。これは時間をかけた手間を感じるのと、シンプルな動物系コクの構成がわかりやすくて、嬉しいです。他の甘みは、魚介系と思いますが、二ボッとした感が薄くて乾物系のアミノ酸もありなむか?。微妙ーーーーに分からない程度に、昆布か干椎茸でも入っているのかは不明。
<久しぶりだと麺が妙に風合い高まったような気がするのだが、これも気のせいか?>
個人的には、前回訪問した時とは、麺が少し変わったのかなと感じてます。確か途中から「自家製麺」に切り替わったという記憶ですが、その中でもより粉の素朴さがはっきりしたような感覚が、今となっては斬新に感じます。また、視点を変えれば正方形の細角麺。それもまた滑らかな口当たり故に丸麺かと思ったくらいに軽やか。そして、きめ細かい地肌がシルキーと感じさせる滑り心地。毛細管現象も手伝ってスープの持ち上がりがナイスですし、味わいも濃ゆい。そしてグルテンの淡く熟成した風合いも鼻腔を駆け抜けて香ばしく思えます。
引き締まった感覚もあってクシリとした歯ごたえも楽しめるのですが、微妙なモチモチ感もあるような不思議があります。なので前歯の咀嚼としても面白いし、奥歯で潰しこむときの抵抗感も楽しい。またどうしても伝えたいところは、「大盛り無料」という点です。この質感とこのボリュームが大盛り無料対応とくれば、これは非常に嬉しい!
<現代風レアと定番ばら肉煮込みの二種チャーシュー!メンマは醤油&スパイシーな味わい>
二種チャーシューはブレないねー。相変わらず美味いです。なかなかのサイズ感ですが、以前はもっと麺顔の半分を埋め尽くしていたような記憶です。部位は毎回違うのですが、今回は珍しくバラ肉の煮豚が当たったようです。この深くて甘い豚の脂身がどうしてこんなに美味いのか。飯でも酒でもどちらでも合う。またレアチャーシューは鉄板で、肉繊維が非常に繊細。硬かったり歯切れが悪いところが微塵もなく、薄味で非常に繊細な旨味です。転じてメンマは細くてコリコリ感があってリズミカル。醤油ダレの味わいが深いながらも、微妙にスパイシーな味付けが、スープにもインパクトを与えて昇華させているようです。
総じまして、「いつも期待を裏切らな700円!東小金井の代表的醤油ラーメン!」と言う感じでして、これからもちょくちょくと寄せていただきたいと思う次第。昨今、なかなか「700円」というラーメンが少なくなってきた中で、ワンコインラーメンのような割り切りの寂しさも感じさせず、かと言って高級路線で躱すことなく、いい値頃感で高い質感を楽しませてくれます。これは嬉しい一杯。北口の名店ばかりじゃなく、こちらも是非と、推薦と応援をしてゆきたいと思います。そんなことで、夏を感じつつある最近ですが、見上げた風景を思い浮かべながら、とっとと詠って昼寝しますー。
初夏薫る
入道雲と
紫外線
切れる日差しと
キレキレ醤油
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
生醤油の余韻に酔う・・・。そして塩も・・・・。
<2016.07> 冷しピースらーめん・大盛り
【これほどまでに透明感と彩りに溢れた麺顔!その実態は「グリーンピースのビシソワーズ」か!!!】
端的に申し上げるのなら「グリーンピースの冷やしラーメン」であります。しかし、このグリーンピースがこれほどの役者だったとは、思いもしなかった。ビシソワーズでは割と良くきく食材と演出方法。これがラーメンで見事に体現できているから驚く。ちなみにここは銀座・新宿・渋谷ならいざ知らず・・・農地と電力線が交差する東小金井。このミスマッチな出来事自体、不可思議・・・。確かに東小金井駅界隈は、駅前道路整備が真っ最中で、付近の住宅地がやたらセットバック規制されていて、数年後には未来型ではある街。しかしこの一杯だけは、未来の開けた東小金井にぴったりのような薫風に近いそよ風を運んでくれます(前置きが疲れますね)。
この一杯は、語るに劣る。見てくださいよこの色合い。まるでエバーグリーン!麹町でソラノイロでベジそばを食って以来の衝撃であります。これほど、「鮮やかさ」「緑色」「透明感」が溢れる麺顔はなし。ウォーホールのポスターのような衝撃的アートを初めて観た時の感動に近い? ところがどっこい!味わいも画期的です。
見栄えとは想像できないくらい、このスープは「ザラつき」を覚えます。ザラつきは「こな」ではありません。グリーンピースの繊維。昔のグリーンピースは嫌いだったのに、今はナチュラルな風味と感じるのには原因があるのか?。塩気も自然で薄味の筈が濃ゆい素材の味わいで和みます。また氷がきになる・・・。薄くなる予兆を感じさせる素材ですが、時間経過とともに溶け出しても、ざらつきが薄まらず、むしろ冷え冷えな影響を与えてより味わいが加わります。
素材の味わいがプラスされるように、グリーンピースがさらに散らばりますが、嫌味が全くありません。それどころか・・・鶏のエキスが実はもう一つの主役ではないでしょうか。所々に浮かぶ香味油だけが、全体の胃袋満足感につながるわけはなく、ベーススープのスッキリした動物感がこれまた染み入る!そのインパクトと青いエキスの融合で、これはうまさに完結です。鶏系のしっかりとした旨味。そして軽やかな塩気と豆の味。そして・・・甘みと塩気の融合。結構、見栄えがポップですが、味わいは深いっすよ!
