サイコー : もつ焼き 大渕

京成金町駅の脇にナナメに伸びている細路地は、金町栄通りというんですね。
このエリアに2度目の潜入。前回は松っちゃ◯でした。今回は、事前調査でターゲット2軒をピックアップ。駅側の方にあるブウちゃ◯も店の前まで行ってみて、もう一つを見てからと思ってこちらの前へ。昭和な雰囲気に我慢できず勢いでそのまま入店。
外見通りの昭和感満点な店内は、カウンター6席、テーブル2台、小上がりのテーブル2台のコンパクトな空間。
既にほぼ満席でしたが、運良く手前のテーブルが空いていたので、すんなり着席。
まずはドリンクということでカウンター上に貼られたメニューを見ると、一番最初(＝一番右)に、焼酎ハイボールが最安の350円。まずはこれか。
優しい笑顔の大将？が来られたので、すかさず焼酎ハイボールを注文。
早々に出てきました。レモン入り、氷なし。早速ひと口頂くと、よく冷えていて、甘ったるくないさっぱりした味わい。これは飲み過ぎ注意な予感。
次におつまみ選びでメニューを見回します。ドリンク類の次にはもつ焼きシリーズ。確かに店の前にはもつ焼きとデカデカ書いてありました。メニューには10種類のもつ焼きが書かれていますが、それぞれの単価ではなく、3本350円、5本500円、となっているので、3本か5本のどちらかで発注するシステム。
どれにしようか迷っていると、バラバラの種類でも良いと大将が優しくアドバイスくれました。ワガママ言って、シロタンハツカシラアブラ、と言ったら、さすが慣れておられる、そのまま復唱がてら焼き場にシロタンハツカシラアブラ、とお伝え頂けました。なんか嬉しい。
続きで、隣の生の部から、気になったタンの味噌漬けと、ついでにらっきょうを注文。
最初に、タンの味噌漬け、続いてらっきょうが出てきました。らっきょうは3色構成の珍しいビジュアル。
タンの味噌漬けは、味噌風味が珍しいですが、塩味やや強めな味噌風味がウマくて、酒が進む仕組み。
らっきょうは、色の違いで味も違って楽しい感じ。
次にもつ焼きが到着。タレ、塩の味付けはお任せでお願いしていました。恐らく油分の多いシロとアブラがタレ、その他が塩と思われます。
もつの油分とタレの相性バッチリ。その他の3本はしょっぱ過ぎない塩でさっぱり味。
焼酎ハイボールが知らない間に無くなっています。蒸発したのかな？追加注文。グラス交換制。でもまた氷なしなのに冷え冷えで来ました。
店の奥をよく見ると、ホワイトボードがあって、そこにもメニューが書かれています。カウンター上部のメニューとは別っぽい。ドリンクも食べ物も書かれています。目を細めて見ると、カシスウーロン？？お洒落メニューもありました。食べ物は、これまた魅力的なメニューがあります。悩んでる間に、また焼酎ハイボールが蒸発していたので、追加発注がてら、どれかを注文したい。50円！の葉とうがらし味噌(辛い)と、だし巻きオムレツにしました。
葉とうがらし味噌が小皿に乗ってすぐ出てきました。モツに付けて食べても美味しいらしい。
辛いと書いてあったので、恐る恐るちょびっとだけ箸の先に取って頂くと、とうがらし風味の味噌が爽やかで美味しい。と、思ったら、辛い！焼酎ハイボールで和らげながらチビチビ頂きますが、ちょっとでも多めだと、しばらくシーハーなるぐらい辛い。また焼酎ハイボールで緩和。このループがまた楽しい。もつ焼きにも合います。案の定というか、なんなら最速でハイボールをお代わり。
そして来ましただし巻きオムレツ。見た目はオムレツ形、味はふんわりだし巻き玉子。これがめっちゃ美味しい。ふんわりマイルドな口あたりながら、いい具合の塩味とダシ風味。このボリュームで350円。もう一つ注文したくなる味。ご飯のおかずでもイケそうなぐらいのややしっかり目な味付けで、箸が止まりません。葉とうがらし味噌の辛さを和らげてくれるかもとも思いましたが、あえなく一気喰い。
最後に葉とうがらしがまだ半分残っていたので、ハイボール追加。
他のお客さんが食べてるものも気になります。カウンターのお兄さんは、シチューハンバーグ(バケット付)とチーズじゃが明太を食べられています。後から一人で入店されたお兄さんは、入るなり「ボールとホルモン炒め」。ボールって言うのか。ホルモン炒めもうまそう。メニュー表にはその横にモツ煮もありました。見逃し三振。
しっかり頂いて、〆て1人2000円未満。全部美味しいし、安いし、大将が優しい。サイコーです。
未発注の食べ物は次回の宿題。これが夏休みの宿題なら最初の1週間で終わってたな。いつも最終日まで宿題が終わらなかったのは、宿題が悪かったんだな。

店を出て、秋の外気の中でじんわり余韻に浸りながら感じたのは、サウナ上がりというか風呂上がりみたいな感覚。多分これ、整ってます。
サイコーでした。
また整いに来ます。