【クツクツした角麺が引き締められ・・・「弾力」と「ホキホキ」の拮抗がナイス!】
麺はレギュラーのものをそのまま流用です。それでこの麺のいいところがむしろ再認識。角麺タイプで加水と練り水の絶妙バランスで、歯ごたえと風味が両方生かされたタイプ。そして流麗にも捩れやボコボコが一切ないストレート麺。細つけ麺なら枯山水の庭園に例えられましょう!それが冷水で一旦引き締まってから提供されます。
一本たぐって啜り、前歯で千切ろうとするけどうまくいきません(噛み合わせが悪い歯・・・)。というより、縦伸びと弾力反発がとても半端なくていい感じ。前歯を強く切れ込ませても、若干キレ残りがあり。そこを再度引きちぎろうとすると、縦伸びした雰囲気があって、千切ると淡い芯があるような「ホキッ!」とした感覚が残る。冷やし系で芯を感じさせるなんて、なかなかやるやん!と思って、大胆に啜り上げると、麺と麺とが貼りつきだして、毛細管現象のごとくスープを巻き上げます。なので一見緑色に染まったかのような錯覚。スベリも高感度で、しかも麺に貼りついたスープのビシソワーズ感覚が、淡白なザラツキを感じさせます。
【レアチャーシューの完璧なこと!そしてもはや汁がソースなので大いに浸して食う!】
さてこのレアチャーシューは、完璧です。レアってたまに筋っぽ部分が興ざめしますが、すべてにおいて繊維質が決め細やかで、淡い塩加減と肉自体のうまさがバランスよし。そこに、スープに少し浸った部分が野菜ならではの甘みを添えます。まるでスープがソースになったかのような感覚で、いかにも上品に食えます。大きさ、厚さも申し分なし。
さてトッピングですが、さやえんどう、これすき!。言わずと知れたグリーンピースになる前の若い鞘。スープと見比べると親子にも思えます。そしてパプリカの色鮮やかさがいいね。赤と黄の鮮やかさがスープの上にあるだけで、美しさパワーアップです。ヤングコーンの軽い焦げ目もまた秀逸。そしてグリーンピース。スープに溶けているのに、その上さらにグリーンピース。食物繊維の王様級の食材で、大腸の掃除をしてくれることを期待。日ごろ野菜不足のおっさんには強い助っ人です。子供時代には苦手だった食材が、大人になったら大好きなることがあるけど、これがその一つ。夏に向けてバクバクと食い続けたいです。
総じまして、「グリーンピース嫌いでないなら一回食っとけ!西にもソラノイロ??」という感覚がしましたが、実際のところ、この店の限定開発力を見直したというか、再認識した次第。発想の自由度とそれを叶えるテクニック。それが東小金井で味わえるというこの奇妙な偶然が楽しくてなりません。色物と言う意見もありましょうが、これはいろんな意味で実に痛快でした。しかも、超ヘルシーと思われ・・・病院帰りの気分にも今回は合っていたかな?。次回は、定番のオールスター醤油を食って、今回とのギャップを堪能したい気分。この味わいのブレ幅がすごいと思うので、目が離せませんね!ということで・・・なので詠います!
駅前で
夕立ち見上げ
人の波
迎え待つ顔
嬉しさ溢れ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.10> 生醤油オールスター・大盛り
【優しい醸造感で丸く包み込む、穏やかな醤油感覚がいいね〜】
名前が「生醤油オールスター」という非常に格好の良い響き。なので、生醤油というワードからキリリとしたカエシのエッジングとか、オールスターということから「ハイセンス」「コンテンポラリー」「ゴージャス」などといったイメージが先行しそう。なのですが、実態としては、『穏やか』な醤油感覚であり、また『素朴さ』「質実さ』がしっくりとイメージされるスープ感です。
一番のこだわりの生醤油は、大徳醤油という、国産大豆に天然酵母を大切にしたという逸品。ウンチクPOPを読んでいるだけでも、ラヲタとしては楽しいし、そして実際の味わいとしても、確かに円やかな風合い。旨味がとてもスマートな感じがする塩気感覚です。引っ掛かりが一切ありませんねー。
ベースの動物系のエキス処理も中々なのではないでしょうか。どちらかというと、上品な醤油ダレなので、あっさりだと帯に短いような感覚? しかし、下支え感が素晴らしく、豚鶏のマイルドなエキス感と、落ち着きを与えるほのかな魚介がいいバランス感覚です。透明系なスープ感と思っていても、徐々にすするたびに薄っすらと霞がかってきて、新たな甘みの溶け出しを感じざるを得ません。
【従来を踏襲しながらも、ややチカラ強さを感んじるクツクツ感!自家製麺に切り替え!】
もっとも驚いたのは、麺が自家製麺に切り替わってたこと。店内の告知で知りました。これまでの麺もかなり好きでしたし、ちょっとドキドキする出来事ですね。ちょっと足が遠のいただけでも変化は追求してるのです。しかし結論的に、あまり大きな変化はなかったかと言う印象が本音でしょうか。それもそれですごいのかもしれないけど。
ストレート細麺に違いないけど、やや密度感を高く感じる仕上がり感。熟成もあってきめ細やかな地肌。時間とともにとてもゆっくりと汁は浸透してゆきますねー。吸い込むというより浸透という感覚。だから大盛りでも最後まで、グルテンの風味をしっかりと感じます。当然すすり上げの感覚もきめ細かいイメージ。
歯応えが楽しい!芯が無くとも全体でクツクツクツクツっと淡い反発を感じる前歯の千切りが面白い。奥歯へ束になったそれをプレスすると全体的にクッシリと明確なアクセント。麺自体の味も良さとなって満足度が高いかも。自家製麺化は、ひとまず大成功と言ったところでしょう。
【大ぶりな肩ローススライス!低温チャーシューもなかなか〜〜】
低温仕立てのチャーシュー1枚と、肩ロースの大振りが2枚という構成。特に肩ロースがサイズ大きめで、特製満足度が高まります。ともに薄味系でスープをまとってからの複合的な味わいがいい! また、飯より酒の方が合うと思える風合い。筋肉質と脂の甘みのバランスもナイスです。
【醤油ダレの優しさ受け継ぐ薄味の味玉ナイス!】
味玉が意外に計算高いかも。淡い味わいの醤油ダレが、実にゆっくりと深く染み入っているので、白身の色合いが均一して染まり、しかもカフェオレに近い薄い褐色。しかもふるふるフルーチェを思わすような柔らかさ(ちょっと大げさか)。しかも卵黄も基本的には同様ですが、本来の旨味を感じるナチュラルな濃厚まったりさがあって非常に美味いかも。
総じまして、「目新しさよりも、質実さを評価したい一杯」という感覚で、私はこの一杯は大変好きです! 全体的に、ギラギラ感がなくとも品の良さの方が、光る感じがしますしね。東小金井もそこそこ競合店が集結してますが、個性がバラバラなのもあって今のところ、安定した感じもします。おそらく、これからも何度でも、同じものを食い続けると思います。つけ麺に浮気することもあるかもだけど……。なので詠います!
不覚にも
徹夜続いて
乗り過ごし
弱った体に
染み入る醤油
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2015.03> 生醤油ラーメン・大盛り
【スープ:やさしい「生」醤油カエシの円やかさと豚鶏のコクでやさしい仕立て感!】
この一杯も相当食い続けているのですが、なぜかたまに食いたくなる部類の一杯。麺顔がキマってる!ので印象深いのかも。今回も、カウンターの高台越しにご店主自らが配膳。ちゃんと丼を食べ手の正面に向けて恭しくされると、こちらも気持ちが引き締まりますな。心の帯を締めなおしていざ対麺です。なんと言ってもこちらのこだわりは「大徳醤油」というところの生醤油です。熱処理排除した丁寧な作り込みと風味でしっとりと喰わせるのですが、いや〜今回もなかなかです。ぴっちりした醤油感を思わせながらも、実はとても円やかで染み透るようなすっきり感がいい感じです。カエシの風合いに丸みを覚える一方、後味に醤油のかすかな香ばしさ。そこに節系のエキスもとけこんで落ち着きを深く刻み付けます。
ギトギトさせない豚鶏のクリアーなエキス感が、醤油の持ち味を最高にひきだしまんな〜・・・・
動物系の香味油でコクを確定させるようでもなく、しみじみと寄り添うような豚鶏のエキス感がとてもいいね〜。油の風合いが醤油のまろやかさを邪魔しないです。いわば淡麗? 背脂などでアクセル聞かせてコク円やかなのも好きだけど、醤油の生エキスでまったりと味合わせる風合いが、とても大人びている感覚。これは、いつまでも啜っていたい気にさせます。
【麺:クツクツっとした歯ごたえから、やがてしなやかなコシつき変化で滑らかに!大盛りサービスもナイス!】
麺は、細麺ストレート系で標準の太さ。茹で方の注文も叶えてくれますが、カタメとコールしなくても、クツクツとした噛み心地も与えてくれますし、中のグルテン熟成加減も味わえます。こちらは、大盛りも無料で応えてくれます。しかもそこそこのボリューム感でして、大盛り250g程度はありましょうか。私にとっては丁度良い大盛りレベル感です。
歯ごたえにリズミカルさを感じさせる一方、しなやかさも素敵!
大盛りが功を奏したか、少し汁をすう傾向もあって、後半は少し汁の影響でコシがしなやかになります。クツクツ感から、最後の方はクチクチ感に歯ごたえは変化する一方で、滑りの方はよりしなやかになり、まさしく「中華そば」という感覚でずずずずずーーーーっとすすりあげる感覚が楽しい。ヌメっとした風合いでもなく、まことに口元から舌触り・・・そしてのどごしに至るまで、しなやかなフィーリングに包まれる。製麺所は忘れましたが、これ・・・とっても良さ気です。
【具:春らしいピンク色がとても印象的な・・・ご立派レアチャーシューで大満足!】
デフォルトの醤油ラーメンで、この麺顔が占める肉の面積は申し分ないでしょう。しかも・・・桜の季節を写し取ったかのようなピンク色した肉感がとても上手そう。周囲は醤油の漬け込み感ありますが、中はとても健康的なピンク色でして、しかも薄味でありながら肉味の芳醇さを感じます。焼酎のアテにでもできそうな上質さを感じますし、柔らかさも申し分なし。あとあからジックリと味わおうと、ネギのトッピングを座布団にして、一時退避させます。ほのかな塩気があってこれまた美味い肉です。
一方メンマは、古風な面持ちを見せながらも、淡くコリコリと前歯で感じさせる歯ごたえ。味わいは見た目以上には薄味である一方、ペッパーのような香ばしさがあって、お酒にとても合いそう。せっかくチャリで来たのだから、あとからビール追加でもよかったかなと思いましたが、自転車であっても飲酒運転になるので、やめときましたが・・・・・やはり次回はビールもコンビだな・・・。
総じまして、「春の柔らかさ感じる生き生き醤油なる一杯!」というそのまま、何のひねりもないまとめでごめんちゃい。でも一時の安らぎを求めて訪問して食らうには、最適の一杯であったことは確かです。私の週末の適当な行動範囲では、しっかり良いものを提供してくれる質感はいい感じですし、それに並ばなくていい。適度に混んでて・・・・「くじら食堂」と「宝華」があるにもかかわらず、第三極としてしっかり根付いているのがなんともホッとさせるし・・・。しかも、「醤油」がいい。これからも、週末タイミングでは随分とお世話になりそうです。醤油ばかりかもいれないけど。なので詠います!
チャリ乗って
桜の木道
駆け抜けて
汗かきラ活の
カロリー消費
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2014.09> 生醤油ラーメン
【スープ:やっぱり・・・「生醤油」ダレが旨いわ〜・・・、魚介もバランス良くゴクゴク飲み干す】
<生醤油の明るく滑らかな風味、味わいは円やか、ゴクゴク飲み干せる柔らかいカエシの感覚>
何度も食っているこの店の醤油。正直言って、もう少し人気が出ても良いと思う。だけど、いつ訪問しても固定客らしき方々がおられて、しっかり根付いていると思えます。安定軌道に乗ったかと思えて、応援しがいがあります。パンチの効いた味わいとか、淡麗極まる崇高さとか、いろいろ個性の打ち出し方もありましょうが、そのどちらでもなく、それでいてしっかりとした丁寧さがうかがえる、芳醇な醤油スープがとても好きかも。
醤油の「生」感覚ってのを語れないのだけど、実にナチュラルに優しく広がる醤油感覚であることは、十分に伝わります。塩分のジットリとしているとかでなく、また醸造感が濃ゆくて後味に酸味を明確に感じさせるものでもない。とても親しみやすく、明るさを感じる醤油の味わい。調味料の尖りもなくて、街中のちょっと旨いラーメン屋の域とは、少し別なのかもしれない。この醤油感は、「クセになる味わい」ではなく、「また食べに来たい」と思わせるタイプ。円やかさがとても印象的なのです。
<魚介の華やかな旨味を感じつつ、鶏ガラのしっかりとした煮出しを感じる清湯な仕上がり>
きっぱりし過ぎていない・・・やさしい味わいの中には、魚介のやさしさもしっかりと現れているようです。もちろん、鶏系の味わいもしっかりとベースにあり、重くないけどしっかりとした充実感。でも、このスープの落ち着き感と脹よかさには、魚介系の出汁の貢献を感じます。節系と昆布系の旨味をにわかに感じつつ、さらっと小魚系の出汁も効かせたような・・・。また具材から染み出る味わいもクロスして、非常に分かりやすい味わいの中に、ちょいと複雑さも増すか? ・・・・いや〜、出汁とうより「つゆ」と感じます。
【麺:微妙なクネリと淡いクツクツした質感ある細麺、汁を吸ってからもまた旨し】
<非常に淡白にクツクツっと感じさせる一方、しなやかさを感じる反発感>
実はかなり「麺」にもこだわった店。うんちくPOPを見て、ウンウンとうなづく私。説明を静々と読んでいると、今度は魚介豚骨らーめん用の麺で生醤油を食ってみたいなという野望も湧きます。しかし、プロのバランスセンスってものに逆らって失敗するのがオチのような気もします。
そんな選りすぐった麺ですが、ストレートのようで軽く捩れたような風貌。縮れとまではいかない、緩やかなウェービーなフォルム。多加水っぽいプリプリというより、低反発で沈み込みながら千切れるといった感覚。前歯で千切ると淡いクツクツっという抵抗感を感じます。そして奥歯に送り込んでプレスすると、麺の風合いをふわっと感じる。プリプリさが低くクシクシとした奥歯の感覚がとても印象的。
<微妙に捩れるようなクネリが上品、汁を吸いつつしっかりと舌触りを感じるスベリ感>
そして汁を後半に吸い出すと、いっそうしなやかに感じる風合いが素敵です。しなり度合いが増すと、捩れがより意識されてクネリとも思える感覚。それがまた面白い。啜り上げるとスープの持ち上げもよろしく、唇ではスルスルとした抵抗感低い感覚。一方で、奥歯に運び込む前は、内頬や舌触りでしっかりと麺の角を感じるような錯覚を覚える。軽い咀嚼の後は、喉奥へと落とし込むと引っかかりなく、ストンと落ち入る。やっぱり、チュルチュルとした麺もいいけど、すこし風合いあるクシリ麺はいい感じです。
【具:レアっぽいピンクチャーシューで酒を飲みたくなる季節到来】
<レアっぷりと、醤油ダレの染み込み・・・・、そして脂身のまったり感覚も備える極上さ>
このチャーシューの出来映えからして、テクニシャンと感じさせますね〜。このあたりにスタンダードな醤油ラーメンなれど「今」風のニュアンスを感じ取ります。本当に、ここ数年で、こういうレアっぽいのが普通に食べられるようになりましたから、すごいことです。 でもレアというよりは、レアっぽいというのが正しい。しっかりと熱の通ったピンクですし、醤油ダレの染み込み具合もなかなか深いものがある。それに周囲の脂身部分もしっかりとコラーゲン感を残しており、皮の旨さも仄かに感じる。これだけで、酒が進む。陽が照ると乾いた25度って感じだが、これから秋が深まると、日本酒が旨くなるのう。こういう肉と日本酒というのも合う気がする。
<淡いコリコリ歯応えメンマのスパイシーな味わいが好き>
このメンマがまた、軽いコリコリ感を保ちつつ、味わいは醤油っぽい和のテイスト一色かといえば、スパイス感あるキッパリとした味わい。このミスマッチ感がとても旨い。ご飯にあうメンマというか、なかなか食欲をそそるメンマであります。味玉追加で+100円、メンマ増しでも+100円。悩むところです。
総じまして、「秘めた実力感ある生醤油ダレ」ということで、結構お気に入りのお店。これからも応援したいと思います。中央線沿線に住んでて、行列なくても旨い店なら、ここを推すかもしれません。などといいつつ、東小金井では、「宝華」とか「くじら食堂」などにも行くのだけど。節操無い私の戯れ言ということで、よろしくお願いします。なので詠います!
天高く
陽気に誘われ
チャリこいて
軽く汗かき
生醤油染入る
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2104.08> 塩ラーメン・大盛り
【スープ:しっとりタイプの淡麗系塩ダレは健在!そしてやや進化か!?】
<しっとり感ある塩ダレ感覚・・・淡麗系から少し深めの魚介まったり感がいいね>
さて久しぶりのここの塩スープですが、定番なる落ち着き加減と、ちょと以前とは変わったところがあり、これを進化というのかという感じになります。以前の淡麗感よりも、ちょいと色濃くそしてシルキーさがアップしたように感じます。魚介の風味が煮干しの柔らかい旨味、やや甘みのある旨味でありますが、節系の感覚がややアップしたかのような味わい。味が濃くなったというほどでなく、風味感がアップしたという感覚で、塩気のみの淡麗さは相変わらず。一切くどいところがなく、さすがは無科調という質実さがダイレクトに伝わります。澄んだ淡麗系から、やさしい春霞のような淡麗系に少しふれた感覚。最近、仕事で mellow な気分になっている私には、すごく心象的に染み入るものを感じますな・・・。
<豚鶏の煮出しもやさしく・・・いりゴマ香ばしさがちょいプラス>
豚鶏のコクもしっとりと染み入り、淡麗系ではあっても食べ応えがしっかりとあるようなスープ感。豚肉か豚骨の煮出しはとても気を使ったのような超淡麗系で、鶏ガラはそれなりに染み入ったようなサラサラ感がありましょうか。魚介先導タイプではありますが、後半は動物系の印象が少し前に出てくる感覚です。
それにしても、以前は「いりゴマ」が入っていただろうか・・・。忘れた。この何気ない白いりゴマが、実はスープの風味感を少し変えている。ごま油では重すぎるのだ。いりゴマ程度の軽やかな香ばしさがいい。実はこのいりゴマが、動物感を少し前に引っ張っているだけなのかもしれません。これはマイナーチェンジなのだろうかね・・・。いやいや、淡麗系にあって中々の食べ応え感を演出してGOODですよ。
【麺:スパスパっとしていてボソッと感じつつ・・・風味良く食わせる細麺】
<スパスパ感な千切れ方で、やや捩れたほぼストレート麺・・・そこに風味感あり>
これはストレート麺と言うべきか、弱い縮れというべきか・・・。基本ストレートなニュアンスをやや揉んだような淡い捩れ方が印象的です。前歯の切れ込みは割とリズミカルにスパスパとしているものの、グルテンの粘度感は低く、ぼそっとしていなくもない。そこまミソでして、咀嚼の合い間に粉の風味をふわっと感じさせます。色白な地肌もなかなか上品な感じでして、これは良麺。大盛りサービス無料で210gとのこと。全体的に上品な仕立てで700円という価格設定はこれはありですよ(チャーシューの品質を考えればなおのこそ)。奥歯で束になったそれをプレスしてもクシクシとした感覚があって、これまた風味がひろがる。うん・・・これは良い!冷しにすればどんな反発感に変化するのだろうと思うと、興味が尽きず、また来ないといけなくなりますね。
<汁を染み込んで尚一層のナチュラル感がアップするしなり>
芯を視認できるほど低い加水ではないのだけど、後半三分の一を残すころになると、やや汁を吸い込んだような風貌にちょっとづつ変化します。すべりもそれに影響してかちゅるりんという親しみある感覚に変化する。しかし、ややしなやかになった程度で、のびたようなだらしなさは皆無。麺全体のしなりが緩やかになると、すべりも楽しくなってきて、麺を平らげるスピードが増すね・・・。汁を吸い込んで違和感なく、ナチュラルと御思えて来る。
【具:この質感で驚くべきコスパ!二種チャーシューがナイス!】
<700円とは思えない質感とボリューミーなチャーシュー!>
おいおい・・・こんな見事なチャーシューだったっけ??? 麺顔の約45%は肉で覆われています。しかも二種でして、一つはレア。もも肉のような脂身が低くそして肉質自体が柔らかいといった感覚。しかも薄味で、筋肉繊維の隙間にスープを染み込ませて食うと、これまた肉味をじゃましない程度に味が広がってとても旨し。ワサビを少し付けて食っても旨いに違いない仕上がり感です。
一方、肩ロースのような大きな一枚肉のスライスがこれまた旨い。解けるような柔らかさではなく、噛みしめてこそ柔らかいといった風合い。一見醤油ダレの濃さを感じますが、その味は実に柔らかく、スープのしっとりさを邪魔しない。クドいようだが、これで700円は中々ないね・・・。記憶によれば、消費税アップ前もこの価格だったかと。いや〜努力のほどがうかがえます。
<ふのり薬味がスープに溶けるようで質感を高めるようす>
何のことはない、ふのりが好きなだけです、私。サラダに入っているやつとか大好き。なのだけど、塩スープにふのりというのはベストマッチですね。スープ全体に行き渡り、ふのりがスープの具のようにも感じられ、味わい感覚をアップします。メンマも海苔も質感は全体を邪魔しないていどに、しっかりした品質感でして、薄味で大変よい。これなら、具を考えても、冷しに期待大ですね。
総じまして、「メニューラインナップの充実が増して来た」と思えるこのお店です。ずば抜けた一品があると、人気を惹き付けることもできそうですが、醤油も塩も一定以上の味わいというのも、じわじわと人気を博していいかも。ともあれ、今の店の感覚が一番ほっとするかも。地道に応援をこれからも続けます。なので詠います!
宵の口
暑さ静まる
武蔵野の
しっとり気分で
やさしい塩かな
お粗末!とういことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2013.12> 【限定】野菜味噌らーめん
【スープ:仙台の赤みとコクが柔らか・・・、平右衛門の新しい挑戦】
<仙台味噌の赤みと旨味がしっとりと広がる・・・優しいコクが魅力的>
旨し!いや〜・・・辛さを想像させながらも・・・円やかな仕上げ方!
不思議な味噌感覚。赤みがかったスープの色合いに、「辛みそ」パンチをちょっぴり頭をよぎりますが、全体的な麺顔の雰囲気が女性的?。しっとりとしたオーラ感が立ちこめます。そしてスープを味わいますと、なるほど仙台味噌らしい塩気を感じさせますが、角が円くてまろやかであります。一味系の味わいも感じられない。しかし、薄いというのではなくしっかりとしたコクが深いです。熟成の度合いを感じさせるような・・・。
元々の淡麗な豚骨ベースに、挽肉の旨味がスープに染み込んでいるような動物感。そして、温野菜の甘みがスープに染み渡っているのがよく伝わります。中でもキャベツの甘みの影響が大きいと思えますし、食べ進めるうちにコーンの甘みも徐々に加わります。個性の強い味噌がいろいろな具材の甘さでうまく円やか系にバランスを取っているかのようです。
<香ばしさとミルキーなコクに計算を感じる>
しかし、円やかなコクだけでないのだな・・・・。二種類のフレーバーを込めている。まずパルメザン。味噌にチーズはミスマッチのようで、実は大変よく合う。味噌だけで補えないコクの深さをプラスする、というか、味噌とは違うコクのベクトルが加わるため、単にやさしい味わいに止まらず、味がどこか立体的にすら感じることもちょっとある。
加えて野菜の焦し。味噌ラーとなると、やはり中華鍋で野菜を炒めつつ、その油の余韻で味噌を一気に仕上げるのが好きなのです。しかしながら、配膳の前の一手間というか、ハンディーバーナーでちょいと野菜を炙り焦がしたところが非常に香ばしさを誘い、また妙に甘みを感じさせるのがニクいではありませんか・・・。なかなか計算されております。
【麺:素朴さただよう強縮れ麺!ハンドメイド感に和む・・・】
<微笑んでしまうハンドメイドなニュアンス・・・素朴な縮れでスベリが楽しい>
また何と言っても嬉しいのは、この縮れ麺。平右衛門といえば、個人的には奇麗なストレート麺しかイメージになかったのですが、こういうハンドメイド感溢れる麺も出すのですね。これはとても意外。味噌ラーメンなら当たり前なことですが・・・。しかも、この麺がなかなか旨かったのでまた嬉しい。
スベリ感としても、啜るたびにゴツゴツとソフトに内頬を打ち付けるような快感がいい。表面の光沢の部分が、にゅるりんとしたヌメリ感がある。縮れがいろいろな具材を引っ掛けて、また歯応えを複雑化し食べ応え感を与えますな・・・。大盛り無料サービスも何回もいうが嬉しい。200g前後あれば、そこそこ腹一杯になりますもんね・・。
<モチモチ度はスマート、クチリと潰れる多加水系>
基本的には、多加水麺でして、芯をあまり感じさせないタイプ。前歯の千切れ感はスパスパと小気味良く切れ込む。奥歯で淡い弾力を感じるけれど
すり潰しの段階では淡白にクチリと潰れる。風味としても中々でカンスイの低さがいい感じ。太さが微妙にランダムな感じ。汁の吸い込みも程よく、口内のグルテンとの絡み合いでは旨さにレビューなどどうでもよくなってきて、後半には無心に貪り食う己を思い知る次第。
【具:麺との絡みですべてを味わう・・・・、挽肉とコーン、野菜とワカメ】
具材ですが・・・挽肉が全体に散らばり、麺と絡み合って食うことになるので、チャーシュー的なシンボリックな存在はなし。されど、どれもよく配慮されていることは確実に理解します。挽肉には味噌の風合いがよく染み込んでいたし、日頃ラーメンの中のワカメは否定しているクセに、品質よいヌメリ感には追加注文をしたくなるほどだわ・・・。温野菜もどのパーツを拾ってもちょうど良い熱の通り具合で、野菜独自の甘みが香る。コーンもテッパンな具だし、丼の底からサルベージした挽肉と一緒に食うとこれまた格別であります。
総じまして、「これは定期的に限定チェックをせねば!」と考えさせられました。もちろん定期点検的に通いたい・・・。なので詠います!
着実に
飽くなき挑戦
新ジャンル
味噌の赤みに
夕日も染めて
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2013.10> 生醤油オールスター
【スープ:生醤油の柔らかさ!それをベースに節系の味わいが広がる豊かさ!】
<確かに柔らかなカエシのエッジングだね・・・生醤油!>
いやはや、重圧からやや解放された身としては、こういう麺顔を望んでしまうものですよ。ハンドメイド感ある優しさの中に、どこか凛とした整然な雰囲気を醸し出す麺顔は、お疲れさま・・・などと私に語りかけて来るようにも感じてしまう。人並みに、普通の時間に普通の場所で、自分の好きな物を食べるという幸せを感じる瞬間ですな・・・。
醤油スープは以前もチェック済ですが、無になってもう一度味わいますと、なるほどこれは「生」醤油を豪語するだけあって、非常に円やかとしか言いようが無いカエシのエッジングです。カエシすら甘みと感じる発酵系の滑らかな塩気。それがパンチを一切感じさせずすーっと味蕾ひとつひとつに染み入るように広がるではありませんか・・・。しかも、そこそこの塩気を忘れずにいるのが嬉しい。大体、色合いもいい。まさしく醤油ブラウンと命名したくなるその見慣れた茶色は、何度見ても飽きがこない。
主体的には、このスープは魚介がメインだなと思うその風合い。しかし、妙に食欲がそそられるのは、魚介以外の何かアクセルを感じますが・・・・これは香味油の仕業か?? 鶏ガラ系のあっさり油だと思うのだけど、それだけでなくどこか魚介以外の香ばしさを微かに感じる。玉ねぎのエキスでもなし、擂り下ろしニンニクのようなシャープな切れ味でもなし。ガーリックオイルのようにも感じるのだが、それはあまりにも洋風なもの。この全体的な和風の味わいとはかけ離れていると感じ・・・・、いやいや少し足を運ばなくなったうちに、レベルアップしたようにも思えてならない。
<実は複雑に節系を駆使しているのかも?そこが華やかな味の奥ゆき!>
奥行きと華やかさを今回は妙に感じますのは、やはり久しぶりの御対麺からか・・・。イワシ系の出汁の甘みある豊かさもベースに感じながらも、そこに節の風味をぶわっと感じます。いつもの馴染みある節まわしもありますが、二重にも感じる広がりは別の個性的な節も使われているのかと勝手な推測が頭をよぎります。例えば、サバ節とかアゴ出汁とか少ない知識から思い出されますが・・・真偽は不明。でもこのイキイキとした節まわしが、実に楽しい一杯!
節に思いを寄せていると・・・だんだんとチャーシューの色合いが変わってくる。熱を帯びて肉の旨味も汁にだんだんと溶け出していくよう。じょじょに濁りが増してゆき、じっとりとした旨味に厚みが加わる。麺の風合いもスープに移る。脂身部分が甘く足されていき、前半の華やかさをキープしながらも、旨味に奥行きが増すという感覚です。白髪葱すら熱で後半にはさっぱりエキスを放出といった感覚でして、淡麗醤油の粋が極まれリといったスープ感。個人的には大変すきなタイプです。
【麺:ほどよくキッパリとした固さがナイス!食べ応えもある細麺ストレート!】
<誠に気持ちのよいストレート感とちょいカタメな歯ごたえ感がナイス!>
大盛り(210g)はサービスとのこと。これは嬉しい!安っぽい麺なら何とも思わないけど、この品質感ならかなりお得と思えます。是非、大盛りで存分に堪能していただきたいです。基本的には中加水という感覚で、麺全体に密度感を感じさせるところもあります。いわゆるクッシリとした感覚を得意とする感じですが、見たところ芯とかアルデンテ感を推して来るほどでもありません。茹で上げタイミングの絶妙さを感じさせますな・・・。
全体的にはキッパリとしたストレートなフォルムも見ていて気持ちよく、歯ごたえと相通じるものもあります。キッパリとした前歯での切れ味が印象的ですし、麺の潰し込みの更に上をいく咀嚼力でブチブチと千切るところが、まさしく快感!といったところ。奥歯でのクシリとしたすり潰しのあと、粉の風合いもふぉわっと感じまして余韻がとても良い印象であります。
<後半に汁を吸い込み・・・しなやかになった部分もまた楽しい二面性>
意外にも汁の吸い込みが早いと感じました。半ばまではキッパリとした歯ごたえが持続しますが、後半三分の二を過ぎたあたりから、しなやかな感覚が徐々に増えてきます。ただ、だらしなくなったというようなしなやかさではなく、ちゅるりん!とした別の良い顔を覗かせるといった変化の仕方か・・・・。このあたりから、出汁と麺との一体感を強く感じます。具の旨味も適度に溶け込んでいますし、ちょっぴりご飯的な感覚もでてくるかもと・・・。
もともと、細麺できめ細やかさも持ち合わせているため、スベリもとてもよく、のど越しにいたってもややハードなキャラクターが良い方向に印象を与えます。小腹が減ったから、ちょっと麺をツルツルーっとすすりたい!という蕎麦感覚でも通じるところあるような粋なキッパリさを個人的には感じています。
【具:どれも手抜かりなし・・・上質なレアチャーシューに魅了!】
<すっかりと上質が板についた感がある、ちょいレアなロース肉の存在感>
もはや、珍しくもなくなったレアなピンク色したチャーシュー。調理法の進歩と普及が加速したと思えるこの10年来のスピード感を覚えます。もともと淡麗で崇高な味わいを目指した汁ですから・・・・それをベースにしたチャーシューの漬け込みは、まさしく一品料理級レベルかもと(大げさか:笑)。旨くないわけがないのです。大きさ、肉厚さ、色合い、味の淡麗さ・・・など、まさしく個人的には好みでありまして、「オールスター」をチョイスしたことに安堵感を覚えます。脂身の多い部位や、赤身をしっかりと味わう部位など、構成としても飽きない。洋わさびをつけて・・・・じっくり味わってみても美味しいだろうな・・・。
総じまして、久しぶりにゆったりとした気分で食う、ゆったりとした生醤油の風合い。時間がゆっくりと進むなか、ただボーっとしては、麺を啜っておりました。まさに放心状態をやさしく包んでくれたお店でありまして、非常に感謝!それにしても、ここで気を抜きすぎると、これまた後から手痛いしっぺカエシを受けること必定なので、ある程度気を引き締めていかねばなりませんな。休みのウチは、いろいろ仕事への弾込めとか、教養を深めるとかしていかないと・・・つまらない結果になりそうで怖い。なので詠います!
気が抜けて
とぼとぼ辿る
麺求め
優しさ感じる
生醤油染み入る
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2013.04> 塩ラーメン
<2013.01> 生醤油ラーメン・大盛り
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店名 |
平右衛門
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
お問い合わせ |
042-383-2822 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
中央本線「東小金井駅」南口より、徒歩約2分 東小金井駅から152m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
10席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近くの商店街にコインP有り |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い、カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2012年2月22日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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<2022.12> 魚介豚骨つけ麺 オールスター
旨いのに目立たない店ってあるけど、現状の利用しやすさにそのままそっとしときたい心と、いやいや旨いのだから応援したい心と、一瞬は葛藤しますが素直に後者ということで!。東小金井駅界隈では、やっぱり「くじら食堂」「宝華」がピークタイムでは行列で気を奪われがちですが、実は「平右衛門」もいい感じ。
基本的に醤油系がお得意と認識してますが、近年になって、つけ麺やら豚骨魚介系など、レギュラーメニューが進化してる感覚です。更に限定メニューも実は器用で、特におすすめしたいのが、夏場の限定が実に創造的で面白くて旨い。前回、「豚骨魚介」にちょっとハマって、「中太麺」に興味が高まるばかりなので、今回は「魚介豚骨つけ麺 オールスター」とさせていただきましょう!。
<全体> つけダレの素朴さ!焼豚達の迫力!中太麺の盛り上がりと質感高さ!ハッとするほど纏まってる!
「オールスター」ってのは、この店で言うところの「特製」であります。なのでパッと見て肉の迫力に気がつきます。何という豚バラ肉の脂身と分厚さと焦げ目の誘惑感だ!。そしてそれらを下支えしてるのは、中太麺です。おお!薄らと茶褐色ニュアンスで、細かく麩が溶けみ打ち込まれたかの風貌!そしてつけダレは、一転して素朴そのものです。しかも豚骨魚介系の泡立ちも少し残してるのが旨そう!。
<つけダレ> ポタリとした豚骨エキス!さらりとした甘味芳醇な魚介感!素朴と優雅が織りなす!
豚骨が、いい感じにポタリとした感覚がある一方で、魚介は超きめ細かい分サラサラとしており、魚介乾物系の旨味が深いです。とても動物&魚介のバランスが良い。しつこくない程度に。そこに豚に煮出しが柔らかく滲む展開です。
豚骨は丁寧な炊き出しで、そこにやや醤油タレも効果的に効いてる感覚?。つけ麺とつけダレとしてはライトな纏まりを感じですが、確かに汁系の時より、グッと凝縮した感覚はあります。旨みと味は濃ゆいのだが、そのまま割らずとも飲み干せそうなギリギリ感覚?。
<麺> 素地の旨味と豚魚出汁旨味の協働!ヌチリとしたハードな腰つきとスパッとした歯切れ!膨らみ帯びた角中太麺!
まず一本手繰ってそのまま味わいますが、麺自体の素地に甘味を感じさせます。そのまま塩を振って食っても旨そうなほど、素地の甘味は風雅です。さてその麺、その中太さ程よく強い腰つきを生み、絶妙にヌチリとしたハードな腰つきを感じさせます。それを箸で持ち上げてタレに運び、絡ませるの瞬間が興奮します。豚骨魚介出汁を絡める所作が生まれ、ズボッと軽く啜ると、まるで投網を放ったかのように旨味が持ち上がります。絡み上がるようです。
スパッとした歯切れが中々爽快で、多加水のモチモチ弾力とも違い、低下水のクツクツ歯応えとも全く違い、妙に気持ちが良いのです。そこには甘味も微かに薫るような麺素地の旨味も感じられ、咀嚼を重ねる毎に出汁の甘味と合わさってゆく旨味あり。
<チャーシュー> つけ麺だと特に映えるぜその存在感!二枚看板の肩ロースとバラ肉!煮豚炙り!低温調理!
やはり汁系の丼の中で乗っかってるより、麺の上に陸揚げされた肉の全貌が素晴らしき!。肩ロースが1枚、バラ肉が2枚。サイズも納得です。半レアぽくピンク色を残す肩ロースは、柔らかさの中に歯応えの楽しさ!。その薄らと下味に浸った滋味が広がり、貼り付く豚骨魚介出汁との相性もよいです。噛みしめると肉本来の味わいも移ってくる旨さ!。
豚バラ肉は、半分トロトロの状態で実に柔らかい。箸で持ち上げると脂身と赤身の境目がバクリと割れて、そこへつけダレが浸透し始めます。目を転ズルと、やっぱりバーナーの炙りが良い。脂が溶けて甘く広がり、焦げた部分は香ばしさが広がるという展開。さらに出汁に沈めると、半分スポンジ状態のように旨味を吸い込みます。特に脂身の甘味とつけダレの旨味の一体味が最高!。
<味玉> 濃密濃厚な卵黄を豚魚出汁に合わせて旨し!軽やかな塩気と熟したような濃厚さが旨し!
少し色合いが深い象牙色の地肌を破ると、中の白身は意外と白いです。卵黄は濃密でトロトロさが残り、口に含むと熟したような濃密な甘味あり!。
卵本来のフレッシュさもしっかりあるようで、旨味も俄かに感じます。温度感があったら更に絶品なはず!相変わらず旨し!。
<スープ割> そのまま魚介の割合を足してあっさり系旨みに仕上げ!ゴクゴク飲み干す快感!
器を目の前の高台に上げるブーメラン方式。汁系バージョンも体験済みなので、その味記憶で待ち構えたまま味わうと、ラーメンよりもあっさり薄味系でした。決して全体的にはヘビーな味わいでなかったのだが、あっさり薄味スープ割だと、安らぐというかほっこり感が生まれるといいうか・・・・。そのまま静かにゆっくりめにゴクゴクと飲み干す私です。
総じまして「豚と魚介の旨さがハイバランス!豚と魚のコクと甘味を再認識!マイルド極まる豚骨魚介つけ麺!」と言う感動の嵐!。見た目新しい感覚はないけれど、パーツの仕上がり&作り込みは確かに感じる逸品。醤油もいいけど魚介豚骨もかなりナイス!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
年末の
どたばた準備
気もそぞろ
心落ち着く
つけ麺旨し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!